JPS5828995Y2 - 梱包装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱収縮フィルムをスリーブ状に用いて個装箱を
多数個詰めした梱包装置に関し、特に個装箱の汚れを防
止することを目的とする。

従来、この種の梱包装置は被包装物を個々の単位で保管
々理できると共に、購買性を持たせた化粧箱１を複数個
まとめて熱風等により収縮可能なフィルム２により覆っ
たものであった。

この加工は機械で行われるために、シール部ができ、さ
らに、フィルム２の収縮により対面２ケ所に穴４ができ
る。

この穴４のために流通過程でほこり等により、化粧箱１
がよごれることがあった。

特に意匠を重視した化粧箱等によっては、その商品価値
を低下する欠点があった。

本考案は上記従来の梱包装置の欠点を解決するもので、
以下、本考案の実施例について添付図面を参照して説明
する。

第２図において、５は段ボール紙等よりなる連続する５
枚の側面であり、一端の１枚５ａと他の４枚５ｂとの間
には段ボール紙の厚さに相当する幅を有して二本のミシ
ン６．６′が形成されている。

７は接合代である。

この段ボール紙を組立てると、第３図に示すような個装
箱が完成する。

この場合、側面５ａはミシン目６，６′を中心として矢
印Ａ方向に開閉する舌片となる。

この個装箱を第５図に示すように複数個並べ舌片５ａが
相離反するように配置し、熱風等により収縮するフィル
ム８で覆うと、フィルム８の穴９が舌片５ａ上に位置す
る。

上記構成において、フィルム８の穴を通して、舌片５ａ
が汚れても開梱時に舌片５ａをミシン目６．６′に沿っ
て破れば良く、汚れのない個装箱を取り出すことかで゛
きる。

なお、舌片５ａの形状はフィルム８の穴９を塞ぐもので
あれば良く、他の形状や長さを変えてもよい。

以上の説明から明らかなように本考案によれば、容易に
個装箱の汚れを確実に防止することができる等、実用的
価値の大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の梱包装置の斜視図、第２図は本考案の一
実施例を示す梱包装置に用いられる個装箱の展開図、第
３図は同個装箱の斜視図、第４図は第３図のＢ−Ｂ’線
における断面図、第５図は同梱包装置の斜視図である。 ５・・・・・・側面、５ａ・・・・・・舌片、８・・・
・・・熱収縮フィルム、９・・・・・・穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被包装品を収納してなる個装箱を熱収縮フィルムをスリ
   ーブ状に用いて多数個詰めした梱包装置において、個装
   箱の側面接合部に接合される側面に、延長形成した舌片
   を設け、この舌片上に熱収縮フィルムの熱収縮後に形成
   される穴を位置してなる梱包装置。