JPS5824391B2 - セラミック製品への絵付方法 - Google Patents

セラミック製品への絵付方法

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JPS5824391B2
JPS5824391B2 JP16186579A JP16186579A JPS5824391B2 JP S5824391 B2 JPS5824391 B2 JP S5824391B2 JP 16186579 A JP16186579 A JP 16186579A JP 16186579 A JP16186579 A JP 16186579A JP S5824391 B2 JPS5824391 B2 JP S5824391B2
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JP
Japan
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layer
frit
transfer foil
transfer
pattern
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Expired
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JP16186579A
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English (en)
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JPS5684383A (en
Inventor
高落実
西村健一
中村祐三
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス、ホーロー、陶磁器等のセラミック製品
への絵付方法に関するものであり、その目的とするとこ
ろは2種類の転写箔を用いてセラミック製品へ容易に繊
細緻密な多色図柄を絵付することである。
従来から転写箔を用いてセラミック製品へ容易に多色図
柄を絵付する方法は種々考案されている。
例えば無機顔料インキで印刷された図柄層を有する転写
箔を用いて該図柄層をセラミック製品へ転写した後、該
図柄層上にスプレー法、スクリーン印刷法等によりフリ
ット層を設けしかる後焼成してなる方法、あるいは無機
顔料とフリットとを混在させたインキで印刷された図柄
層を有する転写箔を用いて該図柄層をセラミック製品へ
転写した後、焼成してなる方法がある。
しかし前者はフリット層をスプレー法、スクリーン印刷
法等の湿式方法で設けるので乾燥工程を必要とする等作
業効率が悪く、またフリット層の膜厚を均一にすること
が困難で焼成後のセラミック製品表面のつや等が不均一
になるという欠点を有しており、後者は無機顔料とフリ
ットとを混在させたインキ中のフリットに対する無機顔
料の含有量が少なくならざるを得す充分な色濃度を出す
ことができないという致命的な欠点を有していた。
このような欠点を解消すべく、無機顔料インキで印刷さ
れた図柄層とフリット層とを各々別個の2層として積層
して設けた転写箔が考案されている(実公昭54−24
722号公報参照)。
前記考案の転写箔を用いてセラミック製品へ絵付すると
上記欠点は全て解消することができた。
しかしながら前記考案による転写箔の図柄層は、微粉砕
が極めて困難な高硬度のフリット層上に設けられる(第
1図参照)ので繊細緻密な図柄の印刷が不可能であり、
また転写箔の層が厚くなり取り扱いが困難という新たな
欠点を生じ、依然問題点が残っていた。
本発明は上記の残された問題点を解消すべく更に種々考
案の結果、本発明を完成するに去ったのである。
即ち本発明は無機顔料インキで印刷された図柄層1を有
する顔料転写箔2を用いて該図柄層1をセラミック製品
3表面に転写した後、フリット層4を有するフリット転
写箔5を用いて該図柄層1を完全に覆うように該フリッ
ト層4を転写し、しかる後焼成することを特徴とするセ
ラミック製品への絵付方法である。
以下本発明を図柄に基づいて更に詳しく説明する。
本発明に使用する顔料転写箔2は無機顔料インキで印刷
された図柄層1を一構成層としており、例えば第2図に
示すように基体シート6の上に該基体シート6と剥離可
能な剥離層γを設け、該剥離層γ上にセラミック着色用
無機顔料を含有する着色インキによりグラビア印刷その
他の印刷法で印刷して所望の図柄層1を設けた後、更に
該図柄層1上に加熱加圧時セラミック製品3に接着可能
な樹脂よりなる接着層8を設けた層構成よりなっている
一方フリット転写箔5はフリットインキで印刷塗布され
たフリット層4を一構成層としており、例えば第3図に
示すように基体シート6の上に該基体シート6と剥離可
能な剥離層1を設け、該剥離層γ上にフリットを含有す
るフリットインキによりロールコート法、バーコード法
、グラビアコート法等で全面に印刷塗布してフリット層
4を設けた層構成よりなっている。
本発明に係る絵付方法は上記2種の転写箔を用いて行う
即ち先ず顔料転写箔2を被転写体のセラミック製品3表
面に設置し加熱加圧転写により密着せしめ、顔料転写箔
2から基体シート6を剥離して剥離層γ、図柄層1及び
接着層8等からなる転写層のみをセラミック製品3表面
へ転写移行させる。
次にフリット転写箔5を、少なくとも前記図柄層1を完
全に覆うように設置し加熱加圧転写により密着せしめ、
フリット転写箔5から基体シート6を剥離して剥離層1
及びフリット層4等からなる転写層のみをセラミック製
品3表面へ転写移行させる(第4図参照)。
転写時において熱容量の大きなセラミック製品に対して
短時間に効率のよい転写を行うためには被転写体である
セラミック製品3をあらかじめ加熱しておくのが好まし
い。
フリット転写箔5のフリット層4は転写移行された顔料
転写箔2の転写層上に設置されるため両層間の接着性は
良くフリット転写箔5のフリット層4上に接着層8は特
に必要とはしない。
しかる後顔料転写箔2とフリット転写箔5との2種類の
転写箔の転写層を転写移行させたセラミック製品3を焼
成して有機化合物成分を焼失させ絵付が施される。
尚、前記焼成工程において接着層8のバインダーが焼失
する時には既に接着層8以外の転写層のバインダーが焼
失しているように各層のバインダーを構成するのが好ま
しい。
何故なら接着層Bのバインダーが焼失する時に、図柄層
1、剥離層1、フリット層4等のバインダーが残ってい
ると、接着層8のバインダーが焼失する際の気体により
図柄層1が動かされ図柄のズレを起こす恐れがあるから
である。
従って接着層8のバインダーが焼失する時にはそれ以外
の層のバインダーが既に焼失して多孔質な状態になって
いれば図柄のズレが生じる恐れはなくなるのである。
このようなバインダーの構成をとるには接着層8以外の
バインダーとして接着層8のバインダーより速く焼失す
るものを用いればよく、例えば接着層8のバインダーに
ポリアミド系樹脂、接着層8以外のバインダーにアクリ
ル系樹脂を用いるか、あるい(1同じアクリル系樹脂の
中でも焼失の遅いものを接着層8に、速いものを接着層
8以外の層に用いてもよい。
本発明は以上説明したように2種類の転写箔を用いて絵
付する方法であるから次のような効果がある。
即ち本発明により絵付される図柄は、顔料転写箔の剥離
層上に無機顔料インキでグラビア印刷その他の印刷法を
用いて印刷されるので繊細緻密で階調豊富な図柄が得ら
れる。
またフリット層と無機顔料インキで印刷された図柄層と
は2種類の転写箔に分けられているので図柄の色濃度を
充分出すことができしかも各々の転写箔の層は厚くなら
ず取り扱いに支障を及ばずことはない。
そしてフリットはフリット転写箔の剥離層上にロールコ
ート法等で印刷塗布され、均一な膜厚のフリット層を得
ることができ、焼成後のセラミック製品は表面のつや等
は均一なものとなり美麗なものが得られる。
更に本発明による絵付方法は顔料転写箔とフリット転写
箔との2種類の転写箔により乾式方法で行われるので作
業効率がよく、2台の転写機を直列に配置することによ
り量産性も得られる。
従って本発明の絵付方法は従来の種々の絵付方法と比較
して繊細緻密な多色図柄をより一層容易に得られるもの
であり実用性に富み且つ産業上利用価値の非常に太きい
ものである。
以下、本発明の実施例を記載し説明する。
実施例 ポリエチレンテレフタレートフィルム(25μ厚)に上
記組成物を用いてグラビア印刷法により全面に印刷塗布
して剥離層を形成した。
アクリル系樹脂 20(重量部)トルエン
80 上記剥離層上に下記組成の無機顔料インキを用いて順次
グラビア印刷し図柄層を形成した。
最後に、上記図柄層上に下記組成物を用いてグラビア印
刷法により全面に印刷塗布して接着層を形成し、多色模
様連続階調柄を有する顔料転写箔を得た。
ポリアミド系樹脂 25(重量部)トルエン
45 イソプロピルアルコール 23 酢酸エチル 7 前記顔料転写箔の接着層面を80℃に予熱したホーロー
容器表面に設置し、加熱シリコンローラー(230℃)
で加圧し転写層をホーロー容器表面へ転写移行させた。
次に前記剥離層を形成したポリエチレンテレフタレート
フィルム(25μ厚)の剥離層上に下記組成のフリット
インキを用いてグラビア印刷法により全面に印刷塗布し
てフリット層を形成し、フリット転写箔を作成した。
ホーロー用フリット 40(重量部)アクリル系
樹脂 40 トルエン 20 前記工程においてホーロー容器表面に転写移行された図
柄層を完全に覆うように前記フリット転写箔のフリット
層面を設置し、加熱シリコンローラー(230℃)で加
圧し転写層を転写移行させた。
しかる後顔料転写箔とフリット転写箔との2種類の転写
箔の転写層を転写移行させたホーロー容器を810℃、
4分間炉内で焼成した。
その結果ホーロー容器表面に色濃度の充分な繊細緻密で
階調豊富な多色図柄を有するホーロー容器を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の転写箔の層構成を示す拡大断面図、第2
図は本発明に係る顔料転写箔の層構成を示す拡大断面図
、第3図は本発明に係るフリット転写箔の層構成を示す
拡大断面図、第4図は本発明に係る顔料転写箔とフリッ
ト転写箔とをセラミック製品へ転写した際の層構成を示
す拡大断面図をそれぞれ示す。 図中、1・・・・・・図柄層、2・・・・・・顔料転写
箔、3・・・・・・セラミック製品、4・・・・・・フ
リット層、5・・・・・・フリット転写箔、6・・・・
・・基体シート、γ・・・・・・剥離層、8・・・・・
・接着層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機顔料インキで印刷された図柄層1を有する顔料
    転写箔2を用いて該図柄層1をセラミック製品3表面に
    転写した後、フリット層4を有する。 フリット転写箔5を用いて該図柄層1を完全に覆うよう
    に該フリット層4を転写し、しかる後焼成することを特
    徴とするセラミック製品への絵付方法0
JP16186579A 1979-12-13 1979-12-13 セラミック製品への絵付方法 Expired JPS5824391B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16186579A JPS5824391B2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 セラミック製品への絵付方法

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JPS5684383A JPS5684383A (en) 1981-07-09
JPS5824391B2 true JPS5824391B2 (ja) 1983-05-20

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ID=15743422

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JPS61121280A (ja) * 1984-11-17 1986-06-09 日本写真印刷株式会社 絵付された電磁調理器用天板
JPS63151646A (ja) * 1986-12-13 1988-06-24 Ishizuka Glass Ltd ガラス器表面に立体感のある多色模様を形成する方法
JPH0459683A (ja) * 1990-06-26 1992-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 陶磁器の製造方法
JPH07199540A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Narumi China Corp 乾式転写用有機・無機複合粉体及びその製造方法

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