JPS5825287Y2 - 電磁石の吸着鋼板枚数検出装置 - Google Patents

電磁石の吸着鋼板枚数検出装置

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JPS5825287Y2
JPS5825287Y2 JP8188777U JP8188777U JPS5825287Y2 JP S5825287 Y2 JPS5825287 Y2 JP S5825287Y2 JP 8188777 U JP8188777 U JP 8188777U JP 8188777 U JP8188777 U JP 8188777U JP S5825287 Y2 JPS5825287 Y2 JP S5825287Y2
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JP
Japan
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magnetic
gap
steel plate
core
steel plates
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Expired
Application number
JP8188777U
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English (en)
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JPS548986U (ja
Inventor
賢治 佐渡
数馬 渡辺
Original Assignee
住友重機械工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば鋼板の荷役作業等に使用される吊
上げ電磁石の吸着鋼板枚数(または全板厚の和)を検出
する装置に関する。
多数板の鋼板を吊上げ電磁石により吊持運搬する場合、
吊持する鋼板の厚さもしくは枚数を検出する必要がある
そこで、被吸着鋼板に形成される鋼板磁路の磁気飽和を
利用し、吸着鋼板の数の増大に伴なって鉄心の磁束密度
が増大するという現象に着目して磁路中に磁気感応素子
を置き、磁束密度の変化を電気信号に変換して検出する
検出方法が提案されている。
ところで、従来の枚数検出装置においては、鉄心に磁気
感応素子を組込む場合、鉄心の吸着面の一部を切り欠き
、これに感応素子を挿入しているため、以下の理由によ
り精度よく磁束密度の変化を検出することができなかっ
た。
即ち、電磁石によって鋼板特に薄鋼板を吸着する場合、
第1図に示すように、被検出鋼板と鉄心1との間には、
鋼板のたわみ、塵埃の介在物等によりギャップtが生ず
ることは不可避の事実である。
このギャップtは、鋼板のたわみ具合、塵埃の大きさ、
あるいは検出装置のコイル通電による吸引力の加減等に
より一定値に保つことは極めて困難である。
いま、切り欠き部の形状寸法に対し、磁気的に充分大き
なギャップt1が存在する場合屯鉄心を通る磁気φは、
第2図に示すようにA、C各部共はぼ均等に流れる。
ところが、このギヤングが小さく(例えば12)なった
時には、A部の磁気抵抗がC部の磁気抵抗に較べて小さ
くなるため、磁束φは第3図に示すように鉄心切り欠き
C部を避け、切り欠きのない即ち磁気抵抗の小さいA部
の方へ流れる傾向を示す。
したがって、切り欠きC部へ感応素子が挿入されていた
場合、鉄心全体の平均磁束密度に較べて切り欠きC部の
磁束密度が小さくなり、見掛は上、検出出力は平均磁束
密度よりも小さな値が検出されることとなる。
この考案は前記従来の欠点を解決すべく創案さレタもの
で、鉄心と被検出鋼板間に生じるギャップによる磁束密
度の誤差を減少させ、高精度で安定した検出を可能とす
る吸着鋼板枚数検出装置を提案するものである。
以下この考案を図示する実施例によって説明する。
第4図乃至第5図に示すように、鉄心1は鋼板2を吸引
するための磁気回路を形成する吸着用鉄心3と、磁束密
度を検出するための検出用鉄心4とから一体に構成され
る。
また鉄心1は第6図、第7図に示すように、断面略門型
状となっており、それぞれの磁極5,6に励磁コイル1
が巻回されている。
検出鉄心4はアルミニウム、黄銅等の非磁性体8を介し
て設けられており、これによって検出鉄心4は吸着用鉄
心3から磁気的に分離され、鉄心3.4にはそれぞれ独
立した磁気回路9,10が構成されるようになっている
さらに、検出鉄心4の一側の磁極には切欠空隙部11が
設けられ、この空隙部11内に磁気感応素子12が取付
けられている。
切欠空隙部11の内底面、すなわち素子12の取付面は
、従来のように磁極の一部のみを切欠いた構造ではなく
、磁極の全面を鉄心1の吸着面との対向長さtgが一様
な間隙となるよう切除して形成している。
これを第5図および第7図に示す。
以上の構成において、−励磁コイル7を励磁すると、鉄
心1には鋼板2を通じて磁束が流れるが、前述のように
鉄心3と4は非磁性体8によって磁気的に分離されてい
るため、それぞれ独立した磁路9,10が構成され、そ
のそれぞれには磁束φ1.φ2が流れる。
これらの磁束φ1.φ2は互に干渉することがなく、し
たがって鉄心1の吸着面と鋼板2間に生ずるギャップt
の大小によって空隙部11を通過する磁束の密度が変化
することがない。
また、空隙部11における素子12の取付面が全面にわ
たって均等なギャップを形成しているため、検出用磁気
回路中において取付面と鋼板20対向距離が変化しても
、磁束密度が部分的に偏ることなく常に安定した磁束密
度を検出することができる。
鋼板2の枚数検出に際しては、鋼板2を吊持すべく直流
電源13によりコイル1を励磁し、このときの励磁電流
iを電流検出回路14により検出する。
次いでその検出出力を演算回路15に入力して起磁力を
求め、これを演算回路16に入力する。
一方、磁気感応素子12の検出出力は、増巾器17によ
り増巾し、その出力を演算回路16に入力する。
演算回路16では、磁気回路10の起磁力に対する磁束
密度の関係から吸着鋼板の枚数(または全板厚の和)を
演算し、出力する。
この出力をA−D変換器18を介して表示器19にディ
ジタル表示すればよい。
以上の通りこの考案によれば、磁気感応素子取付用切欠
空隙部に対応する鉄心部を非磁性体を介して磁気的に分
離するどとにより鉄心に独立した磁路を構成したので、
両磁路を通過する磁束相互が干渉し合うことがなく、し
たがって空隙部を通過する磁束が安定し、高精度の検出
を行なうことができる。
また、磁気感応素子を取付けた空隙部の取付面を磁極の
全面にわたり一様な間隙となるよう形成したことにより
、鋼板と鉄心吸着面間、あるいは鋼板と空隙部域付面間
のギャップが鋼板のたわみ、ちり等によって変化しても
、空隙部の磁束密度が安定し、同様に高精度の検出を行
い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来の検出装置におけるギャップと
磁束の流れ状態説明図、第4図はこの考案の検出装置に
おける電磁石の構成を示す平面図、第5図はその立面図
、第6図は第5図におげろA−A断面図、第7図はB−
B断面図、第8図は検出装置の構成を示す概要図である
。 1・・・・・・鉄心、2・・・・・・鋼板、3・・・・
・・吸着用鉄心、4・・・・・・検出用鉄心、5,6・
・・・・・磁極、7・・・・・・励磁コイル、8・・・
・・・非磁性体、9,10・・・・・・磁気回路、11
・・・・・・切欠空隙部、12・・・・・・磁気感応素
子、13・・・・・・直流電源、14・・・・・・電流
検出回路、15・・・・・・演算回路、16・・・・・
・演算回路、17・・・・・・増巾器、18・・・・・
・AD変換器、19・・・・・・表示器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心の吸着面に磁気感応素子を取付は可能な切欠空隙部
    が設けられ、この空隙部内底面に磁気感応素子が取付け
    られた電磁石の吸着鋼板の枚数検出装置において、前記
    切欠空隙部に対応する鉄心部を非磁性体を介して他の鉄
    心部から磁気的に分離することにより前記鉄心にそれぞ
    れ独立した磁極を構成し、かっ切欠空隙部は磁極の全面
    を鉄心の吸着面に対して一様な間隙となるよう切除して
    形成したことを特徴とする電磁石の吸着鋼板枚数検出装
    置。
JP8188777U 1977-06-22 1977-06-22 電磁石の吸着鋼板枚数検出装置 Expired JPS5825287Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS548986U JPS548986U (ja) 1979-01-20
JPS5825287Y2 true JPS5825287Y2 (ja) 1983-05-31

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