JPH04146249A - 炭素繊維含有低密度成形体 - Google Patents

炭素繊維含有低密度成形体

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JPH04146249A
JPH04146249A JP2262412A JP26241290A JPH04146249A JP H04146249 A JPH04146249 A JP H04146249A JP 2262412 A JP2262412 A JP 2262412A JP 26241290 A JP26241290 A JP 26241290A JP H04146249 A JPH04146249 A JP H04146249A
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JP
Japan
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fiber
fibers
formed product
carbon fiber
composite
Prior art date
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JP2262412A
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English (en)
Inventor
Koichi Saito
晃一 斎藤
Toshiaki Shima
嶋 敏昭
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自己融着性を有し、電磁波シールド性、吸音性
、耐へたり性に優れ、かつ軽量化された成形体に関する
〔従来の技術〕
最近のOA化、F A化等の急速な成長と、コンピュー
ター等の電子機器の小型化、軽量化が一般化するなかで
、電磁波が、これら機器の機能に障害を与えるというこ
とか大きな問題になっている。
従来のように電子機器が、金属材料を主体に製造されて
いたときは、さほど問題視されていなかった障害も、電
子機器か小型・軽量化のためにプラスチックス化される
につれ、注目されるようになつた。
このため電磁波による障害を低減する技術が多く提案さ
れている。例えば、金属に代えて導電性重合体材料を用
いる方法(特開昭63−128019号公報および特開
昭63−63717号公報参照)、プラスチックス材料
中に金属繊維、金属薄片、カーボンブラック、金属で被
覆された繊維または粉体等の充填材を配合する方法、成
形体表面にメツキ、塗装、溶射、箔接着等の方法で導電
性塗料、導電性薄膜、金属箔等の電磁波/−ルド層を設
ける方法などを挙げることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、導電性重合体材料は、射出成形、押出成
形、熱成形等による賦形が容易ではなく、高価であるた
めまだ一般的な材料とは言い難い。
また、導電性充填材をプラスチック材料に混合するのは
簡便な方法ではあるが、成形性を損なわずに高充填する
のには限界かあり、電磁波ンールド効果にも限界がある
。さらに、成形体表面に電磁彼シールド層を設ける方法
は最も膏効であるか、メツキ、塗装、溶射、箔接着等の
工程が新たに加わり作業性が低下する。そのうえ使用中
に電磁波ンールド層が剥離したりして効果の信頼性に不
安があるのが実情である。
本発明は、上記の問題点を解決することを技術的課題と
し、自己融着性を有し、電磁波ンールド性、吸音性、耐
へたり性に優れ、かつ軽量化された成形体を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば上記の目的は、炭素繊維10から70重
量%と、熱接着性複合繊維90から30重量%とからな
り、嵩密度が0.05から0.5g/ cm3である低
密度成形体を提供することによって達成される。
本発明における炭素繊維の製造方法は特に限定されるも
のではなく、アクリル系繊維、レーヨン系繊維、ピッチ
系繊維を出発原料とし、スパンボンド法、メルトブロー
法、遠心紡糸性等通常の方法で製造された炭素繊維を使
用することができる。
一般に炭素繊維の導電性は焼成温度により決まり、焼成
温度か高いはと導電性か向上する傾向かある。しかし、
焼成温度か高くなるにつれて、繊維自身の伸度が低下し
、構造体を製造する工程中に破断することがあり、しか
も高温度では焼成のために特殊な炉材か必要になるため
、繊維自体か高価になる欠点か−ある。
本発明においては、成形体の耐へたり性を向上させるた
めに、焼成温度か600〜16000C1特に800〜
1300℃で製造された炭素繊維を用いるのか好ましい
炭素繊維の繊維長は電磁波/−ルト効果の点から0.5
mm以上か好ましい。繊維長か0.5n+m未満の場合
、自己融着するための熱接着性複合繊維の配合量を増や
す必要があり、該繊維の配合量か多くなると電磁波ンー
ルド効果が低下するので好ましくない。繊維径は、通常
炭素繊維の製造において選択される繊維径が用いられ、
5〜20um、好ましくは7〜15μm径か選択される
炭素繊維の形状としてはトウ状、ヤーン状、チョツプド
ストランド状等か挙げられ、また、形態としては繊維状
、織物、編物、不織布、紙、スライバーのような繊維束
の引揃え物、ランダムウェブのような繊維質の平面状物
等、成形体の形状・形態によって適宜選択することがで
きる。
本発明において炭素繊維のバインダーとして作用する熱
接着性複合繊維(以下、単に複合繊維と称することがあ
る)の成分としては、繊維形成能のあるポリマーであれ
ばよく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
6−ナイロン、6.6−ナイロン、ポリウレタン、ある
いはこれらのポリマーを変性させたものを挙げることか
でき、かかる複合繊維は融点差のある2種類以上のポリ
マーから構成されている。低融点ポリマーu(A)、高
融点ポリマー1(B)とすると、かかるポリマーから構
成される複合繊維では、接着成分であるポリマー(A)
が繊維表面の少なくとも一部を占めていることは勿論で
あるか、ポリマー(A)の占める比率が複合繊維の任意
の横断面において10〜70%、特に25〜50%であ
ることが好ましい。
この複合繊維としてはポリマー(^)を鞘成分とし、ポ
リマー(B)を芯成分とする芯鞘複合繊維か好ましい。
ポリマー(^)の占める比↑が10%未満または70%
を越える場合には、芯鞘複合繊維であっても成形体の強
度が不十分となるので好ましくない。
ポリマーく^)とポリマー(B)の組み合わせは種々あ
るが、繊維化の容易性、繊維性能のバランスの点におい
て、ポリマー(A)としてポリエチレ/、ポリマー(B
)としてポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル、変性ポリエステルを用
いるのか好ましい。
本発明において使用される複合繊維は、公知の複合紡糸
法によって製造することかできる。
本発明の成形体は、炭素繊維および熱接着性複合繊維の
両繊維の短繊維状、チョツプドストランド状等にしたも
のを混合し不織布状に製造する方法、両繊維を水中に分
散させて抄造する湿式抄造法、炭素繊維よりなる不織布
と複合繊維よりなる不織布とを積層する方法等通常の方
法で一体化製造される。その後、複合繊維を形成するポ
リマー(A)とポリマー(B)との融点の中間温度で加
熱処理される。かかる加熱処理により、炭素繊維と複合
繊維との交絡点において炭素繊維を強固に接着すること
ができる。
炭素繊維と熱接着性複合繊維は、炭素繊維が10〜70
重量%、好ましくは20〜60重量%の比率で混合され
ている。炭素繊維が10重量%未満の場合、成形体の電
磁波シールド効果か身り、また炭素繊維が70重量%を
越えると炭素繊維と複合繊維間の交絡点が少なく、満足
な成形体を得ることができない。
このようにして得られた成形体は繊維構造体であるため
低密度であり、しかも成形体製造時における加圧力が低
圧であるため、連続気泡構造を有しており、吸音性に優
れる。したがって、OA機器やFA機器等の電磁波/−
ルド材として、また防音材料として利用することかでき
る。成形体の嵩密度は0.05〜0.5g/ cm’、
好ましくは0.06〜0.4g/cm3の範囲である。
嵩密度が0.05g/ cm”未満の成形体は強度が低
く、使用中に成形体の厚みが減少する。一方嵩密度が0
.5g/ cm’を越える成形体は吸音性が低下する。
本発明においては、炭素繊維、複合繊維の他に成形体の
性能を損ねない範囲で他の繊維を含有することができる
。また複合繊維を形成するポリマーには少量の添加剤、
例えば酸化チタンなどの艶消剤、酸化防止剤、安定剤、
紫外線吸収剤等が含まれていてもよい。さらに本発明の
成形体は電磁波シールド性や吸音性を損なわない限り、
他の材料と積層したり、複合化することも可能である。
〔作  用〕
本発明の成形体は、低温で焼成された炭素繊維と複合繊
維の交絡点において炭素繊維が強固に接着されており、
強固な繊維のネットワーク構造を形成することができ、
その結果電磁波シールド性、吸音性、耐へたり性に優れ
ている。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
なお、実施例における各物性は以下の方法により測定し
た。
電磁波シールド効果(デシベル:dB)成形体を「工業
材料」第29巻12月号第38頁に記載の方法と同様の
電磁しやへい効果測定装置を作製し、モーターをノイズ
発生源とし、スペクトラムアナライザーにて1000H
2での値を測定した。
吸音率(%) JIS  A−1405に準拠して測定した。
”   (/cm3) J I S  K7112A法に準拠して測定した。
。    性  % 成形体に240g/cm’の荷重を24時間加えたとき
の成形体厚さの変化を測定し、下式により算出した。
実施例1〜8および比較例1〜に 1300°Cで焼成したピッチ系炭素繊維を60mm長
に切断した。この繊維径は1oμであった。ポリエチレ
ンテレフタレートを芯成分、高密度ポリエチレンを鞘成
分とし、重量比60/40て複合紡糸を行い、熱接着性
複合繊維を得、51mm長に切断した。次いて炭素繊維
と複合繊維を所定の割合で混合し、ローラーカード機を
2回通し、不織布化した。得られた不織布をベルトドラ
イヤー中で、133℃、1分間加熱することによって、
繊維同志を部分的に融着させ、成形体を得た。また、必
要に応じては加熱時に加圧することによって成形体を得
た。
炭素繊維と複合繊維の組成、成形体厚さを変えたときの
それぞれの諸物性を表1に示す。
以下余白 表1 断した。
この繊維径は10uであった。
繊維長51mm で芯成分かポリエチレンテレフタレート、鞘成分 か高密度ポリエチレン(重量比50150)からなる複
合繊維(実施例9〉、繊維長511Tmで芯成分がポリ
プロピレン、鞘成分か高密度ポリエチレン(重量比50
150)からなる複合繊維(実施例tO)と炭素繊維を
重量比70/ 30の割合で混合し、実施例1と同様の
方法により成形体を得た。
一方、繊維長60mmであり2000℃で焼成したピッ
チ系炭素繊維のみを用いて、炭素繊維同志が部分的に融
着した不織布状成形体を得た(比較例6)。
さらに2000°Cで焼成したピッチ系炭素繊維に実施
例9て用いたのと同じ複合繊維を混合して成形体を得た
 (実施例11)  。
これらの成形体の諸物性を表2に示す。
表2から明らかなように、複合繊維を含む成形体は、炭
素繊維のみの成形体に比較して嵩高保持性か高く、荷重
に対してへたりにくい特長を有している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、炭素繊維と熱接着性複合繊維とを一体
化することにより、軽量で自己融着性を有し、かつ電磁
波/−ルド性、吸音性、耐へたり性に優れた成形体を得
ることができる。
特許出願人   株式会社り ラ し 代 理 人   弁理士 本多 堅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素繊維10から70重量%と熱接着性複合繊維
    90から30重量%とからなり、嵩密度が0.05から
    0.5g/cm^3である低密度成形体。
JP2262412A 1990-09-28 1990-09-28 炭素繊維含有低密度成形体 Pending JPH04146249A (ja)

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JP2262412A JPH04146249A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 炭素繊維含有低密度成形体

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JPH04146249A true JPH04146249A (ja) 1992-05-20

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144473A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Mitsubishi Plastics Inc 炭素繊維/熱可塑性樹脂複合材及びその製造方法、並びに電界シールド材
JP2012193466A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Doshisha 不織布、この不織布の製造方法及びこの不織布を用いたサンドイッチ材
CN103937175A (zh) * 2014-04-18 2014-07-23 安徽省中日农业环保科技有限公司 一种阻燃保温韧性吸音板材料及其制备方法

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