JPS5825881B2 - 油圧サ−ボ系における物理量推定方法 - Google Patents

油圧サ−ボ系における物理量推定方法

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JPS5825881B2
JPS5825881B2 JP7073279A JP7073279A JPS5825881B2 JP S5825881 B2 JPS5825881 B2 JP S5825881B2 JP 7073279 A JP7073279 A JP 7073279A JP 7073279 A JP7073279 A JP 7073279A JP S5825881 B2 JPS5825881 B2 JP S5825881B2
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JP
Japan
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piston
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coefficient
input
estimated value
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JP7073279A
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隆 伊藤
孝夫 金丸
寛治 三橋
澄広 上田
義和 西
雅司 中川
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油圧サーボ系において用いられる速度、加速
度の物理量を推定する方法に関するものである。
産業用ロボット等において、油圧サーボ系を用いである
位置からある位置に位置決めを行うとき、できる限り速
く、かつ滑らかに動かすことが要求される。
前者は作業時間の短縮に伴なう経済効果をより高めるた
めであり、後者は大きな慣性に逆らって急激に起動停止
するために生じる機械的な衝撃から、油圧サーボ系を保
護すると共に、負荷への影響も軽減するためのものであ
る。
又、産業用ロボットによる連続軌跡速度制御を行うに当
っては、高速度の軌跡制御を行うことが望まれている。
従来、このような要求に対して、位置のみをフィードバ
ックして制御系を構成するのではなく、位置と速度およ
び加速度に適当な係数を掛けてフィードバックを行うこ
とが提案されている。
しかし、従来はピストンの位置を一階微分することによ
り速度を得、又、二階微分することにより加速度を得て
おり、ノイズを増幅しやすいという問題があった。
これの解決には、ピストンの速度、加速度を直接得るた
めの検出器を設けることが考えられるが、その大きさ、
取付は方法、検出精度、価格などを考慮するとき、必ず
しも適当な検出器が得られるとは限らない。
本発明は叙上の事情に鑑みなされたもので、油圧シリン
ダのピストンの両側の圧力を圧力検出器で検出し、又、
ピストンの位置を位置検出器で検出し、両者の値を用い
てピストンの速度、加速度を推定する方法を提供するも
のである。
以下、図面により本発明の内容を詳細に説明する。
第1図は2個の圧力検出器および位置検出器を備えた油
圧シリンダの概略図を示したもので、1は油圧シリンダ
、2はピストン、3はピストンロッド、4は負荷、5と
6は圧力検出器、7は位置検出器である。
即ち、油圧シリンダ1は油圧P1+P2によるピストン
2の両端にかかる力F1.F2の差でピストン2とピス
トンロッド3を移動せしめ、負荷4を駆動するものであ
る。
圧力検出部5゜6は油圧P1.P2を電気信号に変換し
、同様に、位置検出器7はピストンロッド3の移動量す
なわち負荷4の位置を電気信号に変換する構成をとるも
のである。
このような油圧シリンダの動作特性を解析すると、第2
図のような等価回路が得られる。
即ち、ピストンの両側の圧力P1およびF2がそれぞれ
シリンダの断面積(実際にはピストンロッド部の断面積
を差し引いたもの)を示す係数要素lL12を介してピ
ストン両端にかかる力F1およびF2となり、これらが
加え合せ点aで引算されてピストンおよび負荷の駆動力
Fとなり、加え合せ点すに加えられる。
加え合せ点すでは、この駆動力Fから、ピストン速度の
関数であるピストンとシリンダ間の摩擦力Fcおよびピ
ストン速度Xがピストンの油から受ける粘性の影響を考
慮した粘性係数を示す要素16を介して生じる粘性抵抗
力が差し引かれる。
このb点の出力がピストン、ピストンロッドおよび負荷
の等価質量の逆数を示す係数要素13を介してピストン
の加速度Xとなり、Xは積分要素14を介してピストン
の速度Xとなる。
この速度文が積分要素15を介すことによりピストンの
位置Xとなる。
本発明は上記油圧シリンダの動作特性に着目し、検出の
容易なピストン両側の圧力およびピストンの位置を用い
て、ピストンの速度、加速度を推定するものである。
即ち、本発明は圧力検出値から加速度推定値を求め(力
と加速度は比例関係にある)、これを積分して速度推定
値を求めることを基本とする。
これにより、理論的には正確な推定値を得ることが可能
であるが、実際には、圧力検出器の検出誤差、演算の誤
差、および摩擦力などの外力の要因によって加速度推定
値を正確に得ることが困難である。
したがって、これを積分して求める速度推定値に誤差が
蓄積して、正確な推定値を得ることができなくなる。
そこで、本発明は位置検出器によって実際の位置検出値
を得、これと上記速度推定値をさらに積分して求まる位
置推定値との偏差を時々刻々監視し、その偏差が零に漸
近するように、該偏差に応じて加速度推定値、速度推定
値を修正する構成を加える。
これにより、上記の誤差要因が存在しても、精度のよい
推定値を得ることができる。
第3図は本発明の一実施例のブロック図で、第2図と同
等機能の部分には同一符号を付して示したものである。
ピストンの両側の圧力P1.P2は第1図に示す如く圧
力検出器5,6により検出されて、それぞれPZおよび
P′2となる。
これら圧力p’; t p/2はそれぞれシリンダの断
面積を示す係数要素11.12を通ってピストン両端に
かかる力F4 、 F′2となり、加え合せ点aで引算
されて駆動力F′となり加え合せ点すに加わる。
加え合せ点すではピストン速度の推定値Xを入力とする
関数発生要素16の出力が差し引かれる。
この関数発生要素16は、第2図で説明したピストンと
シリンダ間の摩擦力Fcおよびピストンが油から受ける
粘性の影響をまとめて表わしたものである。
この関数の形は一般に非線形の複雑なものとなるが、線
形で近似してもよく、さらに油の粘性やピストンとシリ
ンダの摩擦力は駆動力に比べて充分小さいため無視して
もよい。
加え合せ点すの出力はピストン、ピストンロンドおよび
負荷の等価質量の逆数を表わす係数要素13を介して、
加え合せ点Cに加えられる。
一方、ピストンの位置Xは第1図に示す如く位置検出器
7で検出され、検出値X′として加え合せ点eに加えら
れ、ここで後述の位置の推定値Xと比較され、その差が
係数要素11および18を介してそれぞれ加え合せ点C
およびdに加えられる。
即ち、ピストンの位置の検出値X′とピストンの位置の
推定値Xを比較し、その偏差に係数要素17゜18の値
を掛けてそれぞれ後述の加速度推定値Xおよび速度推定
値Xにフィードバックすることにより、推定値を修正す
る。
この時、係数要素17゜18の値を大きくとればとるほ
ど、この推定方法の連応性を上げることができる。
しかし、同時にノイズに対して弱くなるため、実際の適
用に当っては、対象とする油圧サーボ系の動特性を考慮
して適当な値に選定すればよい。
加え合せ点Cの出力が加速度推定値Xであるが、該加え
合せ点Cの入力も加速度推定値とみなすことができる。
加速度推定値Xば、積分要素14を介して加え合せ点d
に加えられ、該加え合せ点dの出力が速度の推定値Xと
なる。
ここでも、積分要素14の出力を速度推定値とみなすこ
ともでき、関数発生要素16の入力を積分要素14の出
力からとることもできる。
速度の推定値Xば、積分要素15を介して位置の推定値
Xとなる。
以上の通り、本発明によれば、油圧サーボ系において用
いられる速度、加速度の物理量を、速度検出器、加速度
検出器を設置することな(、圧力検出器と位置検出器の
出力信号を用いて、簡単な構成により、しかも精度よく
推定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧シリンダの概略図、第2図は油圧シリンダ
の動作特性を説明するためのブロック図、第3図は本発
明の一実施例のブロック図である。 1・・・油圧シリンダ、2・・・ピストン、3・・・ピ
ストンロンド、4・・・負荷、5,6・・・圧力検出器
、7・・・位置検出器、lL12,13,17,18・
・・係数要素、16・・・関数発生要素、14.15・
・・積分要素。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧サーボ系に用いられる速度、加速度の物量を推
    定する方法であって、油圧シリンダのピストンの両側の
    圧力を検出する第1および第2の圧力検出器と、ピスト
    ンの位置を検出する位置検出器とを設け、前記第1およ
    び第2の圧力検出器の検出信号をそれぞれ第1および第
    2の係数要素を通して比較し、その差信号と速度の推定
    値を入力とする関数発生要素の出力との差を第3の係数
    要素に入力するとともに、前記位置検出器の検出信号と
    ピストンの位置の推定値を比較し、その差信号をそれぞ
    れ第4および第5の係数要素に入力し、前記第3の係数
    要素の出力と前記第4の係数要素の出力とを加算して第
    1の積分要素に入力し、該第1の積分要素の出力と前記
    第5の係数要素の出力を加算して第2の積分要素に入力
    し、該第2の積分要素の出力信号を前記ピストンの位置
    の推定値とし、前記第1の積分要素の出力信号または前
    記第2の積分要素の入力信号をピストンの速度の推定値
    とし、前記第3の係数要素の出力信号または前記第1の
    積分要素の入力信号をピストンの加速度の推定値とする
    ことを特徴とする油圧サーボ系における物理量推定方法
    。 2 油圧サーボ系に用いられる速度、加速度の物理量を
    推定する方法であって、油圧シリンダのピストンの両側
    の圧力を検出する第1および第2の圧力検出器と、ピス
    トンの位置を検出する位置検出器とを設け、前記第1お
    よび第2の圧力検出器の検出信号をそれぞれ第1および
    第2の係数要素を通して比較し、その差信号を第3の係
    数要素に入力するとともに、前記位置検出器の検出信号
    とピストンの位置の推定値を比較し、その差信号をそれ
    ぞれ第4お、よび第5の係数要素に入力し、前記第3の
    係数要素の出力と前記第4の係数要素の出力とを加算し
    て第1の積分要素に入力し、該第1の積分要素の出力と
    前記第5の係数要素の出力を加算して第2の積分要素に
    入力し、該第2の積分要素の出力信号を前記ピストンの
    位置の推定値とし、前記第1の積分要素の出力信号また
    は前記第2の積分要素の入力信号をピストンの速度の推
    定値とし、前記第3の係数要素の出力信号または前記第
    1の積分要素の入力信号をピストンの加速度の推定値と
    することを特徴とする油圧サーボ系における物理量推定
    方法。
JP7073279A 1979-06-06 1979-06-06 油圧サ−ボ系における物理量推定方法 Expired JPS5825881B2 (ja)

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JPS55163302A JPS55163302A (en) 1980-12-19
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DE3532931C3 (de) * 1985-09-14 1993-09-30 Rexroth Mannesmann Gmbh Hydraulische Antriebsvorrichtung
JPH03223504A (ja) * 1990-01-29 1991-10-02 Daikin Ind Ltd アクチュエータの位置制御機構
FR3036486B1 (fr) * 2015-05-18 2017-05-19 Sagem Defense Securite Procede d'estimation d'une force exterieure s'exercant sur un actionneur electrohydrostatique

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