JPS5825892Y2 - 人形、破魔弓、羽子板などを収納するケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舞踊、わらべ、浮世、風俗、三角、互角、木目
込みなどの各種人形、羽子板、破魔弓などを飾り収容す
るケースの改良に関するものである。

詳しくは本考案は、ガラスケース本体の後の左右縁にケ
ースの裏面板と同一平面上に左右に開く両袖材を取付け
たことによりケース本体の巾貝が倍の大きさになり、そ
のためケース本体の内部に飾られる人形、羽子板、破魔
弓などの飾り物をひときわ引立たせワイド感をもたらす
のに顕著な効果があり、しかも左右の両袖材をケース本
体の両側に収めた場合でも両袖材の内面に表出された適
宜模様、絵図等は、ケース本体の前面ガラスを透してみ
ることができ、しかも本考案のケースを何個が用意し、
その各ケースの両袖材を開き各ケースを並列した状態で
飾りつければ、あたがも屏風の前にケース本体が配置さ
れた態様を呈して室内、店頭での陳列効果が増大し、且
つ従来の人形ケースなどに比し使用上豪華で商品価値を
高めることができるケースを得ることを目的としたもの
である。

以下、本考案の実施例を図面について説明すると、図中
１は人形、羽子板、破魔弓などを収容するガラスケース
本体、２，２は該ケース本体１の後の左右縁、３，３は
該左右縁２，２に対して適宜開閉手段によりケース本体
１の裏板１′と同一平面上に拡開自在となる両袖材で、
該両袖材３，３は金地屏風、天然木化粧合板、襖または
その他の装飾板からなり、表面に適宜模様、絵図（図示
しない）等の美装図柄が表出しである。

本考案は前記のような構成からなるものであるから、第
２図に示す如く両袖材３，３を開けば該両袖材３，３は
ケース本体１の裏板１′と同一平面を呈し、ケース本体
１を倍の大きさに大きく見せることができるとともに両
袖材３，３は絵図、模様などが表出されているのでケー
ス本体１内の人形、破魔弓、羽子板などの飾り映えと美
麗さを一層引き立たせて立体的で豪華なる人形、破魔弓
、羽子板などのケースを印象づけることができ、ケース
本体１の人形など収容飾り物の飾り不足分を両袖材３゜
３に表出された絵図、模様等でおぎなえることが可能と
なる。

しかも上記、両袖材３，３は、ケース本体１の裏板１′
と同一平面上に拡開する左右の袖付であり、この両袖材
３，３を第１図、第３図のようにケース本体１の両側へ
収めた場合でも、両袖材３，３に表出された内面の絵図
、模様等は、ケース本体１の前面ガラスを透してみるこ
とができると共に両袖材３．３を閉めた場合でも陳列効
果が得られる利点があり、さらに本考案のケースを何個
か用意し、その各ケースの両袖材３，３を開き、各ケー
スを並列した状態で飾りつければ、あたかも屏風の前に
ケース本体が配置された態様を呈して室内、店頭での陳
列効果が向上するとともに気品と風格を再現したケース
を提供できる利点があり、さらに上記両袖材３，３を開
けた状態の時、閉めた状態の時でも表装図柄を容易に看
取することができる利点があり、この種ケースの商品価
値を高めることに役立つなど、実際の使用面で顕著な効
果をもたらす考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るケースの斜視図、第２図は両袖材
を拡開した状態を示すケースの正面図、第３図は両袖材
を閉じた状態を示すケースの側面図である。 図中 １：ケース本体、２：ケースの後の左右縁、３：
両袖材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部に人形、羽子板、破魔弓などを飾るガラスケース本
   体と、該ケース本体の後部を構成する左右の後縁に適宜
   開閉手段により取着され、ケース本体の裏板と同一平面
   上に開き、且つケース本体の側部に収まり、内面に表装
   図柄を表出してなる金地屏風、化粧合板またはその他の
   装飾用板等からなる左右の両袖材とより構成される人形
   、破魔弓、羽子板などを収容するケース。