JPS5828198Y2 - 熱応動装置 - Google Patents
熱応動装置Info
- Publication number
- JPS5828198Y2 JPS5828198Y2 JP1978064534U JP6453478U JPS5828198Y2 JP S5828198 Y2 JPS5828198 Y2 JP S5828198Y2 JP 1978064534 U JP1978064534 U JP 1978064534U JP 6453478 U JP6453478 U JP 6453478U JP S5828198 Y2 JPS5828198 Y2 JP S5828198Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- sensing element
- yoke
- thermal response
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は感応素子と永久磁石を主体として感熱部を構成
している熱応動装置特に不可逆形の熱応動装置に関する
ものである。
している熱応動装置特に不可逆形の熱応動装置に関する
ものである。
感応素子は強磁性体がキューリ一点において常磁性体に
よる性質を利用したものであるが、不可逆形の熱応動装
置に用いる場合従来は素子に要求される特性から金属材
料は用いられずフェライトなど酸化物材料が用いられて
いた。
よる性質を利用したものであるが、不可逆形の熱応動装
置に用いる場合従来は素子に要求される特性から金属材
料は用いられずフェライトなど酸化物材料が用いられて
いた。
そしてこの感応素子を用いた従来の熱応動装置は、受熱
板に板状の酸化物感応素子が固定された固定部と、板状
の永久磁石が作動杆に固定されて装置の軸方向に移動可
能に構成された可動部とから成っている。
板に板状の酸化物感応素子が固定された固定部と、板状
の永久磁石が作動杆に固定されて装置の軸方向に移動可
能に構成された可動部とから成っている。
装置を動作させるには、たとえば炊飯器に用いる場合の
ものを例にとると、作動杆を上げて感応素子に永久磁石
を吸着せしめ、受熱板の温度が上り感応素子のキューリ
一点に達すると、永久磁石が離脱落下するようになって
いた。
ものを例にとると、作動杆を上げて感応素子に永久磁石
を吸着せしめ、受熱板の温度が上り感応素子のキューリ
一点に達すると、永久磁石が離脱落下するようになって
いた。
なお前記の永久磁石としては、その磁気特性および価格
の点でフェライトのような酸化物材料のものが用いられ
ていた。
の点でフェライトのような酸化物材料のものが用いられ
ていた。
しかしながら上記のような構成では、始動時における感
応素子と永久磁石の吸着が衝撃的に行われるので、部品
の破損又は固着の離脱が生じることがあり、そのため吸
着力が狂って熱応動が不確実になることがあった。
応素子と永久磁石の吸着が衝撃的に行われるので、部品
の破損又は固着の離脱が生じることがあり、そのため吸
着力が狂って熱応動が不確実になることがあった。
上記の欠点をなくすため、たとえば両者間に弾性体を介
在させることにより衝撃をやわらげることが行われてい
る。
在させることにより衝撃をやわらげることが行われてい
る。
しかしこのような方式では磁気的に成る程度の間隙を必
要とするので、吸着力が低下し、これまた誤動作を招く
原因となっていた。
要とするので、吸着力が低下し、これまた誤動作を招く
原因となっていた。
しかし乍ら技術の進歩に伴い最近この種の熱応動装置に
感応素子として利用できる金属磁性材料が得られるよう
になった。
感応素子として利用できる金属磁性材料が得られるよう
になった。
本考案の目的は、感応部の感応素子として金属磁性材料
のものを用いてその離脱や破損をなくすと共に、永久磁
石として酸化物材料を用いてもその離脱および又は破損
を防止できる不可逆形の熱応動装置を得ようとするもの
である。
のものを用いてその離脱や破損をなくすと共に、永久磁
石として酸化物材料を用いてもその離脱および又は破損
を防止できる不可逆形の熱応動装置を得ようとするもの
である。
そして金属系感応素子としては、たとえば特願昭52−
147048号(特開昭54−80570号)に示され
たF e −N i −Co −Cr −8i系の金属
材料を用いたものを用いて行う。
147048号(特開昭54−80570号)に示され
たF e −N i −Co −Cr −8i系の金属
材料を用いたものを用いて行う。
本考案によれば、直列に固定保持された受熱板、金属感
応素子、および永久磁石から成る固定部と、強磁性ヨー
クおよびこのヨークに垂設された作動杆から或っていて
前記強磁性ヨークが前記永久磁石に対し軸方向に近接離
脱可能なるように配置された可動部とを含み、而して前
記金属感応素子は前記軸に垂直な少なくとも1つの方向
の両端部において前記永久磁石より僅かに高い壁部を有
しており、且つ前記強磁性ヨークが前記少なくとも1方
向において前記壁部に重なる程度の寸法を有して、前記
可動部が前記固定部に急激に衝突しても、この除虫じる
衝撃力は前記壁部を通して吸収され前記磁器永久磁石に
は直接には及ばぬようにした熱応動装置が得られる。
応素子、および永久磁石から成る固定部と、強磁性ヨー
クおよびこのヨークに垂設された作動杆から或っていて
前記強磁性ヨークが前記永久磁石に対し軸方向に近接離
脱可能なるように配置された可動部とを含み、而して前
記金属感応素子は前記軸に垂直な少なくとも1つの方向
の両端部において前記永久磁石より僅かに高い壁部を有
しており、且つ前記強磁性ヨークが前記少なくとも1方
向において前記壁部に重なる程度の寸法を有して、前記
可動部が前記固定部に急激に衝突しても、この除虫じる
衝撃力は前記壁部を通して吸収され前記磁器永久磁石に
は直接には及ばぬようにした熱応動装置が得られる。
次に図面を参照して説明する。
第1図は従来の不可逆形の熱応動装置の断面の概略を示
した図である。
した図である。
この装置はガス炊飯器のガス制御に用いられる二段式熱
応動装置であって、ケース1の上部には受熱板2が止め
られており、内側に取付片3を介して酸化物の感応素子
4が固着されている。
応動装置であって、ケース1の上部には受熱板2が止め
られており、内側に取付片3を介して酸化物の感応素子
4が固着されている。
またケース1内においては、酸化物の永久磁石5と6が
支持板7と8を介して作動杆9と10に垂設されている
。
支持板7と8を介して作動杆9と10に垂設されている
。
永久磁石5および6の装置の軸方向の移動は、透導片1
2および13によって案内棒11に沿って案内される。
2および13によって案内棒11に沿って案内される。
受熱板2を炊飯器の底面に当接しておけば、内釜の温度
上昇により、炊飯が完了した時点で1段目の永久磁石6
が離反し、作業杆10を介して第1ガス弁(図示せず)
を閉成し、更に内釜の温度が徐徐に上昇して成る温度に
達するとマグネット5が離反し、作動杆9を介して第2
ガス弁(図示せず)が閉成するようになっている。
上昇により、炊飯が完了した時点で1段目の永久磁石6
が離反し、作業杆10を介して第1ガス弁(図示せず)
を閉成し、更に内釜の温度が徐徐に上昇して成る温度に
達するとマグネット5が離反し、作動杆9を介して第2
ガス弁(図示せず)が閉成するようになっている。
なおこの場合永久磁石離反の起る温度に差をつけるのは
、作業杆10に図示してない錘りを付することによって
行っている。
、作業杆10に図示してない錘りを付することによって
行っている。
上記のような熱応動装置においては、炊飯のはじめに第
1および第2のガス弁を開くとき、先に簡単に説明した
ように、感応素子4と永久磁石5ならびに6が機力を以
て衝突する。
1および第2のガス弁を開くとき、先に簡単に説明した
ように、感応素子4と永久磁石5ならびに6が機力を以
て衝突する。
したがって、両者が破損したり或いは取付けたところか
ら離脱するか或いは取付けがゆるむおそれが生じる。
ら離脱するか或いは取付けがゆるむおそれが生じる。
−f:してこの構造では、仮に感応素子を金属磁性材料
のものにしても、永久磁石の破損や取付けのゆるみは防
止できない。
のものにしても、永久磁石の破損や取付けのゆるみは防
止できない。
第2図は本考案の一実施例の断面の概略を示した図であ
り、第1図の従来装置と同じように二段式熱応動装置の
構成が示されている。
り、第1図の従来装置と同じように二段式熱応動装置の
構成が示されている。
第2図において、ケース14の前面には受熱板15がと
りつけられ、この内側には後に詳しく説明する金属感応
素子16および1γと、永久磁石18および19が固定
されている。
りつけられ、この内側には後に詳しく説明する金属感応
素子16および1γと、永久磁石18および19が固定
されている。
そしてその下側を非磁性の仕切板20で仕切っている。
更にその下部において金属強磁性体から成るヨーク21
と22が作動杆23と24にそれぞれ垂設されており、
誘動片25と26により装置の軸方向に設けられた案内
棒27に沿って上下に・案内されるようになっている。
と22が作動杆23と24にそれぞれ垂設されており、
誘動片25と26により装置の軸方向に設けられた案内
棒27に沿って上下に・案内されるようになっている。
第3図は上記の本考案の装置のうち特に感応部の要部を
斜めから見た図である。
斜めから見た図である。
この図と第2図を併せみれば分るように、金属感応素子
は第1図のものと異って16.17で示すように2つに
分れ、おのおの下部中央に逆回字状の凹みを、別の言し
方をすれば両端部にこの場合下方に突出した壁部16′
と17′を有しており、凹部の底にある下向きの面
に永久磁石18と19を固着して保有してしる。
は第1図のものと異って16.17で示すように2つに
分れ、おのおの下部中央に逆回字状の凹みを、別の言し
方をすれば両端部にこの場合下方に突出した壁部16′
と17′を有しており、凹部の底にある下向きの面
に永久磁石18と19を固着して保有してしる。
そして永久磁石18と19の厚さは前記の四部の深さす
なわち壁部16’、 17’ より若干小さく設定し
である。
なわち壁部16’、 17’ より若干小さく設定し
である。
したがって仕切板20(第3図には示してない)が平板
であれば、永久磁石18と19の下には僅か隙が空くよ
うになっている。
であれば、永久磁石18と19の下には僅か隙が空くよ
うになっている。
一方金属強磁性体のヨーク21と22は壁部16′
と17′ に重なる程度の長さを有している。
と17′ に重なる程度の長さを有している。
このような構成になっているので、作動杆23.24を
上げると、ヨーク21と22は、その長さ方向(装置の
軸に垂直)の両端部で、仕切板20を介して金属感応素
子に激突するが、酸化物永久磁石18.19には衝突し
ない。
上げると、ヨーク21と22は、その長さ方向(装置の
軸に垂直)の両端部で、仕切板20を介して金属感応素
子に激突するが、酸化物永久磁石18.19には衝突し
ない。
したがって永久磁石が離脱又は破損することはない。
したがって確実な熱応動を得ることができる。
昔た上記の構成においては、感応素子の四部に永久磁石
が埋め込1れた形になっているので、磁束の効率化が行
われている。
が埋め込1れた形になっているので、磁束の効率化が行
われている。
このことは本考案の装置の構成が、永久磁石として金属
材料のものが使用される場合でも適用されることを意味
する。
材料のものが使用される場合でも適用されることを意味
する。
なお上記の実施例におして、感応素子16と17として
お互いにキューリ一点の異ったものを用いるようにして
もよい。
お互いにキューリ一点の異ったものを用いるようにして
もよい。
かくすることにより先に従来装置で述べた錘りのような
ものを用いることなしに相異る温度で強磁性が常磁性に
変り、したがって2つの互に異った温度でヨークの離脱
を行わせることができる。
ものを用いることなしに相異る温度で強磁性が常磁性に
変り、したがって2つの互に異った温度でヨークの離脱
を行わせることができる。
又仕切板20は非磁性の薄板たとえば0.3mm程度を
用い、万一感応素子16.17と永久磁石18.19が
受熱板15から離脱したときもこれらを保持する役目を
持っている。
用い、万一感応素子16.17と永久磁石18.19が
受熱板15から離脱したときもこれらを保持する役目を
持っている。
また感応素子、永久磁石などが充分強力のときは、仕切
板の厚さを犬にし、それによシ磁束を希望する量だけ弱
くすることもできる。
板の厚さを犬にし、それによシ磁束を希望する量だけ弱
くすることもできる。
そしてこの厚さが成る程度以上厚ければ、感応素子など
の固定をこの仕切板だけで行うことができる。
の固定をこの仕切板だけで行うことができる。
又磁束を弱めるために、仕切板の有無は別として、壁部
16’、17’ を高くしてもよい。
16’、17’ を高くしてもよい。
捷た以上の実施例においては、磁石が2つ、したがって
感応素子が2つの場合について示したがこれを1つの場
合に適用できるのはいう昔でもない。
感応素子が2つの場合について示したがこれを1つの場
合に適用できるのはいう昔でもない。
第1図は従来の不可逆形の熱応動装置の一例の断面の概
略を示した図、第2図は本考案の一実施例の断面の概略
を示した図、第3図は本考案の装置のうち特に感応部の
要部を斜めから見た図を示している。 記号の説明:15は受熱板、16と11は感応素子、1
8と19は永久磁石、20は仕切板、21と22はヨー
ク、23と24は作動杆をそれぞれ示している。
略を示した図、第2図は本考案の一実施例の断面の概略
を示した図、第3図は本考案の装置のうち特に感応部の
要部を斜めから見た図を示している。 記号の説明:15は受熱板、16と11は感応素子、1
8と19は永久磁石、20は仕切板、21と22はヨー
ク、23と24は作動杆をそれぞれ示している。
Claims (1)
- 直列に固定保持された受熱板、金属感応素子、および永
久磁石から成る固定部と、強磁性ヨークおよびこのヨー
クに垂設された作動杆から成っていて前記強磁性ヨーク
が前記永久磁石に対し軸方向に近接離脱可能なるように
配置された可動部とを含み、而して前記金属感応素子は
前記軸に垂直な少なくとも1つの方向の両端部において
前記永久磁石より僅かに高い壁部を有しており、且つ前
記強磁性ヨークが前記少なくとも1方向において前記壁
部に重なる程度の寸法を有して、前記可動部が前記固定
部に急激に衝突しても、この除虫じる衝撃力は前記壁部
を通して吸収され前記磁器永久磁石には直接には及ばぬ
ようにした熱応動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978064534U JPS5828198Y2 (ja) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | 熱応動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978064534U JPS5828198Y2 (ja) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | 熱応動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54166890U JPS54166890U (ja) | 1979-11-24 |
JPS5828198Y2 true JPS5828198Y2 (ja) | 1983-06-20 |
Family
ID=28968735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978064534U Expired JPS5828198Y2 (ja) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | 熱応動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828198Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4967678A (ja) * | 1972-09-20 | 1974-07-01 |
-
1978
- 1978-05-16 JP JP1978064534U patent/JPS5828198Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4967678A (ja) * | 1972-09-20 | 1974-07-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54166890U (ja) | 1979-11-24 |
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