JPS5826989B2 - 多段式粉体分級装置 - Google Patents
多段式粉体分級装置Info
- Publication number
- JPS5826989B2 JPS5826989B2 JP54059176A JP5917679A JPS5826989B2 JP S5826989 B2 JPS5826989 B2 JP S5826989B2 JP 54059176 A JP54059176 A JP 54059176A JP 5917679 A JP5917679 A JP 5917679A JP S5826989 B2 JPS5826989 B2 JP S5826989B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- classification
- chamber
- classification device
- air
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- Expired
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粉体粒子を粒径範囲別に分級する多段式分級装
置に関するものであり、さらに詳しくは粒径分布範囲の
広い粉体原料から一回の操作で所望の粒径範囲の粉体を
得る装置に関するものである。
置に関するものであり、さらに詳しくは粒径分布範囲の
広い粉体原料から一回の操作で所望の粒径範囲の粉体を
得る装置に関するものである。
従来、粒径の分布範囲の広い粉体原料(以下単に粉体原
料という)から所望の粒径範囲の粉体を分級装置によっ
て得るには、直列または並列に数回分級カットして分級
の精度をあげているのが一般である。
料という)から所望の粒径範囲の粉体を分級装置によっ
て得るには、直列または並列に数回分級カットして分級
の精度をあげているのが一般である。
そしてこのような方法では、一度分級した粉体を貯槽に
溜め、つぎにこの貯槽中の粉体を取り出し、さらに分級
操作を行ない、この操作を繰り返えすため、分級操作の
諸条件の調整が分級のたびに必要になり、操作が複雑に
なるばかりでなく、製品コストが高くなる欠点がある。
溜め、つぎにこの貯槽中の粉体を取り出し、さらに分級
操作を行ない、この操作を繰り返えすため、分級操作の
諸条件の調整が分級のたびに必要になり、操作が複雑に
なるばかりでなく、製品コストが高くなる欠点がある。
本発明者は上記の如き欠点のない粉体の分級技術を開発
せんとして種々研究した結果、ライザー型セパレーター
のような粉体と空気との混合撹拌状態を形成せしめて粉
体原料を分級する装置においては、第1図に示すように
風量を変えて粗粉を分級カットする場合は分級回転翼の
回転数を同一とした場合、粗粉をカットして得られた粉
体中の+325メツシユの残留割合は風量を少なくした
場合の方が少なく、また第2図に示すように分級回転翼
の回転数を同一にし風量を変えた場合、微粉を分級カッ
トする場合は風量を多くした方が、得られた粉体中の一
10ミクロンの微粉の残留割合が少ないことを認めた。
せんとして種々研究した結果、ライザー型セパレーター
のような粉体と空気との混合撹拌状態を形成せしめて粉
体原料を分級する装置においては、第1図に示すように
風量を変えて粗粉を分級カットする場合は分級回転翼の
回転数を同一とした場合、粗粉をカットして得られた粉
体中の+325メツシユの残留割合は風量を少なくした
場合の方が少なく、また第2図に示すように分級回転翼
の回転数を同一にし風量を変えた場合、微粉を分級カッ
トする場合は風量を多くした方が、得られた粉体中の一
10ミクロンの微粉の残留割合が少ないことを認めた。
第1〜2図においてaは送風量1507FL’/min
の場合、bは送風量1207F+”/ minの場合で
ある。
の場合、bは送風量1207F+”/ minの場合で
ある。
本発明はこの知見に基き、さきに開発した改良ローラー
ミル(特願昭52−134,804号)に使用された多
段式粉体分級装置を改良し、各分級室内に回転数を可変
にした分級回転翼を設けると共に各室の下部周縁に粗粉
排出口および送風口を配設し、分級室毎に空気量を変え
て通気するようにすれば、粉体原料を多段式粉体分級装
置で1回分級するだけで所望の粒径範囲の粉体を得るこ
とが出来ることを認めた。
ミル(特願昭52−134,804号)に使用された多
段式粉体分級装置を改良し、各分級室内に回転数を可変
にした分級回転翼を設けると共に各室の下部周縁に粗粉
排出口および送風口を配設し、分級室毎に空気量を変え
て通気するようにすれば、粉体原料を多段式粉体分級装
置で1回分級するだけで所望の粒径範囲の粉体を得るこ
とが出来ることを認めた。
本発明はこれらの知見に基くものであって、下部に送入
された粉体を分級用回転翼と送風とにより分級し、頂部
より微粉を、下部より粗粉を分離する縦型分級装置にお
いて、該分級室内を縦方向に複数の分級室に分割すると
共に、各室に風量を可変にした送風管を配設し、さらに
各室の境界の中央部に絞り穴を設け、各室内にそれぞれ
回転数を可変にした分級用回転翼、下部周縁に粗粉排出
口を配置した多段式粉体分級装置である。
された粉体を分級用回転翼と送風とにより分級し、頂部
より微粉を、下部より粗粉を分離する縦型分級装置にお
いて、該分級室内を縦方向に複数の分級室に分割すると
共に、各室に風量を可変にした送風管を配設し、さらに
各室の境界の中央部に絞り穴を設け、各室内にそれぞれ
回転数を可変にした分級用回転翼、下部周縁に粗粉排出
口を配置した多段式粉体分級装置である。
次に本発明の一態様を第3図により説明する。
図において1は多段式粉体分級装置であり、2は分級装
置1の下部に設けた粉体装入用スクリューコンベヤーで
あり、また3は粉体貯蔵槽である。
置1の下部に設けた粉体装入用スクリューコンベヤーで
あり、また3は粉体貯蔵槽である。
4は分級装置1の底部に設けられた送風管であって風は
送風機5により送風され、分級装置1内に装入された粉
体はこの送風により装置内に吹上げられる。
送風機5により送風され、分級装置1内に装入された粉
体はこの送風により装置内に吹上げられる。
図は分級装置1内を、中央部に絞り穴6を設けた隔壁7
で縦方向に1室の分級室8および9に分割した場合を示
したが、本発明はこの図面のものに限定されるものでは
なく、必要に応じ王室またはそれ以上に縦方向に分割し
たものを使用することができる。
で縦方向に1室の分級室8および9に分割した場合を示
したが、本発明はこの図面のものに限定されるものでは
なく、必要に応じ王室またはそれ以上に縦方向に分割し
たものを使用することができる。
次に10および12はそれぞれ分級室8および9内に配
設された分級用回転翼であり、11および13はそれぞ
れ回転翼10および12を回転せしめる縦軸であって、
縦軸の回転は分級装置外に設けられた駆動設備(図示せ
ず)により回転数を変化せしめられる。
設された分級用回転翼であり、11および13はそれぞ
れ回転翼10および12を回転せしめる縦軸であって、
縦軸の回転は分級装置外に設けられた駆動設備(図示せ
ず)により回転数を変化せしめられる。
また14は送風管4より分枝した送風管であって分級室
9の底部に連結している。
9の底部に連結している。
各分級装置に入る送風量は弁により適宜調節される。
15および16はそれぞれ分級室8および9に設けられ
た、分級された粉体のうち粗粉を排出する排出口であり
、17は分級された最微粉を排出する排出口である。
た、分級された粉体のうち粗粉を排出する排出口であり
、17は分級された最微粉を排出する排出口である。
本発明はこのような構造であるから、粒径分布範囲の広
い粉体の貯蔵槽3より分級装置1内に装入された粉体は
送風管4よりの送風により分級室8内に吹き上げられる
と共に回転翼10の回転により分級され、粗粒部分は槽
壁に沿うて落下し排出口15より槽外に取り出され、分
級された微粉は絞り穴6より上昇風により分級室9内に
運ばれ、送風管14と回転翼12の回転によりさらに分
級され、分級室8の場合と同様により分級され、粗粒部
分は絞り穴6より分級室8内に落下することなく排出口
16より槽外に取り出され、最微粉は排出口17より風
に伴なわれて槽外に排出する。
い粉体の貯蔵槽3より分級装置1内に装入された粉体は
送風管4よりの送風により分級室8内に吹き上げられる
と共に回転翼10の回転により分級され、粗粒部分は槽
壁に沿うて落下し排出口15より槽外に取り出され、分
級された微粉は絞り穴6より上昇風により分級室9内に
運ばれ、送風管14と回転翼12の回転によりさらに分
級され、分級室8の場合と同様により分級され、粗粒部
分は絞り穴6より分級室8内に落下することなく排出口
16より槽外に取り出され、最微粉は排出口17より風
に伴なわれて槽外に排出する。
この際分級室8および9に送風する風量および回転翼1
0および12の回転数を適宜調整すれば、第1〜2図に
ついて上述したように排出口15゜16および17より
排出する粉体中の粒度範囲を所望の範囲に保持すること
が出来る。
0および12の回転数を適宜調整すれば、第1〜2図に
ついて上述したように排出口15゜16および17より
排出する粉体中の粒度範囲を所望の範囲に保持すること
が出来る。
次に第3図に示すような分級室2室に分割した多段式粉
体分級装置(直径0.75m、高さ3m)を使用し、+
325メツシユ8φ、−10ミクロン39優の炭酸カル
シウム粉末を分級対象原料としてこの原料を2200に
9/Hrの割合で装置内に装入しつつ、主送風管4より
120 m”/ mi n、分枝送風管14から30m
″/ In I nの割合で送風し、回転翼10の回転
数を35 Orpm、回転翼12の回転数を115Or
pmにして分級したところ分級室8の粗粉排出口15か
ら350 kg/Hrの粗粉が排出し分級室8から分級
室9に気流によって運ばれた粉体は1850 kg/
Hr、そして分級室9の粗粉排出口16からは+325
メツシユ4.4%、−10ミクロン15.6%に分級調
整された粉体750kg/Hrが排出され、残りは最微
粉排出口17から排出され回収された。
体分級装置(直径0.75m、高さ3m)を使用し、+
325メツシユ8φ、−10ミクロン39優の炭酸カル
シウム粉末を分級対象原料としてこの原料を2200に
9/Hrの割合で装置内に装入しつつ、主送風管4より
120 m”/ mi n、分枝送風管14から30m
″/ In I nの割合で送風し、回転翼10の回転
数を35 Orpm、回転翼12の回転数を115Or
pmにして分級したところ分級室8の粗粉排出口15か
ら350 kg/Hrの粗粉が排出し分級室8から分級
室9に気流によって運ばれた粉体は1850 kg/
Hr、そして分級室9の粗粉排出口16からは+325
メツシユ4.4%、−10ミクロン15.6%に分級調
整された粉体750kg/Hrが排出され、残りは最微
粉排出口17から排出され回収された。
また上記と同じ分級装置で同一の分級対象原料を同一量
供給しつつ、主送風管4より140m”/min、分枝
送風管14から10771″/m1nの割合で送風し、
回転翼10の回転数を40 Orpm、回転翼12の回
転数を85Orpmにして分級したところ分級室8の粗
粉排出口15から198kg/Hrの粗粉が排出し、分
級室8から分級室9に気流によって運ばれた粉体は20
02 ky/Hr 。
供給しつつ、主送風管4より140m”/min、分枝
送風管14から10771″/m1nの割合で送風し、
回転翼10の回転数を40 Orpm、回転翼12の回
転数を85Orpmにして分級したところ分級室8の粗
粉排出口15から198kg/Hrの粗粉が排出し、分
級室8から分級室9に気流によって運ばれた粉体は20
02 ky/Hr 。
そして分級室9の粗粉排出口16からは+325メツシ
ュ5,8%、−10ミクロン22.1斜に分級された粉
体860kg/Hrが排出され、残りは最微粉排出口1
7から排出され回収された。
ュ5,8%、−10ミクロン22.1斜に分級された粉
体860kg/Hrが排出され、残りは最微粉排出口1
7から排出され回収された。
本発明によれば粒径範囲が広い範囲にわたる粉体原料の
粗粉側と微粉側とをカットして所望の粒径範囲に調整さ
れた粉体を、簡単な装置を使用して一回の連続操作で得
ることができるのでその工業的価値は犬である。
粗粉側と微粉側とをカットして所望の粒径範囲に調整さ
れた粉体を、簡単な装置を使用して一回の連続操作で得
ることができるのでその工業的価値は犬である。
第1図は粗粉を分級カットする場合の送風量と分級回転
翼回転数との関係、第2図は微粉を分級カットする場合
の送風量と分級回転翼回転数との関係を示す図である。 また第3図は本発明の実施の一態様を示す概略断面図を
示す。 第1〜2図において、aおよびbは送風量を示し、また
第3図において1・・・多段式粉体分級装置、2・・・
粉体装入用スクリューコンベヤー 4・・・送風管、6
・・・絞り穴、7・・・隔壁、8および9・・・分級室
、10〜12・・・回転翼、14・・・分枝送風管、1
5および16・・・粗粉排出口、17・・・最微粉排出
口を示す。
翼回転数との関係、第2図は微粉を分級カットする場合
の送風量と分級回転翼回転数との関係を示す図である。 また第3図は本発明の実施の一態様を示す概略断面図を
示す。 第1〜2図において、aおよびbは送風量を示し、また
第3図において1・・・多段式粉体分級装置、2・・・
粉体装入用スクリューコンベヤー 4・・・送風管、6
・・・絞り穴、7・・・隔壁、8および9・・・分級室
、10〜12・・・回転翼、14・・・分枝送風管、1
5および16・・・粗粉排出口、17・・・最微粉排出
口を示す。
Claims (1)
- 1 下部に送入された粉体を分級用回転翼と送風とによ
り分級し、頂部より微粉を、下部より粗粉を分離する縦
型分級装置において、該分級室内を縦方向に複数の分級
室に分割すると共に、各室に風量を可変にした送風管を
配設し、さらに各室の境界の中央部に絞り穴を設け、各
室内にそれぞれ回転数を可変にした分級用回転翼、下部
周縁に粗粉排出口を配置した多段式粉体分級装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54059176A JPS5826989B2 (ja) | 1979-05-16 | 1979-05-16 | 多段式粉体分級装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54059176A JPS5826989B2 (ja) | 1979-05-16 | 1979-05-16 | 多段式粉体分級装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55152577A JPS55152577A (en) | 1980-11-27 |
JPS5826989B2 true JPS5826989B2 (ja) | 1983-06-06 |
Family
ID=13105817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54059176A Expired JPS5826989B2 (ja) | 1979-05-16 | 1979-05-16 | 多段式粉体分級装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826989B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017000912A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | ホソカワミクロン株式会社 | 粉砕機及び粉砕方法 |
KR102317123B1 (ko) | 2019-11-22 | 2021-10-22 | 에스케이씨솔믹스 주식회사 | 고상발포제 분급 정제 장치 및 고상발포제의 분급정제 방법 |
-
1979
- 1979-05-16 JP JP54059176A patent/JPS5826989B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55152577A (en) | 1980-11-27 |
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