JPS5824195Y2 - 金属管用水圧試験装置 - Google Patents

金属管用水圧試験装置

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JPS5824195Y2
JPS5824195Y2 JP1979019538U JP1953879U JPS5824195Y2 JP S5824195 Y2 JPS5824195 Y2 JP S5824195Y2 JP 1979019538 U JP1979019538 U JP 1979019538U JP 1953879 U JP1953879 U JP 1953879U JP S5824195 Y2 JPS5824195 Y2 JP S5824195Y2
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JP
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pressure
relief valve
test head
hydraulic
water pressure
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JP1979019538U
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芳宏 梶川
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住友金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属管用水圧試験装置に関する。
一般に高信頼度が要求される金属管は製管工程を経て精
整工程に至った時点で金属管内に水圧を与えて金属管が
所期の圧力に耐え得るか否かを判断する水圧試験が実施
される。
このような水圧試験装置としては一般に第2図に示すよ
うなものが知られている。
図中20は被試験管たる金属管、21.21’はテスト
ヘッドで゛あって、各テストヘッド21.21’はその
内周面に金属管20の外周面に水蜜状態で密着される断
面U字形の環状パツキン21 a、21’aを備えてお
り、各テストヘッド21.21’がその周壁に配した補
助油圧シリンダ22.22’によって前進され、金属管
20の両端部に嵌着されると図示しないパイプを通じて
環状パツキン21 a 、21’HのU字形溝内に水圧
が付与され、環状パツキン21 a 、21’aを夫々
金属管20の外周面に水蜜状態に密着せしめる。
また、テストヘッド21の後部にはクロスヘッド23を
隔ててバックアップ用の油圧装置24のラム24 aが
、テストヘッド21′の後部には直接バックアップ用の
油圧装置24′のラム24′aが夫々直結されており、
各テストヘッド21.21’が金属管20の両端部に向
けて前進させられる間、ラム24 a 、24’aの進
出に伴ってシリンダ24 b、24’b内には油が吸入
されて行き、各テストヘッド21.21’が金属管20
の両端部に嵌着されると同時に図示しないバルブが閉じ
られ、両テストヘッド21.21’は油圧装置24.2
4’によってそのままその位置に支持され、クロスヘッ
ド23を通じて金属管20内に水圧を付与するようにな
っている。
ところで、このような構成にあっては金属管20内の水
圧が高められ、これに応じてテストヘッド21.21’
の受圧力が高まった際、シリンダ24 b 、24’b
内の油の圧縮及び残留空気の圧縮によってラム24 a
、24’aが退入するため、テストヘッド21.21
’が金属管20から後退して環状パツキン21 a 、
21’aが金属管20の外周面との摩擦によって激しく
摩耗され、環状パツキン21 a 、21’aを頻繁に
交換し・なければならないという不都合があった。
このため従来にあっては、例えば第3図に示す如く一方
のテストヘッド31を前部内周に断面U字形の環状パツ
キン31 aを備え、また中央部内周に隔壁31 bを
備えた筒体311の後部内周にコンペンセータ312を
摺嵌させて構成し、またこのテストヘッド31の後方に
前記第2図に示すものと同様に、隔壁31 bの水路3
1′b、コンペンセータ312の水路312′に連通さ
れたクロスヘッド33及びバックアップ用の油圧装置3
4を配設し、前記クロスヘッド33には筒体311とコ
ンペンセータ312とを相対移動させるための補助油圧
シリンダ32を配設して構成し、金属管30内の水圧が
高まり、テストヘッド31の受圧力が大きくなってシリ
ンダ34 b内の油及び残留空気が圧縮され、ラム34
aが退入するとこの退入量及び圧力に相当する量だけ
補助シリンダ32を作動し、金属管30に対しテストヘ
ッド31の筒体311を不動に保持しつつコンペンセー
タ312.クロスヘッド33のみを矢符方向に後退させ
る、謂るコンペンセータ機構を採り入れたものが実用化
されている。
しかし、このような構成では設備が大型化してコストア
ップを避は得す、設置スペースも第2図に示す場合の水
圧試験装置に較べて大きくなるなどの欠点があった。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであってその目
的とするところは、テストへ゛ンドをバ・ンクアップす
る油圧装置に対する圧油供給系に設けられたバランスピ
ストン形の第1のリリーフバルブ及び該第1のリリーフ
バルブのペントロをその圧油入口に連結した比例電磁式
の第2のリリーフバルブと、金属管内の水圧を検出する
水圧検出器と、該水圧検出器の検出値に追従してテスト
ヘッドを支持するに必要な前記油圧装置の油圧を算出設
定する圧力設定器とを具備し、該圧力設定器の出力に基
いて第2のリリーフバルブのリリーフ圧制御を行わしめ
る構成として油圧シリンダ内の気体圧縮等に伴うラムの
退入、すなわち金属管に対するテストヘッドの移動を阻
止し、環状パツキンの損耗を防止し得るようにした金属
管用水圧試験装置を提供するにある。
以下本考案をその実施例を示す図面に基いて具体的に説
明する。
第1図は本考案に係る金属管用水圧試験装置(以下本案
装置という)の主として油圧系を示す模式図であり、図
中10は試験対象である長尺金属管、11.11’はテ
ストヘッドであって、各テストヘッド11.11’はそ
の内周面に断面U字形の環状パツキン11 a 、ll
’aを備え、また一方のテストヘッド11はその後部に
金属管10内に注水するためのクロスヘッド11 bを
備えており、両テストヘッド11゜11′はいずれも図
示しない取付枠に付設した補助油圧シリンダ12.12
’に連繋されて、金属管10の両端部に嵌脱操作される
ようになっている。
各環状パツキン11 a 、ll’aはU字形の溝をも
つ外周側をテストヘッド11.11’の内周面に周設し
た溝11c、ll’c内に摺嵌されており、注水口11
d 、ll’dを通じて溝11 C,11’C内の水
圧が高められると、環状パツキン11 a 、ll’a
は求心方向に圧せられ金属管10の外周面に水密状態に
密着せしめられる。
各テストヘッド11.11’の後方には夫々バックアッ
プ用の油圧装置13.13’が配設されており、油圧装
置13のラム13aの一端はテストヘッド11後部のク
ロスヘッド11 b背面に、また油圧装置13′のラム
13′aの一端はテストヘッド11′後部に夫々直結さ
れ、各他端はシリンダ13 b 、13’b内に摺嵌さ
れていて、これら各油圧装置13.13’によってテス
トヘッド11.11’は金属管10の両端部に嵌合保持
され、この状態でクロスヘッド11 bを通じて金属管
10内に注水され、金属管10内の水圧が高められてゆ
くようになっている。
前記各油圧装置13.13’には夫々第1図に示すよう
な油圧回路が設けられており、先ず金属管10に対する
給水機能を備えた油圧装置13(第1図左側の油圧装置
)に対するものを説明する。
シリンダ13bの閉鎖端側には2個のポート131 a
、131 bが形成されている。
一方のポート131aは、途中にストップバルブ132
を介在させてオイルタンクTに接続されており、テスト
ヘッド11を金属管20の端部に嵌合すべく前進させる
に先立ってストップバルブ132を開放し、テストヘッ
ド11の前進に伴うラム13aの進出により形成される
シリンダ13b内の負圧を利用してオイルタンクTから
シリンダ13b内に油を吸入せしめるようになっており
、テストヘッド11が金属管10の端部に嵌合されると
同時にストップバルブ132が閉じられる。
また、シリンダ13bの他のポーH31bは途中に文ト
ップバルブ133を介在させて、4ポ一ト2位置切換型
の電磁弁134における出側のポー)Aに接続されてい
る。
電磁弁134における出側の他のポー)Bは途中にチェ
ックバルブ135を介在させてオイルタンクTに接続さ
れ、また電磁弁134における入側のポー)Xは途中に
チェックバルブ136、並列型のフィルタ137を介在
させてポンプPの吐出側に接続され、更にポンプPの吸
込側はフィルタ138を介在させてオイルタンクTに接
続されている。
ポンプPはモータMにより常時駆動されており、ポンプ
Pから送出される油は電磁弁134が図に示す如く第1
の位置に設定されているときにはポー)Bを経てオイル
タンクTに還流され、また電磁弁134が第2の位置に
設定されているときはポートAを経てシリンダ13 b
内に供給される。
そしてチェックバルブ136から電磁弁134のポンプ
P側のポートXに至る油路と、電磁弁134のタンクT
側のポー)Bからチェックバルブ135に至る油路との
間には、チェックバルブ136側をベントロ側としてバ
ランスピストン形のリリーフバルブ139を介装しであ
る。
このリリーフバルブ139のベントロはパイロットリリ
ーフバルブ140の圧油人口に連結してあり、そのタン
クポートはタンクTに連なっている。
パイロットリリーフバルブ140はそのソレノイドへの
通電電流に応じてJ IJ−フ圧を変化させ得る比例電
磁式のものである。
パイロットリリーフバルブ140は水圧検出器141に
接続される圧力設定器142に連なり、これが出力する
信号により、パイロットリリーフバルブ140のソレノ
イドへの通電電流が、従ってそのリリーフ圧が定まるよ
うになっている。
これに対してリリーフバルブ139のリリーフ圧はパイ
ロットリリーフバルブ140の最高リリーフ圧よりも高
い値に設定しておく。
一般にバランスピストン形のリリーフバルブのベントロ
を、他のリリーフバルブの圧油人口こ持続する場合は、
前者のリリーフバルブを主リリーフ弁、後者のリリーフ
バルブをパイロット弁とし、後者のリリーフ圧にてその
リリーフ圧が支配されるリリーフバルブ装置が構成され
るのであるが、本案装置においては後者のリリーフバル
ブ、つまりパイロットリリーフバルブ140のリリーフ
圧がそのソレノイドへの通電電流に応じて変化するので
これとリリーフバルブ139とを組合せてなるリリーフ
バルブ装置としてのリリーフ圧も変化することになる。
次にこのリリーフバルブ装置の動作について説明する。
チェックバルブ136側の油圧はリリーフバルブ139
のバランスピストンに形成されたオリフィスを介してベ
ントロに伝えられ、ここからパイロットリリーフバルブ
140の圧油入口へ伝えられる。
従ってチェックバルブ136側の油圧(電磁弁134が
図示の第1の位置から第2の位置に切換えられてポンプ
Pがシリンダ13bに連なった状態では油圧シリンダ1
3bの油室内油圧)が圧力設定器142出力にて定まる
パイロットリリーフバルブ140のリリーフ圧を超える
と、パイロットリリーフバルブ140において圧油入口
とタンクポートとが連通され、この油圧は大気に解放さ
れることになる。
これに伴いリリーフバルブ139のベントロの油圧が低
下しバランスピストンが動き、チェックバルブ136側
の圧油入口とチェックバルブ135側のタンクポートと
が連通し、リリーフバルブ139側においてもリリーフ
動作が行われる。
なおチェックバルブ136側油圧又はシリンダ13bの
油圧が異常に高まった場合はリリーフバルブ139が独
自にリリーフ動作して油圧回路の保護を図れるようにな
っている。
また後述するようにパイロットリリーフバルブ140の
リリーフ圧は金属管10内の水圧に追従するように設定
されるが、例えば水圧検出器141にて検出された水圧
が0である場合に、パイロットリリーフバルブ140の
リリーフ圧が0に設定される如き構成とすると、リリー
フバルブ139,140よりなるリリーフバルブ装置は
常時リリーフとなる不都合があるので、これを回避すべ
く検出水圧が0であってもこのリリーフバルブ装置のベ
ース圧力(最低リリーフ圧)が適切な値(この実施例で
は20 kg/crn2)となるように圧力設定器14
2を構威しである。
水圧検出器141は金属管10内の水圧を連続して(又
は一定のタイミングで)経時的に検出し、検出値をそれ
に相応する電気信号として出力するものであって、例え
ば新興通信社製PR1500Bが使用される。
水圧検出器141からの出力信号はストレインアンプ1
41aで増幅されて圧力設定器142に入力させる。
圧力設定器142は水圧検出器141からの入力信号、
すなわち金属管10内の水圧、金属管10と油圧装置1
3のラム13aとの断面積比及びテストヘッド11が受
ける受圧力に抗する作用力、例えば゛テストヘッド11
.クロスヘッド12とこれらの移動用ガイドとの摩擦力
等に基いてテストヘッド11に作用する受圧力を支持す
るに必要なシリンダ13b内の油圧値を算出設定し、こ
の設定値をそれに相応する電気信号として出力するもの
で゛あって、この出力信号はパワーアンプ142aで増
幅され、パイロットリリーフバルブ140のリノーフ圧
調整回路に入力される。
例えば、金属管10内の水圧が500kg/cm2と検
出された場合、油圧装置13のラム13aの断面積が金
属管10の断面積の2倍とすると、油圧装置13のシリ
ンダ13b内の油圧は250kg/cm2となるが、実
際には上述した摩擦力等の抗力が存し、また過分の油圧
印加により金属管10の座屈が生じることを防ぐために
圧力設定器142においては210 kg/Cm2前後
の油圧が設定され、パイロットリリーフバルブ140に
よりシリンダ13b内の油圧は210 kg/cm2に
設定される。
次に、油圧装置13′に対する油圧回路について説明す
る。
油圧装置13′におけるシリンダ13′bの閉鎖端側に
は2個のポート131’a 、131’bが形成されて
いる。
一方のポー) 131’aは途中にストップバルブ13
2′を介在させてオイルタンクT′に接続されており、
前述したと同様にテストヘッド11′が金属管10の端
部に向けて前進される際のラム13′aの進出によりオ
イルタンクT′からシリンダ13′b内に油が吸入され
るようになっている。
また、シリンダ13′の他のポー) 13i’bは途中
にストップバルブ133′、チェックバルブを介在させ
て4ポ一ト3位置切替型の電磁弁134′における出側
のポートA′に接続されている。
電磁弁134′の出側のポートY′は途中にチェックバ
ルブ135′を介在させてオイルタンクT′に接続され
、また電磁弁134′における入側のポートX′は途中
にチェックバルブ136′を介在させてポンプP′の吐
出側に接続され、ポンプP′の吸込側はフィルタ138
′を介在させてオイルタンクT′に接続されている。
ポンプP′はモータM′により常時駆動されており、ポ
ンプP′から送出される油は電磁弁134′が図に示す
如く第1の位置に設定されているときは他の入側のポー
トY′を経てオイルタンクT′に還流され、また電磁弁
134′が第2の位置rに設定されるとポートA′を経
てシリンダ13′b内に給送される。
そして、電磁弁134′におけるポートY′からチェッ
クバルブ135′に至る間とポートX′からチェックバ
ルブ136′に至る間とはリリーフバルブ139′を介
在させて相互に接続されている。
リリーフバルブ139′はそのリリーフ圧を前述したリ
リーフバルブ139のリリーフ圧よりも若干高い一定値
(実施例では30 kg/cm2)に設定されており、
シリンダ13′b内の油圧がリリーフ圧に達するとポン
プP′から給送される油はリリーフバルブ139′を経
てオイルタンクT′に還流されるようになっている。
その他、図中143,143’は圧力計である。
かく構成された本案装置の作用を操作手順に従って説明
する。
先ず、ストップバルブ132,132’を開放した状態
で補助シリンダ12.12’を作動し、各テストヘッド
11.11’を金属管10の両端部に嵌着する。
このテストヘッド11.11’の前進に伴う油圧装置1
3.13’におけるラム13 a 、13’aの進出に
よりシリンダ13b、13’b内にはオイルタンクT、
T’から油が吸込まれる。
金属管10に対するテストヘッド11.11’の嵌合が
終わるとストップバルブ132,132’を閉じて、各
テストヘッド11.11’を金属管10に対し嵌合状態
に保持する。
各油圧装置13.13’に対する油圧回路のモータM、
M’を駆動し、ポンプP、P’を作動すると共に電磁弁
134,134’を夫々第2の位置に切替えると、油が
夫々シリンダ13 b 、13’bに給送され、シリン
ダ13 b 、13’b内は夫々リリーフバルブ139
.139’のリリーフ圧に上昇され、テストヘッド11
は、20kg/cm2、テストヘッド11′は30kg
/cm”のベース圧で金属管10に対し与圧される。
この状態で環状パツキン11 a 、ll’aの外周面
側に所要の水圧を加えて環状パツキン11 a、ll’
aを金属管10の外周面に水密状態に密接せしめた後、
クロスヘッド11 bを通じて金属管10内に注水する
テストヘッド11側の端部から金属管10内に注入され
た水は金属管10の他端部に向けて流れ、テストヘッド
11′に相当量の衝撃を与えるが、テストヘッド11′
は30 kg10ff12の力で金属管10に対して与
圧されているからテストヘッド11′が金属管10から
後退させられて抜は出る等の不都合は全くなく、テスト
ヘッド11′と金属管10との間には僅かな相対移動を
生じるのみである。
このようにして、先ず10kg/cm2の低圧注水を行
った後、水圧を漸次高めてゆく。
金属管10内の水圧は圧力検出器141によって経時的
に検出され、その出力信号はストレインアンプ141a
によって増幅され、圧力設定器142に入力される。
圧力設定器142ば圧力検出器141からの入力信号等
に基いて、テストヘッド11をバックアップするに必要
な油圧装置13におけるシリンダ13b内の油圧を算出
設定し、これを出力する。
出力信号はパワーアンプ142aによって増幅され、パ
イロットリリーフバルブ140のリリーフ圧調整回路に
入力される。
テストヘッド11のバックアップに必要なシリンダ13
b内油圧が20 kg/cm2以下である間は圧力設定
器142はパイロットリリーフバルブ140のリリーフ
圧をベース圧の20kg/cm2とすべき信号の出力を
継続するが、これを越えると圧力設定器142出力は検
出水圧に応じて定まる信号を出力し、パイロットリリー
フバルブ140のリリーフ圧、従ってシリンダ13b内
油圧は上昇していく。
油圧装置13′におけるシリンダ13b内の油圧は、金
属管10内の水圧の上昇に伴うテストヘッド11′の受
圧力の増大により受動的に高められてゆく。
なお、油圧装置13におけるシリンダ13b内の油圧は
テストヘッド11をバックアップするに必要な値以上に
高められると金属管10を座屈させるおそれがあるため
、設定値自体は検出された水圧に相応する油圧よりも稍
々低目とするのは前述したとおりである。
かくして、金属管10内の水圧が高まり、各テストヘッ
ド11.11’の受圧力が増大してシリンダ13b、1
3’b内の油、残留空気が圧縮されてもその圧縮量に相
応する油圧の油がシリンダ13b内に給送され、シリン
ダ13 b 、13’b内をテストヘッド11.11’
をバックアップするに必要な圧力に設定維持するので、
金属管10に対するテストヘッド11゜11′の移動が
確実に防止され、テストヘッド11.11’の環状パツ
キン11 a、ll’aと金属管10との摩擦による環
状パツキンの損耗を阻止し得る。
そして環状パツキン11 a、ll’Hの密接、金属管
内への注水に先立つ油圧装置13.13’の作動はベー
ス圧に高められた状態で行われるが、これは油圧装置1
3においては圧力設定器142の固定的出力によって、
また油圧装置13′においてはリリーフバルブ139′
によって実現されるので、夫々の電気制御回路、油圧回
路の構成は簡潔なもので足りる。
また、本考案の装置は比例電磁式のリリーフバルブを用
いた開ループ制御系となっているので制御系全体の構成
が簡潔であり、経済的にも有利である。
更に既存設備の改造により本考案の装置を製作する場合
も制御系の調整その他に煩されることなく簡単に行える
以上の如く本案装置にあっては、水圧試験中における金
属管とテストヘッドとの相対移動が確実に阻止されて環
状パツキンの損耗を防止し得ることは勿論、そのための
油圧管理も容易であり、従来のコンペンセータに比較し
て設備量が安く、また設置スペースも少なくて済み、既
存設備にも改造して実施することができる等、本考案は
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の実施例の主として油圧系を示す模式
図、第2図は従来の水圧試験機を示す説明図、第3図は
コンペンセータ機構を採り入れた従来の水圧試験機の説
明図である。 10・・・・・・金属管、11.11’・・・・・・テ
ストヘッド、13゜13′・・・・・・油圧装置、14
0・・・・・・パイロットリリーフバルブ、141・・
・・・・水圧検出器、142・・・・・・圧力設定器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属管の両端部にテストヘッドを嵌着して金属管の両端
    部を密封し、油圧装置にてテストヘッドを支持しつつ金
    属管内に水圧を付与するようにした金属管用水圧試験装
    置において、前記油圧装置に対する圧油供給系に設けら
    れたバランスピストン形の第1のリリーフバルブ及び該
    第1のリリーフバルブのベントロをその圧油入口に連結
    した比例電磁式の第2のリリーフバルブと、金属管内の
    水圧を検出する水圧検出器と、該水圧検出器の検出値に
    追従してテストヘッドを支持するに必要な前記油圧装置
    の油圧を算出設定する圧力設定器とを具備し、該圧力設
    定器の出力に基いて第2のリリーフバルブのリリーフ圧
    制御を行わしめるべく構成したことを特徴とする金属管
    用水圧試験装置。
JP1979019538U 1979-02-17 1979-02-17 金属管用水圧試験装置 Expired JPS5824195Y2 (ja)

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JPS53119090A (en) * 1977-03-28 1978-10-18 Mitsui Shipbuilding Eng Liquid pressure testing apparatus for column

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