JPS5830897Y2 - 樋接続装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は樋集水器あるいは樋継手などがら選ばれた２つ
の樋体の接続及び取外しが容易な樋装置に関する。

従来の樋装置では、２つの樋体を接続した後、樋体内に
落葉やごみなどが詰り、雨水の流通が悪化しても、２つ
の樋体の接続を外して内部を掃除するのが不可能であっ
たり、甚だ手間が掛るものであった。

本願は上記従来の欠点を解消するものであり、その要旨
は、一方の樋体の端部に設けられた蓋口が、他方の樋体
の端部に設けられた受口に挿入され、該蓋口及び受口の
外壁面に略半円形状断面の突出体が設けられ、該２個の
突出体の夫２々の略半円周面にねし山が形成され、該２
個の突出体の突合わせによって螺旋ねじが形成され、該
螺旋ねしにねじ締め具が螺着されてなる樋接続装置に存
する。

以下本考案の一例を図面を参照しながら説明する。

樋体１は樋集水器として使用されるものであり、下方の
端部に略角筒状の蓋口２が設けられている。

樋体１の上部は器状になされ、側壁部に軒樋差込口が形
成されている。

蓋口２の外壁面やや上部に断面が略半円形状の突出体４
が略半円周面５を上向きにして突設されている。

突出体４の略半円周面５にはねし山が設けられている。

樋体６は接続端部が曲成された樋継手として使用される
ものである。

樋体６の一端部には略角筒状の受ロアが設けられている
。

受ロアの外壁両端部付近に断面が略半円形状の突出体８
が略半円周面９を下向きにして突設されている。

突出体８の略半円周面９にはねし山が設けられている。

突出体４及び突出体８は対をなしており、蓋口２を受ロ
アに挿入し、突出体４と突出体８を突合わせることによ
って、略半円周面５と略半円周面９が略円周面を形成し
、一体となった螺旋ねじが形成され、る。

１０はねじ締め具であり、内壁面に雌ねじが設けられて
いる。

ねじ締め具１０が突合わされた突出体４と突出体８によ
って形成された螺旋ねしに螺着され、樋体１と樋体６が
接続されている。

使用中に樋体１及び樋６内部にごみや落葉などが詰って
、樋体１と樋体６の接続を外す必要がある時は、ねじ締
め具１０を突出体４及び突出体８がら外して、樋体１の
蓋口２を樋体６の受ロアがら引抜き、該樋体１，６内部
を掃除したり、樋部品を交換する。

本考案樋接続装置は上記に説明した構成になされている
から、接着剤を用いる必要もなく、迅速且つ容易に樋体
と樋体を接続できる上、樋体内に詰ったごみや落葉など
を取除く際にも、樋体と樋体との接続を容易に外すこと
ができる。

又、樋体は破損することなく接続及び取外しでき、樋体
等を繰返し使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案樋接続装置の一例を示す斜視図であり、
第２図は同じく縦断面図、第３図は本考案樋接続装置を
分解した状態を示す斜視図である。 １・・・・・・樋体、２・・・・・・蓋口、４・・・・
・・突出体、５・・・・・・略半円周面、６・・・・・
・樋体、７・・・・・・受口、８・・・・・・突出体、
９・・・・・・略半円周面、１０・・・・・・ねじ締め
具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一方の樋体の端部に設けられた蓋口が、他方の樋体の端
   部に設けられた受口に挿入され、該蓋口及び受口の外壁
   面に略半円形状断面の突出体が設けられ、該２個の突出
   体の夫々の略半円周面にねし山が形成され、該２個の突
   出体の突合わせによって螺旋ねじが形成され、該螺旋ね
   しにねじ締め具が螺着されてなる樋接続装置。