JPS5827008Y2 - 表面処理装置 - Google Patents
表面処理装置Info
- Publication number
- JPS5827008Y2 JPS5827008Y2 JP210479U JP210479U JPS5827008Y2 JP S5827008 Y2 JPS5827008 Y2 JP S5827008Y2 JP 210479 U JP210479 U JP 210479U JP 210479 U JP210479 U JP 210479U JP S5827008 Y2 JPS5827008 Y2 JP S5827008Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- steel material
- brush
- surface treatment
- oxide film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鋼材表面にアルミニウム被覆処理を施すため
の表面処理装置に関する。
の表面処理装置に関する。
従来、鋼材の表面にアルミニウムを被覆させる方法とし
ては、溶融アルミニウムメッキ法、電気メツキ法、鉄−
アルミニウム合金粉末を用いた拡散浸透処理法などがあ
るが、これらの方法はいずれも大規模な設備、すなわち
溶融アルミニウムメッキ法では製品の大きさに応じたメ
ッキ浴が、電気メツキ法ではメッキ浴および電解液が、
拡散浸透処理法では多量の合金粉末および加熱炉が必要
であり、従って、いずれも表面処理のために大きなエネ
ルギーを消費し、作業も困難であるため、製品のコスト
は著しく高いものとなる。
ては、溶融アルミニウムメッキ法、電気メツキ法、鉄−
アルミニウム合金粉末を用いた拡散浸透処理法などがあ
るが、これらの方法はいずれも大規模な設備、すなわち
溶融アルミニウムメッキ法では製品の大きさに応じたメ
ッキ浴が、電気メツキ法ではメッキ浴および電解液が、
拡散浸透処理法では多量の合金粉末および加熱炉が必要
であり、従って、いずれも表面処理のために大きなエネ
ルギーを消費し、作業も困難であるため、製品のコスト
は著しく高いものとなる。
また、これらの方法はいずれも製品を一体のまま処理す
るのに適したものであり、局部的な表面処理を施すには
不適である。
るのに適したものであり、局部的な表面処理を施すには
不適である。
本考案は、鋼材表面のアルミニウム被覆処理のために大
きな設備を必要とせず、かつ局部的な表面処理に適した
安価な表面処理装置を提供するものである。
きな設備を必要とせず、かつ局部的な表面処理に適した
安価な表面処理装置を提供するものである。
すなわち本考案は、鋼材表面のアルミニウムによる被覆
処理装置において、鋼材表面の酸化被膜を剥離除去する
ための回転または往復運動するブラシと、該ブラシと鋼
材表面との間に溶融アルミニウムを供給する機構を有す
ることを特徴とする表面処理装置に関するものである。
処理装置において、鋼材表面の酸化被膜を剥離除去する
ための回転または往復運動するブラシと、該ブラシと鋼
材表面との間に溶融アルミニウムを供給する機構を有す
ることを特徴とする表面処理装置に関するものである。
以下、添付図面を用いて本考案装置を詳細に説明する。
第1図は本考案装置の一実施態様例を示す説明図である
。
。
第1図において、1は表面処理される鋼材であり、その
表面は回転する硬質のワイヤブラシ2でブラシングされ
、酸化被膜が剥離除去される。
表面は回転する硬質のワイヤブラシ2でブラシングされ
、酸化被膜が剥離除去される。
なお、ブラシ2は回転板3に植え付けられており、回転
板3は駆動装置4と結合され、駆動装置4は手によって
保持され任意の位置に移動可能である。
板3は駆動装置4と結合され、駆動装置4は手によって
保持され任意の位置に移動可能である。
また、駆動装置4のカバーにはアルミニウム棒5および
ガスバーナ6の保持材7が取付けられており、アルミニ
ウム棒5は送り歯車8によってガイド9を通して鋼材表
面に供給される。
ガスバーナ6の保持材7が取付けられており、アルミニ
ウム棒5は送り歯車8によってガイド9を通して鋼材表
面に供給される。
アルミニウム棒5の先端はガスバーナ6から出る火炎1
0によって加熱溶融され、溶滴11が鋼材表面とブラシ
2との間に供給される。
0によって加熱溶融され、溶滴11が鋼材表面とブラシ
2との間に供給される。
ガスバーナ6へのガス、例えばアセチレンや酸素等は供
給管12によって供給される。
給管12によって供給される。
上記装置によって鋼材表面をアルミニウムで被覆するに
は、ブラシ2で鋼材1の表面を強くブラシングし、酸化
被膜を剥離除去しながら、ブラシと鋼材表面との間に供
給されたアルミニウムの溶滴11をブラシ2によって鋼
材表面に強くこすりつける。
は、ブラシ2で鋼材1の表面を強くブラシングし、酸化
被膜を剥離除去しながら、ブラシと鋼材表面との間に供
給されたアルミニウムの溶滴11をブラシ2によって鋼
材表面に強くこすりつける。
この時の状態を第2図の模式図に示す。第2図において
、1′は鋼材1の酸化被膜、11は溶融アルミニラム、
11′は該アルミニウム11の酸化被膜で、ブラシ2は
図示するように溶融アルミニウム11の中に入り鋼材1
の酸化被膜1′を破壊し、これによって露出した鋼材1
の金属面に直ちに溶融アルミニウム11が接触して被膜
となる。
、1′は鋼材1の酸化被膜、11は溶融アルミニラム、
11′は該アルミニウム11の酸化被膜で、ブラシ2は
図示するように溶融アルミニウム11の中に入り鋼材1
の酸化被膜1′を破壊し、これによって露出した鋼材1
の金属面に直ちに溶融アルミニウム11が接触して被膜
となる。
このようにして得られるアルミニウム被膜は、鋼材とア
ルミニウムとの金属面同志が接触するために両者の間に
冶金的な結合が生じ、その接着は強固なものとなり こ
の上を再度ブラシングしても離れることはない。
ルミニウムとの金属面同志が接触するために両者の間に
冶金的な結合が生じ、その接着は強固なものとなり こ
の上を再度ブラシングしても離れることはない。
鋼材1の酸化被膜1′を除去する毎にこのような接合面
が広がって行き、所期のアルミニラな被膜を施すことが
できる。
が広がって行き、所期のアルミニラな被膜を施すことが
できる。
なお、鋼材1の酸化被膜1′と共にアルミニウムの酸化
被膜11′も破壊されるが、破壊された酸化被膜1′お
よび11′は極めて少量であるため、その一部がアルミ
ニウム被膜の中に取り込まれても問題にならない。
被膜11′も破壊されるが、破壊された酸化被膜1′お
よび11′は極めて少量であるため、その一部がアルミ
ニウム被膜の中に取り込まれても問題にならない。
また、接合をより容易にするためには、鋼材表面に予め
アルミニウムを拡散浸透させておくこと、あるいは鋼材
を予め加熱しておくことが効果的である。
アルミニウムを拡散浸透させておくこと、あるいは鋼材
を予め加熱しておくことが効果的である。
上記装置には、ブラシを回転させる方式を採用したが、
この他にブラシを前後、左右に往復運動させる方式もあ
る。
この他にブラシを前後、左右に往復運動させる方式もあ
る。
また、アルミニウム溶滴はブラシの外側に供給する方式
の他に、ブラシの中央に供給する方式等もある。
の他に、ブラシの中央に供給する方式等もある。
以上説明した本考案装置による効果をまとめると次の通
りである。
りである。
(1)小型で、持運びおよび作業が容易であるため、局
部的な表面処理あるいは補修に対して特に有効である。
部的な表面処理あるいは補修に対して特に有効である。
(2)溶融メッキ法、電気メツキ法、拡散浸透処理法等
のように大きな工場設備を必要としないため、製品コス
トが著しく安価になる。
のように大きな工場設備を必要としないため、製品コス
トが著しく安価になる。
(3)本考案装置を固定し、鋼材の方を移動させれば、
自動的かつ連続的な表面処理が可能である。
自動的かつ連続的な表面処理が可能である。
第1図は本考案装置の一実施態様例を示す説明図、第2
図は本考案装置による鋼材へのアルミニウム被膜形成の
状態を示す模式図である。
図は本考案装置による鋼材へのアルミニウム被膜形成の
状態を示す模式図である。
Claims (1)
- 鋼材表面のアルミニウムによる被覆処理装置において、
鋼材表面の酸化被膜を剥離除去するための回転または往
復運動するブラシと、該ブラシと鋼材表面との間に溶融
アルミニウムを供給する機構を有することを特徴とする
表面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP210479U JPS5827008Y2 (ja) | 1979-01-16 | 1979-01-16 | 表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP210479U JPS5827008Y2 (ja) | 1979-01-16 | 1979-01-16 | 表面処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55103260U JPS55103260U (ja) | 1980-07-18 |
JPS5827008Y2 true JPS5827008Y2 (ja) | 1983-06-11 |
Family
ID=28804868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP210479U Expired JPS5827008Y2 (ja) | 1979-01-16 | 1979-01-16 | 表面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827008Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-16 JP JP210479U patent/JPS5827008Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55103260U (ja) | 1980-07-18 |
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