JPS5832136B2 - 粉粒体の気密排出装置 - Google Patents

粉粒体の気密排出装置

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JPS5832136B2
JPS5832136B2 JP10794278A JP10794278A JPS5832136B2 JP S5832136 B2 JPS5832136 B2 JP S5832136B2 JP 10794278 A JP10794278 A JP 10794278A JP 10794278 A JP10794278 A JP 10794278A JP S5832136 B2 JPS5832136 B2 JP S5832136B2
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進 内山
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【発明の詳細な説明】 本発明は、粉粒体分離器たとえばサイクロンなどの下部
に配設される粉粒体の気密排出装置に関する。
たとえばサイクロンの下部には、一般にはロータリバル
ブ、スクリュ一式バルブ、フラッパバルブ等の気密排出
装置が設けられる。
この気密排出装置によって、サイクロン下部からのガス
の漏入を避けて捕集された粉粒体の再飛散を防止すると
ともに、サイクロン内部渦の安定を図り、サイクロンの
分離機能を損わないように配慮されている。
ところで、セメント焼成プラントにおけるサスペンショ
ンプレヒータにおいては粉粒体原料温度が300〜90
0’Cであるので、ロータリバルブ、スクリュ一式バル
ブ等の構造の複雑な気密排出装置では、材質および構造
面で熱影響により信頼ある運転が期待できない。
そこで一般には、構造の簡単な第1図のフラッパバルブ
が用いられている。
第1図を参照して、このフラッパバルブではフラッパ1
上に堆積した粉粒体原料の重量が、ウェイト2とフラッ
パバルブ上下の圧力差による力との和以上になると、フ
ラッパ1は支点3を中心にして下方へ回動し、粉粒体原
料は下方へ排出される。
このようなフラッパバルブには次のような欠点力ある。
第1に、サスペンションプレヒータにおいては、フラッ
パバルブの上部シュート6へ投入される粉粒体原料は、
連続的ではなく断続的に供給される場合が多いので、定
量排出が困難であり、さらに悪いことに、フラッパ1を
押し下げて粉粒体原料が一旦流出し始めると、粉粒体原
料自身の慣性力によって、また一時的にフラッパ1の上
下の差圧がなくなることによって、フラッパ1は閉じに
くくなって定量性を欠き、したがって流量調整は不可能
である。
第2に、構造上の必然的な欠点として、第1図のように
7ラツパバルプの下端4から粉粒体原料が流出するとき
、その上端の間隙5からガスが吸い上げられ、瞬間的に
フラッパ1上下の差圧がなくなり、このためフラッパ1
は必要以上に開き、同時にガスが下方からも漏入し、ガ
スが逆流してサイクロンの分離作用を劣化させる。
第3に、フラッパバルブのウェイト2の調整は、フラッ
パ1の上下の差圧の変動、フラッパ1自体の重量、支点
3の軸受の摩擦抵抗(この抵抗は冷間と熱間とで異なる
)等を考慮しなげればならないので、非常に面倒な作業
である。
また、高温粉粒体の排出も可能であって、連続排出性と
気密性とが得られる先行技術として、第2図示のごとき
粉粒体の流動化現象を応用した気密排出装置が提案され
ている。
この気密排出装置では、上下に延びる供給管7と排出管
8とを水平面内でずらして配置し、両者間に上下方向で
距離lを有して相互に重なり合う制御壁9および堰10
を設けて粉粒体の貯留部分11を形成する。
その貯留部分11の下部に設けられた多孔板などを含む
流動化手段12かもガスを貯留部分11に導入して粉粒
体を流動化させる。
それによって粉粒体が堰10を越えて連続的に溢流され
、しかも供給管Iと排出管8との間の気密性が保たれる
しかし堰10を越えて粉粒体を溢流させるこのような気
密排出装置では、塊状物の排出が困難である。
また粉粒体の流動化には比較的大量のガスが必要とされ
、その流動化ガスによってサイクロン内部渦が不安定に
なってサイクロンの分離機能を損う恐れがある。
さらにサスペンションプレヒータのサイクロンの場合、
流動化ガスとして常温空気などの比較的低温のガスを用
いると、導入された大量の流動化ガスが予熱された粉粒
体原料を冷却してしまって、熱交換効率が低下する。
したがって本発明の主な目的は、上述の技術的課題を解
決した粉ね体の気密排出装置を提供することである。
第3図は、本発明の一実施例の縦断面図であり、セメン
ト原料焼成装置のサスペンションプレヒータに含まれる
サイクロンの下部に設けられる気密排出装置を示す。
サイクロンの下部に連通し垂直な角状あるいは円筒状の
供給管15と、垂直な角状あるいは円筒状の排出管16
とは、水平面内でずれた位置に配設される。
供給管15の下部は、流動化手段17を介して排出管1
6の上部に連設される。
流動化手段17は、はぼ水平に設けられ多数の噴出口が
散在して穿設された多孔板18と、その多孔板18の下
方にガス導入室19を形成する逆円錐部20とを含む。
供給管15の排出管16側の側壁15aに沿って、流動
化手段17の上方に制御壁21が設けられる。
この制御壁21の下端および多孔板18の排出管16側
の端部(第3図の左端部)を結ぶ直線が多孔板18と成
す角度αは、粉粒体原料の安息角よりも小さく選ばれる
そのため粉粒体原料が角度αを成して堆積し、供給管1
5と排出管16との間に粉粒体原料の貯留部分22が形
成される。
ガス導入室19の下部には、流動化用ガス供給管23が
接続される。
ガス供給管23には、図示しない気体源たとえば常温空
気を圧送するフロアが接続される。
このフロアから流動化手段17に流動化用空気を供給す
ることにより、多孔板18上に堆積する粉粒体原料が流
動化される。
この粉粒体原料の流動化現象により、粉粒体原料は貯留
部分22から排出管16に連続的に排出される。
しかしてこの粉粒体原料の排出のためには、角度αを成
して傾斜している粉粒体原料の傾斜面24付近を流動化
させるだけでよく、流動化に要する空気量は比較的小量
でよい。
しかも流動化のための空気量を変化させて、粉粒体原料
の流動化の程度を変えることによって、排出管16への
排出量を後述のととの変化させることができる。
なお、角度αは安息角以上でもよい(但しαく90度)
その場合には、粉粒体原料が常時一定量排出され、その
排出量は制御壁21の下端上昇とともに増大する。
この場合にも、流動化の程度により、その排出量を変化
させることができる。
流動化手段17の上方で供給管15の途中には、ガス導
入口25が設けられる。
このガス導入口25とガス供給管23とは、調整用ガス
導管26で連結される。
この調整用ガス導管26を流過する調整用空気量は、後
述のごとくガス導入口25よりも上方の粉粒体原料堆積
量に応じて変動し、それに伴なってガス導入室19に導
入される流動※※化用空気量も変動する。
第3図示のごとく、ガス導入口25よりも上方に高さh
だげ粉粒体原料が堆積している場合において、各部にお
ける空気流量Qおよび圧力Pに関して次の関係式が成立
する。
ここでQ□は流動化用空気量であり、Q2は調整用空気
量であり、Qoは流動化用空気量Q1 と調整用空気量
Q2との和である。
またP。はガス供給管23から調整用ガス導管26が分
岐される位置よりも上流における流量Q。
の空気の圧力であり、Plは排出管16内の圧力であり
、P2は供給管15における粉粒体原料堆積層よりも上
方の圧力である。
またξiは容管の抵抗係数であり、Aiは容管の断面積
であり、kfは流動化手段17の抵抗係数である。
JP2は、ガス導入口25から供給管15内に導入され
た調整用空気が堆積高さhを有する粉粒体原料中を上方
に向けて流過するときの圧力損失である。
K−に2のとき、(1)〜(3式から が導き出される。
ここでp’=p2−plまたに\に2のとき、(1)〜
(3)式からである。
が導き出される。
Q、が一定であるとすれば、Ql 、Q2〉0なる条件
下において、(5)〜(8式から(a)JP2 が大き
くなると、Q□ は大きくなり、Q2 は小さくなる。
また(b)JP2が小さくなると、QllIむトさくな
り、Q2は大きくなる。
圧力損失JP2は、粉粒体原料の見掛は比重γ1に堆積
高さhを乗じた値γ1 ・hにほぼ等しい(JP2主γ
1 ・h)。
すなわち圧力損失/!JP2は堆積高さhにほぼ比例す
る。
また貯留部分22かも排出管16への粉粒体原料の排出
量Wは、本発明者の実験によると、第4図示のごとくガ
ス導入室19に導入される流動化空気量Q□の増加に伴
なって増大する。
この実験においては、粉粒体原料排出量Wと流動化空気
量Q1 との間に、W=5.5Q1”・2+1.85
なる関係式が成立することがわかった。
動作について述べる。
ブロアがら空気量Q。で空気を圧送する。
そうすると、その空気は、ガス供給管23および調整用
ガス導管26に分岐して流れ、各空気量Qt −Q2
は前述のごとく圧力損失JP20大小に応じて変動する
そのため粉粒体原料排出量Wがその空気量Ql−Q2の
変動に応じて変動される。
すなわち、粉粒体原料供給量大→堆積高さh大→圧力損
失JP2犬→調整用空気量Q2小→流動化空気量Q1犬
→粉粒体原料排出量W犬→堆積高さh小となる。
また堆積高さhが小になると、圧力損失JP2小→調整
用空気量Q2犬→流動化空気量Q1小→粉粒体原料排出
量W小→堆積高さh大となる。
そのため、粉粒体原料供給量の大小に応じて、粉粒体原
料排出量Wが大小に変化し、それによって多孔板18と
ガス導入口25との間に粉粒体原料が常時堆積している
ように制御される。
そのため供給管15と排出管16とは、粉粒体原料によ
ってマテリアルシールされる。
以上はQ。−一定の場合について述べたが、Po=一定
あるいはQ。
、Poが多少変動した場合にも、同様な効果がある。
この実施例によれば、次のような利点がある。
(1)サイクロンからの粉粒体原料の供給量の増減、し
たがって堆積高さhの高低に応じて流動化空気量Q1が
増減される。
そのため粉粒体原料排出量Wが粉粒体原料供給量に対応
して制御される。
したがって貯留部分22の粉粒体原料堆積量を、粉粒体
原料供給量の大小に拘らず、常に一定に保持することが
でき、マテリアルシールが確実に行なわれる。
(2)粉粒体原料を連続的に排出することができる。
(3)可動部分がないので、信頼性に富んでいる。
(4)第2図示の先行技術の堰10が設けられていない
ので、極く小量の流動化用空気によって粉粒体原料を排
出することが可能である。
したがって本装置の上方に配設されたサイクロンに悪影
響を及ぼさない。
また高温度に予熱された粉粒体原料は殆ど冷却されず、
したがって熱損失が少ない。
(5)第2図示の堰10が設けられていないので、万一
塊状物が混入してきてもすみやかに排出される。
第5図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第3図
示の実施例に対応する部分には同一の参照符を付す。
この実施例によれば、流動化手段37を構成する多孔板
は、水平線から上方に角度βまたとえば10〜20度を
成す第1多孔板27と、水平線から上方に角度β1以上
の角度β2を成す第2多孔板28とを、制御壁21の下
端を中心とする半径Rの円に接するように連設して形成
される。
このようにすれば、流動化が困難な塊状物でも、その傾
斜した多孔板27.28上を排出管16側に滑降するの
で、容易に排出することができる。
しかも多孔板27.28を上述のごとく下方に凹んで屈
曲して形成したので、制御壁21の下端と多孔板27.
28との間隔が比較的太きい。
そのため比較的大径の塊状物でも制御壁21に引掛るこ
となく排出され得る。
また傾斜された第1および第2多孔板27.28上に堆
積された粉粒体原料は、自重によって排出管16の方向
に滑降する傾向がある。
そのため流動化の程度が比較的小さくても粉粒体原料は
排出され、したがって流動化に要する空気量が少なくて
すむ。
第5図示の実施例において、第2多孔板28の代りに、
第6図示のごとく傾斜した底部36を設けてもよい。
多孔板2Tから噴出される流動化空気のみによって、粉
粒体原料は排出され得る。
第7図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第3図
示の実施例に対応する部分には同一の参照符を付す。
この実施例では、第3図の制御壁21を省略し、供給管
15の側壁15aの下端と、多孔板18の排出管16側
の端部18aとは、両者を結ぶ直線が多孔板18と角度
αを成すように配設される。
このようにすれば、側壁15aの下端が制御壁21と同
様の働きをして、第3図示の実施例と同様な効果が得ら
れる。
第8図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第3図
示の実施例に対応する部分には同一の参照符を付す。
この実施例では、第5図示の実施例における第1および
第2多孔板27.28の代りに屈曲した底部29を設け
て貯留部分22を形成する。
そして粉粒体原料を流動化するための手段として、供給
管15の側壁15aから下方に粉粒体原料の傾斜した表
面30に向けて、噴出ノズル32を設ける。
この噴出ノズル32はガス供給管23に接続される。
ブロアがら空気を圧送し、噴出ノズル32から傾斜した
表面30に空気を噴出する。
そうすると、安息角以下の角度αで安定的に傾斜してい
た粉粒体原料が、不安定になり、排出管16の方向に滑
って排出される。
また噴出ノズル320代りに、第8図に仮想線で示すご
とく、貯留部分22の内部から傾斜した表面30に向け
てかつ底部29に沿って空気を噴出するように噴出ノズ
ル33を設けてもよい。
このようにすれば噴出ノズル33から噴出される空気に
よって、粉粒体原料は底部29に沿って排出管16の方
向に移動して排出される。
第8図示の実施例において、噴出ノズル32または33
からの流動化空気量Q0が増大すれば粉粒体原料の排出
量Wも増大する関係にあり、そのような関係を有するも
のであれば、噴出ノズルをどのような位置に設けてもよ
い。
この場合にも、角度αは第3図示の実施例と同様に安息
角以上であってもよい(但しαく90度)。
また本発明の他の実施例として、第8図示における底部
29を複数本のパイプを並置して形成し、そのパイプに
設けられた複数の噴出孔から空気を噴出して粉粒体原料
を流動化するようにしてもよい。
さらに第3図および第7図示における多孔版18の位置
に水平床部を設け、その水平床部の上に複数の噴出孔を
備える複数本のパイプを並置して、粉粒体原料を流動化
するようにしてもよい。
そのようにすれば、粉粒体原料の静止堆積時に、粉粒体
原料が下方に落下することが防がれる。
第9図は本発明の他の実施例の断面図である。
この実施例では、フロアからの調整用空気を供給管15
の途中に導くための調整用ガス導管34は、供給管15
内に突出して設けられ、ガス導入口35は下方に開口し
て設けられる。
このようにすれば、粉粒体原料が調整用ガス導管34内
に侵入して、調整用ガス導管34が詰ることが防がれる
なおガス導入口35は、貯留部分22の粉粒体原料堆積
高さhl と圧力損失JP2とが比例関係を有する位置
であって、流動化手段17,37の上方であれば、どの
ような位置に設けられてもよい。
第10図は本発明の他の実施例のセメント原料焼成装置
などにおけるサスペンションプレヒータの系統図である
複数段の熱交換ダクト40〜43とサイクロン44〜4
7とが組合わされたサスペンションプレヒータにおいて
は、各段ごとにガス圧力が異ることに着目し、流動化ガ
スおよび調整用ガスを本件気密排出装置が設けられる位
置よりも下段の熱交換ダクトから導く。
たとえば本件気密排出装置をサイクロン44の下部に設
け、熱交換ダクト41との間で粉粒体原料を流動化する
のに充分な差圧を生じる下段の熱交換ダクト(たとえば
42)から高温ガスをガス供給管48によって導いて、
たとえば第3図示の流動化手段17に供給する。
サイクロン44の下部に連設される供給管49の途中に
は、ガス供給管48の途中から調整用ガス導管50を介
して調整用高温ガスが導入される。
この実施例によれば、高温ガスによって粉粒体原料の流
動化を行なうので、高温度に予熱された粉粒体原料の冷
却が防止されるとともに、フロアが不要になるという利
点がある。
第11図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第3
図〜第7図示の実施例に対応する部分には、同一の参照
符を付す。
第3図〜第10図示の各実施例で述べたように、本発明
に従う気密排出装置においては、粉粒体原料の供給量に
応じて排出量が変化し、貯留部分22に粉粒体原料が常
時堆積してマテリアルシールが確実に行なわれる。
しかし、流動化空気量Q□を最大値すなわちQ1=Qo
として粉粒体原料を最大限排出しても、粉粒体原料が
その最大排出量を上回って供給されることもあろう。
そこでこの実施例では、調整用ガス導管26の接続位置
よりも上流側でガス供給管23に設けられた調節弁51
の上流側と下流側とにわたってバイパス管52が設けら
れる。
バイパス管52には、上流側から順に調節弁53および
電磁弁54が備えられる。
調節弁51.53は一定の開度で常時開かれている。
調整用ガス導管26のガス導入口25付近の背圧を検出
してスイッチング動作する圧力スイッチ55が設けられ
る。
この圧力スイッチ55は、後述のごとく予め定めた2つ
の背圧レベルでON・OFF動作し、電磁弁54を開閉
動作させる。
調整用ガス導管26のガス導入口25付近には、ガス導
入口25から供給管15内に導入された調整用空気が粉
粒体原料中を流過するときの圧力損失JP2 (=γ1
・h)に比例した背圧がかかる。
すなわち調整用ガス導管26のガス導入口25付近には
、粉粒体原料の堆積高さhに比例した背圧がかかる。
そこで、粉粒体原料の供給量が定常状態よりも増加した
ことを検出するために、上位堆積高さho と下位の
堆積高さh2 とを予め設定しておく。
そして圧力スイッチ55を、上位の堆積高さhl に対
応した背圧でON動作し、下位の堆積高さh2に対応し
た背圧でOFF動作するように設定する。
電磁弁54は、圧力スイッチ55のON動作で開弁じ、
圧力スイッチ55のOFF動作で閉弁される。
粉粒体原料が、定常状態を上回って供給された場合を想
定する。
このとき、調整用空気は圧力損失JP2の増大に伴なっ
て殆ど流れなくなり(Q2中O)、流動化空気量Q1は
第(1)式からQ1キQ。
どなって、粉粒体原料は最大限に排出されるが、堆積高
さhは高くなってゆく。
粉粒体原料が上位の堆積高さho に達すると、圧力ス
イッチ55がON動作し、電磁弁54が開弁動作される
そのためバイパス管52からの空気量Q4が加わって、
多孔板2Tがら空気量Qt ”’Qo +Q4で流動化
空気が噴出される。
それによって粉粒体原料の排出量が増加して、粉流体原
料は供給量を上回って排出される。
そのため粉粒体原料の堆積高さhが低下して、下位の堆
積高さh2に達すると圧力スイッチ55がOFF動作し
て電磁弁54が閉じられる。
それによって第1図〜第10図示の各実施例で述べたよ
うな定常状態における粉粒体原料の排出が続行される。
第12図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第1
1図示の実施例に対応する部分には同一の参照符を付す
図示のごとく背圧検出用管56を別個に設けてもよい。
また背圧検出用管56に図示のごとくガス供給管23か
ら空気を導く代りに、独立に設けた空気源から空気を導
入して背圧を検出するようにしてもよい。
本発明の他の実施例として粉粒体原料の上位堆積高さh
l および下位堆積高さh2を上述のごとき背圧によっ
て検出せず、一般的な粉粒体のレベル計によって検出す
るようにしてもよい。
第13図は本発明の他の実施例の縦断面図゛であり、第
11図示の実施例に対応する部分には同一の参照符を付
す。
この実施例では;調整用ガス導管26の接続位置よりも
下流側でガス供給管23にバイパス管52が設けられる
第10図示の実施例と同様に上位堆積高さhl および
下位堆積高さh2を圧力スイッチ55で検出して電磁弁
54を開および閉の動作を行なわせる。
それによって第10図示の実施例と同様に粉粒体原料の
供給量が定常状態の供給量よりも増加した場合に排出量
を増加させることができる。
第14図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第1
1図示の実施例に対応する部分には同一の参照符を付す
この実施例では調整用ガス導管26にバイパス管52が
設けられる。
電磁弁54は、上位堆積高さhl で閉弁動作され、ま
た下位堆積高さh2で開弁動作される。
そのため粉粒体原料の供給量が定常状態よりも増加した
とき、電磁弁54は閉弁される。
したがって調整用空気量Q2が減少され、その分だけ流
動化空気量Q1が増加される。
第15図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、第3
図〜第14図示の各実施例に対応する部分には同一の参
照符を付す。
この実施例では、調整用ガス導管26の接続位置よりも
上流側のガス供給管23に、流量制御弁57が設けられ
る。
調整用ガス導管26のガス導入口25付近には、背圧検
出素子58が設けられる。
背圧検出素子58で検出した背圧は、たとえば電気信号
に変換されて演算器59に伝送される。
粉粒体原料の堆積高さhを予め一定値h3に設定してお
く。
そしてその設定堆積高さh3を越える堆積高さに対応し
た背圧を検出したときには、流量制御弁57を開放する
ように、また設定堆積高さh3より低い堆積高さに対応
した背圧を検出したときには、流量制御弁57を絞るよ
うに、演算器59を予め設定しておく。
このようにすれば、粉粒体原料の供給量が増加して設定
堆積高さh3を越えた場合には、ガス供給管23から供
給される全体空気量Q。
が増加して、粉粒体原料の排出量が増加される。
また設定堆積高さh3 よりも堆積高さhが低くなった
場合には、−゛全体空気量Q。
が減少され、したが゛つて排出量が減少される。
そのためこの実施例によれば粉粒体原料は、予め設定し
た堆積高さh3を保って堆積され、供給管15と排出管
16との間のマテリアルシールが確実に行なわれる。
また流量制御弁57は、第16図示のごとく調整用ガス
導管26の接続位置よりも下流側でガス供給管23に設
けられてもよい。
以上のごとく本発明によれば、粉ね体の供給量に応じて
粉粒体の排出量が増減され、貯留部分において粉ね体が
常時堆積されるのでマテリアルシールが確実に行なわれ
る。
また粉粒体は、極めて小量の流動化ガスによって流動化
され、連続的に排出され得る。
さらに先行技術のごとく排出管側に堰を設けていないの
で、流動化が困難な大塊であっても容易に排出され得る
また本発明によれば、流動化手段への流動化ガスとガス
導入口への調整用ガスとを、サスペンションプレヒータ
の熱交換ダクトから導くようにしたので、高温度に予熱
された粉粒体原料の冷却が防止されるとともにブロアが
不要になる。
さらに、本発明によれば、供給管内におけるガス導入口
よりも上方の粉粒体堆積高さを検出し、その堆積高さが
高いときに、流動化ガス量を増加させ、また堆積高さの
設定レベルよりも低いときには、流動化ガスの流量を減
少させるか、または一定量に保つように制御するので、
粉粒体原料の供給量の大小にかかわらず、常に一定に保
持することができ、したがってマテリアルシールが確実
に行なわれることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフラッパバルブを示す縦断面図、第2図は先行
技術の気密排出装置を示す縦断面図、第3図は本発明の
一実施例の縦断面図、第4図は流動化空気量Q1 と粉
粒体原料排出量Wとの関係を示すグラフ、第5図、第6
図、第7図、第8図および第9図は本発明の他の実施例
の各縦断面図こ第10図は本発明の他の実施例のサスペ
ンションプレヒータの系統図、第11図、第12図、第
13図、第14図、第15図および第16図は本発明の
他の実施例の各縦断面図である。 15・・・供給管、16・・・排出管、17.37・・
・流動化手段、18.27.28・・・多孔板、19・
・・ガス導入室、21・・・制御壁、22・・・貯留部
分、23゜48・・・ガス供給管、24.30・・・傾
斜面、25゜35・・・ガス導入口、26,34,50
・・・調整用ガス導管、32.33・・・噴出ノズル
40〜43・・・ダクト、44〜47・・・サイクロン
、51.53・・・調節弁、52・・・バイパス管、5
4・・・電磁弁、55・・・圧力スイッチ、5T・・・
流量制御弁、58・・・背圧検出素子、59・・・演算
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下に延びる供給管および排出管を水平面内でずら
    して配置して、両者間に形成した粉粒体の貯留部分に流
    動化手段を設け、流動化手段のガス噴出口よりも上方で
    供給管の途中に調整用ガスの導入口を設け、その導入−
    口と流動化手段との間で粉粒体によるマテリアルシール
    な形成し、流動化手段への流動化ガスとガス導入口への
    調整用ガスとを単一のガス源から導くことを特徴とする
    粉粒体の気密排出装置。 2 上下に延びる供給管および排出管を水平面内でずら
    して配置して、両者間に形成した粉粒体の貯留部分に流
    動化手段を設け、流動化手段のガス噴出口よりも上方で
    供給管の途中に調整用ガスの導入口を設け、その導入口
    と流動化手段との間で粉粒体によるマテリアルシールを
    形成し、流動化手段への流動化ガスとガス導入口への調
    整用ガスとを単一のガス源から導き、複数のサイクロン
    と複数の熱交換ダクトとが組合わされて成るサスペンシ
    ョンプレヒータのサイクロンの下部に前記供給管を接続
    し、前記供給管が接続されたサイクロンよりも1段下の
    サイクロンにガスと粉粒体とを供給する熱交換ダクトに
    前記排出管を接続し、前記流動化手段への流動化ガスと
    前記ガス導入口への調整用ガスとを、前記排出管の接続
    された熱交換ダクトよりも下方のガス源としての熱交換
    ダクトから導くことを特徴とする粉粒体の気密排出装置
    。 3 上下に延びる供給管および排出管を水平面内でずら
    して配置して、両者間に形成した粉粒体の貯留部分に流
    動化手段を設け、流動化手段のガス噴出口よりも上方で
    供給管の途中に調整用ガスの導入口を設け、その導入口
    と流動化手段との間で粉粒体によるマテリアルシールを
    形成し、流動化手段への流動化ガスとガス導入口への調
    整用ガスとを単一のガス源から導き、前記供給管内にお
    ける前記ガス導入口よりも上方の粉粒体堆積高さを検出
    する手段を設け、前記堆積高さが前記ガス導入口よりも
    上方の予め設定したレベルよりも高いときに前記流動化
    ガス量を増加させ、前記堆積高さが前記設定レベルより
    も低いときに前記流動化ガスの流量を減少させるかまた
    は一定量に保つように制御する手段を設けたことを特徴
    とする特許体の気密排出装置。
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