JPS582935Y2 - メカニカルシ−ル - Google Patents

メカニカルシ−ル

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Publication number
JPS582935Y2
JPS582935Y2 JP18029379U JP18029379U JPS582935Y2 JP S582935 Y2 JPS582935 Y2 JP S582935Y2 JP 18029379 U JP18029379 U JP 18029379U JP 18029379 U JP18029379 U JP 18029379U JP S582935 Y2 JPS582935 Y2 JP S582935Y2
Authority
JP
Japan
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ring
mechanical seal
floating
effect
sliding
Prior art date
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Expired
Application number
JP18029379U
Other languages
English (en)
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JPS5697659U (ja
Inventor
田上寛男
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
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Publication of JPS5697659U publication Critical patent/JPS5697659U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸封技術に係るメカニカルシールに関するもの
で、メカニカルシールの固定側金属摺動片(フローティ
ングシート)に冷却オたは加熱手段を付してシール性の
低下を生じさせないようにしたメカニカルシールを提供
することを目的とするものである。
メカニカルシールが高温状態になると、熱変形を生じて
当接位置がずれたり、摺動面における密封液の沸騰によ
り摺動面が振動したりして、密封効果を減退させるため
に、従来フラッシング、クーリング、クエンチング等の
技術を導入してこれらを解消しているが、外部より冷却
液を流しているため油圧ユニットが必要となるほか構造
が複雑になる問題を有していた。
本考案は上記問題に鑑み、メカニカルシールのフローテ
ィングシートをベルチェ効果を有スる2種の金属環を接
合して構成し、該フローティングシートに直流電流を流
通して接合部位を冷却または加熱してフローティングシ
ートとシールリングの接触を環境条件の変化にかかわら
ず正常に保ってシール性の低下を阻止し得るようにした
ものである。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。
1は−・ウジング2の軸孔端部に構成した環状段部2a
に気密嵌合した緩衝リングであり、台底ゴムまたは合成
樹脂からなる断面り字型の環状部材で断熱効果を有する
ものが好曾しい。
3は上記緩衝リング10段部に気密嵌合したフローティ
ングシートであり、該フローティングシート3はベルチ
ェ効果を有する、たとえば鉄とコンスタンタン、銅とコ
ンスタンタン等の組合わせからなる第1リング4と第2
リング5を接合したもので、第1リング4の環状段部4
aに第2リング5を嵌着し一体化してなる。
上記緩衝リング1およびフローティングシート3の軸孔
に挿通した回動軸6には外端に突設した摺回動端7aを
上記第1リング4の摺回動面4bに密接してなるシール
リングTが軸方向に摺動自在に外挿され、該シルリング
Iに対しリップ部8aを回動軸6に密接軸封したパツキ
ン8を一体的に構成するとともに該回動軸6周に固設し
た軸リング9とパッキン8基部間にコイルスプリング1
0を弾装し、シールリングTをフローティングシート3
方向に押圧してなる。
lた上記フローティングシート3の第1リング4と第2
リング5からはそれぞれ同金属の導線11,12がシ・
−ル部から導出され、外部端子11a、12a間に正ま
たは負の直流電源13が印加される。
上記構成になるメカニカルシールは−・ウジング2と回
動軸6の回動運動をフローティングシート3の摺回動面
4bとシールリング7の摺回動端7aの密接摺回動によ
って軸封するものであり、たとえば運転に際して摩擦熱
が生じ摺回動部が高温になれば外部端子11a、12a
に直流電源13を通電し、第1リング4と第2リング5
の接触面にペルチェ効果に伴なう熱吸収を生ぜしめ鉄部
を冷却するものである。
あるいは寒冷期においてはパツキン8等の弾性が始動時
に不足することがあるが、この場合、外部端子11a、
12a間に印加する直流電源13を逆にすることにより
第1リング4と第2リング5の接合面に熱の発散が生じ
鉄部を加熱することができるもので、運転後は上述のよ
うに直流電源13の極性を逆にして冷却することができ
、フローティングシート3とシールリングTを常時適温
に保持しシール効果を良好に維持することができるだけ
でなく構造が極めて簡単になるものである。
筐た上述したように第1リング4と第2リング5からな
るフローティングシート3は−・ウジング2に対して断
熱性を有する緩衝リング1に嵌合支持されているため両
リング4゜5のペルチェ効果によって生じた熱は−・ウ
ジフグ2方向に伝導し難く、効率よく摺回動部を冷却ま
たは加熱することができるものである等本考案の実用的
効果は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、メカニカルシー
ルの正断面図と略電気配線図である。 1・・・・・・緩衝リング、2・・・・・・ハウジング
、3・・・・・・フローティングシート、4,5・・・
・・・リング、6・・・・・・回動軸、7・・・・・・
シールリング、8・・・・・・パツキン、9・・・・・
・軸リング、10・・・・・・コイルスプリング、11
゜12・・・・・・導線、13・・・・・・直流電源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ハウジングに設けた環状のフローティングシートに
    対して回動軸に設けたシールリングを密接摺回動してな
    るメカニカルシールにおいて、上記フローティングシー
    トをベルチェ効果を有する2種の金属環を接合して構成
    するとともに該両金属環に対して正オたは負の直流電源
    を印加し、上記フローティングシートを含む摺回動部を
    冷却または加熱してなることを特徴とするメカニカルシ
    ール。 2 ベルチェ効果を有する2種の金属環の接合からなる
    フローティングシートがノ・ウジングに対して断熱材を
    介して取り付けられることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のメカニカルシール。
JP18029379U 1979-12-27 1979-12-27 メカニカルシ−ル Expired JPS582935Y2 (ja)

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JP18029379U JPS582935Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27 メカニカルシ−ル

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JPS5697659U JPS5697659U (ja) 1981-08-03
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ID=29690740

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020114290A1 (de) * 2020-05-28 2021-12-02 Eagleburgmann Germany Gmbh & Co. Kg Gleitringdichtungsanordnung mit Peltier-Element

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JPS5697659U (ja) 1981-08-03

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