JPS5830936B2 - 繰返し曲げ特性の優れた方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

繰返し曲げ特性の優れた方向性珪素鋼板の製造方法

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JPS5830936B2
JPS5830936B2 JP15673179A JP15673179A JPS5830936B2 JP S5830936 B2 JPS5830936 B2 JP S5830936B2 JP 15673179 A JP15673179 A JP 15673179A JP 15673179 A JP15673179 A JP 15673179A JP S5830936 B2 JPS5830936 B2 JP S5830936B2
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cooling
oriented silicon
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延行 森戸
甫朋 杉山
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/12Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
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  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、方向性珪素鋼板の製造方法に関するものであ
り、特に本発明は、方向性珪素鋼板の機械的性質である
繰返し曲げ特性の優れた方向性珪素鋼板の製造方法に関
するものである。
通常一方向性珪素鋼板はSi4.0%以下を含有する珪
素鋼素材を熱延し、焼鈍と1回または2回の冷延工程に
より最終戒品厚の冷延板を得、次に脱炭を兼ねた一次再
結晶焼鈍を施し、さらに最終焼鈍を施して、110,0
01方位の二次再結晶粒を発達させ、同時に有害不純物
を除去するとともに、フォルステライト系絶縁被膜を形
成させ、次いでリン酸塩系絶縁被膜を塗布し、焼付とと
もにコイルセットを除去する平坦化焼鈍を行なう一連の
工程を経て製造される。
方向性珪素鋼板はトランス、モータ等の鉄芯材料として
使用される際、スリット或は打抜加工を受け、さらに巻
鉄芯に加工される場合には、小径曲げ等の変形も受ける
この場合に折損、クラック等が発生すると、鉄芯を製作
することができない。
このような脆性をチェックするために、電磁鋼帯ではJ
IS規格C2550−1975の繰返し曲げ試験で検査
することが定められている。
よって繰返し曲げ試験による不合格品の発生を防止する
ことは経済上からも重要なことであり、種々の改良技術
が提案されている。
これらは最終焼鈍工程に釦ける焼鈍分離剤中の添加物、
水利量あるいは最終焼鈍条件等の観点から主として提案
された改良技術である。
本発明は、従来提案された繰返し曲げ特性の改良技術と
は異iる改良技術に基いた繰返し曲げ特性の優れた方向
性珪素鋼板の製造方法を提供することを目的とし、特許
請求の範囲に記載の方法によってこの目的を達成するこ
とができる。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明者等は方向性珪素鋼板の繰返し曲げ特性をさらに
向上させるために、最終焼鈍工程、平坦化焼鈍工程全般
にわたって詳細に検討した結果、最終焼鈍1でを同一工
程で処理しても、平坦化焼鈍条件によって、方向性珪素
鋼板の繰返し曲げ特性は顕著に変化することを知見した
ところで、連続焼鈍ラインは単位時間当りの生産性を向
上させるためと、ラインの長大化に伴なう設備費の上昇
を抑えるため、均熱時間を極力短かくし、冷却帯に釦い
ても急速冷却を行なう傾向にある。
方向性珪素鋼の平坦化焼鈍にかいても、基本的な役割で
ある最終焼鈍で生じたコイルセットの除去のみを目的と
して、従来は800℃の均熱を高々5程度度にし、冷却
過程に釦いても30〜b しかし本発明者等は、上記従来方法と異なり、均熱時間
をより長くし、かつ均熱後の所定温度領域の冷却速度を
より遅くすることによって繰返し曲げ特性が向上するこ
とを新規に知見して、本発明を完成した。
次に本発明を実験データについて説明する。
3.05係Si、0.038%C,0,02%Sを含む
珪素鋼素材を2.4mmRmm後、900℃、5分間の
中間焼鈍を挾んで、2回の冷間圧延を施し、最終板厚0
.30mmに仕上げた。
次いで82C℃、3分間、湿水素中での脱炭焼鈍を施し
た後、MgO+1.5饅TiO2の焼鈍分離剤を塗布し
、最終焼鈍に供した。
焼鈍後にかける破断捷での最小繰返し曲げ回数は19回
であった。
次いでリン酸塩系絶縁被膜のコーティングを施し、予備
乾燥した後、N2中における平坦化焼鈍を施した。
第1図は均熱時間を1分間としたときの、均熱温度の違
いによる最小繰返し曲げ回数の変化であり、冷却速度に
は30℃/秒と10℃/秒の2水準を用いた。
冷却速度10℃/秒の場合には均熱温度650〜750
℃の範囲で最小繰返し曲げ回数は少なくなり、珪素鋼板
は脆化する。
冷却速度30℃/秒の場合には、脆化温度域が10℃/
秒の場合よりも広くなり、550〜800℃の均熱温度
範囲にわたって、最小繰返し曲げ回数の減少が認められ
る。
これが大略的には冷却速度を遅くし、均熱温度を750
℃以上に限定する理由である。
温度を650℃以下にすると、コイルセットの除去が不
可能になる。
繰返し曲げ特性の観点からは、均熱温度の上限は高くと
れるが、コイルセット除去のためのストリップ張力を原
因とする磁性劣化を回避するために、均熱温度の上限は
850℃に限定する。
均熱時間を5秒より短かくすると800℃付近の均熱温
度を用いても、脆化域に入るので好1しくない。
均熱時間は長くてもよいが、工業生産上の能率から3分
以内に限定する。
次いで、冷却パターンについて検討した。
均熱温度800’CK、均熱時間として1分間加熱し、
冷却する平坦化焼鈍を行なった。
第2図に示すように、冷却速度は2〜b せたが、20℃/秒より徐冷、好1しくは15℃/秒よ
りも冷却速度を遅くすることが、繰返し曲げ特性の向上
に有利である。
冷却速度が遅すぎると、繰返し曲げ特性は再び劣化して
くる。
これは結局650〜750℃の脆化温度域に保持された
場合の現像に近似されてくるのであろう。
この観点から冷却速度は2〜b 冷却速度は上記程度の徐冷が好ましいが、連続焼鈍ライ
ンのライン長は出来るだけ短かくしたい。
そこで急冷しても問題のない温度域と徐冷すべき温度域
とを明らかにして、急冷域での時間短縮を計った。
冷却速度の変更は送風量の制御によって行なった。
800℃、1分間均熱後の冷却パターンに、40℃/秒
の急冷温度域と10℃/秒の徐冷温度域とを組合わせて
平坦化焼鈍を行なった。
第3図に繰返し曲げ特性の変化を示すが、大略的に云え
ば、500〜300℃の温度域を急冷すると、脆化が著
しい。
700〜500℃釦よび300℃未満を急冷することは
さほど悪影響を及ぼさない。
前者に関して云えば、これは第1図にわいて現われた脆
化温度域を急速に通過することに対応するものであろう
後者は低温であるため、短時間の熱処理ではいずれにし
ても差は少ない。
以上の理由で700〜500℃の急冷と500〜300
℃の徐冷が好lしい。
700〜500℃の急冷に際して、50℃/秒より急冷
にすることは、その後の徐冷を確保することが困難にな
る。
また7℃/秒より徐冷にすると、脆化温度域での保持と
同様な処理を施すことになるので好1しくない。
これが700〜500℃の冷却を7〜b 限定する理由である。
これ1での説明から明らかなように、徐冷にすることが
繰返し曲げ特性の向上に有利に作用するのは500〜3
00℃の温度域を徐冷にする意味が大きい。
この温度域の冷却速度を2〜b ラインの冷却帯長を短かくするためと、500〜300
℃に釦ける保持時間を確保するためである。
後者の理由に基づく具体的な数値15℃/秒の限定は第
2図から得られたものである。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例 1 3.05饅Si、0.038多C,0,02φSを含む
珪素鋼素材を2.4mmKmm後、900℃、5分間の
中間焼鈍を挾んで、2回の冷間圧延を施し、最終板厚0
.30mmVC仕上げた。
次いで820℃、3分間、湿水素中での脱炭焼鈍を施し
た後、MgO+1.5φTiO2の焼鈍分離剤を塗布し
、最後焼鈍に供した。
最終焼鈍に際しては600℃でN2からN2に切換え、
950〜1050℃の範囲を10℃/Hrで昇熱し、1
180’GK5時間保持した。
最終焼鈍後にち−ける破断1での最小繰返し曲げ回数は
19回であった。
その後リン酸塩系の絶縁被膜を施し、次いでN2中で8
00℃1分間の均熱後、100℃付近1でほぼ8℃/秒
の速度で冷却する平坦化焼鈍を行なった。
破断1での最小繰返し曲げ回数は17回になり、5回以
下の発生率は0%であった。
実施例 2 最終焼鈍1では実施例1と同様に処理した。
平坦化焼鈍に際してはN2中にかいて820℃、30秒
間の均熱後、500°C1では20℃/秒、500〜3
00℃は5°C/秒で冷却したところ、破断捷での最小
繰返し曲げ回数は20回であり、5回以下の発生率は0
%であった。
比較例 1 最終焼鈍1では実施例1と同様に処理した。
平坦化焼鈍に際しては、N2中にわいて750℃、1分
間の均熱後、100’C付近1でほぼ10℃/秒で冷却
したところ、破断渣での最小繰返し曲げ回数は2回であ
り、5回以下の発生率は50%であった。
比較例 2 最終焼鈍1では実施例1と同様に処理した。
平坦化焼鈍に際してばN2中にあ−いて800℃、1分
間の均熱後、100°C付近寸でほぼ40’C/秒で冷
却したところ、破断1での最小繰返し曲げ回数は3回と
なり、5回以下の発生率は20%であった。
以上述べたように、本発明で新らたに知見した平坦化焼
鈍条件を用いれば、繰返し曲げ特性の優れた方向性珪素
鋼板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平坦化焼鈍に釦ける保持温度と繰返し曲げ特性
との関係を示す図、第2図は平坦化焼鈍にかける冷却速
度と繰返し曲げ特性との関係を示す図、第3図は平坦化
焼鈍にち−けろ冷却条件と繰返し曲げ特性との関係を示
す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 最終板厚を有する冷延方向性珪素鋼素材に脱炭焼鈍
    を施した後MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布して
    から最終焼鈍を施し、次いで平坦化焼鈍を施す方向性珪
    素鋼板の製造方法にかいて、780〜850℃に5秒〜
    3分間保持し、引続いて冷却する際、780℃から30
    0 ′ctでの温度領域を平均2〜b 平坦化焼鈍を施すことを特徴とする繰返し曲げ特性の優
    れた方向性珪素鋼板の製造方法。 2 平坦化焼鈍にかける冷却の際500℃から300’
    C1での温度領域を平均2〜15°C/秒の冷却速度で
    冷却する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 平坦化焼鈍に釦ける冷却の際700℃から500’
    C4での温度領域を平均7〜b 冷却速度で冷却する特許請求の範囲第1あるいは2項記
    載の方法。
JP15673179A 1979-12-05 1979-12-05 繰返し曲げ特性の優れた方向性珪素鋼板の製造方法 Expired JPS5830936B2 (ja)

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JPS5681627A JPS5681627A (en) 1981-07-03
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CN111926171B (zh) * 2020-08-31 2022-04-29 武汉钢铁有限公司 冷轧无取向硅钢薄带连续退火冷却控制方法

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