JPS5823384B2 - アンモサンカホウホウ - Google Patents

アンモサンカホウホウ

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JPS5823384B2
JPS5823384B2 JP49114776A JP11477674A JPS5823384B2 JP S5823384 B2 JPS5823384 B2 JP S5823384B2 JP 49114776 A JP49114776 A JP 49114776A JP 11477674 A JP11477674 A JP 11477674A JP S5823384 B2 JPS5823384 B2 JP S5823384B2
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oxygen
hydrocarbon
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はm−またはp−キシレンから対応するニトリル
を製造する方法に係り、更に詳細にはα−アルミナに担
持されたバナジウムブロンズ触媒を使用する、m−また
はp−キシレンのアンモキシデージョン(アンモ酸化法
)に関する。
アンモ酸化法はこの技術によく知られており、添加酸素
を使うものと使わないもの、また多くの触媒を使う多数
の方法が、合衆国内外の種々の特許と出版物に記載され
ている。
酸素添加を使用する方法では、幾つかの重大問題が商業
的開発を妨げていた。
主な問題の一つは高度の炭化水素燃焼(すなわち炭素酸
化物への転化)であって、これが起ると転換率が減少し
反応体炭化水素がむだになる。
もう一つの関連問題は、工程中のアンモニア燃焼又は分
解である。
このために概して多量のアンモニアを系に仕込まなくて
はならず、またその多くはむだに使われ、このことは大
きなアンモニア回収系が必要にもなり、商業プラントで
大きな設備投資を必要としている。
さらにもう一つの問題は、炭化水素反応体容積当り比較
的多量の酸素を使って実施されることであり、これがし
ばしば、反応の発熱を減少するための希釈ガスの存在に
よって強められ、このため大型の反応器と回収設備も必
要になる点で、非常に効率の悪い方法となっている。
先行技術の開示を参照すると上の困難が例示される。
合衆国特許第2,833,807号(ファーカス(Fa
rkas)他、1958年5月6日、アライドケミカル
&ダイコーポレーション(AlliedChemica
l and Dye corporation)に対
し公布されたもの、分類260〜465)には、炭化水
素モル当り酸素3〜30モルおよびアンモニア対炭化水
素の低いモル比(2:1ないし3.5:1のオーダー)
をアンモ酸化反応に使用してよいことが明らかにされて
おり、主ニドIJル生成物はモノニトリルよりもむしろ
ジニトリルであると言われている。
しかし実施例かられかるようにその方法の収率は低く、
炭化水素仕込みに基づいて30ないし65モル%のオー
ダーにある。
合衆国特許第2,838,558号(ハトリー(Had
ley)他、1958年6月10日公布、デイスチラー
ズ・カンパニー・リミテッド(Distillers
Compa−ny、Lta)へ譲渡、分類260〜46
5)の開示は、1000°ないし1500℃に予熱され
たアルミナ上に支持されたv205触媒、炭化水素モル
当り酸素少なくとも3モルとアンモニア約3〜4モルの
比を使用してアルキル置換芳香族炭化水素からニドIJ
ルを形成するアンモ酸化法の開示において、これらの低
い収率を確認している。
この特許の実施例かられかるように、アンモニア/キシ
レン比が約3の時には、ジニトリル収率はきわめて低く
、約30〜37%のオーダーである。
アンモニア/炭化水素比を高める(約6:lのオーダー
)ことによってのみ、80%に近いジニトリル収率が得
られ(開示では実際には77%)、この高い比は当然な
がら、アンモ酸化反応生成物から大過剰のアンモニアを
除去する必要があるため、効率の悪い方法となる。
合衆国特許第2,846,462号(1958年8月5
日公布、デイスチラーズ社へ譲渡、分類260〜465
)でバトリーは、更にアンモニア/炭化水素の低い比を
使う時にジニトリル類(イソフタロニトリルとテレフタ
ロニトリル)の収率が低いことを確かめている。
この特許でハトリーは、アンモ酸化法においては化学量
論的反応でのアンモニアの理論量の約1.5ないし2倍
、すなわち炭化水素として使われるキシレンのモル当り
アンモニア約3ないし4モルを使うのが好ましいことを
開示しており、より低い割合を使う時には収率は概して
低くなるとっけ加えている。
ハトリーはまた、炭化水素濃度を低く保持し、全気体反
応混合物の2容量%までを使うのが好ましいと付言して
いる。
合衆国特許第3,433,823号(マクマホン(Mc
mahon )、1969年3月18日公布、プリンス
トン・ケミカル・リサーチ社(Pr1nceton C
hemicals Re5earchi。
■nc−)へ譲渡、分類260〜465.3)は、もう
一つの金属酸化物(Mo 、 Cu 、 W、 Th
、 U、又はZr)と混合され、また追加のアルカリ金
属を含有していてもよい、ポリりん酸バナジウムからな
る特定の触媒を使用する脂肪族および芳香族炭化水素の
アンモ酸化反応において、酸素/炭化水素の低モル比(
0,5ないし50)とアンモニア/炭化水素の低モル比
(0,2ないし20)を使用してよいことを広くに開示
している。
しかし開示された方法を芳香族炭化水素(p−キシレン
からテレフタロニトリルへ)による実施例で例示する時
に、使用の酸素/炭化水素比は50:1以上である。
その上この特許の方法は安全性の理由から3モル%未満
、好ましくは0.5〜1.5モル%の炭化水素濃度を必
要とする。
このように適した効率のよい商業方法は、本特許の開示
によって妨げられている。
もう一つの興味ある先行技術の参考文献は、日本特許、
特公昭41−16511号(油上あきら、1966年9
月19日公告、三井石油化学へ譲渡)であるが、これは
ナトリウムで促進された、酸化バナジウムをその上に担
持していて熱処理されたアルミナを触媒として使うアン
モ酸化法を開示したものであり、この触媒はアルミナを
含有するバナジウム水溶液(例えば修酸バナジウム)に
ナトリウム塩(例えばNa2C03)を加え、乾固する
まで蒸発してから残留物をか焼することによってつくら
れる。
ナトリウム/バナジウム比の操業可能範囲は、0.03
ないし0.4と言われ、同特許は触媒中のナトリウム/
バナジウムの比が0.1ないし0.3の時にジニl−I
Jルの高収率を、この比の範囲外では収率は著しく低下
することを報告している。
アンモ酸化に対して開示された広い反応条件は、300
°ないし600℃、好ましくは350°ないし5000
Cの反応温度、少なくとも4:1から10=1まででな
ければならない酸素とアンモニアの炭化水素に対するモ
ル比を包含し、また炭化水素濃度は反応混合物に関して
普通工ないし2%と云われている。
このように開示された方法は反応体の高希釈のものであ
って、同じく実用的な商業上の立場からは非能率である
更にこの日本特許の方法条件下に実施される実験は、事
実上約84%ないし92%のオーダーのニトリル生成物
(トルオニトリルとテレフタロニトリル)の収率を与え
、報告されたテレフタロニトリルの99%収率を与えな
い。
そのほか、この特許の方法をキシレンのモル当り3ない
し1モルの02とNH3というモル比で操作すると、炭
素酸化物の形成(同特許では触れていない)がむしろ高
く、生成物ニドIJル類は、アンモニア/炭化水素と酸
素/炭化水素の反応仕込み比が非常に高い(例えば約7
:1)の時以外は、圧倒的にモノニトリル類である。
このように初期の先行技術と同様、この日本特許の教示
は、商業的に受入れられるための必要条件に合う方法と
はならない。
もう一つの最近の参考文献は、アンモ酸化反応において
意味あるニトリル収率を得るためにはアンモニア/炭化
水素の高い比率が必要であると指摘している。
La Chimica E L’ I ndustri
a 54巻11号1972年11月984−89頁でジ
ー・ステファ、=−(G、 S tefani )は、
70%近いニトリル収率を得るためにはアンモニア/炭
化水素の比が16:1のオーダーになければならないと
述べている。
商業的開発に有意義な可能性をもつアンモ酸化法を達成
するためには、上に述べた困難を克服しなければならず
、特定のパラメーターの組合せを満足させねばならない
このように方法は(a)有意義な全ニトリル収率、例え
ば少なくとも約85%、好ましくは90%またはこれ以
上を与え、(b)炭化水素の燃焼による炭素酸化物形成
を最少量に、例えば好ましくは約10ないし15モル%
以下におさえ、また(c)酸素とアンモニアの最少量を
使い、反応体混合物を比較的高濃度で使用しなければな
らない。
上に指摘されたように、先行技術は問題を一つあるいは
それ以上解決しようとするが、そうする際に今なは商業
的開発に適さない方法となってしまう別の問題を起すこ
とがしばしばである。
種々のパラメーターの複雑な相互関係のため、条件を組
合せると受入れられる方法をもたらし低コストで製品を
与えるような諸条件を合理的に選択することができない
これらの理由から、大量低価格のテレフタル酸(ポリエ
ステル繊維中間体として使われる)が、テレフタロニト
リルとその後の加水分解から商業的に入手できる見込み
はない。
というのはテレフタロニトリルを生産する工業的プラン
トは全く知られていないからである。
テレフタル酸の追加給源が必要な点からみて、酸へ転化
するためのテレフタロニトリル源の開発は、この技術に
著しい進歩となろう。
上のパラメーターを満足させながら炭素酸化物類の形成
が低くニトリルの高収率を与える商業的に成長しうるア
ンモ酸化方法は、キシレン好ましくはm−キシレン又は
p−キシレンとアンモニアを約375℃ないし約509
℃の温度において酸素の存在下に、接触反応せしめ、ア
ンモニア/キシレンのモル比を約2.0ないし約3:1
とし、仕込みの容量%濃度を約3%ないし10%のキシ
レン、10%ないし20%のアンモニア、および7%な
いし20%の酸素とし、かつ反応触媒がα−アルミナ上
に担持されたバナジウムブロンズの少なくとも約1%な
いし10重量%からなるものとすることによって達成さ
れることが今度発見された。
示されたように本発明の方法は約375℃と500℃の
間、好ましくは400℃ないし450℃、最も好ましく
は約425°Cないし435°Cの温度で実施される。
酸素源は空気が好ましいが、任意の酸素源でも適してい
る。
しかし酸素源とはかかわりなく、酸素量は限定されねば
ならず、反応体流中における酸素/p−キシレンのモル
比は約3:1を超えてはならず、約2.0:1でもきわ
めて有用であるが、好ましくは2.5:1ないし3:1
である。
同様に本発明の方法に使われるアンモニア/炭化水素の
比は約3:1又はそれ未満、好ましくは2.5:1ない
し3:1であろう。
仕込み中の反応体の容量%濃度は大抵のアンモ酸化手順
に比べてきわめて高く、仕込みは容量%でp−キシレン
3〜10%(好ましくは約5%)、酸素10〜20%(
好ましくは約15%)、およびアンモニア7〜20%(
好ましくは約10〜15%)からなることが又理解され
よう。
本発明の方法がこの高濃度の反応体を可能としている事
実は、非常に能率のよい全体の方法に寄与する点で意義
がある。
上に述べたように、メタ−とパラ−キシレンが本方法に
有用な反応体である。
しかしm−キシレンを使ってインフタロニトリルを収得
する時には、上にあげた温度範囲の下端を使うのが好ま
しく、これはm−キシレンがp−キシレンより炭素酸化
物形成を受けやすいという知識に従っている。
触媒上の反応体の接触時間は広範囲にわたり変化しつる
が、普通には約0.1ないし10秒であろう。
実際に使われる接触時間は触媒負荷率、触媒容量、温度
、およびその他のパラメーターに左右され、技術に習熟
した作業者はこれらの反応パラメーターに応じて適切な
接触時間を選ぶ上で何ら困難はないであろう。
反応体仕込みの流れは当然ながらその他の材料、例えば
空気の不活性成分、再循環されるトルオニトリル、およ
びおそらくは再循環流と関連する少量のその他制生物を
含有するだろう。
この再循環流れを使うことから、テレフタロニトリル生
成物の高い収率を可能とするであろう。
本方法に必要な上のパラメーターの外、特定の型の材料
を触媒として使うことが必須である。
五酸化バナジウムにアルカリ金属化合物を添加すると、
混合物を加熱した時に、バナジウムブロンズとして知ら
れる異常原子価をもつ複雑な材料を生ずることが、この
技術に知られている。
このようなリチウムブロンズはポルカー(Vo 1ke
r ) 他、Zh 、 Neorg Khim 17巻
(6)、1529〜1532頁(1972年)に論じら
れている。
ナトリウムを件ったバナジウムブロンズは、プシャール
(Pouchard )他により、Bull、de
Ia Soc−Chimque de France、
第7号2742〜45頁(1968年)と4343〜4
348頁(1967年)に記載されている。
同様にカリウムを含有するバナジウムブロンズは、ホル
ッパーグ(Hol−tzberg )他によ咲J、Am
、 Chem、Soc、75巻1536〜40頁(19
56年)中に論じられている。
リチウムブロンズはバーディ(Hardy)その他によ
り、Bull−de Ia Soc、Chimique
de France第4号1056〜65頁(1965
年)に、またレイスマン(Reisman )その他に
より、J、Phys、Chem、 66巻1181〜8
5頁(1962年)に記載されている。
これらのブロンズ材料は、適当なアルカリ金属化合物(
例えば炭酸塩、修酸塩、酢酸塩等)を五酸化バナジウム
と混合し、混合物を高温で数時間加熱することによって
つくられる。
アルカリ金属イオンの添加量に応じて、混合物に関係す
る特定的な相の図式に従っである相が確立されるだろう
例えば上に引用したホルッパーグ等の記事は、カリウム
ブロンズ系を記載しており、ナトリウム系はスロボダン
(5lobodan)その他、J、 Appl 、Ch
em−(USSR)38799〜803頁(1965年
4月)による記事に示されている。
本発明の方法に使用してよい上の全部のアルカリ金属バ
ナジウムブロンズのうち、触媒用に好ましいブロンズは
ナトリウムブロンズであり、またいろいろな種のブロン
ズの混合物を使用してよい。
好ましい種には0.17のナトリウム/バナジウム比を
もつブロンズI(BZi)、ナトリウム/バナジン比が
0.415であるブロンズIf(BZI[)および比が
0.50であるα′一相(α’−phase)を包含す
る。
その他のブロンズ系が知られており、これらは本方法に
有用であるが、幾分不安定であり、従って好ましくない
BZI種ばNa2O・v204・5■205.BZn種
は5Na20・v204・11v203、またα一相は
NaXv205(ここでXは0.7ないし1.0)と考
えられる。
またこのブロンズ類に特徴的なのはそのX線回折像で、
最強線は以下のとおりである。
その他のブロンズ類と同様に、α′一相は文献中に記載
された方法によって得られ、本方法に使用のため担体上
に置くか、その場でつくられてもよい。
これは担体上のBZnを還元雰囲気(例えばアンモニア
)又は炭化水素、アンモニアおよび酸素反応体の流れに
似ているが、酸素が少い流れ、例えば、3.0未満の酸
素/炭化水素比の流れで処理することによって容易に達
成される。
上に示すように、ブロンズ触媒は上に述べたブロンズ類
の混合物からなるものであり、好ましい触媒はBZn又
はα′一相のいづれか又は両方が主成分であるような混
合物からなる。
上に使われるBZIは実施可能であるが炭素酸化物類を
最少限に保つためには、触媒組成物中に主要量のBZI
をもつことをさける方が好ましい。
本発明の方法に使われる触媒担体は、α−アルミナから
なる。
α−アルミナはこの技術によく知られ、天然鋼玉と商業
的に入手できる合成物で例示される。
これらの材料は高密度(約0.75ないし1.0g/C
Cのオーダー)と非常に小さい表面積C6rtl’/9
又はそれ未満)をもつ。
概してα−アルミナは十分量のすl−IJウムイオンを
含有するのでナトリウムその他のアルカリ金属化合物を
添加せずにナトリウムブロンズがつくれる。
しかし存在するすl−IJウムが不十分なら、所望のブ
ロンズを与えるために十分量を加えて差支えない。
担持された触媒をつくるために、必要なすべてのことは
、粉末(170メツシユ又はそれより微細)のα−アル
ミナ、アルカリ金属塩(好ましくは炭酸塩)および■2
05の水性スラリーをつくり、水分全蒸発させペレット
化して、遅い空気流を炉内に通しながら、ペレットを約
500°〜600℃で数時間か焼する。
その代わりにまた好ましくは、含浸手法によって触媒を
担体上におくが、その場合適当量のアルカリ金属を含有
する修酸バナジウム水溶液をα−アルミナ担体上に沈積
させる。
この方法はこの技術によく知られている。
上述のように触媒担体はα−アルミナからなるが、シリ
カとその他金属酸化物のような他の成分、ならびにα−
アルミナ中に見られる通常の汚染物質、例えば鉄分、マ
グネシウム等を含有しうるであろう。
しかし担体の少なくとも約75重量%はα−アルミナで
あろう。
担体上の触媒量(例えば触媒負荷量)は、約1〜10重
量%、好ましくは約3〜8%であろう。
本方法に使う触媒の表面積は概してきわめて低く、10
ゴ/gより少なく、普通には1〜5m/gである。
触媒の孔隙容積は、孔の主要割合が1ミクロンに満たな
い、約0.2ないし1.0ミクロンのオーダーの直径を
もつ程のものである。
BZI又はEZIとBZIIの混合触媒をつくってから
、その使用前に、約500℃ないし約750℃で3〜4
時間加熱処理によって触媒を熟成させるのが好ましい。
この処理はBZIの全部ではないがほとんどを、BZI
より好ましいBZIへ転化する。
アンモ酸化は慣用の装置内で行ない、反応ガスは反応温
度で触媒上を通過し、流出ガスは適当な生成物の流れと
副生物の流れに分離される。
全体の収率と効率を高めるためにトルオニトリル副生物
を反応器へ再循環させることは理解されよう。
本発明を更に説明し例示するために、以下の実施例を述
べる。
解体調製 方法人 α−アルミナ担体を粒度約170メツシユ又はそれ以下
を有する微粉末まで磨砕し、適当量のv205をこれに
加える。
分析でα−アルミナ中のアルカリ金属量が不十分である
と示されたならば、所望量の炭酸ナトリウム又はその他
のアルカリ金属塩を加える。
次に混合物を乾式磨砕し、水を加え、混合物を更にかき
まぜてスラリーとする。
スラリーを蒸発皿中に注ぎ、蒸発乾固させる。
乾燥残留物を更に混合して凝集塊を破壊し、水分を加え
てペーストにし、これからペレットを形成させて約15
0℃で約3時間加熱する。
次にペレットを540℃で約4時間か焼し、この間空気
を2.51部分の速度で炉内に通す。
冷却後、触媒ペレットは使用に供する用意ができている
方法B 粒状アルミナ(8〜16メツシユ)を1300℃で4時
間加熱する。
五酸化バナジウム1.25部を水5部中に懸濁し、80
℃に加熱し、修酸3.8部を徐々に加えて、青色の修酸
バナジウム溶液を得る。
炭酸ナトリウム0.18部をこの溶液に加え、アルミナ
2.5部も同溶液中に入れる。
混合物をかきまぜながら水浴上に乾燥させる。
空気をポンプで送り込みながら、これを炉内で400℃
で16時間硬化させると、冷却後使用に供する用意ので
きた触媒が得られる。
実験手順 適当量の触媒(不活性季釈剤を加えた、又は加えないも
の)を固定床石英反応器(直径31.75mm(1%イ
ンチ)長さ71部m(24インチ))内に入れた。
触媒上の不活性詰物は予熱区域としての役目をもち、少
量(約25〜501n7IL(約1〜2インチ))の同
様な不活性詰物は反応器底に置かれ、反応帯域の触媒を
支持する。
反応器の上端には複数の開口部をもつ組立物が装備され
、この開口部を通過して炭化水素、アンモニア、および
空気(又は酸素−ヘリウム或は酸素−窒素混合物)の計
量を行なう。
反応体をこのゝ混合物室“で混合できるがまたは予備混
合してから、本質的に大気圧で操作される反応器内に仕
込まれる。
ガス流速は、所定の反応温度で所定量の触媒上で所望の
接触時間を生ずるように調整された。
流出ガスは反応器から冷却されたフラスコを通され、こ
こで生成物が炭酸アンモニウムおよび水と共に集められ
た。
残っていて出て行くガスは冷水で冷却された凝縮器、乾
燥管、アスカライト管−を通り、最後に大きなポリ塩化
ビニル袋に捕捉される。
有機層、水層、袋からのガス試料の分析、およびアスカ
ライト管の重量増加(炭酸アンモニウムとして捕捉され
ないCO2によるもの)から結果(すなわち転換率、炭
素収支、収率なと)を計算できる。
実施例 1〜6 上の操作の詳細に従って触媒をつくり、第1表に示す。
第2表は反応条件と、種々のアンモ酸化実験でこれらの
触媒によって得られた結果を示す。
第1表 触媒確認 触媒 α−A7・0・上の 7″カリ金属とア″力
ゝ線回折に訳詞製法 。
−A、2o3o給源番号 v206重量% り金属/
Vのモル比 確認#I 5
Na;0.45 BZI:BZI[=0.26
A AlcoaT−711I 8
Na;0.507 BZI[A
GirdlerT−1826*In 8
Na;0.675BZII
A GirdlerT−1826*Pi
8 Na;0.251 BZI:
BZII=1.17 A AlcoaT−71
V 8 Na;0.675
BZI[B GirdlerT−1826*VI
8 K;0.37 K
−V−ブロンズ A Alcoa T−71■
8 Li ; 0.40
Li−V−ブロンズ A Alcoa T
−71# 混合物が存在する時には、強度の比を示して
いる。
* アルカリ金属は、十分量が担体中にあったため、添
加されていない。
触媒n、m、vのBZII中のナトリウムの割合は、1
4頁6−7行に記載したBZnのナトIJウム/バナジ
ン比0.415よりも犬であるが、これは使用した担体
中に存在するナトリウム量がNa/V比0.415とす
るに必要な化学量論量よりも多いためであり、表中のこ
れら触媒の分析値はこのことを反影している。
実施例 7 次の第3表は、本発明のアンモ酸化法を上の実施例での
ように操作するが、負荷率5重量%の未希釈触媒を使用
する時に得られた結果を示す。
実施例 8 上の実施例の詳細に従って、8%の触媒負荷率でのBZ
Iとα−プライムの触媒混合物、2.8の酸素/炭化水
素のモル比、3.0のアンモニア/炭化水素比、および
6.3秒の接触時間を使用して、430’Cでp−キシ
レンのアンモ酸化を行なった。
ニトリル生成物への転換率は56%(炭素収支96%)
、テレフタロニトリル収率44.1%、トルオニトリル
42.6%、ベンゾニトリルなし、一酸化炭素0.3%
、および二酸化炭素13%であった。
実施例 9 上の実験技術の本質的な詳細に従って、触媒床が触媒7
5重量%とコランダム25%からなるように、アルミナ
(アルコアT−71)で希釈した8%負荷率のα一相を
触媒として使用して、430℃でp−キシレンのアンモ
酸化を行った。
酸素(空気として)/炭化水素のモル比は2.5:1、
アンモニア/炭化水素のモル比は2.0:1、および接
触時間は7.9秒だった。
反応体仕込み流れの容積量はp−キシレン6.6%、ア
ンモニア10.1%、酸素16.7%、残りは本質的に
窒素であった。
得られた結果はニトリル収率92.5%(TPN52.
2%、TN40.3%)、ベンゾニトリル0.2%、お
よび炭素酸化物7.4%を示した。
転換率は67.9%で、炭素収支は92.5%だった。
実施例 10 上の実施例の手順の詳細を使用して、8%負荷のバナジ
ウム−リチウムブロンズ触媒を触媒とし、酸素/炭化水
素およびアンモニア/炭化水素のモル比2:1、および
9.6秒の接触時間を使用して、450℃でp−キシレ
ンのアンモ酸化を実施した。
反応体仕込み流れの容積量はp−キシレン8.5%、ア
ンモニア12.1%、酸素15.9%、および残りは窒
素であった。
ニトリル生成物への転換は44%、テレフタロニトリル
収率26.7%、トルオニトリル65.8%、ベンゾニ
トリル0.1%、および炭素酸化物形成7.4%だった
炭素収支は101%であった。
実施例 11 8%BZI触媒の非希釈触媒床、酸素/炭化水素のモル
比2.7:1、アンモニア/炭化水素2.7 :1、接
触時間6秒、および反応流れの容積濃度p−キシレン6
%、酸素16%、アンモニア16%、および窒素62%
を使用して、上のように400℃でp−キシレンのアン
モ酸化を実施した。
p −キシレンの転換率は一通過当り57%であり、T
PN47%、TN42%、および炭素酸化物11%を生
じた。
実施例 12 390℃でm−キシレンを使用するが、実施例11のそ
の他の反応条件下に、テレフタロニトリルの代わりにイ
ソフタロニトリルが同様な転換率と収率で得られる。
上の実施例は固定床系での本発明の方法を例示している
が、本方法は流動床、移動床などのようなその他の系で
も同じく有用であることは理解されよう。
例えば直径約31.7 m/m (1,25インチ)、
長さ183cz(6フイート)のステンレススチール管
を使用して次のパラメーターの下で操作する流動床系に
より、p−キシレンから妥当な高収率の全ニトリル類(
例えばトルオニトリルとテレフタロニトリル)が得られ
る。
触 媒:α−アルミナ上のブロンズ■ 管内の触媒800g 膨張床の高さ61〜122(7rL(2〜4フイート) 反応条件:400°C O□/p−キシレン=2.5 NH3/p−キシレン−2,5 接触時間 =6秒 圧 力 =1気圧 固定床の方法で実施する時には、系の圧力は本質的に大
気圧が好ましい。
というのは慣用の固定床において高圧では高温点生成(
ホラトスポツテング)のため転換率と選択性が低下する
ためである。
このような問題をさけるために、高圧で高温点の発生を
克服し非常に能率的な操作に役立つような流動床系を使
うのが好ましい。
流動床操作は約1ないし約5気圧で実施するのが好まし
い。
本発明は特許請求の範囲に記載の方法であるが、以下の
態様を包含する。
1 約400℃ないし約450℃の温度で添加酸素の存
在下にp−キシレンとアンモニアを反応させることから
なるが、酸素/キシレンのモル比が約2=1ないし約3
:1であり、反応体仕込みの容量%濃度がキシレン3%
ないし10%、アンモニア7%ないし20%、および酸
素10%ないし20%であり、反応触媒がα−アルミナ
上に担持されたバナジウムブロンズの少なくとも約1な
いし10重量%からなるものである、p−キシレンから
テレフタロニトリルをつくるアンモ酸化法。
2 触媒がナトリウムバナジウムブロンズである、前記
第1項の方法。
3 触媒が主にBZII又はα′一相である、前記第2
項の方法。
4 温度が約400℃ないし435℃であり、酸素/キ
シレンとアンモニア/キシレンのモル比が約2.5:1
ないし約3.0:1であり、仕込み濃度がキシレン約5
%、アンモニア15%、および酸素約15%である、前
記第1項の方法。
5 触媒が主にBZIIである、前記第4項の方法。
6 触媒が主にd−相である、前記第4項の方法。
7 触媒がBZnとα′一相の混合物である、前記第4
項の方法。
8 キシレンがm−キシレンであり、反応温度が約37
5℃ないし約400°Cである、特許請求の範囲に記載
の方法。
9 触媒の孔直径が約0.2ないし約1ミクロンである
、前記第2項の方法。
10工程を固定床で実施する、前記第1項の方法。
11工程を流動床で実施する、前記第1項の方法。
12流動床で実施される前記第4項の方法。
13固定床で実施される前記第4項の方法。
14本質的に大気圧において固定床様式で実施される前
記第3項の方法。
15 約1ないし約5気圧の圧力下に流動床で実施され
る前記第3項の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 約375℃ないし約500℃の温度において添加酸
    素の存在下にキシレンとアンモニアを反応させることか
    らなるが、アンモニア/キシレンのモル比は約2.0:
    1ないし約3=1であ頃酸素/キシレンのモル比は約2
    .0:1ないし約3:1であり、反応体仕込みの容量%
    濃度はキシレン約3%ないし40%、アンモニア7%な
    いし20%、および酸素IO%ないし20%であり、ま
    た反応用触媒はα−アルミナ上に担持されたバナジウム
    ブロンズの少なくとも約1ないし10重量%からなるも
    のである、m−およびp−キシレンからニトリル類を製
    造するためのアンモキシデージョン(アンモ酸化)法。
JP49114776A 1973-10-10 1974-10-07 アンモサンカホウホウ Expired JPS5823384B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US404955A US3860724A (en) 1971-09-29 1973-10-10 Substituted sulfonyl urea and its stereoisomers as hypoglycemic agents
US50493874A 1974-09-11 1974-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5076044A JPS5076044A (ja) 1975-06-21
JPS5823384B2 true JPS5823384B2 (ja) 1983-05-14

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