JPS5823484Y2 - 渦電流阻止溶接用当金 - Google Patents
渦電流阻止溶接用当金Info
- Publication number
- JPS5823484Y2 JPS5823484Y2 JP1977094420U JP9442077U JPS5823484Y2 JP S5823484 Y2 JPS5823484 Y2 JP S5823484Y2 JP 1977094420 U JP1977094420 U JP 1977094420U JP 9442077 U JP9442077 U JP 9442077U JP S5823484 Y2 JPS5823484 Y2 JP S5823484Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- eddy current
- current prevention
- molten
- magnetic flux
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arc Welding Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は渦電流を阻止するための溶接用当金に関する
ものである。
ものである。
本出願人は、先願として対向して配設された被溶接材と
表裏1対の当金とで囲まれた部分に溶融金属を溜め、そ
こへ交番磁束を通すことにより、電磁力を発生させて、
溶融池を制御する際に、該交番磁束を効率良く通すため
の発明を特願昭5246355で出願した。
表裏1対の当金とで囲まれた部分に溶融金属を溜め、そ
こへ交番磁束を通すことにより、電磁力を発生させて、
溶融池を制御する際に、該交番磁束を効率良く通すため
の発明を特願昭5246355で出願した。
即ち当金に設けた磁石の磁束が当金部を通過する際該当
部で渦電流が発生し、交番磁束の効率を一段と悪化させ
る現象が発生する。
部で渦電流が発生し、交番磁束の効率を一段と悪化させ
る現象が発生する。
このため、特願昭52−46355は、当金の磁界発生
部前面に電気伝導度の低いボロンナイトライド、ジルコ
ニア、マグネシアなどの無機材料の薄板を使用したが、
溶接中の溶融池は最高2000℃の温度となり、酸fヒ
反応、湯の対流などのために上述の無機材料のうち、ジ
ルコニア、マグネシアは\消耗したり、熱衝撃により破
損し易い。
部前面に電気伝導度の低いボロンナイトライド、ジルコ
ニア、マグネシアなどの無機材料の薄板を使用したが、
溶接中の溶融池は最高2000℃の温度となり、酸fヒ
反応、湯の対流などのために上述の無機材料のうち、ジ
ルコニア、マグネシアは\消耗したり、熱衝撃により破
損し易い。
またボロンナイトライドは、前記の材料よりも熱伝導性
が良いので消耗の度合は少なく熱衝撃による破損もない
が、湯と接触した表面に、酸化ボロンが形成され、スラ
グが固着し易い問題点があった。
が良いので消耗の度合は少なく熱衝撃による破損もない
が、湯と接触した表面に、酸化ボロンが形成され、スラ
グが固着し易い問題点があった。
さらに前述の無機材料はN当金前面に取り付けられ、溶
融池から溶融金属がもれないように押さえつげられてお
り、溶接の進行と共に被溶接材と接触しながら走行する
ために破損しやすく、また酸fヒや湯の対流によりジル
コニア、マグネシアの一部分に凹部が生じ、前記凹部形
状で溶融金属が凝固すると、該部分がひっかかって走行
が停止し易い問題点を哲していた。
融池から溶融金属がもれないように押さえつげられてお
り、溶接の進行と共に被溶接材と接触しながら走行する
ために破損しやすく、また酸fヒや湯の対流によりジル
コニア、マグネシアの一部分に凹部が生じ、前記凹部形
状で溶融金属が凝固すると、該部分がひっかかって走行
が停止し易い問題点を哲していた。
この考案は、上述のような観点から、高温での耐酸比性
、耐蝕性および機械的強度を改善した、交番磁束を発生
する鉄心と磁化コイル部分との前面に組み込まれる渦電
流阻止溶接用当金を提供するもので、内部に冷却通路を
設け、狭小の間隔をとって蛇行状に形成した銅ブロック
の始端と終端に、給排ヘッダーを設げた点に特徴を侍す
るものである。
、耐蝕性および機械的強度を改善した、交番磁束を発生
する鉄心と磁化コイル部分との前面に組み込まれる渦電
流阻止溶接用当金を提供するもので、内部に冷却通路を
設け、狭小の間隔をとって蛇行状に形成した銅ブロック
の始端と終端に、給排ヘッダーを設げた点に特徴を侍す
るものである。
次に、この考案を実症例により図面を参照しながら説明
する。
する。
第1図には、この考案の渦電流阻止溶接用当金が平面図
で、第2図には同じく側面図で、第3図には正面図で示
されている。
で、第2図には同じく側面図で、第3図には正面図で示
されている。
1は、1本の銅ブロック1aを狭小の間隔2をとって蛇
行状に形成した当金本体で、前記銅ブロック1aの内部
には、冷却水を流す通路3が形成され、その始端終端に
各々給排ヘッダー3a、3bが設げられている。
行状に形成した当金本体で、前記銅ブロック1aの内部
には、冷却水を流す通路3が形成され、その始端終端に
各々給排ヘッダー3a、3bが設げられている。
前記間隔2は、そのまヘスリット状としても、また絶縁
材をつめ込んでもよい。
材をつめ込んでもよい。
4は溶接ビード余盛形成用凹部である。
第4図には、この考案の当金を使用した溶接装置の部分
切欠断面斜視図が示されている。
切欠断面斜視図が示されている。
対設された被溶接材12a、12bの上下に図示しない
圧着機構により当材13a、13bを摺接させる。
圧着機構により当材13a、13bを摺接させる。
5a、5bは前記当材13a、13bに組み込んだ鉄心
、6a、6bは交流電源7よりケーブル14a、14b
により配線した磁1ヒコイル、1,1′は前記当材13
a、13bの鉄心5as5bと磁「上コイル6a、6b
部分の前面に組込んだこの考案の当金である。
、6a、6bは交流電源7よりケーブル14a、14b
により配線した磁1ヒコイル、1,1′は前記当材13
a、13bの鉄心5as5bと磁「上コイル6a、6b
部分の前面に組込んだこの考案の当金である。
さらに8は溶接ワイヤで、ワイヤ送給モーター(図示せ
ず)により回転する送給ローラ9によって被溶接材12
a、12bの溶接先端部の溶融スラグ10に向って順次
送給される。
ず)により回転する送給ローラ9によって被溶接材12
a、12bの溶接先端部の溶融スラグ10に向って順次
送給される。
11は溶接用電源、17は被溶接材12%又は12b及
び溶接ワイヤー8に通電するためのケーブル、15は溶
融金属、16は溶接ビードである。
び溶接ワイヤー8に通電するためのケーブル、15は溶
融金属、16は溶接ビードである。
この構成において溶接用電源11及び溶接ワイヤ8を通
じて被溶接材12a、12bの溶接を行なう際に鉄心5
a、5bの磁fヒコイル6a。
じて被溶接材12a、12bの溶接を行なう際に鉄心5
a、5bの磁fヒコイル6a。
6bに交流電源1から励磁電流を供給して前記鉄心5a
、5bfr:励磁せしめると、これにより生じた交番磁
束は、この考案の当金1,1を通過して溶融スラグ10
の表層部に達する。
、5bfr:励磁せしめると、これにより生じた交番磁
束は、この考案の当金1,1を通過して溶融スラグ10
の表層部に達する。
この際に1溶融スラグ10の表層を通過することにより
誘導される電流iと磁束Φとの相互作用による電磁力F
が溶融スラグ10と溶融金属15の流出方向と対向する
方向(X方向)に作用する。
誘導される電流iと磁束Φとの相互作用による電磁力F
が溶融スラグ10と溶融金属15の流出方向と対向する
方向(X方向)に作用する。
この結果、前記溶融スラグ10および溶融金属15は流
出しないので、y方向に沿って溶融池と共に当材13a
。
出しないので、y方向に沿って溶融池と共に当材13a
。
13bを移動させれば、溶融金属15は順次凝固して、
ビード16が形成され、被溶接材12a。
ビード16が形成され、被溶接材12a。
12bは溶接される。
なお、金属を溶融させるエネルギーは溶融スラグ10の
ジュール熱または誘導加熱、アークのエネルギーでもよ
い。
ジュール熱または誘導加熱、アークのエネルギーでもよ
い。
なお、当金1,1′は、第4図に示すように通常溶融ス
ラグ10と接しているから、間隔20幅を大きくしすぎ
ると、間隔2内に溶融スラグ10が流入する問題が生ず
るが、間隔20幅を1.5w以内の狭小にすれば、溶融
スラグ10が流入しても冷却されて凝固し固体スラグと
なる。
ラグ10と接しているから、間隔20幅を大きくしすぎ
ると、間隔2内に溶融スラグ10が流入する問題が生ず
るが、間隔20幅を1.5w以内の狭小にすれば、溶融
スラグ10が流入しても冷却されて凝固し固体スラグと
なる。
従って、もし当金1.1′に溶融金属15が接しても、
溶融金属15が間隔2内に流入することはない。
溶融金属15が間隔2内に流入することはない。
なお、前記固体スラグは絶縁性を0しているから、渦電
流が発生することはない。
流が発生することはない。
上記したように、この考案の当金は、銅ブロック1aの
電導性が良いにもかかわらず、間隔を設けて蛇行状に配
置されているので、渦電流のループを形成することがな
いから、交番磁束の効率は減少せず、さらに工作面にお
いて銅板にスリットを交互に切り込み、縦横に水冷孔を
穿孔し、一部を閉鎖することにより製作できるので1工
作が容易であるばかりでなく、当金は水冷されているた
め、溶融池と接触している表面の熱を奪い、当金本体が
消耗しまた破損することがない等、実用上信用な効果が
もたらされる。
電導性が良いにもかかわらず、間隔を設けて蛇行状に配
置されているので、渦電流のループを形成することがな
いから、交番磁束の効率は減少せず、さらに工作面にお
いて銅板にスリットを交互に切り込み、縦横に水冷孔を
穿孔し、一部を閉鎖することにより製作できるので1工
作が容易であるばかりでなく、当金は水冷されているた
め、溶融池と接触している表面の熱を奪い、当金本体が
消耗しまた破損することがない等、実用上信用な効果が
もたらされる。
第1図はこの考案の渦電流阻止溶接用当金の平面図、第
2図は側面図、第3図は正面図、第4図はこの考案の当
金を使用した溶接装置の部分切欠断面斜視図である。 図面において、1・・・・・・当金本体、1a・・・・
・・銅ブロック、2・・・・・・間隔、3・・・・・・
冷却水通路、3a、3b・・・・・・給排ヘッダー、4
・・・・・・ビード余盛形成凹部、5a、5b・・・・
・・鉄心、6an6b・・・・・・磁化コイル、7・・
・・・・励磁用交流電源、8・・・・・・溶接ワイヤ、
9・・・・・・ワイヤ送給ローラ、10・・・・・・溶
融スラグ、11・・・・・・溶接用電源、12a、12
b・・・・・・被溶接材、13a。 13b・・・・・・当材、14a、14b・・・・・・
ケーブル、15・・・・・・溶接金属、16・・・・・
・溶接ビード、11・・・・・・ケーブル。
2図は側面図、第3図は正面図、第4図はこの考案の当
金を使用した溶接装置の部分切欠断面斜視図である。 図面において、1・・・・・・当金本体、1a・・・・
・・銅ブロック、2・・・・・・間隔、3・・・・・・
冷却水通路、3a、3b・・・・・・給排ヘッダー、4
・・・・・・ビード余盛形成凹部、5a、5b・・・・
・・鉄心、6an6b・・・・・・磁化コイル、7・・
・・・・励磁用交流電源、8・・・・・・溶接ワイヤ、
9・・・・・・ワイヤ送給ローラ、10・・・・・・溶
融スラグ、11・・・・・・溶接用電源、12a、12
b・・・・・・被溶接材、13a。 13b・・・・・・当材、14a、14b・・・・・・
ケーブル、15・・・・・・溶接金属、16・・・・・
・溶接ビード、11・・・・・・ケーブル。
Claims (1)
- 交番磁束を発生する鉄心と磁化コイル部分との前面に組
み込まれる渦電流阻止溶接用当金であって、前記当金は
、その内部に冷却水通路を毎する狭小の間隔をとって蛇
行状に形成された銅ブロックからなり、前記冷却水通路
の始端と終端とには給排ヘッダーが設けられていること
を特徴とする渦電流阻止溶接用当金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977094420U JPS5823484Y2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 渦電流阻止溶接用当金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977094420U JPS5823484Y2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 渦電流阻止溶接用当金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5423117U JPS5423117U (ja) | 1979-02-15 |
JPS5823484Y2 true JPS5823484Y2 (ja) | 1983-05-19 |
Family
ID=29026403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977094420U Expired JPS5823484Y2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 渦電流阻止溶接用当金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823484Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822397U (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-12 | 三菱電機株式会社 | 信号発射装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143343A (ja) * | 1974-10-12 | 1976-04-14 | Nippon Kokan Kk | Yosetsuhoho |
JPS521823B2 (ja) * | 1971-08-25 | 1977-01-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521823U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 |
-
1977
- 1977-07-18 JP JP1977094420U patent/JPS5823484Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521823B2 (ja) * | 1971-08-25 | 1977-01-18 | ||
JPS5143343A (ja) * | 1974-10-12 | 1976-04-14 | Nippon Kokan Kk | Yosetsuhoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5423117U (ja) | 1979-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3860778A (en) | Melt welding by high frequency electrical current | |
KR100249663B1 (ko) | 금속편의 접합방법 및 접합장치 | |
JPS5823484Y2 (ja) | 渦電流阻止溶接用当金 | |
US4234776A (en) | Method of producing areas of alloy metal on a metal part using electric currents | |
JP3950286B2 (ja) | シングルターン型誘導加熱コイル | |
US4192984A (en) | Embedment of hard particles in a metal surface | |
JP3865451B2 (ja) | ラックバーの高周波直接通電焼入装置 | |
JP2007253230A (ja) | ダイカストマシン用高周波誘導加熱装置 | |
US2997511A (en) | Water-cooled electrode head or the like | |
US6152210A (en) | Metal casting | |
US6340049B1 (en) | Device for casting of metal | |
JPS62234679A (ja) | 板材の突合せ溶接方法とその装置 | |
JP3098024U (ja) | 誘導加熱ハイブリッドアーク溶接装置 | |
JPS59133949A (ja) | 連続鋳造機のタンデイシユ内溶鋼の加熱方法 | |
JPS6277156A (ja) | 双ロ−ル型連続鋳造装置 | |
JP2000176609A (ja) | 連続鋳造に使用する鋳型 | |
JP7224476B2 (ja) | 金属製品の鋳造において液体金属を横方向に封じ込める電磁装置 | |
JP2751439B2 (ja) | 誘導溶解炉の炉壁冷却機構 | |
JPS6038877Y2 (ja) | るつぼ型誘導炉の鉄心 | |
JP3577397B2 (ja) | 板状金属材料の通電加熱方法および通電加熱装置 | |
JP2000176608A (ja) | 連続鋳造用の鋳型 | |
JPH08323450A (ja) | 連続鋳造用鋳型と連続鋳造法 | |
SU1585904A1 (ru) | Индуктор дл нагрева деталей | |
AU715986B2 (en) | Casting nozzle for thin strip casting plants | |
JP3342771B2 (ja) | 連続鋳造用鋳型と連続鋳造法 |