JPS6234250Y2 - - Google Patents

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JPS6234250Y2
JPS6234250Y2 JP1980024918U JP2491880U JPS6234250Y2 JP S6234250 Y2 JPS6234250 Y2 JP S6234250Y2 JP 1980024918 U JP1980024918 U JP 1980024918U JP 2491880 U JP2491880 U JP 2491880U JP S6234250 Y2 JPS6234250 Y2 JP S6234250Y2
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light
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、経緯儀等の角度測定装置の分度目
盛読取装置に関するものである。
従来の角度測定装置は、目盛分度板の主目盛と
バーニア目盛とによる読取方式が採用されていた
けれども、測定精度を一層向上させるため、読取
光学系内に配置したプレンパラレル光学素子を回
転させ、光学的に主目盛板の目盛と遊標とを合致
させるとともに、その回転と連動するマイクロ目
盛板により微小角を測定する測微マイクロ読取装
置を使用するようになつてきている。また、目盛
分度板の中心と角度測定装置の水平あるいは垂直
軸の回転中心との偏心誤差を消去するため、目盛
分度板の対向目盛からの二つの光束の各々に読取
光学系を配置し、かつ回転方向が逆のマイクロ目
盛板に連動して回転する偏位光学部材であるプレ
ンパラレル素子を配置して、目盛分度板の対向目
盛の主目盛と遊標とを合致させ、偏心誤差を平均
化して取り去る対向型測微マイクロ読取装置が開
発され使用されている。
従来の角度測定装置としては、例えば第1図〜
第5図に示すようなものがある。
第1図は角度測定装置の測微マイクロ読取装置
を中心とした光学系の概略図で、水平目盛分度板
1の対向目盛A,Bからの光束は、それぞれプリ
ズム2,3で反射され、中心に置かれた直角プリ
ズム4で反射されて投影レンズ5によつて投影さ
れる。投影レンズ5から射出された2本の光束
は、直角プリズム6で反射され、それぞれ回転方
向の逆な二枚のプレンパラレル7,8に入射す
る。そしてプレンパラレル7,8によつて、それ
ぞれ平行移動された光束は、一方の光束を透過さ
せ、他方の光束を反射させる一部反射面9aを有
するプリズム9に入射する。目盛Bからの光束b
は、反射面9aによつて反射され指標板11上に
目盛Bの像を結像する。他方、目盛Aからの光束
aは、プリズム9では反射されず、プリズム9に
密着接合されたガラス反射板10の反射面10a
で反射されたのちプリズム9を透過して、同様に
指標板11上に水平目盛分度板1の目盛Aの像を
結像する。光束aはガラス板10で、光束bはプ
リズム9で反射するため、光束aと光束bとには
光路長差が生ずる。そこで、光束aの光路内に光
路長補正部材12を配設して光路長を補正する。
指標板11の近傍にプレンパラレル7,8の回転
に連動して回転する測微マイクロ目盛板13が配
置されており、指標板11上に結像された目盛A
およびBの像と測微マイクロ目盛板像はコンデン
サーレンズ14、ペンタプリズム15、対物レン
ズ16および接眼レンズ17から構成される指標
読取光学系によつて読み取られる。ペンタプリズ
ム15、対物レンズ16および接眼レンズ17
は、望遠鏡レンズ系18を内蔵する望遠鏡鏡筒1
9内に配置されている。
第2図は、読取光学系によつて観察される状態
で、指標板11の水平分度目盛表示部21がデジ
タル表示されており、水平目盛分度板1の目盛
A,Bの像の合致状態が対向目盛表示部22に表
示され、測微マイクロ目盛板13の表示部23が
示されている。
この角度測定装置を使用した測定は次のように
行われる。望遠鏡鏡筒19を目標に向け指準し、
その時の水平角を指標読取光学系の接眼レンズ1
7を通して観察すると、例えば第2図のように対
向目盛表示部22がずれている状態に見える。こ
の対向目盛表示部22のずれを解消するため、プ
レンパラレル7,8を回転して合致させると、プ
レンパラレル7,8の回転量に応じて測微マイク
ロ目盛板13が回転し、表示部23の指針の数値
も変化して、正確な水平角を示す。この状態が第
3図で、図においては145゜33′54″と読み取るこ
とができる。
第4図aは、第1図の対向目盛合致光学系だけ
を抜き出して模式的に示したものであり、第4図
bは水平分度板1の目盛A,Bのそれぞれの指標
板11上での目盛像A′,B′を接眼レンズ17で
結像させ、測定者眼Eによりその網膜R上に結像
させている状態を示している。網膜R上に光束
a,bを一致させて結像させているのは、接眼レ
ンズ17の前焦点Fを指標板11の目盛像A′,
B′の位置に一致させているからであり、接眼レン
ズ17を第4図cに示す位置に移動すると目盛像
A′,B′と前焦点Fとが一致しなくなり、網膜R
上で光束a,bは分離した状態で観察される。
このように、従来の角度測定装置にあつては、
水平分度板の目盛A,Bからの光束a,bが互い
に干渉しないように入射させるため光学系の周辺
を通る細い光束のみを使用していた。従つて、光
軸近傍には光束が通らないデツドゾーンDが生じ
て、第5図に示すように表示部22の対向目盛間
に境界線の分離をまねき、帯状の陰51として観
察されるため、目盛の合致精度が悪くなり、ひい
ては測定精度を低下させるという問題点があつ
た。
そこで、この考案は、このような従来の角度測
定装置の問題点に鑑みてなされたもので、指標読
取光学系の接眼レンズの移動によつても対向型測
微マイクロ読取光学系の目盛境界線の分離をおこ
す帯状の陰を取り去つて、測定精度を向上させる
ことを目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明するが、
第1図〜第5図に示す部品および部位と同一ある
いは均等なものには同一の番号を付して説明を省
略する。
第6図は、この考案の第1実施例を示す図であ
る。投影レンズ5は、目盛A,Bからの2光束
a,bを指標板11上で一致させて目盛A′,
B′を結像するように投影する。この光束a,bの
うちの一方、例えば光束a内で投影レンズ5と指
標板11との間に偏角光学部材である偏角プリズ
ム61を配置し、光束aを偏角して、光束aの最
も投影レンズ5の光軸よりの光束面63と、光束
bの最も投影レンズ5の光軸よりの光束面62と
が一致する(接する)ようにする。このようにす
ると、指標板11上にA′,B′を結像する前に二
つの光束a,bは互いに光軸側の面が接しデツド
ゾーンがなくなるので、指標板11上のA′,
B′像を接眼レンズ17で移動して観察する場合に
も二光束a,bは常に一致して観察され、対向目
盛表示部22に帯状の陰51は発生しない。なお
第1図において必要とした光路長補正部材12
は、偏角プリズム61の屈折率、形状等を選定す
ることにより無くすることができる。
第7図は、この考案の第2実施例を示す図であ
る。第6図との相違は、二光束の両方に偏角プリ
ズムを挿入するとともに、光路長補正部材12を
一方の光路に挿入する点である。すなわち、光束
a,bの両光束内で投影レンズ5と指標板11と
の間に同様の特性をもつ偏角プリズム71を配置
する。従つて、偏角プリズム71を通過した光束
a,bは偏角され、光束aおよびbの最も光軸側
のそれぞれの光束面63および62が互いに接し
て接眼レンズ17へ向う。同じ角度に偏角するプ
リズムを使用するときには、図のように光軸と対
称に光束a,bは進む。この場合には、偏角プリ
ズムに光路長補正機能を持たせられないので、光
路長補正部材12を一方の光束例えば光束aに配
置する必要がある。
第8図は、この考案の第3実施例を示す図であ
る。第6図においては、偏角プリズム61を一方
の光束に入れることにより、両光束の光軸に最も
近い光束面を互いに接するようにしたけれども、
この第3実施例は偏角プリズム61で一方の例え
ば光束aを他方の光束bと平行にし、直角プリズ
ム9に入射させ反射面9aとガラス反射板10の
反射面10aとによつて反射され指標板11上に
結像する。しかしながら、ガラス反射板10の板
厚d1のときには、光束a,bがそれぞれ11a,
11bに結像し、デツドゾーンDのため指標板1
1上に帯状の陰51が現出する。そこで、板厚d1
を板厚d2として、新たな反射面10a′により反射
され光束aを平行移動して光束a′とし、光束aの
投影レンズ光軸Oに最も近い(光束a′では遠い)
光束面を光束bの光束面と一致させて、光束aを
指標板11上の11bに結像させる。従つてデツ
ドゾーンDは解消されて、指標板11上には帯状
の陰51も消えることとなり、対向目盛表示部2
2では対向目盛を上下で直接合致させて観察する
ことができる。
以上説明してきたように、この考案によれば、
偏角光学部材を二光束の少なくとも一方に配置
し、各光束が互いに接するようにすることによつ
て、デツドゾーンを解消し、接眼レンズを移動し
ても対向目盛表示部での帯状の陰が発生せず目盛
の分離もおこさない。従つて、目盛合致精度は向
上し、角度測定装置の測定精度を一層向上させる
ことができるという効果が得られる。さらに、偏
角光学部材である偏角プリズムに光路長補正機能
をもたせることにより、部品点数を減少させ、廉
価で小型の角度測定装置を得ることができるとい
う効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の角度測定装置の分度目盛読取装
置の概略構成図、第2図および第3図は読取光学
系による観察状態図、第4図は第1図の対向目盛
合致光学系を取り出した模式図、第5図は帯状の
陰が観察される第2図と同様な図、第6図は本考
案の第1実施例を示す部分構成図、第7図は本考
案の第2実施例を示す部分構成図、第8図は本考
案の第3実施例を示す部分構成図である。 1……目盛分度板、5……投影レンズ、7,8
……偏位光学部材(プレンパラレル)、11……
指標板、12……光路長補正部材、17……接眼
レンズ、61,71……偏角光学部材(偏角プリ
ズム)、a,b……光束、D……デツドゾーン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 目盛分度板と、該目盛分度板の対向する2つ
    の目盛を投影する投影レンズと、該投影レンズ
    によつて形成される2つの目盛からの2光束を
    偏位させる偏位光学部材と、偏位された2光束
    の結像点に配置された指標板と、該指標板を読
    み取る接眼レンズとからなる角度測定装置の分
    度目盛読取装置において、 前記偏位光学部材を射出後の2光束が互いに
    接する方向にとなるように偏角光学部材を少な
    くとも一方の光束に配置させたことを特徴とす
    る角度測定装置の分度目盛読取装置。 (2) 前記偏角光学部材は、前記2光束の前記投影
    レンズ光軸に最も近い光束面のそれぞれを一致
    させる特性を有することを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の角度測定装置の分
    度目盛読取装置。 (3) 前記偏角光学部材は、偏角プリズムであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の角度測定装置の分度目盛読取装置。 (4) 前記偏角光学部材は、少なくともいずれか一
    方の光束の光路長補正の特性を有することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    角度測定装置の分度目盛読取装置。 (5) 前記偏位光学部材通過後の第一の光束を反射
    する第一反射面と、前記偏位光学部材通過後の
    第二の光束で偏角光学部材で偏角され、第一光
    束と接する方向に偏角された第二光束を反射す
    る第二反射面とを有し、第一光束の光束面と第
    二光束の光束面とを合致させるような第一反射
    面と第二反射面との間隔をもつ反射部材を、前
    記偏位光学部材と前記指標板との間に配置した
    ことを特徴とする角度測定装置の分度目盛読取
    装置。
JP1980024918U 1980-02-29 1980-02-29 Expired JPS6234250Y2 (ja)

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JP1980024918U JPS6234250Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29

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Publication Number Publication Date
JPS56128513U JPS56128513U (ja) 1981-09-30
JPS6234250Y2 true JPS6234250Y2 (ja) 1987-09-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234384A (en) * 1975-03-20 1977-03-16 Francisco Arnold R Process and apparatus for manufacturing and constructing submarine cable or pipe

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234384A (en) * 1975-03-20 1977-03-16 Francisco Arnold R Process and apparatus for manufacturing and constructing submarine cable or pipe

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JPS56128513U (ja) 1981-09-30

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