JPS583129B2 - 回転摩擦制動装置 - Google Patents
回転摩擦制動装置Info
- Publication number
- JPS583129B2 JPS583129B2 JP10275976A JP10275976A JPS583129B2 JP S583129 B2 JPS583129 B2 JP S583129B2 JP 10275976 A JP10275976 A JP 10275976A JP 10275976 A JP10275976 A JP 10275976A JP S583129 B2 JPS583129 B2 JP S583129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- braking device
- friction braking
- rotating shaft
- cylindrical case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transplanting Machines (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば、田植機における苗植付け爪への伝動
系の各伝動要素の製作・組付け誤差などに基因したガク
ツキにより苗植付け爪がその慣性力により先行作動する
ことを、伝動系の回転軸に摩擦抵抗を与えることにより
防止する場合などに用いられる装置で、筒状ケース内に
挿通させた回転軸と前記筒状ケースとの間に圧入させた
弾性体を介して耐摩耗性、耐熱性の大なる硬質部材を前
記回転軸外面に圧接させることにより、この回転軸に摩
擦抵抗を付与すべく構成してある回転摩擦制動装置に関
する。
系の各伝動要素の製作・組付け誤差などに基因したガク
ツキにより苗植付け爪がその慣性力により先行作動する
ことを、伝動系の回転軸に摩擦抵抗を与えることにより
防止する場合などに用いられる装置で、筒状ケース内に
挿通させた回転軸と前記筒状ケースとの間に圧入させた
弾性体を介して耐摩耗性、耐熱性の大なる硬質部材を前
記回転軸外面に圧接させることにより、この回転軸に摩
擦抵抗を付与すべく構成してある回転摩擦制動装置に関
する。
この種の回転摩擦制動装置においては、摩擦制動作用に
伴って多大な摩擦熱が発生される。
伴って多大な摩擦熱が発生される。
特に、長時間に亘る作業時、硬質部材および弾性体が非
常に高温化され、これらの耐久性に著しい悪影響を及ぼ
す。
常に高温化され、これらの耐久性に著しい悪影響を及ぼ
す。
本発明は、かかる点に鑑み、簡単な構造をもって、弾性
体からの放熱を効率良く行なうことにより、硬質部材お
よび弾性体の耐久性を著しく増大せんとするものである
。
体からの放熱を効率良く行なうことにより、硬質部材お
よび弾性体の耐久性を著しく増大せんとするものである
。
即ち、本発明による回転摩擦制動装置は、冒頭で説明し
たものにおいて、前記弾性体には、周方向に間隔を置い
て回転軸芯方向に貫通する通気孔を設けてあることを特
徴とするものである。
たものにおいて、前記弾性体には、周方向に間隔を置い
て回転軸芯方向に貫通する通気孔を設けてあることを特
徴とするものである。
従って、本発明によれば、通気孔の存在により弾性体か
らの放熱面積を増大して、弾性体からの放熱効率を向上
し、もって、摩擦熱に基因した弾性体および硬質部材の
高温化を抑制して、それらの耐久性を著しく増進できる
。
らの放熱面積を増大して、弾性体からの放熱効率を向上
し、もって、摩擦熱に基因した弾性体および硬質部材の
高温化を抑制して、それらの耐久性を著しく増進できる
。
しかも、弾性体が通気孔を弾性変形させる状態で弾性変
形するので、つまり、弾性体の弾性変形量が大であるの
で、十分な弾性力を確保し乍らも、弾性体の圧入を容易
に行なうことができ、特に、製作誤差などにより筒状ケ
ースなどがいびつに作製されてあっても、弾性力を周方
向で均等に硬質部材に作用させることができる。
形するので、つまり、弾性体の弾性変形量が大であるの
で、十分な弾性力を確保し乍らも、弾性体の圧入を容易
に行なうことができ、特に、製作誤差などにより筒状ケ
ースなどがいびつに作製されてあっても、弾性力を周方
向で均等に硬質部材に作用させることができる。
又、弾性体の構造改良で良いから、構造および製作も簡
単である。
単である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第
1図は、本発明を適用してなる田植機における左右一対
の苗植付け爪7,7への伝動系を示し、図において、1
は植付けミッションケース8に取付けた筒状ケースであ
り、この筒状ケース1の遊端部には、前記苗植付け爪7
,7に対する駆動クランク軸9を軸支してあるとともに
、その内部には、その一端を前記ミッションケース8内
の駆動軸10にペペルギャ11,11を介して連動連結
し、その他端を前記駆動クランク軸にベベルギャ12,
12を介して連動連結する回転軸2を挿通保持してある
。
1図は、本発明を適用してなる田植機における左右一対
の苗植付け爪7,7への伝動系を示し、図において、1
は植付けミッションケース8に取付けた筒状ケースであ
り、この筒状ケース1の遊端部には、前記苗植付け爪7
,7に対する駆動クランク軸9を軸支してあるとともに
、その内部には、その一端を前記ミッションケース8内
の駆動軸10にペペルギャ11,11を介して連動連結
し、その他端を前記駆動クランク軸にベベルギャ12,
12を介して連動連結する回転軸2を挿通保持してある
。
そして、本発明の回転摩擦制動装置Aは、筒状ケース1
内の、ミッションケース8側端部分に設けてある。
内の、ミッションケース8側端部分に設けてある。
前記の本発明回転摩擦制動装置は、第2図にも示す如く
、前記筒状ケース1と回転軸2との間にゴム製の弾性体
3を圧入するとともに、この弾性体3と回転軸2との間
に、耐摩耗性、耐熱性に勝れた材料(合成樹脂など)か
らなる二つ割の硬質部材4,4を、回転軸2外面(外周
面)に接当させる状態で介装し、もって、圧入により弾
性変形された弾性体3を介して硬質部材4,4を回転軸
2の外面に周方向においてほぼ均等に圧接させることに
より、回転軸2に摩擦抵抗を付与すべく構成してあり、
かつ、前記弾性体3には、その外周部の周方向に間隔を
隔てた部分夫々に、回転軸芯方向に沿った直線状の凹溝
を切欠き形成することにより、周方向に間隔を置いて回
転軸芯方向に貫通する通気孔5…を設けてあり、又、前
記回転軸2の弾性体3および硬質部材4,4による摩擦
制動作用部近くの部分には、その外周部に扁平周部を切
欠き形成することにより、筒状ケース1内の空気を攪拌
する起風部6を設けてある。
、前記筒状ケース1と回転軸2との間にゴム製の弾性体
3を圧入するとともに、この弾性体3と回転軸2との間
に、耐摩耗性、耐熱性に勝れた材料(合成樹脂など)か
らなる二つ割の硬質部材4,4を、回転軸2外面(外周
面)に接当させる状態で介装し、もって、圧入により弾
性変形された弾性体3を介して硬質部材4,4を回転軸
2の外面に周方向においてほぼ均等に圧接させることに
より、回転軸2に摩擦抵抗を付与すべく構成してあり、
かつ、前記弾性体3には、その外周部の周方向に間隔を
隔てた部分夫々に、回転軸芯方向に沿った直線状の凹溝
を切欠き形成することにより、周方向に間隔を置いて回
転軸芯方向に貫通する通気孔5…を設けてあり、又、前
記回転軸2の弾性体3および硬質部材4,4による摩擦
制動作用部近くの部分には、その外周部に扁平周部を切
欠き形成することにより、筒状ケース1内の空気を攪拌
する起風部6を設けてある。
上記構成によれば、通気孔5…の存在により、摩擦制動
に伴って発生する熱の弾性体3からの放熱面積を大きく
とれることはもちろん、例え、弾性体3、筒状ケース1
の製作誤差などが著しい場合であっても、弾性体3の、
通気孔5を変形させての弾性変形をもって、この弾性体
3の弾性力を硬質部材4,4に、周方向で均等に作用さ
せることができるのである。
に伴って発生する熱の弾性体3からの放熱面積を大きく
とれることはもちろん、例え、弾性体3、筒状ケース1
の製作誤差などが著しい場合であっても、弾性体3の、
通気孔5を変形させての弾性変形をもって、この弾性体
3の弾性力を硬質部材4,4に、周方向で均等に作用さ
せることができるのである。
尚、第3図乃至第6図は、通気孔5の別の実施例を示し
、第3図が示す別の実施例1では、上記実施例における
通気孔5…を、回転軸芯方向に波打つジグザグ形状の通
気孔5A…に形成してあり、第4図か示す別の実施例2
では通気孔を外周部に切欠形成するのではなく、通気孔
5B…を、弾性体3の肉厚内を回転軸芯方向で貫通形成
してあり、第5図が示す別の実施例3では、実施例(又
は別の実施例1)と同様に通気孔5,5A…を弾性体3
の外周部に切欠き形成するとともに、別の実施例2と同
様に弾性体3の肉厚内に通気孔5B…を貫通形成してあ
り、第6図が示す別の実施例4では、弾性体3の外周部
に多数の突起3a…を規則的に又は不規則的に突設して
、突起3a…間に通気孔5C…を形成してある。
、第3図が示す別の実施例1では、上記実施例における
通気孔5…を、回転軸芯方向に波打つジグザグ形状の通
気孔5A…に形成してあり、第4図か示す別の実施例2
では通気孔を外周部に切欠形成するのではなく、通気孔
5B…を、弾性体3の肉厚内を回転軸芯方向で貫通形成
してあり、第5図が示す別の実施例3では、実施例(又
は別の実施例1)と同様に通気孔5,5A…を弾性体3
の外周部に切欠き形成するとともに、別の実施例2と同
様に弾性体3の肉厚内に通気孔5B…を貫通形成してあ
り、第6図が示す別の実施例4では、弾性体3の外周部
に多数の突起3a…を規則的に又は不規則的に突設して
、突起3a…間に通気孔5C…を形成してある。
又、起風部6は、回転軸2の周部に螺旋状の溝を設けて
形成することもできる。
形成することもできる。
図面は本発明に係る回転摩擦制動装置の実施の態様を例
示し、第1図は田植機の植付け部伝動機構を示す要部の
横断平面図、第2図は第1図における■−■線での拡大
断面図、第3図乃至第6図は夫々別の実施例を示し、第
3図および第6図は要部の側面図、第4図および第5図
は要部の正面図である。 1……筒状ケース、2……回転軸、3……弾性体、4…
…硬質部材、5……通気孔、6……起風部。
示し、第1図は田植機の植付け部伝動機構を示す要部の
横断平面図、第2図は第1図における■−■線での拡大
断面図、第3図乃至第6図は夫々別の実施例を示し、第
3図および第6図は要部の側面図、第4図および第5図
は要部の正面図である。 1……筒状ケース、2……回転軸、3……弾性体、4…
…硬質部材、5……通気孔、6……起風部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1筒状ケース1内に挿通させた回転軸2と前記筒状ケー
ス1との間に圧入させた弾性体3を介して耐摩耗性、耐
熱性の大なる硬質部材4を前記回転軸2外面に圧接させ
ることにより、この回転軸2に摩擦抵抗を付与すべく構
成してある回転摩擦制動装置であって、前記弾性体3に
は、周方向に間隔を置いて回転軸芯方向に貫通する通気
孔5…を設けてあることを特徴とする回転摩擦制動装置
。 2前記通気孔5…は、弾性体3の外周部に切欠き形成さ
れてあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
回転摩擦制動装置。 3前記弾性体3および硬質部材4による摩擦制動作用部
近くの回転軸2部分には起風部6を設けてあることを特
徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の回転摩
擦制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275976A JPS583129B2 (ja) | 1976-08-27 | 1976-08-27 | 回転摩擦制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275976A JPS583129B2 (ja) | 1976-08-27 | 1976-08-27 | 回転摩擦制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5327768A JPS5327768A (en) | 1978-03-15 |
JPS583129B2 true JPS583129B2 (ja) | 1983-01-20 |
Family
ID=14336116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10275976A Expired JPS583129B2 (ja) | 1976-08-27 | 1976-08-27 | 回転摩擦制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583129B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349229Y2 (ja) * | 1987-03-18 | 1988-12-19 | ||
JPS6349228Y2 (ja) * | 1984-07-20 | 1988-12-19 | ||
JPH05134Y2 (ja) * | 1989-12-15 | 1993-01-05 |
-
1976
- 1976-08-27 JP JP10275976A patent/JPS583129B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349228Y2 (ja) * | 1984-07-20 | 1988-12-19 | ||
JPS6349229Y2 (ja) * | 1987-03-18 | 1988-12-19 | ||
JPH05134Y2 (ja) * | 1989-12-15 | 1993-01-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5327768A (en) | 1978-03-15 |
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