JPS582816B2 - ムツギメカンジヨウタイノ セイゾウホウホウ - Google Patents

ムツギメカンジヨウタイノ セイゾウホウホウ

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JPS582816B2
JPS582816B2 JP6590275A JP6590275A JPS582816B2 JP S582816 B2 JPS582816 B2 JP S582816B2 JP 6590275 A JP6590275 A JP 6590275A JP 6590275 A JP6590275 A JP 6590275A JP S582816 B2 JPS582816 B2 JP S582816B2
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JP
Japan
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annular body
sheet
plastic
jig
seamless
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Expired
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JP6590275A
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English (en)
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JPS51142079A (en
Inventor
大谷利幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication of JPS51142079A publication Critical patent/JPS51142079A/ja
Publication of JPS582816B2 publication Critical patent/JPS582816B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、簡便且つ廉価に多種多様に製造し得、機械的
強度に優れた無継目環状体の製造方法に関するものであ
る。
従来、プラスチック無継目環状体は例えば熱熔融したプ
ラスチックを、円筒状の円型ダイから押出し、これと同
時に圧搾空気を吹き込み、チューブ状のフイルムを作る
所謂インフレーション法により製造されるのが一般的で
あった。
而乍ら、インフレーション法に於では、用い得る材料が
限定されると共に、同一材料から成る二軸延伸されたシ
ート状部材と比較しても均一性に劣り、又、機械的強度
に於いても特に遜色が存する。
従って袋物等に代表される比較的強度を要さない用途に
は有効であるが、例えば殊に機械的強度が要求される薄
手の無継目ベルト等の用途には用い得ない場合が少なく
なかった。
然も、該方法では製造設備も大規模となり、又円型ダイ
等の形状も装置毎に略ぼ規定されるので多種少量の自在
性円筒状無継目環状体を製造する場合には、極めて効率
が悪いばかりか、製品の単価も高《なり甚だ芳しくない
ものであった。
一方、環状体を得る方法としては、プラスチックのシー
ト状のものから所望とする幅を有する様帯状に切断して
、先端部を通常、熱熔融又は溶剤による溶解接着、或い
は接着剤による接着によって接合する方法があるが、斯
かる方法で得られた継目環状体は均一性、強度性に優れ
ているシート状のプラスチックから製造するにも拘らず
、接合部分とその他の部分では殊に機械的強度が異なる
為に不都合な問題が多々生ずる。
例えば、接合部分とその他の部分め厚みが異なる事に因
る機械的強度の不均一性並びにベルトとして使用した場
合の異状振動の発生原因になったり、又溶剤接着、接着
剤接着による接着部分の剥離、切断が生じたりする場合
が少なくない。
本発明は斯かる点に鑑み成されたものであり、簡便迅速
且つ廉価に多種多様の無継目環状体が得られる優れた製
造方法を提供する事を目的とするものである。
本発明の無継目環状体の製造方法は、多孔性の設置台上
に環状体治具を置き、その上にシート状プラスチックを
重ねて、該シート状プラスチックを二次転移点以上に加
熱し乍ら又は加熱後、前記設置板下部側から前記多孔よ
り吸引して環状体を成型冷却後、所望幅に切断して得る
事を特徴とするものである。
本発明の製造方法は依れば、(幅/径)比の大きな無継
目環状体の製造が容易であり、又併せて多孔性の設置台
上に置く環状体治具の径を任意に変える事により多種多
様の無継目環状体の製造が可能であり、更には又、設置
台上に多数の環状体治具を置けば一時に多数の前記無継
目環状体が得られ、又多種の環状体治具を設置すれば同
時に種種のサイズの無継目環状体が得られる。
本発明の製造方法で得られる無継目環状体は、材質の均
一一様性、機械的強度に優れ、極めて廉価に製造される
シート状プラスチックを出発材料とし、そのシート状プ
ラスチックの性能を低下させる事なく得られ、更にはそ
の製造方法が簡便で自在性に優れているので極めて商品
性が高く、用途も格段に拡大されるものである。
以下、図面を参照し乍ら、本発明の製造方法に就て更に
具体的に説明する。
第1図乃至第4図は本発明の無継目環状体の製造方法を
説明する為の模式的概略図である。
多孔性の設置台1上に設置された環状体治具2のの上に
所望特性を有するシート状プラスチック3を置き、ヒー
ター4に依って加熱する。
シート状プラスチック3が十分軟化するか、2次転移点
以上に加熱された時点近くから矢印方向に吸引装置(図
には記載されてない)によって吸引する事により、シー
ト状プラスチック3は第2図に示す如き、環状体治具2
の外側に添った大きさの円筒状を呈する。
シート型に添って充分安定化したならば冷却(通常は室
温)し、環状体治具2から外すと第3図に示す形状のも
のが得られる。
これより任意幅で切断することにより、第4図に示す如
き無継目環状体4が得られるものである。
第1図乃至第2図の工程に於いてシート状プラスチック
3を加熱する場合、本図工程ではシート状プラスチック
3の上部にあるヒーター4を用いて加熱したが、別には
環状体治具2自体が発熱体であっても良いし、又は環状
体治具2の内部に発熱体を設置し、外部には第1図に示
すようにシート状プラスチック3上にヒーター4、又は
赤外線ランプ等を設置して両方を使用し、加熱する方法
も有効である。
シート状プラスチック3を加熱する温度は、該プラスチ
ックが十分変形する程度の温度以上であり、望ましくは
シート状プラスチックの二次転移点以上に加熱するのが
好ましいものである。
一般に、治具2の材質としては、所望される無継目環状
体を作製する際の加熱温度に於いて、例えば軟化変形し
たり、表面の粘性が変化したりして前記環状体の形成に
支障を来たさない様な材質、更には前記環状体に効率良
く熱を伝導する材質が選択される。
その代表的なものを挙げれば、銅及びその合金、鉄、ア
ルミニウム等及びその合金に代表される金属又は合金セ
ラミック等の無機物質、グラファイト、ガラス状炭素等
の無機耐熱性物質、ポリフエニレン、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリベンズイミダゾール、ポリキノキサリン、
ポリイミダゾピロロン、ポリオキサジアゾール等の有機
耐熱性高分子である。
又環状体治具2の外周表面には、所望の形状となったシ
ート状プラスチック3が冷却後、治具2より外し易くす
る為に、例えば通常用いられている有機弗素化合物や有
機珪素化合物等に代表される低表面エネルギー物を塗布
して置くか、治具そのものを該物質で構成すると一層効
果的である。
又、環状体治具2そのものを低摩擦係数物質で形成して
も同様の効果が得られる。
更には又、使用される環状体素材の伸張を容易にする為
に、適当な溶剤や軟化剤等を用いても良い。
以上の様に本発明の無継目環状体の製造方法は、比較的
材質が一様均一で且つ廉価に得られるシート状プラスチ
ックから、そのシートの初期の材質を保持したままで得
られる事を主たる特徴とするものであり、従って機械的
強度に優れ、製法が至極簡便、原材料であるプラスチッ
クシ一トが比較的廉価である故に製品単価が格段に低く
、極めて商品性が高い無継目環状体が得られる。
又、幅の広い無継目環状体が得られることも大きな特徴
の一つであり、例えば無継目環状体の(幅/周長)の比
が%にして、従来法だと高々3%程度であったが本法に
依れば12%程度のものも容易に得られる。
本発明に用いられるシート状プラスチック材料としては
、所望に応じて任意のものが選択されるが、その代表的
なのを挙げれば、セルロースアセテート、三弗化エチレ
ン、テトラクロロエチレン、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート、ナイロン,ポリスルホン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド等がある。
実施例 直径85mm、長さ60mmの耐蝕アルミニウム合金製
円柱表面にテフロンコーティングしたものを治具とし、
これを第1図に示す如く、金鋼上に設置した。
次に厚さ30μの二軸延伸したポリプロピレンフイルム
を前記治具の上に置き、その上方から第1図に示す如き
ヒーターにより前記フイルムを約130℃に加熱し、吸
引用モーターを作動させ一分間吸引したところ第2図に
示す様な状態になった。
その後室温まで冷却し外部に円筒状となったポリプロピ
レンフイルムを取り出した。
幅10mmの無継目環状体を得る為、治具を取りつげた
まま円筒状に変形処理されたポリプロピレンフイルムを
旋盤に取りつけ、回転させながらナイフエッジで切断し
た。
得られた無継目環状体を駆動用ベルトとして回転速度3
000rpmで長時間駆動させても何等支障を生ぜず極
めて優れていることが判かった。
同様な工程で、6・6ナイロン、ポリアミドイミド、ポ
リエチレン、ポリスチレンのシートから無継目環状体を
得駆動用ベルト、レコードプレヤーのターンテーブルの
駆動ベルト、複写機に於ける複写紙の分離ベルトに使用
したところ極めて長時間の苛酷な条件にも耐え著しい利
小を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の無継目環状体の製造工程を
説明する為の模式的概略図である。 1・・・・・・設置台、2・・・・・・治具、3・・一
・・・プラスチックシート、4・・・・・・ヒーター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多孔性の設置台上に環状体治具を置き、その上にシ
    ート状プラスチックを重ねて、該シート状プラスチック
    を二次転移点以上に加熱し乍ら、又は加熱後、前記設置
    台下部側から前記多孔より吸引して環状体を成型冷却後
    、所望幅に切断して得る事を特徴とする無継目環状体の
    製造方法。
JP6590275A 1975-05-31 1975-05-31 ムツギメカンジヨウタイノ セイゾウホウホウ Expired JPS582816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6590275A JPS582816B2 (ja) 1975-05-31 1975-05-31 ムツギメカンジヨウタイノ セイゾウホウホウ

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JP6590275A JPS582816B2 (ja) 1975-05-31 1975-05-31 ムツギメカンジヨウタイノ セイゾウホウホウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51142079A JPS51142079A (en) 1976-12-07
JPS582816B2 true JPS582816B2 (ja) 1983-01-18

Family

ID=13300348

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6590275A Expired JPS582816B2 (ja) 1975-05-31 1975-05-31 ムツギメカンジヨウタイノ セイゾウホウホウ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737697Y2 (ja) * 1976-10-22 1982-08-19

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JPS51142079A (en) 1976-12-07

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