JPS582767B2 - 材料供給装置における材料挾持解放装置 - Google Patents

材料供給装置における材料挾持解放装置

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JPS582767B2
JPS582767B2 JP52012925A JP1292577A JPS582767B2 JP S582767 B2 JPS582767 B2 JP S582767B2 JP 52012925 A JP52012925 A JP 52012925A JP 1292577 A JP1292577 A JP 1292577A JP S582767 B2 JPS582767 B2 JP S582767B2
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松村憲一
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AZUMA SANGYO CO Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動盤などのごとき加工機に丸棒、異形材、
パイプ材等の材料を供給する材料供給装置における材料
扶持解放装置に関するものである。
材料扶持解放装置は、材料供給装置における押し具の先
端部に装着したフィンガーに対して材料の着脱を行なう
ときに材料の後端部付近を挾持するものである。
材料供給装置においては、材料の着脱を確実に行なうた
めに押し具に対する材料の着脱時に材料の軸心と押し具
の軸心が一致していることや、材料の変形および滑り等
がないことが重要で、仮りに材料の着脱が確実に行なわ
れないときには材料供給装置に備えた安全装置が作動し
て、材料供給装置および自動盤のごとき加工機を含む全
体が停止してしまい、稼動率を低下せしめるものである
そこで従来から種々の材料挾持解放装置が開発されてい
るが、材料がアルミ材とかパイプ材等のときには材料を
挾持する挾持力が強すぎて変形させてしまうとか、また
扶持力が弱いときには着脱時に材料に滑りを生じて着脱
が確実に行なうことが困難であるなど種々の問題があっ
た。
本発明は上配のごとき従来の問題に鑑み発明したもので
、以下図面を用いて本発明の1実施例について詳細な説
明を行なう。
第1図は本発明に係る材料挾持解放装置を全般的に示す
もので、図中の1は材料供給装置(図示省略)における
送出チューブを示し、3は押し具5の先端部に装着した
フィンガーを示すものである。
上記送出チューブ1、押し具5および押し具5を送出チ
ューブ1内において往復移動せしめる機構等は公知であ
るので、その詳細については省略する。
本発明に係る装置は押し具5の先端部に装着したフィン
ガー3に対して材料Mの着脱を行なうとき、材料Mを上
下方向から挾持固定する材料扶持機構7と、材料扶持機
構7を作動せしめる作動機構9等よりなるものであり、
材料挾持機構7および作動機構9等は材料供給装置のフ
レーム(図示省略)に立設した比較的大きな支持板11
に装着してある。
なおこの支持板11は第2図〜第4図に示すごとく前記
送出チューブ1の側方に立設してあるものである。
前記作動機構9は適数の支柱13(第2図参照)を介し
て支持板11の側面に装着した正逆転モーターのごとき
回転駆動装置15等から構成してある。
この回転駆動装置15の出力軸17に一体的に取付けた
小歯車19は、第2図に示すごとく軸承21を介して前
記支持板11に回転自在に支承されたカム軸23の一端
に取付けた歯車25と噛合してある。
また歯車25は軸承27を介して支持板11に回転自在
に支承された回転軸29の一端に取付けた歯車31と噛
合してある。
なお歯車31は歯車25より大きく設けてあるものであ
る。
前記カム軸23の他端部には第1図に示すごとくほぼ半
円形状のカムプレート33が一体的に取付けてある。
このカムプレート33の周面には第1図に示すごとく平
面部3.3aが形成してあるとともに、カム軸23の軸
心を中心とする円弧状周而33bが形成してあり、平面
部33aと円弧状周面33bとの境界部33c,33d
は小径の円弧状に形成してある。
前記回転軸29の他端部には第1図に示すごとくスイッ
チ作動レバー35が一体的に取付けてある。
このスイッチ作動レバー35は前記支持板11に適宜に
装着したリミットスイッチ37a,37bを作動するも
のである。
なお上記リミットスイッチ37a,37bは、スイッチ
作動レバー35によって作動されたときに前記回転駆動
装置15の駆動を停止せしめるよう作用するものである
前記支持板11の適宜位置には枢軸39を介して揺動腕
41の基部が枢着してあり、この揺動腕41のほぼ中央
部には前記カムプレート33の周面と転勤自在に接触し
たローラー43が回転自在に取付けてある。
また上記揺動腕41の先端部にはターンバックルのごと
く長さ調節自在な連結杆45の一端部がヒンジピン47
を介して枢支連結してある。
上記連結杆45に設けたブラケット49と前記支持板1
1の適宜位置に固着したピン51との間には、前記ロー
ラー43を常にカムプレート33の周面に接触ぜしめる
べく作用するスプリング53が張設してある。
なお前記連結杆45の他端部はヒンジピン55を介して
腕体57の先端部に枢支連結してある。
前記腕体57の基部は、第3図に示すごとく軸承59を
介して前記支持板11に回動自在に支承された回動軸6
1の一端部に一体的に取付けてある。
上記回動軸61には第2のカムプレート63が一体的に
取付けてあるとともに、他端部にはトグルアーム65の
基部が一体的に取付けてある。
前記カムプレート63はその周面に直線状のカム面63
aと回動軸61の軸心を中心とする円弧状のカム面63
bとを備えている。
このカムプレート63は後述するごとく前記材料挾持機
構7における下部アーム67を上下方向に回動せしめる
カム機構をなすものである。
前記トグルアーム65は、前記材料扶持機構7における
上部アーム69を上下方向に回動せしめるリンク機構を
なすもので、その先端部にはリンクプレート71の一端
部がピン73を介して枢支連結してある。
このリンクプレート71の他端部はヒンジピン75を介
して前配支持板11に枢着した前記上部アーム69の後
端部とピン77を介して枢支連結してある。
なお上部アーム69の先端部には、後述する挾持力調節
機構79を押圧自在の抑圧調節螺子81が調節自在に螺
着してある。
前記下部アーム67は前記送出チューブ1の下方位置に
配置してあり、その基部は前記支持板11に回動自在に
支承された回動軸83に一体的に取付けてある。
この下部アーム67には材料Mを前記フィンガー3に着
脱するときにフィンガー3を案内するフィンガーガイド
85が取付けてあ−るとともに、先端部には材料Mの後
端部付近を下方から送出チューブ1の中心位置に支持自
在の材料支持台87が突出量調節自在に装着してある。
すなわち下部アーム67の先端部には、下部アーム67
が水平な状態に維持されたときに垂直となる孔89が穿
設してあり、この孔89に前記材料支持台87が回動ず
ることなく摺動自在に嵌合してある。
そして下部アーム67の先端部に取付けたブラケット9
1に回転自在に支承された調節ネジ92のネジ部93が
材料支持台87に螺合してある。
したがって調節ネジ92を回すことにより、孔89から
の材料支持台87の突出量を調節できるものである。
また材料支持台87の頭部には第4図に示すごとく材料
Mを支持するV溝95が設けてある。
なお前記フィンガーガイド85、材料支持台87等は送
出チューブ1の下部に設けた切矢部(図示省略)から送
出チューブ1内に出没自在である。
前記回動軸83には、前記下部アーム67と反対方向に
かつ前記第2のカムプレート63の方向に延伸したアー
ム97の基部が一体的に取付けてあり、このアーム97
の先端部には前記第2のカムプレート63のカム面63
a,63bに転動自在に接触した接触ローラー99が回
転自在に取付けてある。
なおアーム97の適宜位置に固定しピン101と前記支
持板11の適宜位置に固定したピン103との間には、
前記接触ローラー99をカムプレート63に常時接触せ
しめるべく作用するスプリング105が張設してある。
前記挾持力調節機構79は前記材料支持台87と対応し
て材料Mを挾持するとき、材料Mを押圧する扶持力を調
節するもので、第4図に詳細に示すごとくガイドバー1
07に沿って昇降自在の昇降体109等から構成してあ
るものである。
ガイドバ−107は上下両端部を一体的に支承したブラ
ケット111,113を介して前記支持板11に垂直に
支持されている。
前記昇降体109はキー(図示省略)等の適宜な手段に
よってガイドバー107に対し回動することなく昇降自
在に嵌合してあり、この昇降体109と下部のブラケッ
ト113との間には昇降体109を上昇せしめるべく作
用する弾機115が弾装してある。
前記昇降体109には上下方向の貫通孔117が穿設し
てあり、この貫通孔117には前記材料支持台87と対
応して材料Mを挾持する押え爪119を一体的に備えた
爪ホルダー121が下方から嵌入固定してある。
また貫通孔117の上方からは円筒状の蓋部材123が
嵌入固定してあり、この蓋部材123内には上端部12
5aが蓋部材123を貫通したプランジャー125が摺
動自在に嵌入七てある。
なお上記プランジャー125と前記爪ホルダー121と
の間には皿バネのごとき強力な弾機127が弾装してあ
る。
なお蓋部材123から突出したプランジャー125の上
端部125aには、前記押圧調節螺子81の下端部と当
接自在の押し座129が取付けてある。
以上のごとき構成において、第5図に示すごとく材料挾
持機構7が開いた状態にあるときに、材料供給装置の材
料棚(図示省略)から送出チューブ1内に材料Mが供給
されると、回転駆動装置15が適宜方向に回転駆動され
、小歯車19、歯車25および歯車31を介してカム軸
23および回転軸29が第5図においてそれぞれ矢印A
,B方向に回転される。
したがってカムプレーの平面部33aに接触しているロ
ーラー43を介して揺動腕41はスプリング53に抗し
第5図において反時計回り方向に回動されることになる
また回転軸29に取付けたスイッチ作動レバー35はリ
ミットスイッチ37bから離れてリミットスイッチ37
aの方向へ回動ずることになる。
前述のごとく揺動腕41が枢軸39を中心としそ、第5
図において反時計回り方向に回動されると、揺動腕41
の先端部に枢支連結した連結杆45を介することにより
、腕体57が第5図において反時計回り方向に回動され
ることになる。
したがって、腕体57を一体的に支承した回動軸61に
取付けた第2のカムプレート63およびトグルアーム6
5も一体的に同方向に回動ずることになる。
カムプレート63の回動により、カムプレート63のカ
ム面63aに接触している接触ローラー99を介してア
ーム97が第5図において反時計回り方向に次第に回動
され、アーム97と一体的な下部アーム67は次第に回
動上昇することになる。
また前記トグルアーム65の回動により、リンクプレー
ト71を介して上部アーム69はヒンジピン75を軸と
して第5図において時計回り方向に回動されるので、上
部アーム69の先端部に取付けた押圧調節螺子81は挾
持力調節機構79における押し座129を押下すること
になる。
押し座129が押下されると、弾機127の方が弾機1
15より強く設定してあるものであるから、プランジャ
ー125、弾機121爪ホルダー121を介して昇降体
109を弾機115に抗して垂直に押し下げることにな
る。
前記カムプレート33の矢印A方向への回転が進み、前
記ローラー43が平面部33aの端部付近と接触するよ
うになると、揺動腕41、連結杆45および腕体57を
介して連動した回動軸61の回転も進み、前記接触ロー
ラー99は第2のカムプレート63のカム面63aとカ
ム面63bとの境界付近と接触することとなり、下部ア
ーム67はアーム97を介して最上昇されて水平な状態
となり、下部アーム67の先端部に装着した材料支持台
87は垂直な状態となり送出チューブ1内に突出して材
料Mの後端部付近を下方から支持する。
前記のごとく材料支持台87が材料Mを下方から支持し
たときには、前記上部アーム69の回動により押下され
ていた挾持力調節機構79はガイドバー107に沿って
垂直に下降し、押え爪119が材料Mの上部に接近した
状態にある。
前記カムプレート33の矢印A方向への回転がさらに進
んで、ローラー43がカムプレート33の平面部33a
と円弧状周面33bとの境界部33cと接触するように
なると、前記接触ローラー99は第2のカムプレート6
3の円弧状のカム而63bの端部付近と接触することと
なり、下部アーム67を最上昇位置に上昇せしめて、下
部アーム67を水平な状態に保持する。
他方、上部アーム69の先端部に取付けた押圧調節螺子
81は挾持力調節機構79を最下降せしめた状態となり
、前記材料支持台87に下方から支持された材料Mの上
部に押え爪119が当接して、材料支持台87との間に
材料Mを挾持した状態となる。
前記のごとく、押え爪119と材料支持台87により第
4図に示すごとく材料Mを挾持した状態にあるとき、上
部アーム69の先端部に螺着した押圧調節螺子81を締
めつけて、蓋部材123等に対してプランジャー125
を下降せしめると、弾機127は爪ホルダー121とプ
ランジャー125との間において圧縮されるので、材料
Mを押圧して挾持する扶持力は強くなる。
また前肥押圧調節螺子81を緩めると、弾機127の蓄
勢力は小さくなり、材料Mを挾持する挾持力は小さくな
るものである。
したがって、押圧調節螺子81を予め調節しておくこと
により、材料Mがパイプ材やアルミ材である場合など、
材料の材質等に応じて材料Mを挾持する扶持力を予め調
節できるものである。
前述のごとく材料挾持機構7において材料Mを挾持した
後に、さらにカムプレート33の回転が進行して、次に
前記ローラー43がカムプレート33の円弧状周面33
bと接触するようになると、揺動腕41は第1図に示す
ごとく反時計回り方向に最大に回動された状態を維持す
ることとなり、材料扶持機構7においては材料支持台8
7と押え爪119で材料Mを挾持した状態を維持するこ
ととなる。
したがって、このように材料支持台87と押え爪119
により材料Mを挾持した状態にあるとき、材料供給装置
における押し具5を前進せしめることによって、押し具
5の先端部に装着したフィンガー3を材料Mの後端部と
係合することができるものである。
なおフィンガー3と材料Mの後端部との係合の後に、さ
らに前記カムプレート33の回動が進行して、揺動腕4
1に取付けたローラー43がカムプレート33の境界部
33dヲ通過して再びカムプレート33の平面部33a
と接触するようになると、揺動腕41、第2のカムプレ
ート63および上部アーム69等はスプリング53の作
用により、第5図に示すごとき元の状態に復帰される。
したがって、挾持力調節機構79は上部アーム69の先
端部に取付けた押圧調節螺子81による押下作用が解か
れるので、弾機115の作用によりガイドバー107に
沿って垂直に上昇され、材料Mを解放する。
また下部アーム67等はスプリング105の作用により
、第5図に示すごとく材料Mを解放した元の状態に復帰
される。
なお前述のごとく揺動腕41に取付けたローラー43が
カムプレート33の平面部33aと再び接触したときに
は、歯車25,31および回転軸29を介することによ
り連動して回動していたスイッチ作動レバー35がリミ
ットスイッチ37aを作動するので、前記回転駆動装置
15は停止されるものである。
前述のごとく、挾持力調節機構79に設けた押え爪11
9と下部アーム67の先端部に装着した材料支持台87
による材料Mの扶持が解放された後に、材料供給装置に
おける押し具5が前進されて材料Mが自動盤のごとき加
工機に供給されるものである。
加工機において材料Mが加工されて、材料Mが加工不可
能に短くなると、前記押し具5はフィンガー3に残材を
係合したまま後退される。
そして、残材が材料挾持機構7の位置に後退されたとき
に前記回転駆動装置15が前述とは逆の方向に回転駆動
されるが、作動機構9、材料挾持機構7は前述に準じた
作動を行ない、材料扶持機構7において残材を扶持固定
する。
上述のととく残材が扶持固定された後に、押し具5をさ
らに後退することによってフィンガー3から残材の離脱
が行なわれる。
材料挾持機構7が残材を解放した後、今度はスイッチ作
動レバー35がリミットスイッチ37bを作動すること
により、回転駆動装置15の回転駆動が停止されるもの
である。
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るにこの発明の要旨は特許請求の範囲に記載のとおりで
あるから、フィンガーに対する材料の着脱時に、材料が
細い場合であっても座屈により湾曲するようなことがな
く、正確かつ確実に着脱を行なうことができ、しかも材
料の材質等に応じて扶持力を最適に調節できるものであ
る。
したがって、材料を変形させて材料の軸心と押し具の軸
心とを狂わせることや、押し具に対する材料の着脱時に
材料が滑ることなどを防止することができ、前述のごと
き従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の1実施例を示すもので、第1図は本発明
に係る装置の説明図、第2図、第3図および第4図は第
1図における■−■線、■−■線および■−■線に沿っ
た断面説明図、第5図は作動状態を示す説明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……送出チュ
ーブ、11……支持板、67……下部アーム、69……
上部アーム、81……押圧調節螺子、87……材料支持
台、107……ガイドバー、109……昇降体、119
……押え爪、127……弾機、M……材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回動軸61に装着したカム機構を介した下部アーム
    67を作動自在に設け、前記下部アーム67の先端部に
    材料Mの後端部付近を送出チューブ1の中心位置に支持
    する材料支持台87を装着して設け、前記回動軸61に
    リンク機構を介して上部アーム69を連動連結して設け
    、この上部アーム69によって昇降される昇降体109
    に前記材料支持台87と共働して前記材料Mを挾持する
    押え爪119を装着して設け前肥昇降体109と前記上
    部アーム69に螺着した押圧調節螺子81との間に、材
    料Mに対する前記押え爪119の押圧力を調節する弾機
    127を弾装してなる材料供給装置における材料扶持解
    放装置。
JP52012925A 1977-02-10 1977-02-10 材料供給装置における材料挾持解放装置 Expired JPS582767B2 (ja)

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JPS53111581A JPS53111581A (en) 1978-09-29
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JPH053378B2 (ja) * 1985-05-14 1993-01-14 Yokohama Rubber Co Ltd

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