JPS5830171Y2 - 経緯儀における高度角自動補正装置 - Google Patents

経緯儀における高度角自動補正装置

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JPS5830171Y2
JPS5830171Y2 JP13708979U JP13708979U JPS5830171Y2 JP S5830171 Y2 JPS5830171 Y2 JP S5830171Y2 JP 13708979 U JP13708979 U JP 13708979U JP 13708979 U JP13708979 U JP 13708979U JP S5830171 Y2 JPS5830171 Y2 JP S5830171Y2
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theodolite
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JP13708979U
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JPS5661410U (ja
Inventor
保雄 中村
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旭精密株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は経緯儀における高度角自動補正装置の改良に
関するものである。
経緯儀を用いて正確に高度角を測定する場合、機械の据
え付は誤差あるいは測量中の機械変動による鉛直軸の傾
きは、それが微小なものであっても直接的に測定誤差と
して影響する。
そこで従来の高精度の経緯儀においては、第1図に示す
ように機体1に俯仰回転可能に支承した望遠鏡2と共に
回転する高度目盛盤3から上部対物レンズ4を通して平
行光線として入射する光線を、固定プリズム5によって
振り千秋に懸垂された懸垂部材6に設けた補正プリズム
7に反射転向し、この補正プリズム7で反射されて射出
する光線を下部対物レンズ8を通して読取り焦点板9に
結像させることによって上記誤差を除去補正する高度角
自動補正装置を装備したものが知られている。
しかしながら、上記従来の高度角自動補正装置では、上
部対物レンズ4の光軸と下部対物レンズ8の光軸とが極
端にくい違うため、経緯儀における目盛読取り光学系の
構成上不都合を生ずる。
即ち、従来の基本的な目盛読取り光学系は第2図に示す
ように、高度目盛盤3の高度目盛3aはプリズム10に
より光路を90°曲げられ、垂直光路上に置かれた相互
の光軸が一致した対物レンズ4,8によりプリズム11
を通して一旦高度目盛盤3の中心軸を通る垂直面内に回
転中心を有する水平目盛盤12の水平目盛12a面上に
結像される。
そして、高度目盛3aと水平目盛12 aは同時にプリ
ズム13を通してレンズ14により読取り焦点板9に再
び結像され、それを拡大視して読取る構成となっている
そのため、前記従来の高度角自動補正装置を用いて同様
の目盛読取り光学系を構成する場合においては、対物レ
ンズ4と8が偏心的に配置されるがため、第1図に示す
ように対物レンズ8の後に光路変更プリズム18等を付
加して光軸のくい違いを戻す必要があり、このため付加
部品並びにそれを保持する部品等の製作、組立等煩雑な
工程を要し、製造コストも嵩むなどの難点がある。
また、最近の経緯儀における高度目盛は、第2図に示す
ように目盛が時計回りに増加する天頂Oの方式が多く用
いられており、この場合、高度目盛3aの水平目盛12
3面上における結像状態は、光路途中の対物レンズ4,
8のレンズ作用により像が反転するため、水平目盛12
a(主として時計回りに増加する)の目盛増加方向と反
対に投影される結果となる。
従って読取り焦点板9に投影された高度目盛Vと水平目
盛Hとは互に読み方向が異なって観測され、経緯儀の使
用面からも支障をきたすことになるため、現実にはプリ
ズム10もしくは11の一方をダハ(屋根形)面とし、
像を再度左右反転させて読み方向を揃えている。
しかし、ダハプリズムを使用することは周知の如くその
製作費用がらみて不経済であり、製造コストの上昇をき
たすことになる。
このような目盛読取り光学系の難点は、前記従来の高度
角自動補正装置においても第1図の光路上に矢印で示す
ように、対物レンズ4,8間で像が反転しないため、同
様に生ずることは明らかであり、従って例えば第1図に
示すように像を左右反転させるためのダハプリズム19
を用いなけれは゛ならない。
この考案は、前記従来の課題を解決するために、補正反
射面と二個の固定反射面を組合せて目盛読取り光学系を
構成することにより、上下の対物レンズのレンズ光軸を
同一直線上に設定することができ、しかも高度目盛の投
影像を左右反転して読取りの紛られしさを解消する経緯
儀における高度角自動補正装置を提案するものである。
以下、この考案を図面に示す実施例について説明すると
、第3図において機体1内に相互の光軸が同一軸線上に
なるように配置した対物レンズ4.8間には、垂直面に
対して互に等角で相反方向に傾斜した第一固定反射面1
5 aと第二固定反射面15bとを有する二面反射鏡1
5が懸垂部材6に固定した反射鏡16の補正反射面16
aの前方に固定されている。
そして、第一固定反射面15aと第二固定反射面15b
の傾斜角は、第3図に示すように経緯儀を正確に据え付
けた場合において、上部対物レンズ4の光軸を通って入
射する光線が第一固定反射面15aで反射して補正反射
面16aに到り、ここで反射して第二固定反射面15b
に到り、さらにこ・で反射して下部対物レンズ8の光軸
を通って射出するように設定されている。
なお、従来の高度角自動補正装置と同様に対物レンズ4
,8間の光線が平行光線となるように高度目盛盤3の目
盛線から対物レンズ4迄の距離を対物レンズ4の焦点距
離f1と等しく取り、かつflを高度目盛盤3の半径r
の+に定めである。
以上の構成において、いま鉛直軸■がV′力方向αの傾
きを生じたとすると、第4図において補正反射鏡16が
固定されて補正されないと仮定した場合の読取り光路は
O’、P’、Q’、R,Sであるので高度角の測定にα
の誤差を生ずることになり、これを補正するためには高
度目盛上の読取り位置を補正必要量o o’=r・α
・・・・・・(1)だけ補正する必要がある。
一方、補正反射鏡16は、懸垂部材6によって揺動可能
であるため、鉛直軸Vがαの傾きを生じた場合補正反射
面16 aも自動的にαだけ鉛直方向へ修正されるので
、この補正後の読取り光路はO9P、Q、R,Sとなり
、補正前の読取り光路に対して2αの偏角を生ずる。
よって、読取り位置の補正される量は、 補正量−一×2α=r α −(2) であり、(■)式の補正必要量と等しいので補正が成立
する。
又、上記読取り光路0.P、Q、R,Sを経過する間に
第3図の光路上に矢印で示すように像を左右反転させる
ことができ、プリズム11をダハプリズムとする必要が
なくなる。
なお、第3図に示す二面反射鏡15に代えて第5図に示
すように二個のプリズム17.17’を所定角度に設定
配置したり、あるいは補正反射鏡16を第6図に示すよ
うにプリズム的形状にした場合においても、上記と同様
の効果を得ることができる。
以上の通りこの考案によれば、補正機構への入射光路に
置かれる上部対物レンズの光軸と、補正機構からの射出
光路に置かれる下部対物レンズの光軸とが同一軸線上と
なり、光路変更プリズム等の付加部品及びその付帯部品
を必要とすることなく単純な構造とすることができ、製
造コストも低減することができる。
また、第一固定反射面、補正反射面及び第二固定反射面
による反射作用によって高度目盛盤の高度目盛像は左右
反転し、水平目盛像の読み方向と揃えることができ、高
価なダハプリズムを用いることなく、読取りの紛られし
さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高度角自動補正装置の一例を示す縦断面
図、第2図は経緯儀の基本的な目盛読取顕微鏡の光路の
概要を示す斜視図、第3図はこの考案の高度角自動補正
装置の一実施例を示す縦断面図、第4図は同装置の補正
原理図、第5図はこの考案に係る第一、第二固定反射面
の他の態様を示す側面図、第6図はこの考案に係る補正
反射面の他の態様を示す側面図である。 3・・・・・・高度目盛盤、9・・・・・・読取り焦点
板、15a・・・・・・第一固定反射面、15b・・・
・・・第二固定反射面、16 a・・・・・・補正反射
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高度目盛盤から平行光束と威して入射する入射光線を反
    射して機体に揺動可能に枢着してなる懸垂部材に取付け
    た補正反射面に射出する第一固定反射面と、前記補正反
    射面からの反射光を反射して読取焦点板に射出する第二
    固定反射面を備え、前記第一固定反射面に入射する光路
    上に置かれる上部対物レンズの光軸と、前記第二固定反
    射面から射出する光路上に置かれる下部対物レンズの光
    軸とを同一軸線上になるように構成してなることを特徴
    とする経緯儀における高度角自動補正装置。
JP13708979U 1979-10-03 1979-10-03 経緯儀における高度角自動補正装置 Expired JPS5830171Y2 (ja)

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JP13708979U JPS5830171Y2 (ja) 1979-10-03 1979-10-03 経緯儀における高度角自動補正装置

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Publication Number Publication Date
JPS5661410U JPS5661410U (ja) 1981-05-25
JPS5830171Y2 true JPS5830171Y2 (ja) 1983-07-02

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