JPS5825933B2 - 液体微粒化装置 - Google Patents

液体微粒化装置

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JPS5825933B2
JPS5825933B2 JP53024762A JP2476278A JPS5825933B2 JP S5825933 B2 JPS5825933 B2 JP S5825933B2 JP 53024762 A JP53024762 A JP 53024762A JP 2476278 A JP2476278 A JP 2476278A JP S5825933 B2 JPS5825933 B2 JP S5825933B2
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JP
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liquid
cylinder
circumferential surface
inner circumferential
fuel
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JP53024762A
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JPS54117811A (en
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光 森下
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は流体、例えば液体燃料、を微粒化する装置に
関するものである。
従来、燃料等の液体を微粒化する方法として第5図に示
すように回転軸301にこれと同心に結合された円盤3
02に向って303から液体燃料を噴射して回転する円
盤302に衝突させることが知られている。
然しこのような方法では回転軸301の回転数が高くな
って円盤302の周速が高くなると液体は円盤302に
当ってはね飛ばされ、円盤302には耐着しないため液
体の微粒化は不可能であった。
すなわちこの方法が実施できるのは液体が衝突する位置
での円盤302の周速が10m/s以下であり、周速が
20m/sを超すと燃料と同程度の粘性を有する液体の
微粒化はできなかった。
この発明の一つの目的は高速回転する円筒の遠心力を利
用した構造が簡単であり、しかも極めて小さい粒子径と
全周に均一な分布とが得られる液体微粒化装置を提供す
ることである。
この発明の他の目的は液体燃料を使用するガスタービン
に容易に使用でき、高温に対しても伺等影響を受けない
でガスタービンに高い燃焼効率と燃焼室内での均一な温
度分布とを発揮させる液体微粒化装置を提供することで
ある。
以下実施例を示す図面に基づきこの発明を説明し、併せ
てガスタービンへの使用例について述べる。
第2図の100はこの発明の液体微粒化装置の第1実施
例を示し、円筒101とノズル110とからなっている
円筒101はその前端部において円筒101の内方に屈
曲するリム102と、後端部の回転軸への取付部103
と、内周面104aが平滑円筒状の中間部104とから
連成されている。
105は噴射口でリズム102に近接して中間部104
にその円周方行に沿い等間隔で複数個設けられている。
液体はノズル110の液体通路110aを経て噴射口1
10cから中間部104の円筒状内周面104aに向っ
て噴射される。
円筒101の回転により内周面104aには該円筒10
1の回転と同方向に流れる気体の薄い膜すなわち境界層
が出来ている。
内周面104aに噴射された液体はこの気体の流れおよ
び円筒101の回転に引きずられて円筒と同方向に回転
し、強い遠心力を受けることとなる。
この遠心力はガスタービンエンジンに適用した場合には
円筒状内周面の風速が約200 ml secとなるの
で約1050(Gは重力加速度→ものオーダーとなる。
円筒状内周面104aはきわめて平滑に構成されている
ので噴射された液体は前記強い遠心力の作用により極め
て薄い膜となって前記円筒状内周面104aに均一に広
がっていく。
この薄膜状の液体はリム102によって円筒状内周面1
04aの一端から飛散しないようせき止められているの
で、全量が前記噴射口105から外側に向けて放射され
ることになる。
このとき液体は前記したごとく極めて薄い膜状となって
いるため、前記噴射口105からの放射の形態は、噴射
口105内を液体が充満して流れる形態とはならず第8
図に模式的に示すように円筒状内周面104aに膜状に
広がった液体801が噴射口105の周壁の部分で矢印
Pの方向に作用している強い遠心力および同じく矢印P
の方向に流れている周囲の気体流の作用により強いせん
断力を受けて小径の液滴802に分裂させられ、噴射口
105の周壁から少量ずつ放射させられるのである。
本願発明のごとく遠心力により液体の微粒化を行なう場
合はこの模式図(第8図)からも明らかなとおり分裂開
始前に液体の表面積/重量の比をできるだけ大きく、す
なわち分裂前にできるだけ薄い膜状にしておくことが極
めて重要である。
従って円筒101の回転速度が増加する程液体膜が薄く
なり噴射口105から放射される液滴の粒子径は小さく
なる。
第3図および第4図における200はこの発明の液体微
粒化装置の第2実施例を示し、円筒201とノズル21
0とからなっている。
円筒201はその後端部に形成された段差状の取付部2
03と前端部において円筒201の内方に屈曲するリム
202と内周面204aが平滑な中間部204とから構
成されている。
中間部204にはリム202の附根に近接して小径の複
数個(この実施例では4個)の噴射口205が円周方向
に等間隔で配設されており、噴射口205の列と間隔a
をへだてて噴射口205と同径の噴射口206が千鳥状
に配設されている。
間隔aは約1〜2闘である。
リム202の内周面204aからの突出量すはO,X5
〜1.5 rrrm程度でよい。
円筒201はその取付部203において一つの回転軸、
例えば後述するガスタービンTの回転軸1に同心で取り
つけられる。
液体はノズル210の液体通路210aの端部に設けた
噴出口210bから円筒201の内周面204aに向け
て適当な圧力で噴射され噴出口210bから噴射された
液体は前述の第1実施例の場合と同様に遠心力により円
周面104aに押しつけられて薄い液体膜となって内周
面204a上に拡がって行き、各噴射口205,206
から粒子径及び粒子の分布状態が一様な霧伏流となって
噴射される。
円筒201の回転速度が増加する程液体膜は薄くなり噴
射口205.206から放出される粒子が小さくなるの
は前記第1実施例と同じである。
リム202は内周面204aに附着している液体の薄膜
が円筒201の前端から円筒201外に漏出するのを防
止し、かつ1ケのノズル210から噴射された液体が円
周面204aに附着して薄膜化するのを助長している。
この効果は内周面204aの周速が液体流量に対して相
対的に低い時は特に大きい。
これは前記第1実施例の場合においても同様である。
なお、噴射口205,206の存在により円筒201が
回転を停止した場合リム202が設けられていても円周
面204aに液体が残留することはない。
第6図は水を使用して実験した場合のこの発明の第1.
第2実施例の特性図を示し、横軸は円筒の周速であり、
縦軸は噴出口から噴射される粒子径である。
粒子径は5auter平均直径(体面積平均直径)で示
す。
イは第2実施例、口は第1実施例を示す。
噴射口105.205の直径は0.2mm〜2m++で
ある。
第6図から分るように噴出口を2列有する第2実施例の
方が噴出口が1列のみの第1実施例より微粒化効果が大
きい。
すなわち噴射口が1列の場合はその口径を相当小さくし
ても噴射口が2列の場合に得られる粒径よりも小さい粒
径は得られないことが分る。
なお、ガスタービンで使用されている従来の燃料微粒化
ノズルの微粒化性能は第6図に示した第1実施例の微粒
化性能に比べても、若干悪い(即ち粒子径が大きい)位
である。
本発明による第2実施例の微粒化性能は非常に優れてい
ることがわかる。
第1図は第2実施例の液体微粒化装置200のガスター
ビンTへの一使用例を示す。
円筒201の取付部203はガスタービンTの回転軸1
に同心に取りつけられ、回転軸1とともに高速回転する
この場合の液体微粒化装置200の作用をガスタービン
Tの構成及び作用とともに説明すると、ガスタービンT
の回転軸1の回転により圧縮機口−タ4が回転し空気は
矢印Aのように圧縮機ロタ4に吸入され同ロータにより
速度エネルギを附与されてディフューザ6のディフュー
ザ翼6aに矢印Bのように流入しディフューザ6により
減速、昇圧され矢印Cのように外側ハウジング8間の環
状の空気流路9に送り込まれる。
空気流路9から矢印りのように図示されていない熱交換
器に導入され、加熱されて矢印Eのように空気室10に
導入され、又通気管12を通って矢印Fのように空気室
11にも導入される。
一方前部ハウジング5に設けられた燃料供給口5aから
供給された液体燃料は前部ハウジング5内の燃料通路5
b、ディフューザ6内の燃料通路6b及びリテーナ3内
の燃料通路3aを経て燃料ノズル2の燃料通路2aに供
給され、燃料噴出口2bから円筒201の内周面204
aに向って噴射され、円筒201の回転により生じる大
きな遠心力によって噴射口205゜206から噴射され
て円周方向に均一な流量分布を有する粒径の極めて小さ
い噴霧が環状の燃焼室15に供給される。
ガスタービンTのケーシング13a、14aに設けられ
た空気孔19 a t 19 b 。
19 c 、19 d 、19 eから燃焼室15に導
入された空気と噴霧状の燃料とが混合して点火プラグ2
0で着火され、以後燃焼室15内で連続燃焼する。
さらに燃焼ガスはケーシング13b、14bに設けられ
た空気孔19f、19gから導入される空気と混合して
適正な温度に下げられ矢印Gのようにタービンノズル1
6に導入され、回転軸1に取りつけられたタービンロー
タ17に吹きつけられてこれを回転させる。
なお、18は気体軸受装置で図示されていないもう一つ
の軸受とで回転軸1を高速回転可能に支承している。
第7図はガスタービンT′へのこの発明のもう一つの使
用例を示す。
ガスタービンT′では燃料は回転軸21の前端の燃料孔
21aから回転軸21内の隔壁21dを有する孔21b
に導入され、燃料噴出口21cから液体微粒化装置20
0の円筒101内に噴射される。
この第2使用例では燃料噴出口21cは円筒201と同
一速度で回転し、この点が燃料噴出口2bが固定してい
る第1使用例と異なっているが燃料微粒化に関する作用
は第1使用例と変らない。
この発明は上述のように一端において高速回転体に同心
で取り付は可能の円筒体の他端に円筒の内方に屈曲する
リムを取りつけ、このリムに近接して円筒の周壁に複数
個の噴射口を設け、さらに円筒の内周面に向って液体を
噴射するノズルを設けたものであるから、液体は極めて
微細な径の霧状の粒子として円筒の噴射口から噴射され
円筒の外側に極めて小径の粒子が均一に分布した噴霧を
形成する。
従ってこの液体微粒化装置をガスタービンに使用すると
ガスタービンの燃焼室において優れた燃料の蒸発及び蒸
発した燃料と空気との均一な混合が得られるので燃焼室
内の温度分布は均一となり、ガスタービンの燃焼効率が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例をその一つの形態でガスタ
ービンに使用した場合のガスタービンの部分縦断面図、
第2図は一実施例の縦断正面図、第3図はこの発明の他
の実施例の縦断正面図、第4図は第3図のIV−IV線
断面図、第5図は従来の液体微粒化装置の縦断正面図、
第6図はこの発明の液体微粒化装置の特性図、第7図は
この発明の一実施例をその別の形態でガスタービンに使
用した場合のガスタービンの部分縦断面図をそれぞれ示
す。 第8図はこの発明装置による液体微粒化の説明図である
。 101.201・・・・・・円筒、102.202・・
・・・・リム、105.205・・・・・・噴射孔、1
10,210・・・・・・ノズル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一つの円筒状内周面を有する筒体と、この円筒状内
    周面に向って液体を噴射するノズルとからなり、前記円
    筒状内周面は高速回転体にこの回転体と同心で回転する
    ように取りつけられ、筒体は高速回転体と反対側の端部
    において内周面よりも内方に屈曲するリムを有し、さら
    にこのリムに近接して筒体周壁に複数個の噴射口を有す
    ることを特徴とする液体微粒化装置。 2 前記複数個の噴射口は前記リムに沿って複数列の千
    鳥状に配列されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の液体微粒化装置。
JP53024762A 1978-03-04 1978-03-04 液体微粒化装置 Expired JPS5825933B2 (ja)

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JPS54117811A JPS54117811A (en) 1979-09-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5959672U (ja) * 1982-10-13 1984-04-18 三菱重工業株式会社 ガスタ−ビン燃焼器

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