JPS5826906B2 - 重合性アミノ酸化合物 - Google Patents

重合性アミノ酸化合物

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JPS5826906B2
JPS5826906B2 JP53125996A JP12599678A JPS5826906B2 JP S5826906 B2 JPS5826906 B2 JP S5826906B2 JP 53125996 A JP53125996 A JP 53125996A JP 12599678 A JP12599678 A JP 12599678A JP S5826906 B2 JPS5826906 B2 JP S5826906B2
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章三 上中
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な重合性アミノ酸化合物に関する。
イオン性官能基を高分子化合物に導入すると、たとえ少
量であっても、その高分子化合物の物理的・化学的性質
に大きな影響を与える。
また、イオン性官能基の性質は、高分子状態でより強調
されたり、複合されたりして現われてくる。
このため、イオン含有高分子化合物に関する研究が近来
さかんにおこなわれている。
特に、対イオンをなすカチオンとアニオンが共有結合を
経て結合された、即ち内部塩構造を持ち、反応性、界面
活性、電気化学的性質、生物化学的性質を持つ化合物へ
の関心が高まっている。
例えば、特公昭42−11651号公報には、なる化合
物の記載がある。
この化合物は、酸の部 分を5O3Hにすることができる。
しかし、4級アンモニウム基を4級アンモニウム塩にす
ることはできるが、3級アミンにすることができない点
で使用上の制限をうける。
本発明の目的は、内部塩構造を持つが、その性質の発現
を任意に制御でき、更にそのような特性を高分子化合物
として発現させるため、重合性モ※※ツマ−として使用
できる化合物を提供することにある。
上記目的は、新規な重合性アミノ酸化合物によって達成
される。
更に詳しくは、第2級乃至第3級アミノ基とカルボン酸
基またはスルホン酸基と重合性炭素−炭素二重結合とを
持った化合物によって達成される。
この化合物は、式、〔式中、R1はHまたはCH3であ
り、R2、R3、。
R4はそれぞれHであり、R5はHかまたはC1〜C2
0のアルキル基であり、R6は1個または複数個の01
〜C4のアルキル基で置換されていることもあるC1〜
C12のアルキレン基であり、およびAはC0OH基ま
たは5O3H基である。
〕で示される重合性アミノ酸化合物である。
この化合物のアミノ基と酸基は、式、 ★〔式中、B−HはCOO−Hまたは5O3−Hを表わ
す。
〕で示される互変異性体の混合状態として存在する。
更に、上式のイオン性部分は系がおかれた環境により、
式、 の如くに変化する。
従って、親水仕度やpHなど系の環境を制御することに
より、この化合物のイオン部分に任意の形態をとらせ、
それに応じた特性を発現させることができる。
かかる本発明化合物は、オキシラン化合物と1級乃至2
級アミノ基を持つアミノ酸化合物とを反応させることに
より、製造することができる。
反応は塩基性の条件下で行なうことが望ましい。
具体的には、常圧もしくは加圧下で、必要ならばアルコ
ール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水などの溶
媒の1種または2種以上の混合溶媒を用い、上記オキシ
ラン化合物とアミノ酸化合物と塩基性物質(水酸fヒア
ルカリ金属、アンモニア、有機アミンなど)とを反応容
器中に仕込み、0〜150°Cの温度で10分〜48時
間抜拌混合すればよい。
上記オキシラン化合物としては、式、 〔式中、R1、R2、R3、R4は前記と同意義。
〕で示されるものであって、具体的には、アリルグリシ
ジルエーテル、メタアリルグリシジルエーテル、アリル
−メチルグリシジルエーテル、メタアリル−メチルグリ
シジルエーテルなどが挙げられる。
上記アミノ酸化合物としては、式、 〔式中、R7、R6、Aは前記と同意義。
〕で示されるものであって、具体的には、グリシン、ア
ラニン、β−アラニン、ε−アミノカプロン酸、サルコ
シン、トレオニン、システィン、メチオニン、タウリン
、2−アミノプロパンスルホン酸(1)、■−アミノプ
ロパンスルホン酸−(2)、3−アミノブタンスルホン
酸−(2)、2−アミノブタンスルホン酸−(1)、1
−アミノ−2−メチルプロパンスルホン酸−(2)、3
−アミノペンタンスルホン酸(2)、4−アミノ−2−
メチルペンタンスルホン酸−(3)、3−アミノプロパ
ンスルホン酸−(1)、4−アミノブタンスルホン酸−
(2)、4−アミノブタンスルホン酸−(3)、5−ア
ミノペンタンスルホン酸−(1)、10−アミノデカン
スルホン酸−(1)、Nメチルタウリン、N−エチルタ
ウリン、N−イソプロピルタウリン、N−ブチルタウリ
ン、Nヘプチルタウリン、N−ドデシルタウリン、Nヘ
プタデシルタウリン、N−(2−オクタデシルスルフィ
ンエチル)タウリン、N−(2−ステアロイロキシメチ
ル)タウリン、2−メチルアミノプロパンスルホン酸−
(1)、2−ドデシルアミンプロパンスルホン酸−(1
)、2−オクタデシルアミノプロパンスルホン酸−(1
)、1−メチルアミノ−2−メチルブロパンスルホンt
−(2)、3−メチルアミノプロパンスルホン酸−(1
)などが挙げられる。
このように本発明化合物は、上記式〔■〕のオキシラン
化合物と式CIII)のアミノ酸化合物との付加反応に
よって合成されるもので、具体例としては、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)タウ
リン、 2−(N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル
))アミノプロパンスルホン酸−(1)、1−(N−(
2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル))アミノプ
ロパンスルホン酸−(2)、31N−(2−ヒドロキシ
−3−アリロキシプロピル))アミノブタンスルホンe
−<2>、2−(N−(2−ヒドロキシ−3−アリロ
キシプロピル))アミノブタンスルホン酸−(1)、1
−(N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)
)アミノ−2−メチルプロパンスルホン酸−(2)、 3iN−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)
)アミノペンタンスルホンe −<2)、4−(N−(
2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル))アミノ−
2−メチルペンタンスルホン酸−(3)、 3−(N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル
))アミノプロパンスルホン酸−(1)、4−(N−(
2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル))アミノブ
タンスルホン酸−(2)、4−(N−(2−ヒドロキシ
−3−アリロキシプロピル))アミノブタンスルホン酸
−(1)、5−(N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキ
シプロピル))アミノペンタンスルホン酸−(1)、1
O−(N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル
))アミノデカンスルホン酸−(1)、N−メチル−N
=(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)タウリ
ン、 N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプ
ロピル)タウリン N−プロピル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシ
プロピル)タウリン、 N−ブチル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプ
ロピル)タウリン N−へブチル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシ
プロピル)タウリン、 N−ドデシル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシ
プロピル)タウリン、 N−ヘプタデシル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロ
キシプロピル)タウリン、 N−(2−、t’7タデシルスルフインエチ/1z)−
N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)タウ
リン、 N−(2−ステアロイロキシエチル)−N−(2−ヒド
ロキシ−3−アリロキシプロピル)りウリン、 N−(2−ヒドロキシ−3−メタリロキシプロビル)タ
ウリン、 N−(1−メチル−2−ヒドロキシ−3−アリロキシプ
ロピル)タウリン、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)グリ
シン、 N−(2−ヒドロキシ−3−メタリロキシプロビル)グ
リシン、 N−(2−ヒドロキシ−3−メタリロキシプロビル)サ
ルコシン、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)アラ
ニン、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)−β
−アラニン、 N−メチル−N=(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプ
ロピル)−β−アラニン、 N−エチル−N=(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプ
ロピル)−β−アラニン、 N−ブチル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリ★★ロキ
シプロピル)−β−アラニン、 N−ヘプチル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシ
プロピル)−β−アラニン、 N−ドデシル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシ
プロピル)−β−アラニン、 N−ヘプタデシル−N−(2−ヒドロキシ−3アリロキ
シプロピル)−β−アラニン、 N−(1−メチル−2−ヒドロキシ−3−アリロキシプ
ロピル)−β−アラニン、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)−ε
−アミノカプロン酸、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)−ト
レオニン、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)−シ
スティン、 N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)−メ
チオニン などである。
本発明化合物の内、式 〔式中、R1、R2、R3、R4,R5、Aは前記と同
意義。
R8はH,CH3、C2H6のいずれかである。〕で示
されるものについては、以下の方法■または■によって
も合成することができる。
方法021級乃至2級アミン基を持つオキシアミン化合
物とα・β−不飽和酸とを付加反応する。
反応においては、常圧もしくは加圧下で、必要ならばア
ルコール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水など
の溶媒の1種または2種以上の混合溶媒を用い、上記オ
キシアミン化合物とα・β−不飽和酸とを反応容器中に
仕込み、0〜150℃の温度で10分〜48時間抜拌混
合すればよい。
上記オキシアミン化合物としては1式、 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5は前記と同意義
〕で示されるものであって、具体的には、 アリル・3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル メタリル・3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテ
ルア リル キシプロピルエーテル、 メタリル・3−アミノ−3〜メチル−2−ヒドロキシプ
ロピルエーテル、 アリル・3−(N−メチル)アミノ−2−ヒドロキシプ
ロピルエーテル、 メタリル・3−(N−メチル)アミノ−2−ヒドロキシ
プロピルエーテル、 アリル・3−(N−メチル)アミノ−3−メチル−2−
ヒドロキシプロピルエーテル、 メタリル・1(N−メチル)アミノ−3−メチル−2−
ヒドロキシピロピルエーテル、アリル・3−(N−エチ
ル)アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル、 アリル・3−(N−ブチル)アミノ−2−ヒドロキシピ
ロピルエーテル、 アリル″3−(N−ヘキシル)アミノ−2−ヒドロキシ
プロピルエーテル、 アリル・3−(N−オクチル)アミノ−2−ヒドロキシ
プロピルエーテル、 メタリル・3−(N−オクチル)アミノ−2ヒドロキシ
プロピルエーテル アリル・3−(N−オクチル)アミノ−3−メチル−2
−ヒドロキシプロピルエーテル、メタリル・:3−(N
−オクチル)アミノ−3メチル−2−ヒドロキシプロピ
ルエーテル、アリル・3−(N−デシル)アミノ−2−
ヒドロキシプロピルエーテル、 アリル−3−(N−ドデシル)アミノ−2−ヒドロキシ
プロピルエーテル、 アリル・3−(N−ヘプタデシル)アミノ−2ヒドロキ
シプロピルエーテル アリル・3−(N−(2−オクタデシルスルフィンエチ
ル))アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル アリル・3−(N−(2−ステアロイロキシエチル))
アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル などが挙げられる。
上記α・β−不飽和酸としては、式、 〔式中、A、 R8は前記と同意義。
〕で示されるものであって、具体的にはアクリル酸、メ
タクリル酸、ビニルスルホン酸などが挙げられる。
なお、かかるα・β−不飽和酸を使用する時は、反応性
を上げるため、アルカリ金属かアンモニアか有機3級ア
ミンの塩の形で使用することが望ましい。
方法■:上記CIV)で示されるオキシアミン化合物と
α・β−不飽和酸エステルとを付加反応させた後、アル
カリ触媒の存在下で加水分解反応を行う。
上記α・β〜不飽和酸エステルとしては、式、〔式中、
R8は前記と同意義。
Roは−OH基で置換されていることもあるC1 〜C
14のアルキル基、および−A′−は−COO−または
−SO3−である。
〕で示されるものであって、具体的にはアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル
酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−ヒドロ
キシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メ
タクリル酸−2ヒドロキシプロピル、ビニルスルホン酸
メチル、ビニルスルホン酸エチル、ビニルスルホン酸n
−フチル、ビニルスルホン酸2−エチルヘキシル、ビニ
ルスルホン酸テシル、ビニルスルホン酸2ヒドロキシエ
チルなどが挙げられる。
以上の構成から成る本発明化合物は、良好な反応性、界
面活性、電気化学的性質、生物化学的性質等を有し、こ
れらの性質を例えば塗料品質に付与することができ、そ
して多岐にわたるツイツタ−特性の応用展開のための基
本的化合物となる。
特に、酸基がスルホニウム基であるものは、1以下のp
Ka (プロトン獲得)値を示し、通常の電位滴定法
では正確に測定できない。
従って、強酸性の内部塩化合物としての反応性や界面活
性を呈する。
更に、式CI)においてR6がC0以上である場合は、
界面活性剤としての性質が顕著にあられれてくる。
また、本発明化合物は通常のアリルエーテル化合物の重
合方法に従って、単独重合乃至共重合させることかでき
る。
重合方法としては、ラジカル重合法、放射線重合法など
が採用され、また共重合はアクリル系モノマー、スチレ
ン系モノマー共役ジエン系モノマー、酢酸ビニル、エチ
レン、プロピレン、塩化ビニルなどで達成できる。
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 1 攪拌器をそなえた21フラスコに、タウIJ 7125
2と苛性ソーダ401と脱イオン水200グとエチレン
グリコールモノエチルエーテル600Pを仕込む。
温度を60℃に保持して攪拌しながら、アリルグリシジ
ルエーテル114グとp−ニトロソフェノール0.11
の混合物を20分間で滴下し、その後2時間攪拌を継続
する。
得られたpH9の反応混合溶液をイオン交換樹脂(アン
バーライ)IR−120)で処理して、+ Na イオンを除去しpH4の溶液を得る。
この溶液を溶媒が溶液全体の70%になるまでロータリ
ーエバポレーターで濃縮すると針状結晶が析出する。
これは未反応のタウリンであることが、NMRとIRに
よる解析かられかる。
混合物のt液を3倍容のアセトンに注ぐと、褐色オイル
状の物質が沈降する。
分別した後真空乾燥して、N−★1(2−ヒドロキシ−
3−アリロキシプロピル)タウリン96?を得る。
構造解析はNMRとIRを用いて行った。
第1図にD20溶媒を用いて測定したM化チャートを示
す。
実施例 2 実施例1において、アリルグリシジルエーテルの代わり
にメタアリルグリシジルエーテルを用いる以外は同様の
手段と方法を用いて、N−(2ヒドロキシ−3−メタリ
ロキシプロビル)タウリン1081を得る。
第6図にD20溶媒を用いて測定したNMRチャートを
示す。
実施例 3〜10 実施例1において、タウリンの代わりに第1表に記載し
たアミノ酸化合物を用いる以外は同様の手段と方法を用
いて、第1表に示す重合性アミノ酸化合物を合成した。
第2〜5図にそれぞれ、実施例5.7.9.10で得ら
れた化合物の、D20溶媒を用いて測定したNMRチャ
ートを示す。
なお、実施例3.4.6.8で得られた化合物のNMR
チャートには、原料アリルグリシジルエーテルのオキシ
ラン環のシグナルは観察されず、代わりに重合性アミノ
酸化合物に特有の一〇−CH2−1HO−CH<、〉N
■−CH2−に帰属されるシグナルがδ3.2〜3,8
に重なりあって観察される。
実施例 11 攪拌器をそなえた21フラスコに、アリル・3アミノ−
2−ヒドロキシプロピルエーテル1311と脱イオン水
10(lとエチレングリコールモノメチルエーテル30
0?トp−二トロソフェノール0.1:lを仕込む。
温度を70℃に保持して攪拌しながらビニルスルホン酸
ソーダ131’と脱イオン水3601からなる溶液を2
時間で滴下する。
さらに攪拌を3時間継続して反応を終了する。
得られた反応混合溶液をロータリーエバポレータで濃縮
し、溶媒量が溶液中の50%になるようにすると、白色
固体が析出する。
これはNMRとIRによる解析から、未反応のビニルス
ルホン酸ソーダであることがわかる。
混合物をE別し、p液をイオン交換樹脂(アンバーライ
トIR−120)で処理してNa+イオンを除き、アセ
トンで処理して褐色オイル状物質220?を得る。
このもののNMRチャートおよびIRチャートは実施例
1ノ生戒物と同一であり、N−(2−ヒドロキシ−3−
アクリロキシプロピル)タウリンが得られたことがわか
る。
実施例 12 実施例11において、アリル・3−アミノ−2−ヒドロ
キシプロビルエーテルの代わりにアリル・3−(N−メ
チル)アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル145
2を用いる以外は、同様の手段と方法を用いてN−メチ
ル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル)
タウリン2431を得る。
このもののNMRチャートは第2図と同一である。
実施例 13 実施例11において、アリル−3−アミノ−2ヒドロキ
シプロピルエーテルの代わりにアリル3−(N−ヘプタ
デシル)アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル38
3グを用いる以外&東回様の手段と方法を用いてN−ヘ
プタデシル−N(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロ
ピル)タウリン2551を得る。
このもののNMRチャートには、重合性アミノ酸化合物
に特有の OCH2−1HO−CH<、〉N■−CH2−に帰属さ
れるシグナルがδ3.2〜3.8に重なりあって観察さ
れる。
実施例 14 攪拌器をそなえた21フラスコに、アリル−3アミノ−
2−ヒドロキシプロピルエーテル131zとエチレング
リコールモノエチルエーテル400?とp−ニトロソフ
ェノール0.131’仕込む。
温度を50°Cに保持して攪拌しながらエチルアクリレ
ート1002とエチレングリコールモノエチルエーテル
I OOfとp−ニトロソフェノールo、 i yの混
合溶液を2時間で滴下する。
さらに攪拌を3時間継続した後、苛性ソーダ60tiI
と脱イオン水200fを添加し温度を90℃に上げて、
2時間攪拌を継続する。
得られた反応混合物を容積が始めの1/2になるまで減
圧蒸留して未反応の水と生成したエタノールを除く。
さらにこの混合液をイオン交換樹脂(アンバーライ)I
R−120)で処理し、さらにアセトンで処理して透明
オイル状のN−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロ
ピル)−β−アラニン1931を得る。
このもののNMRチャートは第4図と同一である。
実施例 15 実施例14において、アリル・3−アミノ−2−ヒドロ
キシプロビルエーテルの代わりにアリル・3−(N−ド
デシル)アミノ−2−ヒドロキシプロピルエーテル29
7グを用いる以外(東回様の手段と方法を用いてN−ド
デシル−N−(2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピ
ル)−β−アラニン35’lを得る。
このもののNMRチャートには、重合性アミノ酸化合物
に特有の −0−CH2−1HO−CH<、〉N■−CH2−に帰
属されるシグナルがδ3.2〜3.8に重なりあって観
察される。
実施例 16 実施例14において、エチルアクリレートの代わりにビ
ニルスルホン酸エチルを用いる以外は、同様の手段と方
法を用いてN〜(2−ヒドロキシ3−アリロキシプロピ
ル)タウリン228グを得る。
このもののNMRチャートは第1図と同一である。
実施例 17 実施例6.13.15において得られた化合物をそれぞ
れ等モルのN−N−ジメチルエタノールアミンを含む脱
イオン水中に溶解させ、0.3%の水溶液とした。
このものの表面張力はそれぞれ30.28.34dyn
e/CrrLであり、界面活性機能をもっていることが
わかる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図はそれぞれ実施例1.5.7.9.10.2
において得られた化合物のNMRトである。 チャー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式、 〔式中、R1はHまたはCH3であり、R2、R3、R
    4はそれぞれHであり、R6はHかまたはC1〜C2o
    のアルキル基であり、R6は1個または複数個のC,−
    C4のアルキル基で置換されていることある01〜C]
    2のアルキレン基であり、およびAはC0OH基または
    5O3H基である。 〕で示される重合性アミノ酸化合物。 2 人がC0OH基である上記第1項記載の化合物。 ※ ※3 Aが5O3H基である上記第1項記載の化合物。 4 R1がHである上記第1項記載の化合物。 S R,がCH3である上記第1項記載の化合物。 6 R5がHである上記第1項記載の化合物。 7 R7がC1〜C8のアルキル基である上記第1ジ
    項記載の化合物。 8 R5がC9〜C20のアルキル基である上記第1項
    記載の化合物。 9 式、 C式中、R8はH,CH3、C2H6のいずれがである
    。 〕で示される上記第1項記載の化合物。 10R6がエチレン基である上記第1項記載の化合物。 11 式、 で示される上記第1項記載の化合物。 で示される上記第1項記載の化合物。 で示される上記第1項記載の化合物。 で示される上記第1項記載の化合物。 で示される上記第1項記載の化合物。 16 塩基性条件下で式、 〔式中、R1はHまたはCH3であり、 R4はそれぞれHである。 〕で示されるオキシラン化合物と、式、 R2・ R3、 *〔式中、R5はHかまたはC1〜C20のアルキル基
    であり、R6は1個または複数個のC1〜C4のアルキ
    ル基で置換されていることもあるC1〜C12のアルキ
    レン基であり、およびAはC0OH基または5O3H基
    である。 〕で示されるアミノ酸化合物とを反応させて、式、〔式
    中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、Aは前記と
    同意義。 〕で示される重合性アミノ酸化合物を得ることを特徴と
    する重合性アミノ酸化合物の製法。 17 1’cOOH基である上記第16項記載の製法。 18 Aが5O3H基である上記第16項記載の製法
    。 19 塩基性条件下で式、 ※〔式中、R1はHまたはCH3であり、R2、R3、
    R4はそれぞれHであり、およびR5はHかまたはCI
    〜C20のアルキル基である。 〕で示されるオキシアミン化合物と、式、 〔式中、R8はH,CH3、C2H,のいずれかであり
    、およびAはC0OH基または5O3H基である。 〕で示されるα・β−不飽和酸とを反応させて、式、〔
    式中、R1、R2、R3、R4、R7、R8、Aは前記
    と同意義。 〕で示される重合性アミノ酸化合物を得ることを特徴と
    する重合性アミノ酸化合物の製法。 20 α・β−不飽和酸がアクリル酸またはメタクリ
    ル酸である上記第19項記載の製法。 21 α・β−不飽和酸がビニルスルホン酸である上
    記第19項記載の製法。 〔式中、R7はHまたはCH3であり、R2、R3、R
    4はそれぞれHであり、およびR5はHかまたはC1〜
    C2oのアルキル基である。 〕で示されるオキシアミン化合物と、式、 ★〔式中、R8はH,CH3、C2H6のいずれかであ
    り、Roは−OH基で置換されていることもあるC1〜
    CI4のアルキル基、および−へ一はCOO−または−
    SO3−である。 〕で示されるα・β〜不飽和酸エステルとを反応させた
    後、アルカリ触媒の存在下で加水分解反応を行い、式、 〔式中、R1、R2、R3、R4、R7、R8、Aは前
    記と同意義。 〕で示される重合性アミノ酸化合物を得ることを特徴と
    する重合性アミノ酸化合物の製法。 23 −A′−が−COO−である上記第22項記載※
    ※の製法。 4−X の製法。 25 式、 が−SO3 である上記第22項記載 〔式中、R1はHまたはCH3であり、R2、R3、R
    4はそれぞれHであり、R′5はC9〜C20のアルキ
    ル基であり、R6は1個または複数個のC1〜C4のア
    ルキル基で置換されていることもあるC1〜C12のア
    ルキレン基であり、およびAはC0OH基または5O3
    H基である。 〕で示される重合性アミノ酸化合物から戒る界面活性剤
    。 26 AがC0OH基である上記第25項記載の界面
    活性剤。 27 Aが803H基である上記第25項記載の界面
    活性剤。
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