JPS5830221B2 - 枚葉紙員数自動計数積み重ね装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、枚葉印刷等で使用する枚葉紙（例えば製品・
半製品・白紙等）の員数が自動で正確かつ迅速に計数で
き、かつ計数後の枚葉紙が的確に積み重ねできるように
開発してなる枚葉紙員数自動計数積み重ね装置Ｊこ関す
るものである。

従来、枚葉印刷における枚葉紙員数は印刷機の排紙部に
て排紙された一定枚数ごとに目印の紙テープを自動挿入
するなどして員数計算する手段等を講じていた。

ところが、このような方法であると印刷物の点検や機械
の始動時（一時停止時を含む）・印刷調整時・汚れなど
印刷障害が発生した時などで印刷紙を抜き取るために計
数が正確でない。

また、斯様な従来例では保守管理の負担も多い。

一方、揃えた紙のコーナーをバキュームで１枚宛めくっ
て員数計算を行なうものも汎用されているが、これは紙
のコーナーをきれいに揃えなければならないことから小
さい用紙の計数には好適であるが大きいサイズの用紙や
印刷後の紙の揃い程度では計数できない欠点がある。

本発明は上記従来例に鑑みて斯様な欠点のない計数が手
軽で能率よく行なえるように開発したことにあり、これ
によって枚葉紙の積荷姿を特別に揃えなくともよいこと
、作業が容易で熟練を要しないこと、所望数量の計数山
が作れる等の便宜が得られて員数精度の向上と安定およ
び取扱いの簡便化が行なえる。

次に本発明の装置を図示の一実施例について説明する。

１は枚葉紙２を適宜数宛ローラー付計量テーブル１′上
にのせて重量換算のもとで載置枚数を計算するための用
紙計数装置にして、この装置は予め計数と同一の用紙所
定枚数の重量を基準値に定めて記憶セットしておき、以
後はこれとの比較測定を行ないながら順次に計量テーブ
ル１′上に適数搬出の枚葉紙２′が積算的に枚数計算で
きるように構成してあり、この枚数計算値は表示盤３に
表示される。

４は上記計数後の枚葉紙２′をパレット（又はスキット
）を有するストックテーブル５側に搬送するための搬送
装置を示し、この搬送装置上面には用紙計数装置の計量
テーブル１′と同面ｌこして左右方向にスライドできる
搬送テーブル４′が載置してあり、かつこのテーブル面
にはベルトコンベヤ４“がローラー４ａ、４ｂに渡って
懸架しである。

ローラー４ａはチェーン６で搬送テーブル４１に下設の
駆動機構１と連動できるようになしてあり、駆動機構γ
は第３，４図で示すようにモータ−８の回転がドルクリ
ミックカップリング９を介して回転軸１０に及び、ベル
ト駆動用電磁クラッチ１１がリミットスイッチＳ１（無
荷負時ＯＮ）の給電で連結していてギヤ１２が回転し、
かつギヤ１２と連動のギヤ１３が回転するとこれと同軸
のスプロケット１４が回転してこれに掛は渡したチェー
ン６の駆動でベルトコンベヤが枚葉紙搬送方向に回転で
きる。

このため、計量後の枚葉紙を計量テーブル１′側よりコ
ンベヤ４“側に手押し的に半分程度送ってやれば回転コ
ンベヤ４“をもってこれが容易に搬送テーブル４′上に
送出できる。

４″′は該テーブルの側部に設けである紙の左右方向を
規制する定規ガイドである。

また、回転軸１０には更に搬送チーフル駆動用の電磁ク
ラッチ１５とこのテーブル逆転用の電磁クラッチ１６と
が取り付けてあって、ベルトコンベヤで搬送テーブル４
′上に移行した枚葉紙が該テーブルの中程に配設しであ
るリミットスイッチＳ１と接触するとこれによって電磁
クラッチ１１が解除されてコンベヤ４“の回転が停止し
、かつこれと同期して他の電磁クラッチ１５が連結側に
励磁作動される。

一方、リミットスイッチＳ１の上記作動ではこれと同期
して更にテーブル４“上方に対設しである押圧コロ４ｃ
を降下させるシリンダ一式加圧機構４ｄが作動でき、該
押圧コロによってテーブル４′上の積み重ね枚葉紙がく
ずれないように押圧保持できる。

４ｅはテーブル４′の画成に跨設のフレーム、４ｆは押
圧コロ４ｃの上下動を案内するアームである。

上記において電磁クラッチ１５が作動すると、これと対
をなすギヤ１５′が回転できてこのギヤと連動のギヤ１
１の回転をもって駆動軸１８が回転できる。

駆動軸１８の画成にはそれぞれピニオンギヤ１９が取り
付けてあってこのピニオンギヤが搬送装置４のフレーム
に固定のガイドレール２１の内側に沿って設けであるラ
ンク２０と噛合いできてピニオンギヤ１９が正転し、搬
送テーブル４′がコンベヤ４“を静止させたまま前進す
る。

２２゜２２′はガイドレール２１に対設のガイドローラ
ーである。

搬送テーブル４′の前進（矢印１）は駆動機構７の走行
駆動で第１，２図で示すようにストックテーブル５上に
至り、該機構γに附属のカム２３がこれとの対向位置に
セットしであるリミットスイッチＳ２と接触することに
よって電磁クラッチ１５が解除できて該チーフルの前進
が停止できる。

よってこの時での搬送テーブル４′はこれの先端がスト
ックテーブル５上に近設のストッパーパネル２４に接近
して停止し、かつこの停止に伴ってはリミットスイッチ
Ｓ２の切り換えてベルトコンベヤ４“が再び前記と同方
向に回転を開始する。

すると、コンベヤ４“の回転で搬送テーブル上の計数枚
葉紙が再び該テーブル上で前方に送り出され、この枚葉
紙先端がテーブル先端の傾斜面に沿ってストッパーパネ
ル２４に突き揃え的に衝接するとストッパーパネル２４
に併設のリミットスイッチＳ３がＯＮに切り換えられ、
このスイッチ回路によって電磁クラッチ１６が作動する
。

電磁クラッチ１６が作動するとこれによって駆動軸１８
がチェーン１６′にて回転軸１０と同方向に回転するこ
とからピニオンギヤ１９が逆転駆動し、搬送テーブル４
′がベルトコンベヤ４“の回転速度と同速で復帰方向に
後退する。

よってこの位置の枚葉紙２′はベルトコンベヤ４“でス
トッパーパネル２４側に押圧されながら搬送テーブル４
′がこの枚葉紙下から後退でき、計量単位ごとの枚葉紙
２′がストックテーブル５上に積み重ねできる。

搬送テーブル４′の後退は上述の如くベルトコンベヤ４
“が回転したまま行なわれ、図示の所定位置まで該テー
ブルが後退するとカム２５が対向位置にセットしである
リミットスイッチＳ４と接触して電磁クラッチ１６の解
除を行ない、その後退が停止できる。

リミットスイッチＳ４の上記作動では更に光電式とした
レベル感知器２６がＯＮとなるまでストックテーブル５
のチーフルリフターが降下できて、ここに積み重ねられ
た枚葉紙２′の上面が搬送テーブル４′による次の計量
枚葉紙２′の受入れ高さに自動調節できる。

同様にして、給紙側枚葉紙２の取り出し高さも上記と同
期してテーブルリフターの調節で残部枚葉紙高さが常に
取り出しやすい高さ位置まで上昇できる関係にある。

なお、上記において押圧コロ４ｃはリミットスイツチＳ
３のＯＮによる搬送チーフル４′の後退と同期して上に
跳ね上り復帰する。

よって以後はこの工程を繰り返すことにより、給紙側に
ストックした枚葉紙２が順次適宜枚数宛に分割しながら
計量的に枚葉計算してこれの精算を行ない、かつこの計
量後の枚葉紙２′を順次にストックテーブル５側に搬送
装置４で手軽にして適切に転送できる。

本発明の装置は上述の如くであるから、枚葉紙計数精度
が向上かつ安定できてしかも計数作業が熟練を要さなく
ともパレットからパレットに移し替えできる計数および
積み替え作業をもって簡便に行なえ、これがため１回当
りの計数量も多量化できるので計数作業が顕著に高能率
化でき、員数計数後の枚葉紙は積み重ね端面が自動で均
一に揃えられるので爾後の取扱いに際して紙端の破れや
汚損を生じるトラブルが顕著に解消できる。

またこの発明によれば枚葉紙の荷姿を選ばないで計数す
ることができるので、枚葉紙の荷崩れや不揃いまたは板
取りをした山などで他の方法では員数困難な枚葉物でも
６容易に員数計算できる。

更には、この発明では計数枚葉紙を適当数宛に分割して
員数計算できるのでその過程で不良品発見の際は員数計
算に支障なくこれの取り除きができて良品のみの員数計
算が容易に行なえ、あわせて員数枚数か所望する要求枚
葉値（セット値）に達すると表示盤３でのコントロール
チェックをもって的確に員数区分ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概要説明図、第２図は
要部の説明図、第３図は、駆動機構を右側面より見て示
す拡大説明図、第４図は同駆動機構を底面より見て示す
説明図である。 １・・・・・・用紙計数装置、１′・・・・・・計量テ
ーブル、２．２′・・・・・・枚葉紙、３・・・・・・
表示盤、４・・・・・・搬送装置、４′・・・・・・搬
送テーブル、４“・・・・・・ベルトコンベヤ ４ ／
／／・・・・・・ガイド、４ａ、、４ｂ・・・・・・ロ
ーラ４ｃ・・・・・・押圧コロ、４ｄ・・・・・・加圧
機構、４ｅ・・・・・・フレーム、４ｆ・・・・・・ア
ーム、５・・・・・・ストックテーブル、６，１６’・
・・・・・チェーン、γ・・・・・・駆動機構、８・・
・・・・モーター ９・・・・・・カップリング、１０
・・・・・・回転軸、ＩＣｌ３，１６・・・・・・電磁
クラッチ、１２，１３，１５’ 、１γ・・・・・・ギ
ヤ、１４・・・・・・スプロケット、１８・・・・・・
駆動軸、１９・・・・・・ピニオンギ゛ヤ、２０・・・
・・・ラック、２１・・・・・・ガイドレール、２２，
２２’・・・・・・ガイドモーター ２３゜２５・・・
・・・カム、２４・・・・・・ストッパーパネル、２６
・・・・・・レベル感知器、Ｓｌ、Ｓ２．Ｓ３．Ｓ４・
・・・・・リミットスイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 枚葉紙が適当数ごとに載置できるテーブルをもった
   計数装置に搬送装置を対設し、この搬送装置は員数計数
   後の枚葉紙が載置できる搬送テーブルを有し、かつこの
   搬送テーブルには更ｌこベルトコンベヤが併設してあっ
   て計数後の枚葉紙がこのベルトコンベヤで搬送テーブル
   上に一旦載置でき、駆動機構にて上記搬送テーブルが前
   進後後退するときには上記ベルトコンベヤの回転で搬送
   テーブル上の枚葉紙が該テーブル先端よりストックテー
   ブル上の所定位置に積層的に転出できるように構成して
   なる枚葉紙員数自動計数積み重ね装置っ