JPS5827398Y2 - オ−ト・リバ−ス・テ−プレコ−ダのテ−プ・ガイド機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オート・リバース・テープレコーダのテープ
・ガイド機構に関するものである。

第１図は従来のオート・リバース・テープレコーダの主
要部の構成を示すもので、１は磁気ヘッド、２，３はピ
ンチローラ、４，５はキャプスタン、６はハーフ、７，
８は磁気ヘッド１に設けたテープガイドである。

ところで、部品のばらつき、ピンチローラ２または３と
キャプスタン４または５の軸心の傾きのずれ、ハーフ６
のばらつきなどにより、フォワード方向（矢印六方向）
、リバース方向（矢印Ｂ方向）へのテープ走行位置、走
行角度が同一とならない。

したがって、従来のように、磁気ヘッド１にテープガイ
ド７．８が配列されている構成では、テープガイド７．
８に一方向のテープ走行に合わせることは可能であるが
、両方向のテープ走行に合わせるととは不可能である。

そのため、一方向走行時のテープとヘッド１とのＷ性が
悪くなり、ワウ・フラッタ（Ｗ／’Ｆ ）、周波数特性
が悪くなるという欠点があった。

本考案は、各走行方向に対応してヘッドをはさんで両側
にテープガイドを配置できる構成にすることにより、ワ
ク・フラッタ、周波数特性を改善したテープ・ガイド機
構を提供するものである。

第２図および第３図はそれぞれフォワード方向訃よびリ
バース方向へのテープ走行時のテープガイド機構の配列
を示すもので、１１および１２はテープ人口側に配置し
たテープガイド、１３釦よび１４はヘッド１の外側に配
置したテープガイドを示す。

このような構成において、フォワード方向へのテープ走
行に際しては、第２図に示すように、ピンチローラ２の
テープの入口側にテープガイド１１を配置し、ハーフ６
より送り出されるテープ金このテープガイド１１で規制
し、また、ヘッド１の外側で、ピンチローラ３のテープ
の出口側にテープガイド１３を配置し、諸条件によるテ
ープ走行位置ずれ、角度ずれをテープガイド１３で調整
する。

また、リバース方向へのテープ走行に際しては、第３図
に示すように、ピンチローラ３のテープ入口側にテープ
ガイド１２を配置し、・・−７６より送り出されるテー
プをこのテープガイド１２で規制し、さらに、ヘッドの
外側で、ピンチローラ２のテープ入口側にテープガイド
１４を配置し、テープ走行位置、角度ずれ金調整する。

このように、テープ走行方向に応じて２個のテープガイ
ドを配置することにより、それぞれの走行方向でのテー
プのヘッドへの密着性を改善できる。

豊タヘッド１に対してテープガイドが離れているため、
ガイド上でテープがカールしたとしても、ヘッド面での
テープ・カールの影響はほとんどなぐ、ワウ・フラッタ
および周波数特性を著るしぐ改善できる。

以上述べたように、本考案によれば、テープの・ヘッド
への密着性を良くし、ワウ・フラッタおよび周波数枠Ｐ
ｉ−著るしぐ改善できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のテープガイド機構の構成図、第２図およ
び第３図はそれぞれ本考案によるテープガイド機構のテ
ープ走行方向に応じた配列の一実施例を示す構成図であ
る。 １・・・・・・磁気ヘッド、１１〜１４・・・テープガ
イドを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 磁気ヘッドの両側に２個のピンチローラが配置されたオ
   ート・リバース・テープ・レコーダにおいて、テープの
   順方向走行時には一方のピンチローラのテープの入口側
   に第１のテープガイドが配置され、上記磁気ヘッドの外
   側で他方のピンチローラのテープの入口側に第２のテー
   プガイドが配置され、テープの逆方向走行時には上記他
   方のピンチローラのテープの人口側に第３のテープガイ
   ドが配置され、上記磁気ヘッドの外側で前記一方のピン
   チローラのテープの入口側に第４のテープガイドが配置
   されるように構成したことを特徴とするテープ・ガイド
   機構。