JPS5824523Y2 - 受信機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は受信局を受信周波数あるいはチャンネル番号で
表示し得るよう構成した受信機に関し、特にチャンネル
番号のない受信バンドに於いては、チャンネル表示キー
操作に無関係に常時受信周波数を表示するよう構成した
ことを特徴とする受信機に関する。

一般に欧州地域特にドイツ地方に於いては、ＦＭ放送バ
ンドで８７．０ＭＨ２をＣチャンネルに設定し、３００
ＫＨｚ間隔で１チヤンネルずつ増加するチャンネル番号
表示が、受信周波数表示と共に受信局を表示する手段と
して使用されている。

而して一つの表示器で受信周波数とチャンネル番号を切
換えて表示するように構成すると、１Ｍバンドでは前述
のようにチャンネル表示が行なわれているけれども、そ
の他の受信バンドでは一般に行なわれない為、チャンネ
ル表示キーが操作された状態で例えばＡＭバンドに切換
えた場合、表示器には何も表示されないことになり操作
上杆ｌしくなかった。

従っテ本考案はこの点に鑑みなされたもので、チャンネ
ル表示を行なわない受信バンドでは、チャンネル表示キ
ー操作に無関係に常時受信周波数を表示する受信機を提
供するものである。

以下本考案の一実施例を図面と共に説明する。

１はＡＭ及び１Ｍバンドで構成された受信機を示し、周
波数表示出力端子Ｆとチャンネル表示出力端子ＣＨを具
備し、ＦＭバンド受信時には受信周波数に対応したチャ
ンネル表示出力が得られるよう構成されている。

２は受信周波数及びチャンネル表示出力を切換え表示器
３に導くゲート回路で、一方の入力に夫々受信周波数表
示出力とチャンネル表示出力が接続されたＡＮＤゲート
４，５と、該ＡＮＤゲート出力が接続されたＯＲゲート
６で構成され、更にＡＮＤゲート４，５の他方の入力に
は、チャンネル表示キーＴと１Ｍバンドキー８の一致を
検出するＡＮＤゲート９の出力が、一方は直接に他方は
インバーター１０を介して加えられている。

次に斯る構成よりなる本考案の動作につき説明する。

先ずＦＭバンド受信につき説明すると、１Ｍバンドキー
８の操作により受信機１からは、受信周波数表示出力と
チャンネル表示出力が発生されているが、チャンネル表
示キー７が操作されていない状態では、ＡＮＤゲート９
が開かれない為ＡＮＤゲート４のみが開かれ、受信周波
数の表示が行なわれる。

一方チヤンネル表示キー７が操作されると、今度はＡＮ
Ｄゲート９が開かれることにより、ＡＮＤゲート５が開
かれ表示器３にチャンネル表示が行なわれる。

即ちＦＭバンドに於いては、チャンネル表示キー７の操
作により、受信周波数表示とチャンネル表示を任意に切
換えて表示することができる。

次にＡＭバンドキー１１が操作されたＡＭバンド受信の
場合には、ＡＮＤゲート９はチャンネル表示キー７の操
作に関係なく常に閉じている為、ＡＮＤゲート４のみが
開かれ常に受信周波数の表示を行なう。

上述の如（本考案の受信機は、チャンネル表示を行なわ
ないバンドを受信中は、チャンネル表示キーの操作に無
関係に常に受信周波数を表示するよう構成したもので、
操作性が向上し極めて実用的価値大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の構成を示す回路結線図である。 １・・・・・・受信機、２・・・・・・ゲート回路、３
・・・・・・表示器、Ｔ・・・・・・チャンネル表示キ
ー ８・・・・・・ＦＭバンドキー １１・・・・・・
ＡＭバンドキー。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 一つの表示器でチャンネル表示キーにより受信周波
   数出力とチャンネル表示出力を切換えて表示するよう構
   成した受信機に於いて、チャンネル表示出力を有しない
   受信バンドでは、前記チャンネル表示キーの操作に無関
   係に常時受信周波数を表示するよう構成したことを特徴
   とする受信機。 ２ チャンネル表示出力を有した受信バンドを選択する
   バンド選択キー操作と、チャンネル表示キー操作の一致
   を検出する手段を設け、該手段の出力でチャンネル表示
   出力を表示器に導くゲート回路を制御したことを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項記載の受信機。