JPS5826023B2 - カコウジヨウホウジユゾウヨウシ−ト - Google Patents

カコウジヨウホウジユゾウヨウシ−ト

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JPS5826023B2
JPS5826023B2 JP11839174A JP11839174A JPS5826023B2 JP S5826023 B2 JPS5826023 B2 JP S5826023B2 JP 11839174 A JP11839174 A JP 11839174A JP 11839174 A JP11839174 A JP 11839174A JP S5826023 B2 JPS5826023 B2 JP S5826023B2
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JP
Japan
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layer
acid
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oil
parts
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JP11839174A
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JPS5144932A (ja
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肇 宮塚
五十次 高橋
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は材料に直接加工情報を付与することなく強磁性
体を含む材料の加工方法で用いる加工情報受像用シート
に関係するものである。
特に該加工情報受像用シートに電子写真的な方法で加工
情報を付与する方法における該加工情報受像用シートの
構成に関するものである。
一般に被加工材料に切断、穿孔、切削等の機械加工を施
す場合、加工情報を被加工材料に記録し、加工はこの記
録された加工情報に従って行なわれる。
このように被加工材料に加工を施す際に加工情報を被加
工材料に記録することを一般に罫書きと呼ばれており、
機械加工に於いて大きな部分を占めている。
従来の加工法として、罫書き作業者が加工情報を有した
型紙もしくは型板を被加工材料上の所定の位置に置き、
これに沿って罫書き針や鉛筆、ペン、ボールペン等の筆
記用具によって罫書きを手作業で行ない、罫書き終了後
、前記型紙又は型板を除去し、加工情報に従って加工を
行なうことは良く知られている。
このような加工法は罫書きを手作業で行なうために罫書
き作業に長い時間を必要とする欠点を有する。
また次に示すような欠点も併せ持っている。(i+
型紙もしくは型板を使用するため、この型紙もしくは型
板の原材料に対して罫書きを行ない、切断、穿孔、切削
等の機械加工を施さねばならず、二重の手間となる。
(11)型紙もしくは型板の作成のための罫書き及び加
工が前段階に入るために被加工材料の罫書き精度が悪く
なる恐れがある。
このことは更に加工精庶も悪くなることを示している。
(iiD 被加工材料にキズ、インク等の罫書き痕が
残る恐れがある。
このことは被加工材料に高い表面性や不純物を含まない
ことが要求される場合、障害となる恐れがある。
(■ 型紙もしくは型板を被加工材料の所定の位置に固
定しつつ罫書きをすることが困難で、型紙もしくは型板
と被加工材料との間に位置ずれが生じ易い。
従来の他の加工法として被加工材料の表面に光導電性絶
縁層を設け、これに電荷を一様に付与したのち加工情報
を光学的に与えて静電潜像を形成し、この静電潜像を適
当な方法によって顕像化して罫書きを行ない、この罫書
きされた加工情報に従って加工を行なうことも良く知ら
れている。
この方法は罫書きを機械的に行なえるので罫書き作業時
間を短縮できると云う長所を有しているが、次のような
欠点も有している。
(iJ M加工材料表面に光導電性絶縁層が設けられ
ているので機械加工を行なった後に、しばしばこの層を
剥離する工程が必要である。
例えば光導電性絶縁層を溶解する溶解によって剥離する
等かなりの労力を要し、かつ時間もかかる。
(11)加工情報を光学的に被加工材料上与えるため被
加工材料を露光位置に運搬しなければならない。
被加工材料が小型や軽量のものである場合は余り問題と
はならないが、大型のものや特に重いものである場合、
また構造物の一部に組込まれている場合は運搬が難しい
(iii)被加工材料が曲面を有する場合、これに加工
情報を光学的に与えることは特殊な光学系が必要であり
、一般的には困難である。
以上の如〈従来の加工法に付随する欠点を改良した加工
法として以下のような加工法が考えられる。
すなわち、少なくとも部分的に磁化された強磁性体を含
み、かつ可撓性を有するシート状材料の表面に加工情報
を付与し、この加工情報が付与されたシートを少なくと
も部分的に強磁性体を含んだ被加工材料上に重ねて両者
を磁気的に密着せしめ、然る後、該加工情報に従って被
加工材料の機械加工を行なうという方法である。
この方法によれば被加工材料には罫書の傷やインク等の
罫書パターンが残らず、被加工材料の高い表面性が維持
され、不純物の混入がさけられる。
またシートは被加工材料に磁気的に密着しているのでシ
ートと被加工材料の間の面方向の位置のズレが生じにく
い。
さらにこのシートは比較的軽量であるため、被加工材料
が重量物である場合、被加工材料が構造物の一部である
場合シートの運搬だけで材料上への罫書が終了できる。
またシートは可撓性であるために筒状にまいたり折り曲
げることが可能であり、運搬が容易であり、被加工材料
が曲面を有する場合などの罫書きは、シートの平面に展
開図として行なうことができ罫書きが容易となる。
そして罫書きされたシートは被加工材料の曲面に沿って
容易に密着せしめることもできる。
以上のように磁化された強磁性体を含むシート状材料を
用いる罫書き法は従来の加工方法には見られない数々の
利点を有している。
本発明の目的は、電子写真的に罫書きが可能な加工情報
受像用シートの提供にある。
本発明の他の目的は、強磁性体を含む加工材料上に磁気
的結合が可能な加工情報受像用シートの提供にある。
上記本発明の目的は次のようにして達成される。
すなわち強磁性体層の上に必要ならば導電性層を設け、
さらに、その上に光導電性層を設けた2層以上の層構成
のシートを作成する。
本発明の加工情報受像用シートを第1図〜第7図に示す
第1図は磁性層1が設けられた支持体3の磁性層1と反
対側に光導電性層(電子写真感光層)2が設けられたシ
ートを示す。
第2図は導電性層4が光導電性層2と支持体3の間に設
けられたシートを示す。
第3図は支持体3の上に磁性層1が設けられ、更にその
上に光導電性層2が設けられたシートを示す。
この場合第2図と同様に導電性層4が磁性層1と光導電
層2の間に設けられても良い。
第4図は支持体3の上に磁化された強磁性体を含む導電
性層(磁性導電性層)14が設けられ、更にその上に光
導電層2が設けられたシートを示す。
第5図は導電性層4が磁化された強磁性体を含む支持体
(磁性支持体)13の上に設けられ、更にその上に光導
電性層2が設けられたシートを示す。
この場合導電性層4ははぷいでも良い。又、第1図及び
第3図で支持体3を使用しない第6図の如きシート、第
4図で支持体3を使用しない第7図の如きシートも使用
できる。
この場合、これらの磁性体層1及び磁性導電層14を電
子写真感光層2に対する支持体と考えることができる。
更に磁性層、導電層及び光導電層を1つの層に、あるい
は支持体とこれらの層を1つの層にすることも可能であ
ると考えられる。
1の磁性層は強磁性体粉末とバインダーよりなり、その
中に強磁性体粉末が均一に分散されている。
磁性層のバインダーとしては従来公知の熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂やこれらの混合物が使用さ
れる。
熱可塑性樹脂として軟化温吠が150℃以下、平均外イ
量がio、ooo〜200,000、重合度が約200
〜2000程度のもので、例えば塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重合体、塩化ビ
ニルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステルア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル塩化ビニ
リデン共重合体、アクリル酸エステルスチレン共重合体
、メタクリル酸エステルアクリロニトリル共重合体、メ
タクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合体、メタクリ
ル酸エステルスチレン共重合体、ウレタンエラストマー
、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデンアクリロニトリル共
重合体、ブタジェンアクリロニトリル共重合体、ポリア
ミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(
セルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセ
テート、セルローストリアセテート、セルロースプロピ
オネート、ニトロセルロース等)、スチレンブタジェン
共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテルア
クリル酸エステル共重合体、アミン樹脂、各種の合成ゴ
ム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等が使用される
これらの樹脂の例示は特公昭37−6877号、39−
12528号、39−19282号、40−5349号
、40−20907号、419463号、41−140
59号、41−16985号、42−6428号、42
−11621号、43−4623号、43−15206
号、442889号、44−17947号、44 18232号、45−14020号、45−14500
号、47−18573号、47−22063号、47−
22064号、47−22068号、47−22069
号、47−22070号、48−27886号、米国特
許3,144,352号;同3.419,420号;同
3,499,789号;同3.713,887号に記載
されている。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状態では
200,000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に添
加することにより、縮合、付加等の反応により分子量は
無限大のものとなる。
又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間
に軟化又は溶融しないものが好ましい。
具体的には例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキ
ッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、エポキ
シ−ポリアミド樹脂、ニトロセルロースメラミン樹脂、
高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマ
ーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネー
トプレポリマーノ混合物、ポリエステルポリオールとポ
リイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂
、低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフェニ
ルメタントリイソシアネートの混合物、ポリアミン樹脂
及びこれらの混合物等である。
これらの樹脂の例示は特公昭39−8103号、40−
9779号、41−7192号、41−8016号、4
1−14275号、42−18179号、43−120
81号、44−28023号、45−14501号、4
5−24902号、4613103号、47−2206
5号、4722066号、47−22067号、47−
22072号、47−22073号、47−28045
号、47−28048号、47−28922号、米国特
許3,144,353号;同3,320,090号;同
3.437,510号;同3,597,273号;同3
.781,210号;同3,781,211号に記載さ
れている。
これらの結合剤の単独又は組合わされたものが使用され
る。
以上のバインダーの内、特に天然ゴム及び各種の合成ゴ
ムは加工情報受像用シートの可撓性を高め、曲面を有す
る被加工材料の曲面上の加工を可能にするなど加工法に
多くの利点を与えるので好ましい。
これらのゴムはゴム系の弾性体であり、ゴム系弾性体と
してはアクリロニトリル、スチレン、ブタジェン、イソ
プレン、エチレン、プロピレン、クロロプレン、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル等のモノマーの重
合体、共重合体または多元共重合体等からなる合成ゴム
であり、これらの物性値は引張り強さ1〜3Ky/yy
m2.100φモジユラス1〜3Kp/m、切断伸び率
200〜700%のものが有効である。
具体的にはポリブタジェンゴム(BR)、スチレンブタ
ジェンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジェンゴ
ム(NBR)、ポリクロロプレンゴム(OR)、ポリイ
ソプレンゴム(IR)、ブチルゴム((3RI)、エチ
レンツーピレンゴム(BPR)、エチレンプロピレンブ
タジェンターポリマー(EPT)、ウレタンゴム、シリ
コーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、塩化ゴム、天
然ゴム等がある。
強磁性体粉末2は強磁性の金属または合金、または強磁
性金属酸化物の粉末等であり、強磁性の金属または合金
としてはKS鋼、NKS鋼、MK鋼、MT鋼、アルニコ
、およびFe、 Ni、 Co、Fe−Co、 Fe−
Ni 、 Co−Ni 、 Fe−Ni −Ooを主成
分としてこれらにB、 P、 Ti、■、Or、Mn、
Ou、Zn、Mo、Rh、Ag、Sn、sh、Ba、L
a、Oe、W、Re、Ph、Bi等が添加された合金等
が使用される。
強磁性金属酸化物としてはマグヘマイト(γ−Fe20
3λマグネタイト(Fe304)、これら2種のベルト
ライド化合物(FeOx、1.33<x< 1.5 )
、これら3種に2価の金属(Co、Mn、Or等)が
添加されたもの、二酸化クロム(Cr02)、Ti1V
、Ou、Zn、Se、Pd、Sn、Sh、Te等が添加
されたCrO2、マンガンフェライト、ニッケルフェラ
イト、コバルトフェライト、バリウムフェライト等が使
用される。
特に抗磁力の高いバリウムフェライト粉末はマグネシー
トの強磁性体粉末として広く使用されている。
その他1の強磁性体層中には第三成分としてカーボンブ
ラック(チャンネルブラック、ファーネスブラック、ア
セチレンブラック、熱分解ブラック等)、グラファイト
、カーボンブラックグラフトポリマー、導電性樹脂等の
導電化剤;At203、OdS、ZnO−TlO2等の
無機顔料;フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料等の有機
顔料;マグネシートの可撓性、弾性等の物理的性質を調
節するための添加剤等が使用される。
磁性層は一般にゴム板を作成すると同様にして作成する
ことが出来る。
即ちゴム板を作成する際の充填剤の一部もしくは全部と
して強磁性体を用いるのである。
ゴム板の作成は日本化学会綿「ゴムと合成樹脂」にその
詳細が記されているが、原料であるゴム材料に素練りを
行い、次に充填剤、分散剤、軟化剤、ペプタイザー、加
硫剤、加硫促進剤、着色剤、老化防止剤、分散剤、補強
剤、可塑剤、その他を必要に応じて加えて更に混練し、
カレンダーがけを行って所望の厚さのゴム板を得る。
次に加硫を行って所期の特性を有したゴム板を得るので
ある。
充填剤の一部としては前記の強磁性体粉末等の他、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、クレー、炭酸マグネシウム
、酸化亜鉛、カーボンブラック、シリカ、水利性酸カル
シウム、無水硅酸、水和硅酸アルミニウム等が用いられ
る。
分散剤としては分子の大きい不飽和度の小さい脂肪酸が
用いられる。
例えば一般式CHa (CH2) n C00H(n)
10 )で示fl直鎖飽和脂肪酸や一般式CnH2n−
2刊2(単環式)もしくは0nH2n 402(二環
式)あるいは更に0nH2n a 02 (三環式)
等に相当するポリメチレンカルボン酸である。
その代表例としてカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイ
ン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、ステアロ
ール酸、アラギン酸、ベヘン酸、ナフテン酸等が用いら
れる。
軟化剤としては植物油、プロセスオイル、エステル類、
パラフィン、アスファルト、ピッチ等が使用される。
植物油としては乾性油、半乾性油及び不乾性油の3種類
があり、これらの植物油のヨウ素価(油脂類100gに
吸収された塩化ヨウ素または臭化ヨウ素の量をヨウ素に
換算してg数で示したもの)は乾性油では130以上、
半乾性油では100〜130、不乾性油では100以下
である。
又、これらの植物油の比重(15℃)は乾性油では0.
925〜0.943、半乾性油では0.921〜0.9
36、不乾性油では0.913〜0.925である。
更にヒマシ油、クロトン油では0.955〜0.974
である。
これらの植物油は炭素数6〜24の飽和脂肪酸類、炭素
数16〜24の不飽和脂肪酸類、炭素数12〜20の環
状脂肪酸類、炭素数12〜20のオキシ脂肪酸類、炭素
数14〜24の二塩基性脂肪酸類等のグリセリドまたは
これらの脂肪酸のアルキルエステル(アルキルは炭素数
1〜10)を生成分とするもので、通常これらの少なく
とも1種を含んでいるものである。
これらの脂肪酸としてはカプロン酸、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ア
ラキン酸、ステアリン酸、リグノセリン酸等の飽和脂肪
酸類、オレイン酸、リノール酸、リルン酸、ペトロセリ
ン酸、エレオステアリン酸、クリリン酸、エルカ酸等の
不飽和脂肪酸類;ヒトツカルピン酸、ゴルリン酸等の環
状脂肪酸類;サビニン酸、ジオキシステアリン酸等のオ
キシ脂肪類;タブシア酸、日本酸等の二塩基性脂肪酸類
がある。
これらの脂肪酸のグリセリドはモノグリセリド、ジグリ
セリド及びトリグリセリドであり、単酸基グリセリド(
simple glyceride )及び混酸基グリ
セリド(mixed glyceride )のどちら
の場合もある。
例としてはモノカプリン、モノラウリン、モノミリスチ
ン、モノパルミチン、モノステアリン、モノオレイン、
シカプリン、ジラウリン、シミリスチン、シバルミチン
、ジステアリン、ジオレイン、1−ステアロ−2−パル
ミチン、■−パルミトー3−ステアリン、1−パルミト
−2−ステアリン、トリアセチン、トリカプリン、トリ
ラウリン、トリミリスチン、トリパルミチン、トリステ
アリン、トリオレイン、トリペトロセリン、トリエルシ
ン、トリリシルイン、リルオジステアリン、リルオジリ
ルニン、オレオジェルシン、リルオジエルシン、パルミ
トオレオリルニン、等がある。
又、これらの脂肪酸のアルキルエステルとしては炭素数
1〜10個のアルキルエステルであり、例としてはこれ
らの脂肪酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキ
シルエステル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、
ノニルエステル、デシルエステル等がある。
例としてはアマニ油、エノ油、キリ油、日本キリ油、ア
サミ油、カヤ油、クルミ油、大豆油、ショウユ油、ケシ
油、ヒマワリ油、梓油、クワイ油、サフラワー油等の乾
性油類;綿実油、トウモロコシ油、ゴマ油、ナタネ油、
米ヌカ油、バズ油、カラシ油、カポク油、脱水ヒマシ油
等の半乾性油類落花生油、オリーブ油、ツバキ油、サザ
ンカ油、茶油、ヒマシ油、水素化ヒマシ油、アルモンド
油、束相油、ペン油、大凧イ油、パインタール等の不乾
性油類などがある。
これらの植物油脂のうちで特に好ましいのは融点が5℃
以下のもので、これらの植物油脂を2種以上混合して融
点が5℃以下となるものでもよい。
植物油は不乾性油、半乾性油の方が塗料型感光層の貯蔵
安定性を高めると云う観点からより好ましい。
しかし、乾性油であっては本発明の目的が達成されない
と云うことでないのは勿論である。
ペプタイザーとしてはヒドラジン類とチオフェノール類
が主として用いられる。
ヒドラジン類の例としてはフェニルヒドラジンチオフェ
ノール類の例としてはナフチルメルカプタン、キシリル
メルカプタン等である。
加硫剤としては骨董、セレン、テルル、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、トリメチンベース、有機過酸化物等がゴ
ム材料の種類によってそれぞれ用いられる。
加硫促進剤としては鉛白、石灰、マグネシア等の無機促
進剤及びジフェニルグアニジン、o−トリルグアニジン
、ジオルソトリルグアニジン等のグアニジン類、シクロ
ヘキシルアミン、ヘキサメチレンテトラミン等のアルデ
ヒドアンモニア類、アニリン、アセドアリプヒトアニリ
ン、ブチルアルデヒドアニリン、クロトンアルデヒドア
ニリン等のアルデヒドアミン類、ジメチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛、プチルザントゲン酸亜鉛等のチオ酸塩類、
メルカプトベンツ゛チアゾール、ジベンノ゛チアゾール
ジサルファイド等のチアゾール類、テトラメチルチウラ
ムジサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファ
イド、テトラエチルチウラムジサルファイド等のチウラ
ム類、n−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスル
フェンアミド、シクロへプチルベンヅチアゾールスルフ
エンアミド等のスルフェンアミド類等の有機促進剤が用
いられる。
老化防止剤としてはフェニル−β−ナフチルアミン、フ
ェニル−α−ナフチルアミン等の第二ナフチルアミン類
、アルドール−α−ナフチルアミン、アセトアルデヒド
−α−ナフチルアミン、S−ジ−β−ナフチルフェニレ
ン等のアルデヒドアミン類、メルカプトベンゾイミダノ
゛−ル等のベンゾイミダゾール類、ジーter t−ブ
チル−p−クレゾール等のフェノール類が用いられる。
分散剤としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、ステアロー
ル酸等の高級脂肪酸類、これらの高級脂肪酸のエステル
類、スルホン化ヒマシ油等が用いられる。
有機補強剤としてはスチレンブタジェン共重合体、フェ
ノール樹脂、サルホリグニン、環化ゴム等が、無機補強
剤としては微粉含水シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム等が用いられる。
可塑剤としては前記の高級脂肪酸、ジブチルフタレート
、ジオクチルフタレート、トリクレシルホスフエート等
が用いられる。
以上の添加剤は電子写真感光層の特性に影響のないもの
、たとえば帯電防止効果等はないものが好ましい。
強磁性体層10の強磁性体粉末と結合剤樹脂との比は強
磁性体粉末の保磁力及び磁化の度合にもよるが重量比で
0.1:1〜7o:1好ましくは0.5:1〜5:1で
ある。
層の厚さは本発明の加工情報受像用シートの使用目的に
よりかなり異なるが0.11gl1以上5M以下か普通
である。
しかし、この範囲外の厚みであっても本発明の目的、そ
の利点を失するものではない。
第1図〜第3図の光導電性層2は電子写真法で用いられ
る各種の形態の電子写真感光層である。
例えば光導電性微粉末と結合剤樹脂との均一混合系感光
層、セレンで代表される光導電性金属、合金の蒸着膜の
層、ポリビニルカルバゾルで代表される有機光導電体の
連続皮膜などがある。
このうち製造法が簡易であること、コストが安価である
こと、特性の改良が容易であることなどの点で光導電性
微粉末と結合剤樹脂との均一混合系感光層がより好まし
い。
光導電性微粉末としては酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉛
、硫化カドミウム、髄化亜鉛、餅化カドミウム炭酸カド
ミウム複合体(CdS−n−CtCO3n二1〜4)、
セレン化カドミウム、フタロシアニン系顔料、アノ゛系
顔料、キナクリドン系顔料、ポリビニルカルバゾル−ル
スピロ化合物誘導体等の数多くの光導電体の粉末があ
る白色の光導電性層となり得られる画像のコントラスト
が高くできること、感度が実用上適寒であることから酸
化亜鉛が最も一般的である。
結合剤樹脂としては粉末との親和性とのかね合いから光
導電性微粉末により多少異なるが以下のような樹脂が用
いられる。
例えばアルキッド樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、
エポキシ樹脂、エポキシ樹脂エステル、シリコーン樹脂
、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレン、塩化ビニルを主体とするビニル系共重
合体、ブタジェンを含む共重合体等がある。
アルキッド樹脂としては植物油変性アルキッド、ロジン
変性アルキッド、フェノール変性アルキッド、スチレン
変性アルキッド等が用いられる。
アクリル系樹脂としては共重合モノマーとしてクロトン
酸、アクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、ヒドロ
キシアルキル、ヒドロキシジアルキル、アミノアルキル
メタクリレート、スチレン等の群から選択された少なく
とも一種のモノマーを使用した共重合体、多元共重合体
(これらの共重合体のアルキルは炭素数1〜5個のもの
で、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チルである。
)、また、特公昭44−17316号、ドイツ特許DT
−P S 1,522,562号に記載されている如き
ヒドロキシアルキルアクリレート、またはメタクリレー
ト、グリシジルアクリレートまたはメタクリレートを含
む重合体も好適である。
エポキシ樹脂はアミン、ポリアミドなどの硬化剤と共に
用いる。
エポキシ樹脂エステルはアマニ油脂肪酸、脱水ヒマシ油
脂肪酸、大豆油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、ロジン、トール
油、無水マレイン酸等の酸とエポキシ樹脂のエステル化
反応で得られる樹脂である。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は塩化ビニルが80〜
50重量多含まれるものが好ましく、少量成分としてマ
レイン酸、無水マレイン酸あるいはビニルアルコールを
3有しても良い。
シリコーン樹脂としては低重合変のアルキルフェニルポ
リシロキサン(アルキルは炭素数1〜4個のもので、例
えばメチル、エチル、プロピル、ブチルである)が使用
される。
又、以上に示した樹脂の混合物を結合剤として使用する
こともできる。
光導電性微粉末と結合剤樹脂の混合比はその電子写真的
特性、機械的強度からみて重量比で25:1〜2:1望
ましくは20:1〜3:1である。
光導電性微粉末を結合剤樹脂と結合剤樹脂の溶媒(一般
的にはトルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、
メタノール、エタノール等の1機溶剤である。
酢酸ビニルクロトン酸共重合体等を用いれば水を使うこ
とも可能である)とともに混合し、ボールミル、サンド
ミル、ロールミル、アトライターなどの混線分散機で光
導電性微粉末を均一に混合分散して、光導電性微粉末、
結合剤樹脂の混合組成物からなる電子写真感光剤塗布液
を作成する。
次にこの電子写真感光剤塗布液は3の支持体上、4の導
電性層上、1の磁性層上または14の磁性導電層上に塗
布、乾燥されて光導電性層2を形成する。
支持体は厚み5μm〜571gl1程度、好ましくは5
0μm〜27/I!/を程度が良く、素材としてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン類、セルローストリアセテート、セルロース
ダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリカーボネー
ト等が使用される。
支持体上へ前記の層を塗布する方法としてはエアードク
ターコート、ブレードコート、エアナイフコート、スク
イズコート、含浸コート、リバースロールコート、トラ
ンスファーロールコート、グラビヤコート、キスコート
、キャストコート、スプレィコート等が利用でき、その
他の方法も可能であり、これらの具体的説明は朝食書店
発行の1−コーティング工学」253頁〜277頁(昭
和46.3.20発行)に詳細に記載されている。
得られた光導電性層の乾燥膜厚はその電子写真的特性、
機械的強度の面から015μm〜100μm、望ましく
は1μm〜50μm1特に望ましくは3μm〜30μm
である。
光導電性層表面の形状はなるべく平滑である方が最終的
に得られるトナー画像の画質がより良好となる。
そのためには光導電性粉末が均一にかつ微小な単位で充
分に分散されていることが望ましい。
混線分散機による分散力が強力なほど、又処理時間が長
いほど粉末の分散度は高くなる。
しかしあまり分散力が過度にかかると光導電性粉末の破
砕が起り、悪寒が低下するなど光導電性層の電子写真的
特性が低下するので注意を要する。
光導電性層中にフルオレラセン、ローズベンガル、エオ
シン、プロモフエノルブルー等のアントラキノン系、キ
サンチン系、トリフェニルメタン系、アノ系、シアニン
系、メロシアニン系等の色素を増感色素として添加する
こともできる。
さらにマンガン、銅、コバルトなどの金属の脂肪酸塩を
光疲労防止剤として添加することもできる。
光導電性層2と接する層(光導電性層2と支持体の役目
を果す層)の表面の電気抵抗は光導電性層2の電子写真
的特性を良好に継持するために109、Om以下、望ま
しくは108βα以下であることが望ましい。
磁性導電性層14は強磁性粉末と結合剤の他にカーボン
ブラック、アルミ微粉末、真鍮の微粉末のような前記の
導電性を付与する微粉末を充填剤として混合することに
よりつくられる。
そして強磁性的特性とともに導電性を翁した層とするこ
とができ、第4図のような3層構成の加工情報受像用シ
ートとすることができる。
電気抵抗が高い場合、第2図の如く強磁性体層1と光導
電性層2との間に導電性層4を設ける必要がある。
導電性層4としてはカーボンブラックを結合剤樹脂中に
分散した形態のもの、もしくは以下に示すような、各種
の皮膜形成性の水溶性化合物、水溶性化合物がある。
例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、
エチレングリコール、プロピレングリコール、トリエチ
レングリコール等の水可溶性皮膜形成性化合物、ゼラチ
ン、カゼイン、アルブミン、デンプン、デキストリン、
ポリビニルアルコール、アルキン酸ソーダ、ペクチン、
水溶性ポリアミド樹脂、カルボキシルメチルセルロース
、ポリビニルピロリドン、ポリビニルベンゼンスルホン
酸ソータ、ポリビニルベンゼンスルホン酸カリウム、無
水マレイン酸とスチレン又はビニル単量体との共重合体
、マレイン酸とスチレン又はビニル単量体との共重合体
、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸これらの酸性高分
子化合物の塩及びその部分エステル、部分アミド又は、
ポリ(ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド)、ポリ(N、N−ジメチル−N−ベンジルアミノエ
チルアクリレートクロライド)等の四級アミンを自む高
分イ化合物等を単独また混合して用いた水可溶性皮膜形
成性化合物である。
その他水酸化アル□ニウムのようなゲル状無機化合物(
例えばアルミナグル■日産化学社製)も使用することが
できる。
以上にあげた物質を単一あるいはメタノール、エタノー
ル、水などの溶液の形で磁性層1の上に塗布する。
塗布は光導電性層の塗布と同様各種の塗布法が適用でき
る。
導電性層4の乾燥膜厚は0、1 μm〜10 μm、望
ましくは0.51tm〜5μmである。
しかしこの厚みに本発明は限定されるものではない。
導電性層4にとって最も重要なことはその表面の抵抗が
1098CrIL以下、望ましくは108gCIrL以
下であることであり、その支持体とも云うべき磁性層へ
の密着性が良く、さらにその上の光導電性層2の密着を
阻害しないことである。
磁性層1及び磁性導電性層14はあらかじめ磁化してお
く、磁化は例えば電磁石により磁場を印加し、磁極の下
を磁性層を移動させるか電磁石を磁性層の上面に沿って
移動させるなどの方法で行なうことができる。
使用する電磁石はエアーギャップの狭いものが好ましい
電磁石による磁場の印加は交流電流、直流電流のどちら
でも良い。
磁性層の保磁力は1〜1000 gr/(’77Fが好
ましく特に5〜100gr/7の範囲が好ましい。
本発明の加工情報受像用シートは磁化された弾性を有す
る層、及び電子写真的特性を有した層が設けられている
故に金属のような強磁性体を含む材料の加工法に従来の
加工方法にはない数々の利点を与えるという特徴を有し
ている。
すなわち、本発明の加工情報受像用シートを用いれば従
来法のように被加工材料上に直接罫書情報を書き込む必
要がなくなる。
これは被加工材料が運搬、移動が困難な重量物、構造物
などの場合極めて有利である。
さらに本発明の加工情報受像用シートは電子写真的特性
を有しているので電子写真法により1枚のオリジナルか
ら同一の罫書画像を多数枚シート上にコピーすることが
可能である。
これは同一の罫書を多数の被加工材料上に行なう場合極
めて有利であり、罫書の省力化を行なうことができる。
本発明の加工情報受像用シートは磁化された面を有する
ので強磁性体を含む被加工材料に密着させることができ
、かつ、位置のずれも少ないので加工精変を高く維持で
きる。
特に曲面への罫書の場合本発明の加工情報受像用シート
の平面に展開図を罫書すればよく、従来法では煩雑であ
った曲面への罫書がより容易となる。
さらに本発明の加工情報受像用シートは加工終了後被加
工材料上から簡単に除去することもできる。
従来のEPM■(電子写真罫書方式)では金属などの被
加工材料上に電子写真感光層を設けるので、加工終了後
感光層を除去するのがかなり困難であった。
本発明の加工情報受像用シートの光導電性層の光導電性
微粉末として酸化亜鉛のような白色粉末を用い、現偉剤
トナーの着色剤にカーボンブラックのような有色顔料を
用いれば、非常にコントラストの高い、見易い罫書像を
得ることができる。
以上のように本発明の加工情報受像用シートは鉄、ニッ
ケル、コバルトのような強磁性金属を含む被加工材料へ
の罫書の高精度化、省力化にその利点を顕著に発揮する
本発明の加工情報受像用シートは上述したように単に材
料の加工媒体として使用されるだけでなく、磁性ゴム上
へのプリント、加工情報の罫書情報の付与など従来の磁
性ゴムに、さらにいくつかの機能を付与した磁性ゴムと
も云える。
本発明の加工情報受像用シートの光導電層2の構成を二
層構成にして上層を樹脂絶縁層、下層を前述した光導電
性層にすることもでき、この場合は特公昭42−239
10号あるいは、特公昭43−2627号で示されてい
るような電子写真法の変形方式を用いてシートに罫書を
行なうこともできる。
また光導電性微粉末、結合剤樹脂の選択により、米国特
許3,384,565号に示されるような光導電性微粉
末の電気泳動現象を利用した画像形成法も適用可能であ
る。
この画像形成方式によれば、現像用トナーを用いずに罫
書画像を得ることができる。
本発明の加工情報受像用シートを構成する主たる層は磁
化された磁性層及び光導電性層の二層である。
紙、プラスチックフィルム、金属などを用いて該二層の
支持体の機能を知う支持体層は不要である。
むしろシートの厚さが増すためにそのような構成にする
ことにより、材料の加工精変を低下させることになり、
本発明の目的を有効に達成するためには好ましくない。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において変更しつるものであることは
本業界に携わるものにとっては容易に理解されることで
ある。
従って、本発明は、下記の実施例に制限されるべきでは
ない。
尚、以下の実施例において部はすべて重量部を示す。
実施例 1 低温重合されたスチレンブクジエン(2a5ニア6.5
)共重合体100部をオープンミルにて50°Cで15
0分間素練9を行ないバリウムフェライト粉末(平均粒
径10μ)50部、カーボンブラック100部、ステア
リン酸2.5部、パインクール6部、ジフェニルグアニ
ジン2部、ZnO3部、硫黄4部を加えてさらに約20
℃で20分間混練した。
次にカレンダーロールにてカレンダーがけを行ない、厚
さ1.07/gIlのゴム板を作成した。
このゴム板を直接蒸気加硫法により145℃、3Kp/
dの蒸気で20分間加硫を行なった。
このゴム板は充分に可撓性のあるものであり、導電性(
表面の抵抗値は7.2×103βCIrL)であった。
このゴム板にエアーギャップ111g1の電磁石を接触
させ、この電磁石に50Hz、30Aの交流電流を流し
つつ、移動させてゴム板中のバリウムフェライト粉末を
磁化した。
ゴム板の保持力は11 g/crAであり、これを第6
図に示した層構成の加工情報受像用シートの磁性導電性
層14とした。
別に酸化亜鉛(サゼツクス2000■、堺化学社製)5
00部、n−ブチルメタクリレート、メチルメタクリレ
ート及びアクリル酸を(80:20:0.5)のモノマ
ー比で共重合を行なった。
アクリル系共重合体樹脂ワニス(イソプロパツール:ト
ルエンが5:95の混合液溶液、不揮発分50多)を2
50部、トルエン300部、ステアリン酸銅2.0重量
部を共に混合し、ボールミルで10時間混線分散処理し
た。
得られた電子写真用感光剤分散液を上述のゴム板の上に
スプレー塗布により光導電性層2を形成する。
恒温槽中にて45℃で10時間乾燥を行なった後の層の
膜厚は約8μmであった。
以上のようにして得られた2層構成の加工情報受像用シ
ートを暗所にて光導電性表面のコロナ帯電を行なった。
この時の表面電位は約−250ボルトであった。
別に加工情報を透明樹脂フィルム上に書き込んだオリジ
ナルを用意して、このオリジナルを帯電した光導電性層
に密着させ露光を行なった。
得られた静電潜像を以下の組成の電子写真用液体現像剤
で現像を行ない、罫書画像を得た。
現像剤はカーボンブラック2部、アマニ油lO部、アイ
ソパーH■(イソパラフィン系炭化水素、エッソスタン
ダード社製)SOO部から成るものを使用した。
以上のようにして罫書された加工情報受像用シートを5
71gl1厚の鋼板上に罫書画像が上向きとなるように
位置合せを行なって密着させた。
罫書情報に従ってシェアーによる切断、ドリルによる穿
孔を行なった。
加工の際、マグネシートの位置のずれはほとんどなく、
マグネシートを除去した後には目的の鋼板加工物を得る
ことができた。
実施例 2 実施例1と同一のゴム板を磁性導電性層14として使用
し、その上にZn0500部、塩化ビニル酢酸ビニル共
重合体ワニス(塩化ビニル:酢酸ビニル=70:30.
45wt−%トルエン溶液)デンカラック■#61(電
気化学社製)250部、n−ブチルアセテート400部
をボールミルに入れ、12時間の混線分散を行なった。
得られた電子写真用感光剤塗布液を上記のゴム板上にロ
ッドコーターにより、塗布を行ない乾燥膜厚約10μm
の光it性層2を得た。
得られた加工情報受像用シートを実施例1とほぼ同一の
条件で電子写真法により罫書像を作成した。
光導電性層の表面帯電電位は約−150ボルトであった
鋼板の加工を行なった結果実施例1と同様な結果を得た
実施例 3 実施例1と同一のゴム板上に次のようにして乾燥膜厚約
6μの光導電性層を形成した。
酸化亜鉛500部、エポキシ樹脂エステルワニス(脱水
ヒマシ油変性、油長40%、50wt、%のキシレン溶
液)200部、ステアリン酸マンガン2部、キシレン4
00部をボールミルにて8時間混線分散する。
得られた塗布液に硬化剤として塗布液100部当り、0
.5部のナフテン酸コバルトを添加してスプレー塗布を
行なう。
この2層構成の加工情報受像用シートを用いて曲率半径
的30071gIlの鋼板曲面の加工を行なった。
光導電性層2はひび割れすることもなく、良好に加工の
目的を達成することができた。
実施例 4 実施例1において光導電性層に増感用色素としてローズ
ベンガルを酸化亜鉛100部当り、0.1部ボールミル
で混線分散処理前にメタノール溶液の形で添加しておく
光導電性層は増感されたためにオリジナルの露光を引伸
し露光で行なうことが可能になった。
実施例 5 生ゴム100部を60℃に保たれたオープンミルにより
80分間素練りを行なった。
これに、バリウムフェライト粉末100部、ステアリン
酸2部、パインタール5.0部、ジフェニルグアニジン
1.0部、酸化亜鉛5.0部、硫黄3.0部からなる配
合剤を加え、さらに15℃で20分間混練し、次にカレ
ンダーロールにてカレンダーがけを行ない、0.877
aのゴム板を得た。
実施例1と同一の方法でこのゴム板を磁化した。
保持力は11g/cf/lであった。
このゴム板を第5図の磁性層13とする。次にこのゴム
板の上に下記のようにして乾燥膜厚約1μmの導電性層
4を設ける。
カーボンブラック粉末100部、ポリ酢酸ビニルワニス
(47wt、%メタノール溶液、ビニロールS[F]、
KK高分子化学工業社製)150部、インプロパツール
100部、メタノール50部をボールミルで約20時間
混線分散処理し、得られた分散液をロッドコーターによ
り上記ゴム板上に塗布45℃下で約6時間乾燥する。
この導電性層の表面抵抗値は約3.5 x l Q21
;1cmであった。
この導電性層の上に実施例1と同一の光導電性層を同一
の方法で形成する。
実施例1と同一の条件で鋼板の加工を行なった結果、実
施例1と同様に良好な結果を得た。
実施例 6 実施例5において、導電性層4を下記のものにした3層
構成の加工情報受像用シートを作成した。
ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド
3owt、q6メタノール溶液(BCR−340、Do
wChemica1社製)10部をメタノール100部
で稀釈し、ロッドコーターでゴム板上に塗布した。
膜厚は1μm以下と考えられる(1m2当りの固形分塗
布量tB)。
乾燥は約50℃で1時間行なった。
表面抵抗は約4.5 X 107Qanであった。
実施例 7 実施例5において導電性層を次のようにして設ける。
ポリグリセリン10部、メタノール300部に溶解した
溶液をローラーコータにてゴム板上に塗布した。
膜厚は約1μm以下であり、塗布量は約2g/m2であ
った。
表面の抵抗は6.2X103.!2αであった。
光沢を有した連続皮膜の導電性層が得られた。
実施例5と同様の条件で電子写真的に罫書を行なったと
ころ、良好な罫書画像が得られ、鋼の加工も良好な結果
であった。
実施例 8 実施例1の光導電性層の光涛電性微粉末として、酸化亜
鉛350部、硫化カドミウム炭酸カドミウム複合体粉末
(カドミウムイエローオレンジ[F]、三菱金属工業社
製、20dS・30dO03)150部を用いて二層構
成の加工情報受像用シートを作成し、実施例1と同様の
結果を得た。
実施例 9 実施例1に光導電性層として、ポリビニルカルバノ゛−
ルの連続皮膜を次のようにして設けた。
ホリビニルカルバノ゛−ル40部をトルエン200部に
溶解し、さらに可塑剤としてジシクロへキシルフタレー
ト5部、増感用色素としてブロムフェノールブルー0.
1部をメタノール溶液の形で加え、充分に混合する。
ロッドコーターでゴム板上に塗布した。
乾燥膜厚は約10μmであり、帯電電位は一450ボル
トであった。
実施例1と同様な結果が得られた。
実施例 10 実施例5のゴム板中の強磁性体粉末としてバリウムフェ
ライト粉末のかわりにマグヘマイト(γ−Fe2O3)
120部を加え同様の方法で磁化したところ、その保持
力は8.3g/cr/lであった。
以下実施例5と同一の条件で三層構成の加工情報受体用
シートを作成した。
光導電性層の電子写真的特性、鋼板に対する密着性はほ
とんどかわりなく、良好な結果であった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の加工情報受像用シートの層構
成を示すものであり、1は磁性層、2は光導電性層(電
子写真感光層)、3は支持体、4は導電性層、14は磁
性導電性層、13は磁性支持体を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加工を施すべき強磁性体を含む加工材料表面に、少
    なくとも部分的に磁化された強磁性物質を含み、かつ電
    子写真的に付与された加工情報を有した加工情報受像用
    シートを磁気的に結合せしめ、前記被加工材料と前記加
    工情報受像用シートを結合したまま前記加工情報に従っ
    て、被加工材料の加工を行なう方法で用いる加工情報受
    像用シートにおいて、該シートが支持体上に磁化された
    強磁性体を含む磁性層及び/又は磁化された強磁性体を
    自む支持体と電子写真感光層を有することを特徴とする
    加工情報受像用シート。
JP11839174A 1974-10-15 1974-10-15 カコウジヨウホウジユゾウヨウシ−ト Expired JPS5826023B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6271617U (ja) * 1985-10-23 1987-05-07
JPH01135422U (ja) * 1988-03-07 1989-09-18

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JPS6271617U (ja) * 1985-10-23 1987-05-07
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