JPS5827000B2 - 用水路など小河川の簡易水質浄化装置 - Google Patents

用水路など小河川の簡易水質浄化装置

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JPS5827000B2
JPS5827000B2 JP56031684A JP3168481A JPS5827000B2 JP S5827000 B2 JPS5827000 B2 JP S5827000B2 JP 56031684 A JP56031684 A JP 56031684A JP 3168481 A JP3168481 A JP 3168481A JP S5827000 B2 JPS5827000 B2 JP S5827000B2
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water
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irrigation
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清而 遠藤
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は用水路など小河川に設置され、その水質を浄化
する装置に関する。
用水路など小河川の水質は工場や家庭の排水、浮遊ゴミ
などでかなり汚されている。
このような汚水は浄化槽−を通すようにすれば清浄化で
きるものの、河川の流水を全て浄化槽に導くには犬がか
りな装置が必要であり、このような装置は飲料水となる
上水道の取水にのみ適用しているのが現状である。
このため従来は用水路の途中に簾や網を張り、これらに
引っかかったゴミを定期的に回収するようにしていた。
しかし、このような対策手段では、大きな浮遊ゴミは用
水路から除去できるものの、排水の浄化はもちろん、簾
や網を通り抜けるような小さなゴミさえも回収すること
は難しい。
しかも、簾や網にかかつて溜ったゴミはとくに夏期にお
いて臭気を発散したり、力やバエの温床になるなどの衛
生面に加え、町の美観を害するなどという問題もある。
そのうえ、簾や網に溜ったゴミが用水路などの流れを堰
止めてしまい、このため雨水などで用水路などの水量が
急激に増えたりすると、用水路などから汚水があふれる
こともあった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、水中
で浮遊するケーシングの内部に回転羽根を設けた攪拌室
と、その下流に複数のスクリーンを配置した濾過室を形
成し、開口部から取入た汚れを攪拌室でエアレーション
した水中のバクテリアなどの微生物を活生化させた状態
で濾過室で複数のスクリーンを通して濾過することによ
り、水質を浄化する一方で、これらを用水路などの水量
にしたがって浮き沈みさせ、用水路などの流れを堰止め
ないようにした簡易浄化装置を提供することを目的とす
る。
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
用水路1の河巾と略同−の横巾を持つ箱型ケーシング2
の前半部(上流側)に回転羽根3を軸支して攪拌室4を
形成する一方、後半部(下流側)に、用水路1の流れに
直交する複数の細目スクリ−ン5を並列的に配置して濾
過室6を形成する。
用水路1の流れに対面する攪拌室4の前面7には取入口
8を、濾過室6の後面9には排出口10をそれぞれ開口
し、用水路1を流れる水の一部が取入口8より攪拌室4
、濾過室6を通って排出口10から流出するようにしで
ある。
ただし、取入口8は前面7の中心線より左、右いずれか
一方に片寄って開口し、回転羽根3の片側に用水路1の
流れを集中させる。
つまり回転羽根3は一方に集中して用水路1の流れを受
け、これを動力として図中時計回り方向に回動する。
この取入口8には攪拌室4に粗大ゴミが入るのを阻止す
るため、荒目のスクリーン11が取外し可能に設けられ
る。
また、一方に片寄って開口した取入口8の手前で用水路
1の流れが淀まないように流れを取入口8に集めるため
のガイド12を形成する。
なおガイド12間には流入口8の下方位置に粗大ゴミを
すくい上げるネット13が張られる。
他方、濾過室6は、取入口8による用水路1の流れの片
寄りに応じて平面路三角形状に形成し、その上面14を
ヒンジ結合し開閉蓋としている。
細目スクリーン5の各々は、ケーシング2の内面に形成
した溝16により上方からの取外し自由な嵌め合せて支
持される。
そして用水路1の流水にエアを混入する回転羽根3は、
大気を吸収するため水面直下に配置し、図示のものでは
この回転羽根3の下方にエアレーションの均一化を促進
するようさらに二個の回転羽根3a、3bを設けている
このような浄化装置Aは、用水路1に設置したとき、少
なくとも上部回転羽根3が水面よりわずかに没した状態
で水中に浮遊するように、ケーシング2にバランスよく
複数の浮き(フロート)を取付けたり、あるいは、各構
成部品を比重の軽い素材、たとえばケーシング2や回転
羽根3を木材や合成樹脂材で、またスクリーン5,11
を軽石で形成する。
なお、浄化装置Aは、用水路1に収めその両岸に立てた
柱17にロープ18などで係留され、また、コミなどの
定期的回収、補守管理に際しては係留を解き、図示しな
い巻上機を用いて用水路1から陸上げされる。
このように構成したため、用水路1に上面を水面に浮か
せて係留した浄化装置Aにより、用水路1の流水は、取
入口8に導かれ、その荒目スクリーン11でまず粗大ゴ
ミが除かれる。
ついで、攪拌室4で流水を動力として回動する回転羽根
3゜3a、3bの攪拌作用により水中に大気が混入され
、このエアレーションにより水中のバクテリアなどの微
生物の油虫化が促進される。
同時に、回転羽根3,3a、3bの混成作用により微細
な浮遊ゴミの分布が均一化される。
そして濾過室6で複数の細目スクリーン5を通過する間
に略完全に微細なゴミが除かれる。
細目スクリーン5に溜ったゴミや汚染物は、攪拌室4で
油虫化された微生物の繁殖により分解、浄化され、この
ようにして排出口10から流れ出るときには用水路1の
水質は臭いや濁り、ゴミがすっかり除去され清浄化され
る。
ゴミの量が多くなると、浄化装置Aはその重さにより除
々に水中に沈み、その沈み具合で回収時期が測かれ、回
収時期になると、係留を解いて巻上げ機で陸上げし、濾
過室6の上面14をあけてコミの回収を行う。
その際、細目スクリーン5がケーシング2に対して上方
から取外し自由に構成しであるため、ゴミの回収作業は
容易に行える。
また細目スクリーン5が目ずまりしたときの交換も手軽
に行なえる。
なお荒目スクリーン11に溜った粗大ゴミはネット13
で水切りされ回収される。
ところで、本発明の浄化装置Aは、用水路1に固定的に
設置するのではなく、水面から上面を露出させて用水路
1に浮遊するように構成したので、前述したように沈み
具合によってゴミの回収時期が測されるばかりか、用水
路1の流水量に応じて浮き沈みして用水路1を堰止める
ことがないから、たとえば大多量の雨水などで流水量が
急激に増えたとしても洪水は起さない。
第3図は汚水の油分(スカム)を効果的に除去できるよ
うにした他の実施例を示す。
この場合、濾過室6には多数の細目スクリーン5を互い
違いに配置して蛇行状の流路20が形成される。
モして流路20の曲り角21において、第3図Aに示す
ようにケーシング2の上方壁面にスカム回収室22に開
口する流入口23を形成し、流路20を流れる汚水の水
面に浮かぶスカムが曲り角21でケーシング1壁面を乗
り越えて流入口23から回収室22に流れ込むようにな
っている。
流入口23はケーシング1の壁面に摺接して上、下する
フロート24により閉じられ、フロート24の水面位置
に形成した穴25により、濾過室6の水位が変化しても
、たえず流入口23の開口位置はスカムの浮かぶ汚水面
と同一に保たれる。
なお、スカム回収室22は上面に開閉蓋26を形成する
一方、その内部にはスカムが流入する目の細かな網袋2
7が取外し可能に収められており、回収時に、蓋26を
あけてスカムの入った網袋27を取り出せばよいように
なっている。
他方、攪拌室4の上面には油分の分離を促進する薬液滴
下装置28が設けられる。
したがって攪拌室4で汚水は薬液混入とエアレーション
により浮遊ゴミや汚染物質の油分が分離され、濾過室6
で汚水の一部が蛇行状の流路20を迂回して通る間に、
曲り角21の水面に溜まるスラムが流入口23からスカ
ム回収室22へ流し込むのであり、たとえ、濾過室6の
水位が変化しても、フロート24により流入口23の開
口位置がたえず水面位置にたもたれるため、スカムの除
去がとどこおることはない。
また、流路20を流れる汚水中の油分を抜かれた比較的
大粒の浮遊ゴミや汚染物質のほとんどは蛇行状の流路2
0をゆっくりと流下する間に濾過室6に沈澱する。
もちろん、細目スクリーン5を直交して通過する汚水か
らも浮遊ゴミや汚染物質が除去されることは、言うまで
もない。
なお、攪拌室6には隅部に、汚水が淀まないように回転
羽根3.3a、3bの周囲に沿って湾曲した案内プレー
ト28が形成される。
また図中29は、エアレーションを促進するため、攪拌
室4の内部に圧縮空気を供給するコンプレッサ装置であ
る。
ところで、上記の実施例では細目スクリーン5に溜まる
汚染物質は微生物の繁殖によって分解、浄化されるため
、さほど悪臭を放たないが、必要があれば、濾過室6の
上面14の内側にも薬液滴下装置を設けて除臭剤を滴下
するようにしてもよい。
また、攪拌室4と濾過室6とが一体的なケーシング2で
形成されているが、これらを別体のケーシングで形成し
分離可能なJ結構酸としてもよく、この場合には、ゴミ
回収時に別々に陸上げできるという利点がある。
なお、河川の幅が広いときは、本装置をいくつか並列的
に連結して使用することもできる。
以上説明したように、本発明によればスクリーンの濾過
作用と、回転羽根のエアレーションにより油虫化された
微生物の作用とによって用水路など小河川の水質が効果
的に浄化でき、しかも臭気の発散も少ないから従来のよ
うに環境衛生が害されることもない。
また、浄化装置全体が用水路に浮遊するように構成しで
あるため、どんな場合でも用水路など小河川を堰止める
ことがないばかりか、軽量であるから取扱い運搬にも便
利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は一部切欠
平面図、第2図は第1図中■−■線断面図、第3図は他
の実施例を示す一部切欠平面図、第3図Aは同B−B随
要部拡大断面図である。 2・・・・・・ケーシング、3・・・・・・回転羽根、
4・・・・・・攪拌室、5・・・・・・スクリーン、6
・・・・・・濾過室、8・・・・・・取入口、10・・
・・・・排出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前面に流水の取入口、後面に排出口を持つ箱型ケー
    ジングの内部に、上流から縦軸を中心に回動する回転羽
    根を設けた攪拌室と、複数のスクリーンを間隔をおいて
    流水方向に直交する向きに並列的に配置して蛇行状流路
    を形成した濾過室を順次構成し、流水の取入口は流水を
    動力として回転羽根が回動するように回転羽根の片側に
    向けて開口すると共に、濾過室の側面にスカム回収室を
    形成し、濾過室の蛇行状通路の曲り角に略本面位置でス
    カム回収室に開口する流入口を形成する一方少なくとも
    ケーシングを回転羽根が水面下にわずかに没する程度で
    浮遊するように軽比重材料で構成するか、もしくは浮き
    を備えたことを特徴とする用水路など小河川の簡単浄化
    装置。
JP56031684A 1981-03-05 1981-03-05 用水路など小河川の簡易水質浄化装置 Expired JPS5827000B2 (ja)

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JPS57147496A JPS57147496A (en) 1982-09-11
JPS5827000B2 true JPS5827000B2 (ja) 1983-06-06

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