JPS5823506B2 - ラジアルプランジャ−型可変容量流体機械 - Google Patents

ラジアルプランジャ−型可変容量流体機械

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Publication number
JPS5823506B2
JPS5823506B2 JP54067111A JP6711179A JPS5823506B2 JP S5823506 B2 JPS5823506 B2 JP S5823506B2 JP 54067111 A JP54067111 A JP 54067111A JP 6711179 A JP6711179 A JP 6711179A JP S5823506 B2 JPS5823506 B2 JP S5823506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam ring
piston
casing
rotor
pressure chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP54067111A
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English (en)
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JPS55160182A (en
Inventor
金井隆史
大科守雄
落合正己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication of JPS55160182A publication Critical patent/JPS55160182A/ja
Publication of JPS5823506B2 publication Critical patent/JPS5823506B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ケーシング内にカムリングを移動可能に支
持させ、ケーシングに回転自在に支持させたロータをカ
ムリング内におさめ、ロータの円周方向に間隔をおいて
放射伏に設けたシリンダにピストンを往復可能にはめこ
み、カムリングを移動させてケーシングおよびロータに
対して偏心量を与え、ロータの回転にともないピストン
と結合したピストンシューをカムリングのカム面を摺動
させることにより流体の吸入、吐出を行わせるラジアル
プランジャー型可変容量流体機械に関するものである。
まず、従来のラジアルプランジャー型可変容量流体機械
の一例を第1図および第2図により説明する。
ケーシング12内には、ケーシング12の内周壁に形成
した軸受面13とそれの反対側に設けたスラスト軸受1
4との間を摺動できるようにカムリング11がおさめら
れており、カムリング11はケーシング12に取付けた
ストッパ17とストッパ17の対称位置のケーシング壁
部に支持させた押圧ピストン15とにより保持されてい
る。
ストッパ17はカムリング11の移動量(偏心量)を制
限するためのものである。
押圧ピストン15はばね16により押圧されている。
スラスト軸受14は、ケーシング12にボルト22に固
定したスラスト受け18のスラスト受面20とカムリン
グ11に形成したカムリング滑動面1′9との間に設置
されており、ケーシング12とスラスト受け18との結
合端面部間にはバッキング21が取付けられている。
カムリング11内には、通路2,3を設けた固定弁4に
支持させたロータ1が回転自在におさめられており、こ
のロータ1にはケーシング12に支持させた回転軸(図
示してない)が結合されている。
ロータ1の円周方向には間隔をおいて複数のシリンダ5
が放射状に設けられており、各シリンダ5にはカムリン
グ11のカム面を摺動させるピストンシュー8を結合さ
せたピストン10が往復できるようにはめこまれている
ピストン10には軸方向に通路9が設けられ、ピストン
シュー8には軸方向に通路6が設けられているとともに
通路6につらなる圧力室7が設けられている。
この流体機械のポンプとしての作動について述べる。
回転軸を介してロータ1を回転させると、ピストンシュ
ー8がカムリング11のカム面を摺動しそれにともなっ
てピストン10がシリンダ5内を往復動する。
この動作により、通路2から吸入された低圧流体が圧縮
されて高圧となり、高圧流体が通路3を経て吐出される
一方、高圧流体は、通路9,6を経て圧力室7に流入し
、ピストンシュー8とカムリング11との接触面の面圧
を低減する。
ここで、第2図を参照して、上述の動作中にカムリング
11に作用する力について説明する。
一般に、上述したような可変容量機構をそなえた流体機
械においては、弁の切替え時をピストンの上死点および
下死点からずらしである。
このずらし角度(以下傾き角という)をθとすると、第
2図に示すような力Fがピストン10を介してカムリン
グ11にかかる。
この力Fは、ピストン数とピストンの受圧面積とGこよ
って決定される定数をA、ポンプ排出圧力をpとすれば
、p=pXAで表わされ、スラスト受け18方向の力f
2 とカムリング11の中心とロータ1の中心との偏心
量を零に戻そうとする力f1(以下復元力という)とE
こ分解できる。
カムリング11は、ポンプ排出圧力によって決まる復元
力f1とば)16のばね力との対応Eこより、スラスト
軸受1 、軸受面13間を滑動し、力がつり合った時譚
温、ある偏心量が決定される。
これによって、 圧力に応じた流量制御が自動的に行
われる。
半殻に傾き角θは機能上数度の値であり、したがって、
スラスト受け18方向の力f2は非常に大きくなる。
そのため、カムリング11とスラスト受け18のすべり
面の摩擦係数を低減させるため、コロを用いたスラスト
軸受14を設けている。
この構造では、スラスト軸受14のコロを介して力f2
がスラスト受け18にかかるため、スラスト受け18は
硬度の高い材質にしなければならない。
また、スラスト受け18を、油洩れを防止するためのバ
ッキング21やボルト22を使用してケーシング12に
固定しなければならない。
このことにより、流体機械の構造が複雑になり、価格が
高くなる。
しかも、流体機械の吐出圧力の高圧化を図っている現在
では、高圧化のためにスラスト軸受14の負荷に対する
耐久能力を増大させる必要がある。
このためには、スラスト軸受を大形にするとともに、ケ
ーシングを大形にしなければならない。
これは、流体機械を増付けるためのスペースが大きくな
ることであるため、適用できる機械の範囲が少なくなっ
てしまう。
また、ピストンシュー8とカムリング11との摺動面に
発生する摺動抵抗が、カムリング11の回転力として作
用し、カムリング滑動面とスラスト受は面20との平行
度が損われ、スラスト軸受14が均一に接触しなくなり
、偏摩耗が起こることによってスラスト軸受14の寿命
の短縮を招く。
この発明は、吐出圧力に対応して吐出容量が変化する時
に、1ケーシングとカムリングとの摺動面に発生する面
圧を低減するとともに、ケーシングとカムリングとの摺
動面が常に均一に接触するようにすることによって、ケ
ーシングとカムリングとの摺動性を良くしたラジアルプ
ランジャー型可変容量流体機械を提供することを目的と
するものである。
この発明は、ケーシング内にカムリングを移動可能に支
持させ、ケーシングに回転自在に支持させたロータをカ
ムリング内におさめ、ロータの円周方向に間隔をおいて
放射状に設けたシリンダにピストンを往復動可能にはめ
こみ、カムリングを移動させてケーシングおよびロータ
に対して偏心量を与え、ロータの回転にともないピスト
ンと結合したピストンシューをカムリングのカム面を摺
動させること、により、流体の吸入、吐出を行わせるラ
ジアルプランジャー型可変容量流体機械において、ケー
シングのカムリングを支持する部分にスラスト光面を設
け、前記スラスト受面と接触するカムリングの部分に圧
力室を設け、その圧力室に前記シリンダ内の流体圧を間
欠的に伝えるための通路を前記ピストン、ピストンシュ
ーおよびカムリングに設け、圧力室の圧力によってカム
リングを押圧する力の作用点が、カムリングの中心から
ロータの回転方向と反対側の方に適宜の距離だけ常にず
れるように前記圧力室を設けたことを特徴とする。
つぎに、この発明によるラジアルプランジャー型可変容
量流体機械を第3図および第4図により・説明する。
両図において、第1図および第2図と同じ符号をつけた
ものは、同じもの、もしくは相当するものを表わす。
ケーシング37の内周壁には、軸受平面38とスラスト
受は平面39とがたがいに対称位置に形成されている。
スラスト受は平面39と接触するカムリング41のカム
リング平面40部には、シールランド44に囲まれた圧
力室45が設けられ、その圧力室45はカムリング壁部
に設けた通路43を介して、高圧負荷側におけるカムリ
ング内:部につらねられている。
すなわち、通路43の一端は圧力室45に開口し、他端
はカムリング41の摺動面42に開口している。
また、第4図に示すように、前記圧力室45の中心位置
は、ピストンシュー8の摺動によりカムリング41に作
用す。
る摺動抵抗による回転力に対応するように、カムリング
41の中心Oからロータの回転方向と反対側の適宜の距
離tの位置に設定されている。
その他は第1図の構成と同様である。
このラジアルプランジャー型可変容量流体機械・がポン
プ作用を行うと、第2図に示すような復元力fI、スラ
ストカf2がカムリング41に作用し、その復元力f1
とばね16のばね力とが対応し、カムリング41が軸受
平面38、スラスト受は平面39間を滑動し、カムリン
グ41に適宜な偏心量が与えられる。
この時、シリンダ5内の高圧流体は、通路9,6を介し
て圧力室7に導かれており通路43上を圧力室7が通過
する際に高圧流体は通路43を経て圧力室45に流入す
る。
これにより、第2図に示すスラスト力f2=A−p−c
osθに対応する逆向きの力f3が、圧力室45内の流
体圧によりカムリング41に作用する。
ロータ1が回転すると圧力室7と通路43とが遮断され
、通路43はケーシング37内に開放され、圧力室45
内が低圧となり、力f3が発生しなくなる。
さらに、ロータ1の回転が進むと、次に配列されたピス
トンシュー8の圧力室7と通路43とが連通され、圧力
室45内に圧力室7の圧力に対応した高圧が発生し、新
たに力f3が発生する。
このように、ロータ1の回転にともない間欠的に力f3
を発生させると、カムリング41に微振動が与えられる
このことにより、間欠的にスラスト受は平面39とカム
リング平面40との接触面圧が減少した状態で、カムリ
ング41の移動が円滑に行われる。
また、この時、ピストンシュー8とカムリング41との
摺動抵抗による回転力と逆向きの回転力f3×tがカム
リング41に作用されるので、スラスト受は平面39と
カムリング平面40との摺動面が均一に接触されている
このことにより、シールランド44からの圧力流体の漏
洩を微少に制限するとともに、カムリング41の滑動を
より円滑にして、容量可変作用が良好に行われる。
なお、上述の圧力室および通路をカムリングの上下支持
部の両方に設けることにより、ポンプ・モータの正逆転
時両方ともに上記の作用が得られる。
以上説明したこの発明によれば、下記に列挙するような
効果が得られる。
(1) スラスト軸受が流体軸受の作用をするため、
スラスト受けを硬度の高い材質でつくらなくてもよく、
したがって、ケーシング自体に流体軸受の軸受平面を形
成することができ、構成を簡単にすることができる。
(2)シリンダ内の流体圧をピストンおよびピストンシ
ューを介して間欠的に流体軸受に導ひき、カムリングに
微振動を与えながらカムリングを移動させるようにして
いることによって、流体機械の容量変化を円滑に行うこ
とができる。
(3)カムリングのケーシングとの摺動部側に流体軸受
の圧力室を設け、その作用点をカムリングの中心からず
らし、カムリングの回転力に対抗するようにしたことに
より、軸受平面とスラスト受は平面との平行度を常に確
保でき、それによって軸受性能を向上することができる
とともに、流体軸受からの漏洩を少なくすることができ
る。
(4)流体軸受は機械自体の流体圧を利用し、軸受能力
が流体圧に対応して変化するので、流体機械の高圧化の
場合にもコンパクトで高寿命のラジアルプランジャー型
可変容量流体機械を安価に提供でき、かつ、円滑な容量
可変作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラジアルプランジャー型可変容量流体機
械の一例を示す断面側面図、第2図は第1図の流体機械
の説明図、第3図はこの発明によるラジアルプランジャ
ー型可変容量流体機械の一実施態様を示す断面側面図、
第4図は第3図の一部を示す拡大図である。 1・・・・・・ロータ、4・・・・・・固定弁、5・・
・・・・シリンダ、6・・・・・・通路、7・・・・・
・圧力室、8・・・・・・ピストンシュー、9・・・・
・・通路、10・・・・・・ピストン、15・・・・・
・押圧ピストン、16・・・・・・ばね、17・・・・
・・ストッパ、31・・・・・・ケーシング、37・・
・・・・ケーシング、38・・・・・・軸受平面、39
・・・・・・スラスト軸受、40・・・・・・カムリン
グ平面、41・・・・・・カムリング、42・・・・・
・摺動面、43・・・・・・通路、44・・・・・・シ
ールランド、45・・・・・・圧力室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシング内にカムリングを移動可能に支持させ、
    ケーシングに回転自在に支持させたロータをカムリング
    内におさめ、ロータの円周方向に間隔をおいて放射伏に
    設けたシリンダにピストンを往復動可能にはめこみ、カ
    ムリングを移動させてケーシングおよびロータに対して
    偏心量を与え、ロータの回転にともないピストンと結合
    したピストンシューをカムリングのカム面を摺動させる
    ことにより、流体の吸入、吐出を行わせるラジアルプラ
    ンジャー型可変容量流体機械において、ケーシングのカ
    ムリングを支持する部分にスラスト受面を設け、前記ス
    ラスト受面と接触するカムリングの部分に圧力室を設け
    、その圧力室に前記シリンダ内の流体圧を間欠的に伝え
    るための通路を前記ピストン、ピストンシューおよびカ
    ムリングに設け、圧力室の圧力によってカムリングを押
    圧する力の作用点が、カムリングの中心からロータの回
    転方向と反対側の方に適宜の距離だけ常にずれるように
    前記圧力室を形成したことを特徴とするラジアルプラン
    ジャー型可変容量流体機械。
JP54067111A 1979-05-29 1979-05-29 ラジアルプランジャ−型可変容量流体機械 Expired JPS5823506B2 (ja)

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JP54067111A JPS5823506B2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29 ラジアルプランジャ−型可変容量流体機械

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JP54067111A JPS5823506B2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29 ラジアルプランジャ−型可変容量流体機械

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JPS55160182A JPS55160182A (en) 1980-12-12
JPS5823506B2 true JPS5823506B2 (ja) 1983-05-16

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JP54067111A Expired JPS5823506B2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29 ラジアルプランジャ−型可変容量流体機械

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844496U (ja) * 1981-09-07 1983-03-25 豊興工業株式会社 可変容量型ベ−ンポンプ
JP5787803B2 (ja) * 2012-03-21 2015-09-30 カヤバ工業株式会社 可変容量型ベーンポンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842802U (ja) * 1971-09-22 1973-06-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4842802U (ja) * 1971-09-22 1973-06-01

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JPS55160182A (en) 1980-12-12

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