JPS5828884B2 - セキユスト−ブヨウシンニオケル ネンシヨウブザイノチヤクダツジザイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） 石油ストーブ用芯は袴状下部片を油脂槽に浸漬し、上端
を燃焼させるものであるが、燃焼部分は忽ちの内に焼焦
し、崩壊して使用に堪え難くなり、勿論芯を上昇して使
用し得るが、その寿命短く、然も芯の取り替えが素人に
は難しく、新しい芯と取り替えるのが常識とされ、不便
であるので、吸油部分はその儂にして釦いて、燃焼部材
のみを簡単に取り替えることのできる装置を提供する目
的で発明されたものである。

（発明の構成） 本発明の構成を実施例を示す図面について詳記すると下
記の通りである。

芯素材を上下一体とする周知事実を改めて、油脂吸揚部
材と燃焼部材とで構成し、後者のみを簡単に着脱するよ
うに発明されたものである。

上端に細径筒部１′を有する外筒１の内向水ｒに油脂吸
揚部材２を係止させ、内筒３を挿嵌し、外周に下方に長
く垂下する外筒４を装着した燃焼部材５を上記内筒３の
油脂吸揚部材２よりも高い突出部３′に、上記燃焼部材
５を摺嵌し、外筒４を上記細径筒部１′に摺嵌し、外筒
４の下端Ｐを上記細径筒部１′の段部Ｑに突当て、且つ
外筒１に装着した弾片６の内向係止部７を外筒４の凹欠
部８に埋入係止すべくしてなれる石油ストーブ用芯にお
ける燃焼部材の着脱自在装置に係るものである。

実施例 （１）この実施例は、第１図々示の通りであり、外筒１
に係止用弾片６を装着し、外筒４の凹欠部８に埋入係止
する。

この係止装置は外筒の中心を貫く左右１対、外筒円周の
等間隔３点又は前後左右４点に装着する。

（２）この実施例は第２図に示すように、外筒４に下向
弾片６′を装着し、外筒１の凹欠部に上記弾片６１の係
止部を埋入係止する。

本発明を実施するに当っては、上記実施例に限られるこ
となく、下方外筒に上方外筒を係止できる技術的設計変
更が自在である。

本発明を実施する場合、内筒３の係止部は外向の極短片
、若くは油脂吸揚部材装嵌後係止部を設けることもでき
る。

更に油脂吸揚部材２を外筒１の内向用１“に挿入係止後
、内筒３を挿入し、係止片用切り込み部を内側から外向
に押圧し係止片を部材２に係合させることもできる。

時には内筒３を有端筒状体とし、その外向係止爪を牧場
部材に挿込係止後右端部を溶着することもできる。

尚燃焼部材の上端は実施例より更に低〈実施することも
できる。

最後に係止片、係止用爪の構造は図面に示す実施例のも
のに限らない。

（発明の作用効果） 本発明は、油脂吸湯部材２を内外両筒３，１に係止定着
させて、内筒３の上記部材２よりも高い突出部３′に燃
焼部材５を摺嵌し、該部材５の外筒４を外筒１の上端細
径筒部１′に摺嵌し、外筒４の下端Ｐを上記細径筒部１
′の段部Ｑに突当て、且つ外筒１に装着した弾片６の内
向係止部７を外筒４の凹欠部８に埋入係止するか、逆に
第２図に示す第２実施例のように、外筒４の弾片６′を
外筒１の凹欠部に係止することにより、燃焼部材５は常
に油脂吸湯部材２と連通していて燃焼に支障を生じさせ
るおそれなく、燃焼部材５の使用不適当となった場合に
は係止用弾片を拡開して上記部材１と５とを遊離し、簡
単に燃焼部材５を引き抜き、新しい燃焼部材を挿嵌する
ことが素人にも簡単にできるから、多くの資材から成れ
る油脂吸湯部材２が折角油脂を充分に吸湯浸透している
状態の儂、然も煩雑な手数を掛けて引き抜き排棄すると
いうような不経済が一掃でき、資源愛護と労力及び時間
的空費防止の見地に立脚して著大なる効果を発揮できる
発明である。

特に、燃焼部材５を油脂吸湯部材２と一体に接合する際
には、その内側が油脂吸湯部材２の内筒３の突出部３′
に案内されると共にその外筒４の下方が油脂吸湯部材２
の外筒１上端の細径筒部１′に案内されることにより、
誰でも操作し易く且つ正確に一体化され、上記燃焼部材
５と油脂吸湯部材２とを一体に接合した後は、これらの
ものはそれぞれ内筒３と外筒１，４とによってしっかり
と保護され、これによって石油ストーブの中に装着した
場合には、芯の昇降を非常に円滑にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例において、上方には燃焼部材を、下
方には油脂吸湯部材と燃焼部材を連接した本発明石油ス
トーブ用芯のそれぞれ半部縦断面図、第２図は第２実施
例における油脂吸湯部材に燃焼部材が将に連接しようと
する状態を示す要部縦断面図を示す図である。 そして図中１は外筒、１′は細径筒部、γ′は内向用、
２は油脂吸湯部材、３は内筒、ぎは内筒３の上方の高い
突出部、４は燃焼部分５の外筒、８は外筒４の下端、Ｑ
は細径筒部１′の段部、６は外筒１に装着される弾片、
７は弾片６の内向係止部、８は外筒の凹欠部、６′は実
施例第二の弾片、を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 芯素材を油脂吸揚部材と燃焼部材とで構成し、油脂
   吸揚部材の上端縁より上方に突出した内筒と摺接し、垂
   下する燃焼部材を油脂吸揚部材と密接させ、燃焼部材の
   外筒下方を油脂吸揚部材の外筒上端の細径筒部に摺嵌し
   、外筒段部に燃焼部材外筒下端を突当て、油脂吸揚部材
   外筒に装着した弾片上端内向突子を燃焼部材外筒の凹欠
   部に埋嵌係止させるようにした石油ストーブ用芯におけ
   る燃焼部材の着脱自在装置。