JPS5823384B2 - アンモサンカホウホウ - Google Patents
アンモサンカホウホウInfo
- Publication number
- JPS5823384B2 JPS5823384B2 JP49114776A JP11477674A JPS5823384B2 JP S5823384 B2 JPS5823384 B2 JP S5823384B2 JP 49114776 A JP49114776 A JP 49114776A JP 11477674 A JP11477674 A JP 11477674A JP S5823384 B2 JPS5823384 B2 JP S5823384B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- xylene
- catalyst
- ammonia
- oxygen
- hydrocarbon
- Prior art date
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- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はm−またはp−キシレンから対応するニトリル
を製造する方法に係り、更に詳細にはα−アルミナに担
持されたバナジウムブロンズ触媒を使用する、m−また
はp−キシレンのアンモキシデージョン(アンモ酸化法
)に関する。
を製造する方法に係り、更に詳細にはα−アルミナに担
持されたバナジウムブロンズ触媒を使用する、m−また
はp−キシレンのアンモキシデージョン(アンモ酸化法
)に関する。
アンモ酸化法はこの技術によく知られており、添加酸素
を使うものと使わないもの、また多くの触媒を使う多数
の方法が、合衆国内外の種々の特許と出版物に記載され
ている。
を使うものと使わないもの、また多くの触媒を使う多数
の方法が、合衆国内外の種々の特許と出版物に記載され
ている。
酸素添加を使用する方法では、幾つかの重大問題が商業
的開発を妨げていた。
的開発を妨げていた。
主な問題の一つは高度の炭化水素燃焼(すなわち炭素酸
化物への転化)であって、これが起ると転換率が減少し
反応体炭化水素がむだになる。
化物への転化)であって、これが起ると転換率が減少し
反応体炭化水素がむだになる。
もう一つの関連問題は、工程中のアンモニア燃焼又は分
解である。
解である。
このために概して多量のアンモニアを系に仕込まなくて
はならず、またその多くはむだに使われ、このことは大
きなアンモニア回収系が必要にもなり、商業プラントで
大きな設備投資を必要としている。
はならず、またその多くはむだに使われ、このことは大
きなアンモニア回収系が必要にもなり、商業プラントで
大きな設備投資を必要としている。
さらにもう一つの問題は、炭化水素反応体容積当り比較
的多量の酸素を使って実施されることであり、これがし
ばしば、反応の発熱を減少するための希釈ガスの存在に
よって強められ、このため大型の反応器と回収設備も必
要になる点で、非常に効率の悪い方法となっている。
的多量の酸素を使って実施されることであり、これがし
ばしば、反応の発熱を減少するための希釈ガスの存在に
よって強められ、このため大型の反応器と回収設備も必
要になる点で、非常に効率の悪い方法となっている。
先行技術の開示を参照すると上の困難が例示される。
合衆国特許第2,833,807号(ファーカス(Fa
rkas)他、1958年5月6日、アライドケミカル
&ダイコーポレーション(AlliedChemica
l and Dye corporation)に対
し公布されたもの、分類260〜465)には、炭化水
素モル当り酸素3〜30モルおよびアンモニア対炭化水
素の低いモル比(2:1ないし3.5:1のオーダー)
をアンモ酸化反応に使用してよいことが明らかにされて
おり、主ニドIJル生成物はモノニトリルよりもむしろ
ジニトリルであると言われている。
rkas)他、1958年5月6日、アライドケミカル
&ダイコーポレーション(AlliedChemica
l and Dye corporation)に対
し公布されたもの、分類260〜465)には、炭化水
素モル当り酸素3〜30モルおよびアンモニア対炭化水
素の低いモル比(2:1ないし3.5:1のオーダー)
をアンモ酸化反応に使用してよいことが明らかにされて
おり、主ニドIJル生成物はモノニトリルよりもむしろ
ジニトリルであると言われている。
しかし実施例かられかるようにその方法の収率は低く、
炭化水素仕込みに基づいて30ないし65モル%のオー
ダーにある。
炭化水素仕込みに基づいて30ないし65モル%のオー
ダーにある。
合衆国特許第2,838,558号(ハトリー(Had
ley)他、1958年6月10日公布、デイスチラー
ズ・カンパニー・リミテッド(Distillers
Compa−ny、Lta)へ譲渡、分類260〜46
5)の開示は、1000°ないし1500℃に予熱され
たアルミナ上に支持されたv205触媒、炭化水素モル
当り酸素少なくとも3モルとアンモニア約3〜4モルの
比を使用してアルキル置換芳香族炭化水素からニドIJ
ルを形成するアンモ酸化法の開示において、これらの低
い収率を確認している。
ley)他、1958年6月10日公布、デイスチラー
ズ・カンパニー・リミテッド(Distillers
Compa−ny、Lta)へ譲渡、分類260〜46
5)の開示は、1000°ないし1500℃に予熱され
たアルミナ上に支持されたv205触媒、炭化水素モル
当り酸素少なくとも3モルとアンモニア約3〜4モルの
比を使用してアルキル置換芳香族炭化水素からニドIJ
ルを形成するアンモ酸化法の開示において、これらの低
い収率を確認している。
この特許の実施例かられかるように、アンモニア/キシ
レン比が約3の時には、ジニトリル収率はきわめて低く
、約30〜37%のオーダーである。
レン比が約3の時には、ジニトリル収率はきわめて低く
、約30〜37%のオーダーである。
アンモニア/炭化水素比を高める(約6:lのオーダー
)ことによってのみ、80%に近いジニトリル収率が得
られ(開示では実際には77%)、この高い比は当然な
がら、アンモ酸化反応生成物から大過剰のアンモニアを
除去する必要があるため、効率の悪い方法となる。
)ことによってのみ、80%に近いジニトリル収率が得
られ(開示では実際には77%)、この高い比は当然な
がら、アンモ酸化反応生成物から大過剰のアンモニアを
除去する必要があるため、効率の悪い方法となる。
合衆国特許第2,846,462号(1958年8月5
日公布、デイスチラーズ社へ譲渡、分類260〜465
)でバトリーは、更にアンモニア/炭化水素の低い比を
使う時にジニトリル類(イソフタロニトリルとテレフタ
ロニトリル)の収率が低いことを確かめている。
日公布、デイスチラーズ社へ譲渡、分類260〜465
)でバトリーは、更にアンモニア/炭化水素の低い比を
使う時にジニトリル類(イソフタロニトリルとテレフタ
ロニトリル)の収率が低いことを確かめている。
この特許でハトリーは、アンモ酸化法においては化学量
論的反応でのアンモニアの理論量の約1.5ないし2倍
、すなわち炭化水素として使われるキシレンのモル当り
アンモニア約3ないし4モルを使うのが好ましいことを
開示しており、より低い割合を使う時には収率は概して
低くなるとっけ加えている。
論的反応でのアンモニアの理論量の約1.5ないし2倍
、すなわち炭化水素として使われるキシレンのモル当り
アンモニア約3ないし4モルを使うのが好ましいことを
開示しており、より低い割合を使う時には収率は概して
低くなるとっけ加えている。
ハトリーはまた、炭化水素濃度を低く保持し、全気体反
応混合物の2容量%までを使うのが好ましいと付言して
いる。
応混合物の2容量%までを使うのが好ましいと付言して
いる。
合衆国特許第3,433,823号(マクマホン(Mc
mahon )、1969年3月18日公布、プリンス
トン・ケミカル・リサーチ社(Pr1nceton C
hemicals Re5earchi。
mahon )、1969年3月18日公布、プリンス
トン・ケミカル・リサーチ社(Pr1nceton C
hemicals Re5earchi。
■nc−)へ譲渡、分類260〜465.3)は、もう
一つの金属酸化物(Mo 、 Cu 、 W、 Th
、 U、又はZr)と混合され、また追加のアルカリ金
属を含有していてもよい、ポリりん酸バナジウムからな
る特定の触媒を使用する脂肪族および芳香族炭化水素の
アンモ酸化反応において、酸素/炭化水素の低モル比(
0,5ないし50)とアンモニア/炭化水素の低モル比
(0,2ないし20)を使用してよいことを広くに開示
している。
一つの金属酸化物(Mo 、 Cu 、 W、 Th
、 U、又はZr)と混合され、また追加のアルカリ金
属を含有していてもよい、ポリりん酸バナジウムからな
る特定の触媒を使用する脂肪族および芳香族炭化水素の
アンモ酸化反応において、酸素/炭化水素の低モル比(
0,5ないし50)とアンモニア/炭化水素の低モル比
(0,2ないし20)を使用してよいことを広くに開示
している。
しかし開示された方法を芳香族炭化水素(p−キシレン
からテレフタロニトリルへ)による実施例で例示する時
に、使用の酸素/炭化水素比は50:1以上である。
からテレフタロニトリルへ)による実施例で例示する時
に、使用の酸素/炭化水素比は50:1以上である。
その上この特許の方法は安全性の理由から3モル%未満
、好ましくは0.5〜1.5モル%の炭化水素濃度を必
要とする。
、好ましくは0.5〜1.5モル%の炭化水素濃度を必
要とする。
このように適した効率のよい商業方法は、本特許の開示
によって妨げられている。
によって妨げられている。
もう一つの興味ある先行技術の参考文献は、日本特許、
特公昭41−16511号(油上あきら、1966年9
月19日公告、三井石油化学へ譲渡)であるが、これは
ナトリウムで促進された、酸化バナジウムをその上に担
持していて熱処理されたアルミナを触媒として使うアン
モ酸化法を開示したものであり、この触媒はアルミナを
含有するバナジウム水溶液(例えば修酸バナジウム)に
ナトリウム塩(例えばNa2C03)を加え、乾固する
まで蒸発してから残留物をか焼することによってつくら
れる。
特公昭41−16511号(油上あきら、1966年9
月19日公告、三井石油化学へ譲渡)であるが、これは
ナトリウムで促進された、酸化バナジウムをその上に担
持していて熱処理されたアルミナを触媒として使うアン
モ酸化法を開示したものであり、この触媒はアルミナを
含有するバナジウム水溶液(例えば修酸バナジウム)に
ナトリウム塩(例えばNa2C03)を加え、乾固する
まで蒸発してから残留物をか焼することによってつくら
れる。
ナトリウム/バナジウム比の操業可能範囲は、0.03
ないし0.4と言われ、同特許は触媒中のナトリウム/
バナジウムの比が0.1ないし0.3の時にジニl−I
Jルの高収率を、この比の範囲外では収率は著しく低下
することを報告している。
ないし0.4と言われ、同特許は触媒中のナトリウム/
バナジウムの比が0.1ないし0.3の時にジニl−I
Jルの高収率を、この比の範囲外では収率は著しく低下
することを報告している。
アンモ酸化に対して開示された広い反応条件は、300
°ないし600℃、好ましくは350°ないし5000
Cの反応温度、少なくとも4:1から10=1まででな
ければならない酸素とアンモニアの炭化水素に対するモ
ル比を包含し、また炭化水素濃度は反応混合物に関して
普通工ないし2%と云われている。
°ないし600℃、好ましくは350°ないし5000
Cの反応温度、少なくとも4:1から10=1まででな
ければならない酸素とアンモニアの炭化水素に対するモ
ル比を包含し、また炭化水素濃度は反応混合物に関して
普通工ないし2%と云われている。
このように開示された方法は反応体の高希釈のものであ
って、同じく実用的な商業上の立場からは非能率である
。
って、同じく実用的な商業上の立場からは非能率である
。
更にこの日本特許の方法条件下に実施される実験は、事
実上約84%ないし92%のオーダーのニトリル生成物
(トルオニトリルとテレフタロニトリル)の収率を与え
、報告されたテレフタロニトリルの99%収率を与えな
い。
実上約84%ないし92%のオーダーのニトリル生成物
(トルオニトリルとテレフタロニトリル)の収率を与え
、報告されたテレフタロニトリルの99%収率を与えな
い。
そのほか、この特許の方法をキシレンのモル当り3ない
し1モルの02とNH3というモル比で操作すると、炭
素酸化物の形成(同特許では触れていない)がむしろ高
く、生成物ニドIJル類は、アンモニア/炭化水素と酸
素/炭化水素の反応仕込み比が非常に高い(例えば約7
:1)の時以外は、圧倒的にモノニトリル類である。
し1モルの02とNH3というモル比で操作すると、炭
素酸化物の形成(同特許では触れていない)がむしろ高
く、生成物ニドIJル類は、アンモニア/炭化水素と酸
素/炭化水素の反応仕込み比が非常に高い(例えば約7
:1)の時以外は、圧倒的にモノニトリル類である。
このように初期の先行技術と同様、この日本特許の教示
は、商業的に受入れられるための必要条件に合う方法と
はならない。
は、商業的に受入れられるための必要条件に合う方法と
はならない。
もう一つの最近の参考文献は、アンモ酸化反応において
意味あるニトリル収率を得るためにはアンモニア/炭化
水素の高い比率が必要であると指摘している。
意味あるニトリル収率を得るためにはアンモニア/炭化
水素の高い比率が必要であると指摘している。
La Chimica E L’ I ndustri
a 54巻11号1972年11月984−89頁でジ
ー・ステファ、=−(G、 S tefani )は、
70%近いニトリル収率を得るためにはアンモニア/炭
化水素の比が16:1のオーダーになければならないと
述べている。
a 54巻11号1972年11月984−89頁でジ
ー・ステファ、=−(G、 S tefani )は、
70%近いニトリル収率を得るためにはアンモニア/炭
化水素の比が16:1のオーダーになければならないと
述べている。
商業的開発に有意義な可能性をもつアンモ酸化法を達成
するためには、上に述べた困難を克服しなければならず
、特定のパラメーターの組合せを満足させねばならない
。
するためには、上に述べた困難を克服しなければならず
、特定のパラメーターの組合せを満足させねばならない
。
このように方法は(a)有意義な全ニトリル収率、例え
ば少なくとも約85%、好ましくは90%またはこれ以
上を与え、(b)炭化水素の燃焼による炭素酸化物形成
を最少量に、例えば好ましくは約10ないし15モル%
以下におさえ、また(c)酸素とアンモニアの最少量を
使い、反応体混合物を比較的高濃度で使用しなければな
らない。
ば少なくとも約85%、好ましくは90%またはこれ以
上を与え、(b)炭化水素の燃焼による炭素酸化物形成
を最少量に、例えば好ましくは約10ないし15モル%
以下におさえ、また(c)酸素とアンモニアの最少量を
使い、反応体混合物を比較的高濃度で使用しなければな
らない。
上に指摘されたように、先行技術は問題を一つあるいは
それ以上解決しようとするが、そうする際に今なは商業
的開発に適さない方法となってしまう別の問題を起すこ
とがしばしばである。
それ以上解決しようとするが、そうする際に今なは商業
的開発に適さない方法となってしまう別の問題を起すこ
とがしばしばである。
種々のパラメーターの複雑な相互関係のため、条件を組
合せると受入れられる方法をもたらし低コストで製品を
与えるような諸条件を合理的に選択することができない
。
合せると受入れられる方法をもたらし低コストで製品を
与えるような諸条件を合理的に選択することができない
。
これらの理由から、大量低価格のテレフタル酸(ポリエ
ステル繊維中間体として使われる)が、テレフタロニト
リルとその後の加水分解から商業的に入手できる見込み
はない。
ステル繊維中間体として使われる)が、テレフタロニト
リルとその後の加水分解から商業的に入手できる見込み
はない。
というのはテレフタロニトリルを生産する工業的プラン
トは全く知られていないからである。
トは全く知られていないからである。
テレフタル酸の追加給源が必要な点からみて、酸へ転化
するためのテレフタロニトリル源の開発は、この技術に
著しい進歩となろう。
するためのテレフタロニトリル源の開発は、この技術に
著しい進歩となろう。
上のパラメーターを満足させながら炭素酸化物類の形成
が低くニトリルの高収率を与える商業的に成長しうるア
ンモ酸化方法は、キシレン好ましくはm−キシレン又は
p−キシレンとアンモニアを約375℃ないし約509
℃の温度において酸素の存在下に、接触反応せしめ、ア
ンモニア/キシレンのモル比を約2.0ないし約3:1
とし、仕込みの容量%濃度を約3%ないし10%のキシ
レン、10%ないし20%のアンモニア、および7%な
いし20%の酸素とし、かつ反応触媒がα−アルミナ上
に担持されたバナジウムブロンズの少なくとも約1%な
いし10重量%からなるものとすることによって達成さ
れることが今度発見された。
が低くニトリルの高収率を与える商業的に成長しうるア
ンモ酸化方法は、キシレン好ましくはm−キシレン又は
p−キシレンとアンモニアを約375℃ないし約509
℃の温度において酸素の存在下に、接触反応せしめ、ア
ンモニア/キシレンのモル比を約2.0ないし約3:1
とし、仕込みの容量%濃度を約3%ないし10%のキシ
レン、10%ないし20%のアンモニア、および7%な
いし20%の酸素とし、かつ反応触媒がα−アルミナ上
に担持されたバナジウムブロンズの少なくとも約1%な
いし10重量%からなるものとすることによって達成さ
れることが今度発見された。
示されたように本発明の方法は約375℃と500℃の
間、好ましくは400℃ないし450℃、最も好ましく
は約425°Cないし435°Cの温度で実施される。
間、好ましくは400℃ないし450℃、最も好ましく
は約425°Cないし435°Cの温度で実施される。
酸素源は空気が好ましいが、任意の酸素源でも適してい
る。
る。
しかし酸素源とはかかわりなく、酸素量は限定されねば
ならず、反応体流中における酸素/p−キシレンのモル
比は約3:1を超えてはならず、約2.0:1でもきわ
めて有用であるが、好ましくは2.5:1ないし3:1
である。
ならず、反応体流中における酸素/p−キシレンのモル
比は約3:1を超えてはならず、約2.0:1でもきわ
めて有用であるが、好ましくは2.5:1ないし3:1
である。
同様に本発明の方法に使われるアンモニア/炭化水素の
比は約3:1又はそれ未満、好ましくは2.5:1ない
し3:1であろう。
比は約3:1又はそれ未満、好ましくは2.5:1ない
し3:1であろう。
仕込み中の反応体の容量%濃度は大抵のアンモ酸化手順
に比べてきわめて高く、仕込みは容量%でp−キシレン
3〜10%(好ましくは約5%)、酸素10〜20%(
好ましくは約15%)、およびアンモニア7〜20%(
好ましくは約10〜15%)からなることが又理解され
よう。
に比べてきわめて高く、仕込みは容量%でp−キシレン
3〜10%(好ましくは約5%)、酸素10〜20%(
好ましくは約15%)、およびアンモニア7〜20%(
好ましくは約10〜15%)からなることが又理解され
よう。
本発明の方法がこの高濃度の反応体を可能としている事
実は、非常に能率のよい全体の方法に寄与する点で意義
がある。
実は、非常に能率のよい全体の方法に寄与する点で意義
がある。
上に述べたように、メタ−とパラ−キシレンが本方法に
有用な反応体である。
有用な反応体である。
しかしm−キシレンを使ってインフタロニトリルを収得
する時には、上にあげた温度範囲の下端を使うのが好ま
しく、これはm−キシレンがp−キシレンより炭素酸化
物形成を受けやすいという知識に従っている。
する時には、上にあげた温度範囲の下端を使うのが好ま
しく、これはm−キシレンがp−キシレンより炭素酸化
物形成を受けやすいという知識に従っている。
触媒上の反応体の接触時間は広範囲にわたり変化しつる
が、普通には約0.1ないし10秒であろう。
が、普通には約0.1ないし10秒であろう。
実際に使われる接触時間は触媒負荷率、触媒容量、温度
、およびその他のパラメーターに左右され、技術に習熟
した作業者はこれらの反応パラメーターに応じて適切な
接触時間を選ぶ上で何ら困難はないであろう。
、およびその他のパラメーターに左右され、技術に習熟
した作業者はこれらの反応パラメーターに応じて適切な
接触時間を選ぶ上で何ら困難はないであろう。
反応体仕込みの流れは当然ながらその他の材料、例えば
空気の不活性成分、再循環されるトルオニトリル、およ
びおそらくは再循環流と関連する少量のその他制生物を
含有するだろう。
空気の不活性成分、再循環されるトルオニトリル、およ
びおそらくは再循環流と関連する少量のその他制生物を
含有するだろう。
この再循環流れを使うことから、テレフタロニトリル生
成物の高い収率を可能とするであろう。
成物の高い収率を可能とするであろう。
本方法に必要な上のパラメーターの外、特定の型の材料
を触媒として使うことが必須である。
を触媒として使うことが必須である。
五酸化バナジウムにアルカリ金属化合物を添加すると、
混合物を加熱した時に、バナジウムブロンズとして知ら
れる異常原子価をもつ複雑な材料を生ずることが、この
技術に知られている。
混合物を加熱した時に、バナジウムブロンズとして知ら
れる異常原子価をもつ複雑な材料を生ずることが、この
技術に知られている。
このようなリチウムブロンズはポルカー(Vo 1ke
r ) 他、Zh 、 Neorg Khim 17巻
(6)、1529〜1532頁(1972年)に論じら
れている。
r ) 他、Zh 、 Neorg Khim 17巻
(6)、1529〜1532頁(1972年)に論じら
れている。
ナトリウムを件ったバナジウムブロンズは、プシャール
(Pouchard )他により、Bull、de
Ia Soc−Chimque de France、
第7号2742〜45頁(1968年)と4343〜4
348頁(1967年)に記載されている。
(Pouchard )他により、Bull、de
Ia Soc−Chimque de France、
第7号2742〜45頁(1968年)と4343〜4
348頁(1967年)に記載されている。
同様にカリウムを含有するバナジウムブロンズは、ホル
ッパーグ(Hol−tzberg )他によ咲J、Am
、 Chem、Soc、75巻1536〜40頁(19
56年)中に論じられている。
ッパーグ(Hol−tzberg )他によ咲J、Am
、 Chem、Soc、75巻1536〜40頁(19
56年)中に論じられている。
リチウムブロンズはバーディ(Hardy)その他によ
り、Bull−de Ia Soc、Chimique
de France第4号1056〜65頁(1965
年)に、またレイスマン(Reisman )その他に
より、J、Phys、Chem、 66巻1181〜8
5頁(1962年)に記載されている。
り、Bull−de Ia Soc、Chimique
de France第4号1056〜65頁(1965
年)に、またレイスマン(Reisman )その他に
より、J、Phys、Chem、 66巻1181〜8
5頁(1962年)に記載されている。
これらのブロンズ材料は、適当なアルカリ金属化合物(
例えば炭酸塩、修酸塩、酢酸塩等)を五酸化バナジウム
と混合し、混合物を高温で数時間加熱することによって
つくられる。
例えば炭酸塩、修酸塩、酢酸塩等)を五酸化バナジウム
と混合し、混合物を高温で数時間加熱することによって
つくられる。
アルカリ金属イオンの添加量に応じて、混合物に関係す
る特定的な相の図式に従っである相が確立されるだろう
。
る特定的な相の図式に従っである相が確立されるだろう
。
例えば上に引用したホルッパーグ等の記事は、カリウム
ブロンズ系を記載しており、ナトリウム系はスロボダン
(5lobodan)その他、J、 Appl 、Ch
em−(USSR)38799〜803頁(1965年
4月)による記事に示されている。
ブロンズ系を記載しており、ナトリウム系はスロボダン
(5lobodan)その他、J、 Appl 、Ch
em−(USSR)38799〜803頁(1965年
4月)による記事に示されている。
本発明の方法に使用してよい上の全部のアルカリ金属バ
ナジウムブロンズのうち、触媒用に好ましいブロンズは
ナトリウムブロンズであり、またいろいろな種のブロン
ズの混合物を使用してよい。
ナジウムブロンズのうち、触媒用に好ましいブロンズは
ナトリウムブロンズであり、またいろいろな種のブロン
ズの混合物を使用してよい。
好ましい種には0.17のナトリウム/バナジウム比を
もつブロンズI(BZi)、ナトリウム/バナジン比が
0.415であるブロンズIf(BZI[)および比が
0.50であるα′一相(α’−phase)を包含す
る。
もつブロンズI(BZi)、ナトリウム/バナジン比が
0.415であるブロンズIf(BZI[)および比が
0.50であるα′一相(α’−phase)を包含す
る。
その他のブロンズ系が知られており、これらは本方法に
有用であるが、幾分不安定であり、従って好ましくない
。
有用であるが、幾分不安定であり、従って好ましくない
。
BZI種ばNa2O・v204・5■205.BZn種
は5Na20・v204・11v203、またα一相は
NaXv205(ここでXは0.7ないし1.0)と考
えられる。
は5Na20・v204・11v203、またα一相は
NaXv205(ここでXは0.7ないし1.0)と考
えられる。
またこのブロンズ類に特徴的なのはそのX線回折像で、
最強線は以下のとおりである。
最強線は以下のとおりである。
その他のブロンズ類と同様に、α′一相は文献中に記載
された方法によって得られ、本方法に使用のため担体上
に置くか、その場でつくられてもよい。
された方法によって得られ、本方法に使用のため担体上
に置くか、その場でつくられてもよい。
これは担体上のBZnを還元雰囲気(例えばアンモニア
)又は炭化水素、アンモニアおよび酸素反応体の流れに
似ているが、酸素が少い流れ、例えば、3.0未満の酸
素/炭化水素比の流れで処理することによって容易に達
成される。
)又は炭化水素、アンモニアおよび酸素反応体の流れに
似ているが、酸素が少い流れ、例えば、3.0未満の酸
素/炭化水素比の流れで処理することによって容易に達
成される。
上に示すように、ブロンズ触媒は上に述べたブロンズ類
の混合物からなるものであり、好ましい触媒はBZn又
はα′一相のいづれか又は両方が主成分であるような混
合物からなる。
の混合物からなるものであり、好ましい触媒はBZn又
はα′一相のいづれか又は両方が主成分であるような混
合物からなる。
上に使われるBZIは実施可能であるが炭素酸化物類を
最少限に保つためには、触媒組成物中に主要量のBZI
をもつことをさける方が好ましい。
最少限に保つためには、触媒組成物中に主要量のBZI
をもつことをさける方が好ましい。
本発明の方法に使われる触媒担体は、α−アルミナから
なる。
なる。
α−アルミナはこの技術によく知られ、天然鋼玉と商業
的に入手できる合成物で例示される。
的に入手できる合成物で例示される。
これらの材料は高密度(約0.75ないし1.0g/C
Cのオーダー)と非常に小さい表面積C6rtl’/9
又はそれ未満)をもつ。
Cのオーダー)と非常に小さい表面積C6rtl’/9
又はそれ未満)をもつ。
概してα−アルミナは十分量のすl−IJウムイオンを
含有するのでナトリウムその他のアルカリ金属化合物を
添加せずにナトリウムブロンズがつくれる。
含有するのでナトリウムその他のアルカリ金属化合物を
添加せずにナトリウムブロンズがつくれる。
しかし存在するすl−IJウムが不十分なら、所望のブ
ロンズを与えるために十分量を加えて差支えない。
ロンズを与えるために十分量を加えて差支えない。
担持された触媒をつくるために、必要なすべてのことは
、粉末(170メツシユ又はそれより微細)のα−アル
ミナ、アルカリ金属塩(好ましくは炭酸塩)および■2
05の水性スラリーをつくり、水分全蒸発させペレット
化して、遅い空気流を炉内に通しながら、ペレットを約
500°〜600℃で数時間か焼する。
、粉末(170メツシユ又はそれより微細)のα−アル
ミナ、アルカリ金属塩(好ましくは炭酸塩)および■2
05の水性スラリーをつくり、水分全蒸発させペレット
化して、遅い空気流を炉内に通しながら、ペレットを約
500°〜600℃で数時間か焼する。
その代わりにまた好ましくは、含浸手法によって触媒を
担体上におくが、その場合適当量のアルカリ金属を含有
する修酸バナジウム水溶液をα−アルミナ担体上に沈積
させる。
担体上におくが、その場合適当量のアルカリ金属を含有
する修酸バナジウム水溶液をα−アルミナ担体上に沈積
させる。
この方法はこの技術によく知られている。
上述のように触媒担体はα−アルミナからなるが、シリ
カとその他金属酸化物のような他の成分、ならびにα−
アルミナ中に見られる通常の汚染物質、例えば鉄分、マ
グネシウム等を含有しうるであろう。
カとその他金属酸化物のような他の成分、ならびにα−
アルミナ中に見られる通常の汚染物質、例えば鉄分、マ
グネシウム等を含有しうるであろう。
しかし担体の少なくとも約75重量%はα−アルミナで
あろう。
あろう。
担体上の触媒量(例えば触媒負荷量)は、約1〜10重
量%、好ましくは約3〜8%であろう。
量%、好ましくは約3〜8%であろう。
本方法に使う触媒の表面積は概してきわめて低く、10
ゴ/gより少なく、普通には1〜5m/gである。
ゴ/gより少なく、普通には1〜5m/gである。
触媒の孔隙容積は、孔の主要割合が1ミクロンに満たな
い、約0.2ないし1.0ミクロンのオーダーの直径を
もつ程のものである。
い、約0.2ないし1.0ミクロンのオーダーの直径を
もつ程のものである。
BZI又はEZIとBZIIの混合触媒をつくってから
、その使用前に、約500℃ないし約750℃で3〜4
時間加熱処理によって触媒を熟成させるのが好ましい。
、その使用前に、約500℃ないし約750℃で3〜4
時間加熱処理によって触媒を熟成させるのが好ましい。
この処理はBZIの全部ではないがほとんどを、BZI
より好ましいBZIへ転化する。
より好ましいBZIへ転化する。
アンモ酸化は慣用の装置内で行ない、反応ガスは反応温
度で触媒上を通過し、流出ガスは適当な生成物の流れと
副生物の流れに分離される。
度で触媒上を通過し、流出ガスは適当な生成物の流れと
副生物の流れに分離される。
全体の収率と効率を高めるためにトルオニトリル副生物
を反応器へ再循環させることは理解されよう。
を反応器へ再循環させることは理解されよう。
本発明を更に説明し例示するために、以下の実施例を述
べる。
べる。
解体調製
方法人
α−アルミナ担体を粒度約170メツシユ又はそれ以下
を有する微粉末まで磨砕し、適当量のv205をこれに
加える。
を有する微粉末まで磨砕し、適当量のv205をこれに
加える。
分析でα−アルミナ中のアルカリ金属量が不十分である
と示されたならば、所望量の炭酸ナトリウム又はその他
のアルカリ金属塩を加える。
と示されたならば、所望量の炭酸ナトリウム又はその他
のアルカリ金属塩を加える。
次に混合物を乾式磨砕し、水を加え、混合物を更にかき
まぜてスラリーとする。
まぜてスラリーとする。
スラリーを蒸発皿中に注ぎ、蒸発乾固させる。
乾燥残留物を更に混合して凝集塊を破壊し、水分を加え
てペーストにし、これからペレットを形成させて約15
0℃で約3時間加熱する。
てペーストにし、これからペレットを形成させて約15
0℃で約3時間加熱する。
次にペレットを540℃で約4時間か焼し、この間空気
を2.51部分の速度で炉内に通す。
を2.51部分の速度で炉内に通す。
冷却後、触媒ペレットは使用に供する用意ができている
。
。
方法B
粒状アルミナ(8〜16メツシユ)を1300℃で4時
間加熱する。
間加熱する。
五酸化バナジウム1.25部を水5部中に懸濁し、80
℃に加熱し、修酸3.8部を徐々に加えて、青色の修酸
バナジウム溶液を得る。
℃に加熱し、修酸3.8部を徐々に加えて、青色の修酸
バナジウム溶液を得る。
炭酸ナトリウム0.18部をこの溶液に加え、アルミナ
2.5部も同溶液中に入れる。
2.5部も同溶液中に入れる。
混合物をかきまぜながら水浴上に乾燥させる。
空気をポンプで送り込みながら、これを炉内で400℃
で16時間硬化させると、冷却後使用に供する用意ので
きた触媒が得られる。
で16時間硬化させると、冷却後使用に供する用意ので
きた触媒が得られる。
実験手順
適当量の触媒(不活性季釈剤を加えた、又は加えないも
の)を固定床石英反応器(直径31.75mm(1%イ
ンチ)長さ71部m(24インチ))内に入れた。
の)を固定床石英反応器(直径31.75mm(1%イ
ンチ)長さ71部m(24インチ))内に入れた。
触媒上の不活性詰物は予熱区域としての役目をもち、少
量(約25〜501n7IL(約1〜2インチ))の同
様な不活性詰物は反応器底に置かれ、反応帯域の触媒を
支持する。
量(約25〜501n7IL(約1〜2インチ))の同
様な不活性詰物は反応器底に置かれ、反応帯域の触媒を
支持する。
反応器の上端には複数の開口部をもつ組立物が装備され
、この開口部を通過して炭化水素、アンモニア、および
空気(又は酸素−ヘリウム或は酸素−窒素混合物)の計
量を行なう。
、この開口部を通過して炭化水素、アンモニア、および
空気(又は酸素−ヘリウム或は酸素−窒素混合物)の計
量を行なう。
反応体をこのゝ混合物室“で混合できるがまたは予備混
合してから、本質的に大気圧で操作される反応器内に仕
込まれる。
合してから、本質的に大気圧で操作される反応器内に仕
込まれる。
ガス流速は、所定の反応温度で所定量の触媒上で所望の
接触時間を生ずるように調整された。
接触時間を生ずるように調整された。
流出ガスは反応器から冷却されたフラスコを通され、こ
こで生成物が炭酸アンモニウムおよび水と共に集められ
た。
こで生成物が炭酸アンモニウムおよび水と共に集められ
た。
残っていて出て行くガスは冷水で冷却された凝縮器、乾
燥管、アスカライト管−を通り、最後に大きなポリ塩化
ビニル袋に捕捉される。
燥管、アスカライト管−を通り、最後に大きなポリ塩化
ビニル袋に捕捉される。
有機層、水層、袋からのガス試料の分析、およびアスカ
ライト管の重量増加(炭酸アンモニウムとして捕捉され
ないCO2によるもの)から結果(すなわち転換率、炭
素収支、収率なと)を計算できる。
ライト管の重量増加(炭酸アンモニウムとして捕捉され
ないCO2によるもの)から結果(すなわち転換率、炭
素収支、収率なと)を計算できる。
実施例 1〜6
上の操作の詳細に従って触媒をつくり、第1表に示す。
第2表は反応条件と、種々のアンモ酸化実験でこれらの
触媒によって得られた結果を示す。
触媒によって得られた結果を示す。
第1表 触媒確認
触媒 α−A7・0・上の 7″カリ金属とア″力
ゝ線回折に訳詞製法 。
ゝ線回折に訳詞製法 。
−A、2o3o給源番号 v206重量% り金属/
Vのモル比 確認#I 5
Na;0.45 BZI:BZI[=0.26
A AlcoaT−711I 8
Na;0.507 BZI[A
GirdlerT−1826*In 8
Na;0.675BZII
A GirdlerT−1826*Pi
8 Na;0.251 BZI:
BZII=1.17 A AlcoaT−71
V 8 Na;0.675
BZI[B GirdlerT−1826*VI
8 K;0.37 K
−V−ブロンズ A Alcoa T−71■
8 Li ; 0.40
Li−V−ブロンズ A Alcoa T
−71# 混合物が存在する時には、強度の比を示して
いる。
Vのモル比 確認#I 5
Na;0.45 BZI:BZI[=0.26
A AlcoaT−711I 8
Na;0.507 BZI[A
GirdlerT−1826*In 8
Na;0.675BZII
A GirdlerT−1826*Pi
8 Na;0.251 BZI:
BZII=1.17 A AlcoaT−71
V 8 Na;0.675
BZI[B GirdlerT−1826*VI
8 K;0.37 K
−V−ブロンズ A Alcoa T−71■
8 Li ; 0.40
Li−V−ブロンズ A Alcoa T
−71# 混合物が存在する時には、強度の比を示して
いる。
* アルカリ金属は、十分量が担体中にあったため、添
加されていない。
加されていない。
触媒n、m、vのBZII中のナトリウムの割合は、1
4頁6−7行に記載したBZnのナトIJウム/バナジ
ン比0.415よりも犬であるが、これは使用した担体
中に存在するナトリウム量がNa/V比0.415とす
るに必要な化学量論量よりも多いためであり、表中のこ
れら触媒の分析値はこのことを反影している。
4頁6−7行に記載したBZnのナトIJウム/バナジ
ン比0.415よりも犬であるが、これは使用した担体
中に存在するナトリウム量がNa/V比0.415とす
るに必要な化学量論量よりも多いためであり、表中のこ
れら触媒の分析値はこのことを反影している。
実施例 7
次の第3表は、本発明のアンモ酸化法を上の実施例での
ように操作するが、負荷率5重量%の未希釈触媒を使用
する時に得られた結果を示す。
ように操作するが、負荷率5重量%の未希釈触媒を使用
する時に得られた結果を示す。
実施例 8
上の実施例の詳細に従って、8%の触媒負荷率でのBZ
Iとα−プライムの触媒混合物、2.8の酸素/炭化水
素のモル比、3.0のアンモニア/炭化水素比、および
6.3秒の接触時間を使用して、430’Cでp−キシ
レンのアンモ酸化を行なった。
Iとα−プライムの触媒混合物、2.8の酸素/炭化水
素のモル比、3.0のアンモニア/炭化水素比、および
6.3秒の接触時間を使用して、430’Cでp−キシ
レンのアンモ酸化を行なった。
ニトリル生成物への転換率は56%(炭素収支96%)
、テレフタロニトリル収率44.1%、トルオニトリル
42.6%、ベンゾニトリルなし、一酸化炭素0.3%
、および二酸化炭素13%であった。
、テレフタロニトリル収率44.1%、トルオニトリル
42.6%、ベンゾニトリルなし、一酸化炭素0.3%
、および二酸化炭素13%であった。
実施例 9
上の実験技術の本質的な詳細に従って、触媒床が触媒7
5重量%とコランダム25%からなるように、アルミナ
(アルコアT−71)で希釈した8%負荷率のα一相を
触媒として使用して、430℃でp−キシレンのアンモ
酸化を行った。
5重量%とコランダム25%からなるように、アルミナ
(アルコアT−71)で希釈した8%負荷率のα一相を
触媒として使用して、430℃でp−キシレンのアンモ
酸化を行った。
酸素(空気として)/炭化水素のモル比は2.5:1、
アンモニア/炭化水素のモル比は2.0:1、および接
触時間は7.9秒だった。
アンモニア/炭化水素のモル比は2.0:1、および接
触時間は7.9秒だった。
反応体仕込み流れの容積量はp−キシレン6.6%、ア
ンモニア10.1%、酸素16.7%、残りは本質的に
窒素であった。
ンモニア10.1%、酸素16.7%、残りは本質的に
窒素であった。
得られた結果はニトリル収率92.5%(TPN52.
2%、TN40.3%)、ベンゾニトリル0.2%、お
よび炭素酸化物7.4%を示した。
2%、TN40.3%)、ベンゾニトリル0.2%、お
よび炭素酸化物7.4%を示した。
転換率は67.9%で、炭素収支は92.5%だった。
実施例 10
上の実施例の手順の詳細を使用して、8%負荷のバナジ
ウム−リチウムブロンズ触媒を触媒とし、酸素/炭化水
素およびアンモニア/炭化水素のモル比2:1、および
9.6秒の接触時間を使用して、450℃でp−キシレ
ンのアンモ酸化を実施した。
ウム−リチウムブロンズ触媒を触媒とし、酸素/炭化水
素およびアンモニア/炭化水素のモル比2:1、および
9.6秒の接触時間を使用して、450℃でp−キシレ
ンのアンモ酸化を実施した。
反応体仕込み流れの容積量はp−キシレン8.5%、ア
ンモニア12.1%、酸素15.9%、および残りは窒
素であった。
ンモニア12.1%、酸素15.9%、および残りは窒
素であった。
ニトリル生成物への転換は44%、テレフタロニトリル
収率26.7%、トルオニトリル65.8%、ベンゾニ
トリル0.1%、および炭素酸化物形成7.4%だった
。
収率26.7%、トルオニトリル65.8%、ベンゾニ
トリル0.1%、および炭素酸化物形成7.4%だった
。
炭素収支は101%であった。
実施例 11
8%BZI触媒の非希釈触媒床、酸素/炭化水素のモル
比2.7:1、アンモニア/炭化水素2.7 :1、接
触時間6秒、および反応流れの容積濃度p−キシレン6
%、酸素16%、アンモニア16%、および窒素62%
を使用して、上のように400℃でp−キシレンのアン
モ酸化を実施した。
比2.7:1、アンモニア/炭化水素2.7 :1、接
触時間6秒、および反応流れの容積濃度p−キシレン6
%、酸素16%、アンモニア16%、および窒素62%
を使用して、上のように400℃でp−キシレンのアン
モ酸化を実施した。
p −キシレンの転換率は一通過当り57%であり、T
PN47%、TN42%、および炭素酸化物11%を生
じた。
PN47%、TN42%、および炭素酸化物11%を生
じた。
実施例 12
390℃でm−キシレンを使用するが、実施例11のそ
の他の反応条件下に、テレフタロニトリルの代わりにイ
ソフタロニトリルが同様な転換率と収率で得られる。
の他の反応条件下に、テレフタロニトリルの代わりにイ
ソフタロニトリルが同様な転換率と収率で得られる。
上の実施例は固定床系での本発明の方法を例示している
が、本方法は流動床、移動床などのようなその他の系で
も同じく有用であることは理解されよう。
が、本方法は流動床、移動床などのようなその他の系で
も同じく有用であることは理解されよう。
例えば直径約31.7 m/m (1,25インチ)、
長さ183cz(6フイート)のステンレススチール管
を使用して次のパラメーターの下で操作する流動床系に
より、p−キシレンから妥当な高収率の全ニトリル類(
例えばトルオニトリルとテレフタロニトリル)が得られ
る。
長さ183cz(6フイート)のステンレススチール管
を使用して次のパラメーターの下で操作する流動床系に
より、p−キシレンから妥当な高収率の全ニトリル類(
例えばトルオニトリルとテレフタロニトリル)が得られ
る。
触 媒:α−アルミナ上のブロンズ■
管内の触媒800g
膨張床の高さ61〜122(7rL(2〜4フイート)
反応条件:400°C
O□/p−キシレン=2.5
NH3/p−キシレン−2,5
接触時間 =6秒
圧 力 =1気圧
固定床の方法で実施する時には、系の圧力は本質的に大
気圧が好ましい。
気圧が好ましい。
というのは慣用の固定床において高圧では高温点生成(
ホラトスポツテング)のため転換率と選択性が低下する
ためである。
ホラトスポツテング)のため転換率と選択性が低下する
ためである。
このような問題をさけるために、高圧で高温点の発生を
克服し非常に能率的な操作に役立つような流動床系を使
うのが好ましい。
克服し非常に能率的な操作に役立つような流動床系を使
うのが好ましい。
流動床操作は約1ないし約5気圧で実施するのが好まし
い。
い。
本発明は特許請求の範囲に記載の方法であるが、以下の
態様を包含する。
態様を包含する。
1 約400℃ないし約450℃の温度で添加酸素の存
在下にp−キシレンとアンモニアを反応させることから
なるが、酸素/キシレンのモル比が約2=1ないし約3
:1であり、反応体仕込みの容量%濃度がキシレン3%
ないし10%、アンモニア7%ないし20%、および酸
素10%ないし20%であり、反応触媒がα−アルミナ
上に担持されたバナジウムブロンズの少なくとも約1な
いし10重量%からなるものである、p−キシレンから
テレフタロニトリルをつくるアンモ酸化法。
在下にp−キシレンとアンモニアを反応させることから
なるが、酸素/キシレンのモル比が約2=1ないし約3
:1であり、反応体仕込みの容量%濃度がキシレン3%
ないし10%、アンモニア7%ないし20%、および酸
素10%ないし20%であり、反応触媒がα−アルミナ
上に担持されたバナジウムブロンズの少なくとも約1な
いし10重量%からなるものである、p−キシレンから
テレフタロニトリルをつくるアンモ酸化法。
2 触媒がナトリウムバナジウムブロンズである、前記
第1項の方法。
第1項の方法。
3 触媒が主にBZII又はα′一相である、前記第2
項の方法。
項の方法。
4 温度が約400℃ないし435℃であり、酸素/キ
シレンとアンモニア/キシレンのモル比が約2.5:1
ないし約3.0:1であり、仕込み濃度がキシレン約5
%、アンモニア15%、および酸素約15%である、前
記第1項の方法。
シレンとアンモニア/キシレンのモル比が約2.5:1
ないし約3.0:1であり、仕込み濃度がキシレン約5
%、アンモニア15%、および酸素約15%である、前
記第1項の方法。
5 触媒が主にBZIIである、前記第4項の方法。
6 触媒が主にd−相である、前記第4項の方法。
7 触媒がBZnとα′一相の混合物である、前記第4
項の方法。
項の方法。
8 キシレンがm−キシレンであり、反応温度が約37
5℃ないし約400°Cである、特許請求の範囲に記載
の方法。
5℃ないし約400°Cである、特許請求の範囲に記載
の方法。
9 触媒の孔直径が約0.2ないし約1ミクロンである
、前記第2項の方法。
、前記第2項の方法。
10工程を固定床で実施する、前記第1項の方法。
11工程を流動床で実施する、前記第1項の方法。
12流動床で実施される前記第4項の方法。
13固定床で実施される前記第4項の方法。
14本質的に大気圧において固定床様式で実施される前
記第3項の方法。
記第3項の方法。
15 約1ないし約5気圧の圧力下に流動床で実施され
る前記第3項の方法。
る前記第3項の方法。
Claims (1)
- 1 約375℃ないし約500℃の温度において添加酸
素の存在下にキシレンとアンモニアを反応させることか
らなるが、アンモニア/キシレンのモル比は約2.0:
1ないし約3=1であ頃酸素/キシレンのモル比は約2
.0:1ないし約3:1であり、反応体仕込みの容量%
濃度はキシレン約3%ないし40%、アンモニア7%な
いし20%、および酸素IO%ないし20%であり、ま
た反応用触媒はα−アルミナ上に担持されたバナジウム
ブロンズの少なくとも約1ないし10重量%からなるも
のである、m−およびp−キシレンからニトリル類を製
造するためのアンモキシデージョン(アンモ酸化)法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US404955A US3860724A (en) | 1971-09-29 | 1973-10-10 | Substituted sulfonyl urea and its stereoisomers as hypoglycemic agents |
US50493874A | 1974-09-11 | 1974-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5076044A JPS5076044A (ja) | 1975-06-21 |
JPS5823384B2 true JPS5823384B2 (ja) | 1983-05-14 |
Family
ID=27018856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49114776A Expired JPS5823384B2 (ja) | 1973-10-10 | 1974-10-07 | アンモサンカホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823384B2 (ja) |
-
1974
- 1974-10-07 JP JP49114776A patent/JPS5823384B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5076044A (ja) | 1975-06-21 |
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