JPS5825865Y2 - スライドラツク取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスライドラックを収納空間の底板に取付ける構
造に関するものであって、本考案の目的とするところは
ラック本体が脚板にて収納空間の底板に固定されている
ので引出し、スライド棚、バスケット等の収納部を前に
引出して重量が前に片寄ってもラック本体の後部が上に
上がってラック本体が前に倒れたりする虞れがなく、シ
かもラック本体が収納空間の底部に固定されてもラック
本体が脚板に対してスライド自在にしであるのでラック
本体を収納空間から出すことができ、ラック本体の清掃
等が簡単にできるスライドラック取付構造を提供するに
ある。

以下本考案を実施例により詳述する。

４はラック本体であって、一対の合成樹脂型の側面パネ
ル７と複数個の合成樹脂型の固定棚８とにより構成され
ている。

側面パネル７には多数個の透孔９を穿孔してあり、側面
パネル７の前後の内面には第６図に示すように上下に適
数個の固定棚係止部１０を設けである。

この固定棚係止部１０は内方突出部１０ ａの両側より
係止片部１０ｂを突設して形成されている。

ここで１１は係止片部１０ｂを形成するときサイドコア
を抜くための成形用孔である。

側面パネル１の後部には内方屈曲パネル部１２があって
、内方屈曲パネル部１２の先端には上下方向に上下鍔部
１３．１４とつながった縦鍔部１５を設けである。

この縦鍔部１５には上記固定棚係止部１０に対応する高
さに位置する固定棚係止孔１６を穿孔しである。

合成樹脂型の固定棚８の両側の前後には凹部１９ ａと
凹部１９ ａの両側の被係止凹溝１９ｂとよりなる被係
止部１９を設けである。

固定棚８の後部には第８図に示すように突出部２０を設
けてあって、突出部２０の両側には挿通孔２１を上下に
貫通するように穿孔してあり、突出部２０の両側面には
係止突起２２を突設しである。

さらに固定棚８の両側の立上り縁２４の上部より第８図
に示すように内方に向けてガイドレール３０を突設して
あり、また固定棚８の前部の略中夫には取付孔３１を穿
孔しである。

ラック本体４を組立てるに当って、二枚の側面パネル７
を相対向するように配設すると共に側面パネル７間に二
枚の固定棚８を配設し、第６図に示すように側面パネル
７の固定棚係止部１０に固定棚８の被係止部１９を上が
らスライドさせて係止すると共に第８図に示すように側
面パネル７の固定棚係止孔１６に固定棚８の係止突起２
２を係止し、固定棚８の突出部２０を縦鍔部１５間に位
置させる。

上記固定棚８上には合成樹脂製の引出し１、スライド棚
２やバスケット３等がスライド自在に取付けられるので
ある。

第３図に示すものでは上の固定棚８上にスライド棚２を
スライド自在に配置し、下の固定棚８上に引出し１をス
ライド自在に配置しである。

スライド棚２の後部の側面に第１０図に示すようにヒッ
プアップ防止突起２５を突設してあって、ヒップアップ
防止突起２５をガイドレール３０の下面に当接するよう
にスライド棚２をスライド自在に装着しである。

第４図では上下の固定棚８の両方共にスライド棚２を配
置しである。

第５図では上の固定棚８上にスライド棚２を配置し、下
の固定棚８上にバスケット３を配置しである。

また脚板５は第１１図ａ、ｌ）、ｃに示すように巾方向
に長い細長板状であって、両側に逆り字状の係止片６を
水平片が内方を向くように突設してあり、係止片６によ
ってスライド溝６ａを形成しである。

この係止片６の内面にはスライド溝６ａ内に突出する突
起３２を設けである。

脚板５の略中央には雌ねじ具３３をインサートしてあり
、雌ねじ具３３と脚板５の両側との間には接地面部３４
を下方に向けて実開させである。

接地面部３４の下面には両面粘着テープ３５を接着して
あり、接続面部３４に取付ねし孔３６を穿孔しである。

このように構成せるスライドラックは例えば台所の厨房
台２８の収納空間１７に収納して取付けられる。

つまり収納空間１７の底板１８の前後に脚板５を夫々配
置し、両面粘着テープ３５を底板１８に貼着し、必要に
応じて取付ねし孔３６から木ねじ３８と螺入して脚板５
を取付け、脚板５の両側のスライド溝６ａにラック本体
４の側面パネル７の下鍔部１４をスライド自在に挿入し
、下の固定棚８の取付孔３１から脚板５の雌ねじ具３３
にねじ具３７を螺入し、ラック本体４を固定する。

しかして扉２９を開放して引出し１、スライド１ＪＩ２
、バスケット３等に野菜、果物その他の台所用品の出入
れか゛で゛きる。

この際引出し１、スライド棚２、バスケット３を前に引
出したときラック本体４の後が上がって前に倒れるよう
になるが、脚板５にラック本体４が固定されているため
ラック本体４が倒れない。

ラック本体４を清掃する場合、ねし具３７を外し、スラ
イド溝６ａに対して下鍔部１４をスライドさせてラック
本体４を引出す。

またスライドラックを収納取付けするのは上記のような
厨房台２８以外に、押入れやその他の収納空間１７でも
よい。

本考案は叙述の如く引出し、スライド棚、バスケット等
の収納部をラック本体に前後にスライド自在に配設する
と共にスライド自在な上記収納部が収納空間の前部の開
口から出入し得るように収納空間内にラック本体を配置
し、収納空間の底板上に脚板を取着すると共にラック本
体をねし具のような固着具に脚板に固着したので、引出
し、スライド棚、バスケット等の収納部を収納空間の前
部の開口から出入させて収納部内へ物の出入れができる
のは勿論、引出し、スライド棚、バスケラ１〜等の収納
部を引出すときラック本体が一緒に動いたすせず安定性
のあるものであり、しかも引出し、スライド棚、バスケ
ット等の収納部を前に引出して重量が前に片寄ってもラ
ック本体の後部が上に上がってラック本体が前に倒れた
りする虞れがないものであり、またラック本体の側面パ
ネルの下端に外方に突出する下鍔部を設け、収納空間の
底板上に取着した脚板の巾方向の両側に逆り字状の係止
片を設けて形成した内方が開口せるスライド溝に上記下
鍔部をスライド自在に嵌合し、ラック本体をねし具のよ
うな固着具にて脚板に着脱自在に固着したので、ラック
本体を固着してあっても固着具を外すだけでラック本体
をスライドさせて簡単にラック本体を収納空間から出す
ことができて、ラック本体の清掃等が簡単にできるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の概略側断面図、第２図ａは
同上の一部省略せる正面から見た半断面図、第２図すは
第２図ａの側面図、第２図Ｃは第２図すの断面図、第３
図は同上の斜視図、第４図、第５図は同上の他の実施例
の斜視図、第６図は同上の固定棚を取付ける状態の斜視
図、第７図は同上の固定棚係止部の斜−祖国、第８図は
第６図の他の方向から見た斜視図、第９図は同上の固定
棚のガイドレールを示す斜視図、第１０図は同上のスラ
イド棚を取付ける状態の斜視図、第１１図ａは同上の脚
板の平面図、第１１図すは第１１図ａの正面図、第１１
図Ｃは第１１図すの一部切欠拡大断面図であって、１は
引出し、２はスライド棚、３はバスケット、４はラック
本体、５は脚板、６は係止片、６ａはスライド溝、１４
は下鍔部、１７は収納空間、１８は底板である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 引出し、スライド棚、バスケット等の収納部をラック本
   体に前後にスライド自在に配設すると共にスライド自在
   な上記収納部が収納空間の前部の開口から出入し得るよ
   うに収納空間内にラック本体を配置し、ラック本体の側
   面パネルの下端に外方に突出する下鍔部を設け、収納空
   間の底板上に脚板を取着すると共に脚板の巾方向の両側
   に逆り字状の係止片を設けて形成した内方が開口せるス
   ライド溝に上記下鍔部をスライド自在に嵌合し、ラック
   本体をねし具のような固着具にて脚板に着脱自在に固着
   して成るスライドラック取付構造。