JPS5829285B2 - フエノ−ルルイ ノ セイゾウホウホウ - Google Patents

フエノ−ルルイ ノ セイゾウホウホウ

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JPS5829285B2
JPS5829285B2 JP48125856A JP12585673A JPS5829285B2 JP S5829285 B2 JPS5829285 B2 JP S5829285B2 JP 48125856 A JP48125856 A JP 48125856A JP 12585673 A JP12585673 A JP 12585673A JP S5829285 B2 JPS5829285 B2 JP S5829285B2
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catalyst
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は芳香族有機ハイドロパーオキサイドを分解す
ることによるフェノール類の製造方法に関します。
フェノールを大規模に製造するにはクメン(イソプロピ
ルベンゼン)のハイドロパーオキサイドを硫酸または過
塩素酸のような酸触媒の存在のもとに分解するのが普通
です。
硫酸を触媒としたときのこの反応の機構は であると信ぜられます。
すなわち、クメンのハイドロパーオキサイドにプロトン
がついて中間生成物■となり、このものは水を失い構造
変化を生じて中間生成物■となり、このものは水と反応
してフェノールとアセトンとになります。
このハイドロパーオキサイドはクメンの自動酸化により
作るのが普通です。
クメンはベンゼンをプロピレンによりアルキル化して作
ります。
ほかの第三アラルキル・ハイドロパーオキサイドも酸触
媒の存在のもとで分解しフェノール置換体となります。
たとえば、パラクメン・ハイドロパーオキサイドを分解
すればパラクレソゝルとなります。
いままでの酸触媒により第三アラルキル・ハイドロパー
オキサイドを分解してフェノール類とケトン類とにする
ときには、ハイドロパーオキサイドを基にしての収率は
フェノールがおよそ90重量パーセント、ケトンがおよ
そ80重量パーセントと報告されていますが、収率をも
つと高めることは常に望ましいことです。
この種の触媒を使うと、原材料であるハイドロパーオキ
サイドの一部分が副反応のために好ましくない汚染物質
に変わりがちであるという欠点を避けることも望ましい
ことです。
この副反応により、クメンのハイドロパーオキサイドを
いままでの酸触媒の存在のもとで分解して得られる製品
は高分子樹脂状物質やそのほかの高沸点物質を含みます
これら物質を除くにはほかの工程が必要であり、フェノ
ールの取り出し工程が複雑となります。
そのうえ、第三アラルキルハイドロパーオキサイド以外
のハイドロパーオキサイドの分解は工業的にはできない
と考えられていました。
これは、第一に、得られるフェノールの収率が工業的に
好ましくなく、第二に、いままでの酸触媒によるときは
第三ハイドロパーオキサイドのときと同様にかなりの量
の高分子副生成物質ができてしまうからです。
たとえば、エチルベンゼン・・・イトロバ−オキサイド
を硫酸を触媒として分解するときのフェノールの収率は
僅かに37重量パーセントと報告されています。
いままでの酸触媒のほかの欠点は、分解を行なうプラン
トを普通には防蝕性の材料で作る必要があることです。
これには、たくさんの資本も必要です。
そのうえ、分解生成物からフェノールを取り出すまえに
酸触媒を普通には除くか中和するかすることも必要です
わたくしたちは、このような工程に使う新規な触媒を発
明しました。
この触媒による第三アラルキル・ハイドロパーオキサイ
ドからのフェノールまたはフェノール置換体の収率が工
業的にひきあうようになります。
また、第二および第三アラルキル、ハイドロパーオキサ
イドからの高分子副生成物質の量が減ります。
さらに、この触媒は強酸ではないので、いままでの酸触
媒のときと違い、分解を行なう容器を防蝕性の材料で作
る必要がなくなり、フェノール類を取り出す工程のまえ
に触媒を除いても除かなくてもよくなります。
この発明によれば、芳香族有機ノ・イドロバ−オキサイ
ドを分解してフェノール類を製造する方法において、M
がニッケル、パラジウム、および鉄(n)のどれかひと
つを表わすとし、phがフェニル基を表わすとし、nを
1.2、および3のどれかひとつとし、Zを錯体の形式
的な電荷で01−1、および−2のどれかひとつとする
とき、なる化学式で表わされる金属錯体を有する触媒の
存在のもとに分解4行なう工程を含むフェノール類の製
造方法にあります。
驚(べきことには、この発明の方法によると第二芳香族
有機ハイドロパーオキサイドを分解して得うれるフェノ
ール類の収率はいままでの酸触媒のときよりも高くなり
ます。
たとえば、この発明の方法によると、エチルベンゼン・
)・イドロバ−オキサイドから得られるフェノールの収
率は90重量パーセントを越します。
そのうえ、この発明の方法により一般の芳香族有機・・
イドロバ−オキサイドを分解するときの高分子量副生成
物質はいままでの酸触媒によるものと比べてかなり少な
くなります。
上に述べた構造の金属錯体そのものは既に知れており、
そのような錯体の製造方法や性質は「ザ・ジャーナル・
オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ」第8
4巻(1962年)3221ページおよび3596−3
597ページ、同誌第87巻(1965年)1483−
1489ページ、「インオーガニック・ケミストリ」第
2巻(1963年)1227−1332ページ、「デス
カッジョン・オブ・ザ・ファラデー・ソサイエテイ」第
46巻(1968年)、および「イスラエル・ジャーナ
ル・オブ・ケミストリ]第8巻(1970年)125−
139ページのようにいろいろな刊行物に記されていま
す。
この触媒を作るのに便利なのは「ザ・ジャーナル・オブ
・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ」第84巻
(1962年)1487ページに記されている方法です
一般的に言えば、この方法はαヒドロキシ・ケトンのヒ
ドロキシおよびケトン基の酸素原子を硫黄原子で置換す
る工程と、このようにして作られる硫黄を含む生成物と
金属Mを陽イオンまたは錯陰イオンとして含む塩とを反
応させる工程と、 で表わされる原子団を含む金属錯体を含む固体を取り出
す工程と、有機溶媒によりこの金属錯体を抽出する工程
とを有します。
゛たとえばビス・ジチオベンジル・ニッケルを有する触
媒を作りたいときには、ベンジルと燐の硫化物とをジオ
クサンのような然るべき溶媒の中で反応させ、得られる
暗褐色の溶液を1過したのち塩化ニッケルのようなニッ
ケル塩の水溶液といっしょに還流させながら加熱させま
す。
得られる製品の混合物は、さめると、黒い結晶状の固体
生成物を生じ、このものを、たとえばメチレン・ジクロ
リドを溶媒としてツクスレー抽出器で精製します。
スこの発明の方法における原材料となる芳香族有機ハイ
ドロパーオキサイドは、好ましくは2個ないし24個と
くに2個ないし16個とくに2個ないし12個の炭素原
子をアルキル鎖に含むアリール・モノアルキル・ノ・イ
ドロノ□−オキサイドでか狂いません。
このようなノ・イドロバ−オキサイドあ例は、エチルベ
ンゼン・ノ・イドロバ−オキサイドおよびクメン・ノ・
イドロバ−オキサイドです。
アリール・アルキル・ハイドロパーオキサイドの置換体
たとえばアリール原子団に・・ロゲン原子、アルキル、
アルコキシ、およびニトロから選んだ1個以上の置換物
を含むものを使うこともできます。
このような置換体を分解すると対応するフェノール置換
体が得られます。
あるいは、ジアルキルアリール・ジノ・イドロバ−オキ
サイドすなわちアリール核に2個のアルキル・ノ・イド
ロバ−オキサイド原子団が置換されたものを使うことも
できます。
このときは、ジヒドロ型のフェノールが分讐により得ら
れます。
このような・・イドロバ−オキサイドに1個以上の置換
物かは℃・つていてもよく、そのときは対応するジヒド
ロ型のフェノール置換体が得られます。
同時にできるアルデヒドまたはケトンの性質はハイドロ
パーオキサイドの構造によりきまります。
一般には第一および第二アラルキル・ハイドロパーオキ
サイドが分解するとフェノール類とアルデヒト類とにな
り、第三アラルキル・ハイドロパーオキサイドが分解す
るとフェノール類とケトン類とになります。
このような触媒の存在のもとでのハイドロパーオキサイ
ドの分解はたやすく進みいろいろな反応条件のもとで行
なわれます。
反応温度は、あまり高くなるとハイドロパーオキサイド
が熱分解して好ましくない副生酸物となり極端な場合に
は分解が早すぎて制御がきかなくなり爆発的になるので
、それほど高くはならないようにするのが好都合です。
好ましい反応温度は室温がら180 ’Cとくに室温か
ら150℃とくに100℃から140℃です。
ハイドロパーオキサイドの分解は発熱反応ですから、反
応温度を好ましい範囲に保つには制御が必要です。
このためには、外からの冷却や・・イドロバ−オキサイ
ドと触媒との接触の割aの制御など従来の方法を使うこ
とができます。
反応温度の制御にとくに好ましいのは反応混a物を14
0℃ないし150℃のような然るべき温度に1ないし2
分間のような短い時間だけさらしてハイドロパーオキサ
イドの分解を起こしたのち、外部冷却により温度を少し
下げた状態で反応を完結まで進めさせることです。
分解の副産物のアルデヒド類またはケトン類は分解の間
に好ましくは絶えず取り去り、アルデヒドまたはケトン
類と分解生成物のほかの取分との好ましくない反応を避
けます。
たとえば、アルデヒドまたはケトン類は蒸留してコンデ
ンサで凝結させます。
アルデヒドまたはケトン類を取り去るには分解を減圧の
もとで進めるのが好都合です。
しかし、分解を行なうときの気圧範囲は厳格ではなく、
生成するアルデヒドまたはケトン類が十分に揮発性で大
気圧のもと反応温度で蒸留し去れるものであるときは、
大気圧のほうが好都合です。
反応の完結に必要な時間は、反応温度にもよりますが、
反応温度が甚だ低いときでも普通には3ないし4時間で
す。
好ましい反応温度における分解は、150℃においては
5ないし50分間、80℃ないし120℃においては1
.5ないし2時間、普通には1時間以上はかからずにた
いていは完結します。
分解を制御するため、この発明の方法を実施するときは
、不活性すなわちハイドロパーオキサイドおよび分解生
成物と反応しない溶媒の中で行なうのが普通です。
反応温度において固体のハイドロパーオキサイドにあっ
ては、好ましくは、このものを不活性溶媒に溶かします
反応温度において液体のハイドロパーオキサイドにも不
活性溶媒を使うことができます。
不活性溶媒を使うときは、ハイドロパーオキサイドが好
ましくは1ないし50重量パーセントとくに5ないし2
5重量パーセント含まれるようにします。
不活性溶媒の例はベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、および
ジメチル・フォルムアルデヒドです。
触媒は極めて僅かでよく、ハイドロパーオキサイドを基
にしておよそ0.0001モルパーセントで十分です。
もつと多くてもかまいませんが、たくさん使うことは、
不必要で無1駄なばかりか、場合シによっては害がある
こともあります。
したがって、この発明の好ましい実施例においてはハイ
ドロパーオキサイドの量の0.0001ないし0.5モ
ルパーセントを使います。
分解を好ましくは少しの水の存在のもとで行ない分解反
応を緩やかにします。
水の量は・・イドロバ−オキサイドを基にして0.01
ないし2.0重量パーセント好ましくは0.05ないし
0.5 重量パーセントとくに0.1ないし0.2重量
パーセントですにの発明の方法に使うハイドロパーオキ
サイドは普通の方法たとえばアルキル・アリール化合物
の自動酸化で作れます。
自動酸化の原材料となるアルキル・了り−ル化合物も普
通の方法たとえばアリール化合物をオレフィンでアルキ
ル化して作れます。
この発明の方法でできたフェノール類とアルデヒドまた
はケトン類とを取り出すのも普通の方法たとえば分留な
どでよく、触媒を除く工程を省いていままでの酸触媒法
に使われてきた精製方法を使うこともできます。
この発明の実施例を述べます。
ビス(ジチオ・ベンジル)ニッケルとビス(ジチオ・ベ
ンジル)パラジウムとの触媒を次のとおりにして作りま
した。
A、ビス(ジチオベンジル)ニッケル触媒(1)チオエ
ステルの製造 ベンジル(100グ)と五硫化燐(15゜1)とを2リ
ツトルの丸底フラスコに入れた1・4ジオクサン(10
00TrLl)の中で混ぜ沸騰水浴の上で4時間だけ熱
しました。
混ぜるには天井かきまぜ機(コラプシング・リンク型)
を使いました。
得られた溶液は暗褐色で、冷間r過すると僅がの固体物
質が生じます。
(11)錯体の製造 塩化ニッケル五水化物(5y)を水(35rni! )
に溶かしくi)で得たチオエステル50orrLlを1
リツトル丸底フラスコに入れたものに加えました。
この混合物を還流凝縮器をつげて沸騰水浴の上で2時間
だけ熱しました。
ひと晩のあいだ冷やしたところ、黒い結晶状の沈澱がで
きました。
(111)精製 錯体の精製には溶媒にジクロロメタン (500rrL0を使いツクスレー抽出器により20時
間にわたる抽出を行ないました。
抽出液を冷やすと、液の体積は減らないまま、結晶物質
が得られました。
Ov) 分析 ニッケル合成物にパーキン・エルマー (Perkin Elmer ) 240元素分析装
置を用いて炭素および水素分析を施しました。
その結果は次のとおりです。
C% H% 理論値 61.89 3.71 測定値 61,49 3.56 //61.88 3.55 B、ビス(ジチオベンジル)パラジウム触媒この触媒を
、カリウム・ヘキサクロロパラダイトを上の(11)で
用いたことを除けば、製造Aで述べたものと同様の方法
で作りました。
次の実施例で用いるエチルベンゼン・ハイドロパーオキ
サイドは、少量の濃硫酸の存在のもとでαフェニル・エ
タノールと95%過酸化水素との反応で作られ、ハイド
ロパーオキサイドの量を基にして0.01から2.0重
量パーセントまでの水を含みます。
実施例10(B)においては実質的に無水のエチルベン
ゼンハイドロパーオキサイドを使用しました。
このものは、水を除去するために蒸留し、0.1 mm
Hgにおいても46℃から48℃までにおいて沸騰する
留分を集めたものです。
実施例 1 ハイドロパーオキサイド、溶媒、および触媒を容積12
0rrLlのガラス製圧力容器に入れ、この容器を・・
イドロバ−オキサイドの分解が始まるまで150℃のオ
イルバスに浸けました。
容器をオイルバスに1.5分間浸したのち取り出し、水
中でさらに10分間冷やしたところすべてのハイドロパ
ーオキサイドが分解されました。
分解生成物には検出されるほどの量の樹脂質の物質は見
られませんでした。
粗生成物を予めす) IJウムで乾燥したジエチルエー
テルで取り出し、できた溶液を30rrllの1ノルマ
ルの水酸化ナトリウム水溶液で抽出しました。
その水性の抽出物を分離し、2ノルマルの硫酸で再び酸
性にしたのち、ジエチルエーテルで抽出しました。
得られたエーテル抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、エーテルを取り除くと、最終生成物として2.58
fの黒っぽい液が得られました。
最終生成物はI、R,分析、誘導体の生成、およびこれ
らに加味した融点の決定によって実質的に純粋なフェノ
ールときまり、収率は用いられたハイドロパーオキサイ
ドの量を基にして95.2%でした。
実施例 2 材料: 実施例1に従って処理しましたが、圧力容器をオイルバ
スで2分30秒加熱したのち空気中で冷却しました。
冷却期間中ハイドロパーオキサイドの97%が分解しそ
の結果上じた粗生成物はガス液クロマトグラフィを使用
して定量決定したところ使ったハイドロパーオキサイド
を基にしてフェノールにつき92%という収率を示しま
した。
実施例 3 実施例1の方法に従って処理しましたが、圧力容器をオ
イルバスで120℃に2分間加熱したのち、空気中で冷
却しました。
フェノールの収量を実施例2と同様な方法で決定したと
ころ、使用されたハイドロパーオキサイドを基として9
0%であり、分解生成物は硫酸を触媒としてクメンを分
解して得られる生成物よりも僅かの高分子量副生成物し
か含みませんでした。
実施例 4 実施例1に従って処理しました。
フェノールの収量を実施例2と同様の方法で決定したと
ころ使用されたハイドロパーオキサイドを基として90
%でした。
分解生成物に樹脂物質は検出されませんでした。
実施例 5 材料 ハイドロパーオキサイド: エチルベンゼン・ハイドロ パーオキサイド 2.8 重量部 溶媒:ベンゼン 22 重量部触媒:ビ
ス(ジチオベンジ 0.001重量部ル)ニッケル
(10000:1)・・イドロバ−オキサ
イドと溶剤と触媒とをガラス圧力容器に入れ、ノ・イド
ロバ−オキサイドの分解を起こさせるために135℃に
加熱しました。
加熱を10分間続けたのち容器を室温まで急速に冷却し
ました。
反応期間中ハイドロパーオキサイドの97%が分解され
、ガス液クロマトグラフィを使用してのフェノールの定
量決定量は86%の選択度を示しました。
分解生成物中に樹脂質の物質は検出されませんでした。
フェノールとアセトアルデヒドとは分留によって分けま
した。
実施例 6 原料 ハイドロパーオキサイド: ベンズヒドリル・ハイドロ 361 重量部パーオ
キサイド 溶剤:エチルベンゼン 2200 重量部触媒:
ビス(ジチオベンジ 。
、64重量音シル)ニッケル ・・イドロバ−オキサイドと溶剤と触媒とを二重表面凝
縮器を備えた容器に入れ、この容器を110℃のオイル
バスに浸しました。
容器を16分間加熱したのちすみやかに室温に冷却しま
した。
反応中ハイドロパーオキサイドの99%が分解され、フ
ェノール(GLC)に対する選択性は95%であり、樹
脂物質の検出量は反応生成物には認められませんでした
フェノールとベンズアルデヒドとを蒸留によって取り出
しました。
実施例 7 反応を120℃で実施例6のように進め、反応時間は8
分でした。
ハイドロパーオキサイドの99%が分解されフェノール
の定量限定は85%の選択性を得ました。
反応物質に樹脂物質の検装置は認められませんでした・ 実施例 8 反応を実施例5に従って行ない、反応時間を20分とし
ました。
反応期間中ハイドロパーオキサイドの99%が分解され
、フェノール生成物の定量値は85%の選択性を示しま
した。
樹脂物質の検出量は分解生成物中には認められませんで
した。
実施例 9 反応を150℃で実施例5に従って行ない、反応時間を
8分間としました。
圧力容器の中の圧力は65° sigでした。
反応中ハイドロパーオキサイドの99%が分解され、フ
ェノール生成物の定量値は90%の選択性を示しました
樹脂物質の検出量は分解生成物中には認められませんで
した。
実施例 10A 反応を実施例5に従って行ない、温度を120℃、時間
を30分としました。
反応中の圧力は45 psig と記録されました。
反応中・・イドロバ−オキサイドの99.5%が分解さ
れ、フェノール生成物の定量値は89.5%の選択性を
示しました。
樹脂物質の検出量は分解生成物中には見られませんでし
た。
実施例 10B 反応を実施例5によって行ない、温度を120℃としま
した。
分解は僅か5分間の反応時間で本質的には完結し、圧力
は反応期間中80psigが記録されました。
分解物中に残留エチルベンゼン・ハイドロパーオキサイ
ドは検出されず、フェノール生成物の定量[直は89%
の選択性を示しました。
フェノールの高収率に加えて上の諸実施例による製法は
高分子量副産物をほとんど生じません。
すなわち、分子量が100を越える生成物は高温度GL
Cによると5重量パーセント以下しか検出されず、この
結果はGLC質量分光器による測定により確認されまし
た。
この発明の方法の具体例を挙げると次のとおりです。
■、ハイドロパーオキサイドが第二・・イドロバ−オキ
サイドである特許請求の範囲に記載の方法。
2、第二ハイドロパーオキサイドが第二アラルキル・ハ
イドロパーオキサイドである前記第1項に記載の方法。
3、第二アラルキル・ハイドロパーオキサイドがエチル
ベンゼン・ハイドロパーオキサイドである前記第2項に
記載の方法。
4、ハイドロパーオキサイドがクメン・・・イドロバ−
オキサイドである特許請求の範囲に記載の方法。
5、金属錯体が で表わされるビス・ジチオベンジル・ニッケルである特
許請求の範囲または前記第1ないし4項のどれかに記載
の方法。
6、金属錯体が で表わされるビス・ジチオベンジル・パラジウムである
特許請求の範囲または前記第1ないし4項のどれかに記
載の方法。
7、金属錯体が で表わされるビス・ジチオベンジル・プラチナである特
許請求の範囲または前記1ないし4項のどれかに記載の
方法。
8 分解を水の存在により緩かにする特許請求の範囲ま
たは前記第1ないし7項のどれかに記載の方法。
9、分解をハイドロパーオキサイドの量を基にしてo、
oiないし2.0重量パーセントの水の存在のもとに行
なう特許請求の範囲または前記第1ないし7項のどれか
に記載の方法。
10、分解を・・イドロバ−オキサイドの量を基にして
0.05ないし0.5重量パーセントの水の存在のもと
に行なう前記第9項に記載の方法。
11、分解を80℃ないし120℃の範囲にある温度に
おいて行なう特許請求の範囲または前記第1ないし10
項に記載の方法。
12、分解を芳香族有機・・イドロバ−オキサイドをそ
のハイドロパーオキサイドにも分解生成物にも不活性の
有機溶媒に溶かした溶液にして行なう特許請求の範囲ま
たは前記第1ないし11項のどれかに記載の方法。
13、溶液が8ないし30重量パーセントの芳香族有機
・・イドロバ−オキサイドを含む前記第12項に記載の
方法。
14溶媒カベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベン
ゼン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、またはジメチ
ルフォルムアルデヒドである前記第12または13項に
記載の方法。
15、芳香族有機・・イドロバ−オキサイドの量を基に
して0.00001ないし0.5モルパーセントの触媒
を使う特許請求の範囲または前記第1ないし14項に記
載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族有機ハイ ドロパーオキサイ ドを分解し てフェノール類を製造する方法において、Mがニッケル
    、パラジウム、および鉄(n)のどれかひとつを表わす
    とし、phがフェニル基を表わすとし、nを1.2、お
    よび3のどれかひとつとし、Zを錯体の形式的な電荷で
    01−1、および−2のどれかひとつとするとき、 なる化学式で表わされる金属錯体を有する触媒の存在の
    もとに分解を行なう工程を含むフェノール類の製造方法
JP48125856A 1972-11-08 1973-11-08 フエノ−ルルイ ノ セイゾウホウホウ Expired JPS5829285B2 (ja)

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JPS49100042A JPS49100042A (ja) 1974-09-20
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JP48125856A Expired JPS5829285B2 (ja) 1972-11-08 1973-11-08 フエノ−ルルイ ノ セイゾウホウホウ

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