JPS5822468Y2 - 浚渫用スリ−ブホ−ス - Google Patents

浚渫用スリ−ブホ−ス

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Publication number
JPS5822468Y2
JPS5822468Y2 JP11681078U JP11681078U JPS5822468Y2 JP S5822468 Y2 JPS5822468 Y2 JP S5822468Y2 JP 11681078 U JP11681078 U JP 11681078U JP 11681078 U JP11681078 U JP 11681078U JP S5822468 Y2 JPS5822468 Y2 JP S5822468Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential surface
inner circumferential
rubber tube
rubber
dredging
Prior art date
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Expired
Application number
JP11681078U
Other languages
English (en)
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JPS5534076U (ja
Inventor
勝義 隅谷
誠 桜岡
惣一郎 野上
Original Assignee
住友ゴム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友ゴム工業株式会社 filed Critical 住友ゴム工業株式会社
Priority to JP11681078U priority Critical patent/JPS5822468Y2/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浚渫作業用パイプライン、特にサンゴ礁海域で
の浚渫作業に用いられるパイプライン中に可撓性継手管
として組込まれるゴム製スリーブホースの改良に関する
ものである。
上記種類のスリーブホースは高圧で内部を搬送される流
体中に含まれるサンゴ礁や岩盤の破砕片のような鋭利な
突縁をもつ固体粒子により内層ゴムが引き裂かれて早期
に摩耗し、場合によってはスリーブホースが破裂するこ
とさえある。
このような引裂き摩耗損傷を防止するために従来からス
リーブホースの内面側のゴム弾性体内にスチールコード
、金属銀、金属チェーンなど可撓性金属補強材料を埋設
する構造が提案されているが、これら構造によるも充分
に引裂き摩耗抵抗性を発揮されていない。
本出願人は上述引裂き摩耗損傷に有効に対応できる構造
として、ゴム製管体の内周面側のゴム弾性体内に、軸線
方向の一方向に向けてテーパーのついた内周面を有する
複数の金属リングを、該リングの前記内周面がゴム製管
体の内周面上に突出するようにして埋設した浚渫用スリ
ーブホースを、実願昭53−116809号(実開昭5
5−34075号)により提案した。
この考案ホースにおいて、高圧搬送流体中に含有される
サンゴ砕石等の固体物質は、金属リングのテーパー内周
面に衝突した後、ホースの中心方向へ跳ね飛びながら高
圧流体により押し流されるので、ゴム製管体の内周面に
再び衝突することなく、該管体の内周面のゴム弾性体の
引裂き摩耗損傷は有効に防止される。
しかし一方、ゴム製管体に屈曲力が作用したときに、局
部的にその径が偏平化変形をなし、該管体が折れ曲がる
所謂座屈現象を生じる場合がしばしばあり、この座屈個
所がサンゴ砕石等の衝突により激しく引裂かれ摩耗する
本考案は通常の使用状態におけるサンゴ石等による前記
引裂き摩耗はもちろんのこと、浚渫現場の移動や波動に
より浚渫用パイプラインが湾曲したときにスリーブホー
スに働く屈曲力により所謂座屈現象が局部に発生し、鉄
部がサンゴ石等により引き裂かれ摩耗するといった事態
をも有効に防止しうる浚渫用スリーブホースを提案する
もので、本考案に係る浚渫用スリーブホースは両端部に
接続金具を備えたゴム製管体の内周面側のゴム弾性体内
に、軸線方向の一方向に向けてテーパーのついた内周面
と凹溝状外周面とを有する複数の金属リングを各リング
の内周面が前記ゴム製管体の内周面より突出するように
、かつ前記ゴム製管体の長手方向へ適当な間隔を置いて
埋設するとともに、前記ゴム製管体の外周面は前記金属
リングの埋設位置において径方向内方へ陥没して形成さ
れていることを特徴とする。
本考案を図示例につき以下に説明すると、本考案に係る
浚渫用スリーブホースは第1図に参照されるように、両
端部に接続金具2,2′を備えたゴム製管体1よりなり
、前記接続金具2,2′は図示のごとく前記ゴム製管体
1に対して加硫接着された型式のもののはか、前記ゴム
製管体と別体に準備され、使用に際して該ゴム製管体の
両端部に対して金属製バンドを該管体の外周面から締付
けることにより固定されるバンド締め型式のものであっ
てもよい。
前記ゴム製管体1は慣用のごとく所要数の補強布層3を
埋設される。
本考案によれば、前記ゴム製管体1はその内周面側のゴ
ム弾性体内に複数の金属リング4・・・・・・が埋設さ
れ、各金属リング4は軸線X−X方向の一方向に向けて
テーパーのついた内周面5と、凹溝状の外周面6とを有
する。
前記金属リングの外周面はまた、第5図に示すように二
山状に形成して周囲ゴム弾性体との接触面積をより大き
くシ、接着力の増大を図ることもできる。
各金属リングは図示のごとく、大径側の内周面5aはゴ
ム製管体1の内周面1aとほぼ同一平面上にあるか、も
しくは僅かに該内周面1aより突出するように、かつ小
径側の内周面5bは必然的に前記大径側内周面5aより
高くゴム製管体の内周面1a上に突出するようにしてゴ
ム製管体1の内周面側のゴム弾性体内に埋設される。
上記のごとくゴム製管体1の内周面1aより突出するよ
うにして金属リング4・・・・・・を埋設することによ
り、高圧搬送流体中のサンゴ砕石等は該リング4のテー
パー内周面5に衝突し、ゴム管体1の軸中心方向へ跳ね
飛びながら高圧流体により押し流されるので、前記管体
1の内周面ゴムの引裂き摩耗が防止される。
なお、前記金属リング4の埋設により該ゴム製管体の内
周面1aと各金属リング4の側面5Cとの間に形威され
る直角な隅角部において、搬送流体の渦流が生じ、該隅
角部のゴム弾性体が激しく摩耗するのを防止するために
、第2図に示すごとくゴム製管体の内周面を該隅角部付
近において傾斜状に形威し、肉厚とすることができる。
ゴム製管体1に曲げの力が作用したときに、第4図に参
照されるごとく、局部的にその径が偏平化変形をなし該
ゴム製管体が折れ曲がる所謂座屈現象を生じ、この座屈
個所は先述の通りサンゴ砕石等の衝突により激しく引裂
かれて摩耗する。
そこで、本考案は上の座屈現象を防止するため、複数の
金属リング4・・・・・・の埋設位置において、ゴム製
管体1の外周面を径方向内方へ陥没7するように形成し
、該管体1に曲げ力が働いたとき、屈曲側の管壁に作用
する圧縮力を前記陥没部7により吸収して座屈発生の防
止に寄与する。
なお、以上のごとくゴム製管体の外形に格別の配慮をな
した上、より確実に座屈現象が生じるのを防止するため
に、各金属リング4の埋設距離1はゴム製管体1の肉厚
tに対して、1/l′≦8の関係をもって隔置され、該
ゴム製管体の内周面側のゴム弾性体内に埋設されること
が望ましい。
上記金属リングの埋設距離とゴム製管体の肉厚の関係は
本考案者による実験の結果確認したもので、1/lの値
が8以上になると座屈現象が発生し、好ましくは1/l
≦6である。
なお、この座屈防止テストの詳細は本出願人の共願特願
昭5382241号(特開昭55−10143号)の明
細書に参照される。
□基金属リング4はその凹溝状外周面6を補強布層3を
介してワイヤー8により締付けられており、これにより
該リング周辺のゴム弾性体が仮りに摩損しても該リング
がゴム製管体1から脱落するのを防止される。
本案スリーブホースにおいてはまた、第3図に示すごと
く、各接続金具2の内方端部を固定用突条9の内側で切
断した、即ち、点線部分を削除した型式としてホース全
体の重量の軽減を図ることもできる。
本考案に係る浚渫用スリーブホースは以上に詳説した通
り、両端部に接続金具を備えたゴム製管体の内周面側の
ゴム弾性体内に、軸線方向の一方向に向けてテーパーの
ついた内周面と凹溝状外周面とを有する複数の金属リン
グを各リングの内周面が前記ゴム製管体の内周面より突
出するように埋設したので、図中矢印方向に高圧で搬送
される流体中に含まれるサンゴ砕石のような鋭利な突縁
部を有する固体粒子は金属リングの軸方向の一方向に向
けて縮径する傾斜状内周面に衝突し、ホースの中心方向
へ跳ね飛びながら高圧流体により押し流され、これによ
りゴム製管体の内周面の引裂き摩耗が防止される。
なお、この種ホースでは通常その接続方向が管体の外表
面に表示されるので、金属リングの内周面の縮径方向は
軸線の一方向のみとすることで足りる。
本案の浚渫用スリーブホースはまた、複数の金属リング
がゴム製管体の長手方向へ適切な間隔を置いて該管体の
内周面側のゴム弾性体内に埋設されるとともに、前記ゴ
ム製管体の外周面は前記金属リングの埋設位置において
径方向内方へ陥没して形成されているので、前記ゴム製
管体に座間をおこさせるような不測の力に対して剛固な
前記金属リングおよびゴム製管体の外周面に形成された
陥没部が有効に抵抗して座屈現象の発生を防止し、ひい
ては座屈個所に生じるサンゴ石等による引裂き摩耗損傷
をも防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る浚渫用スリーブホースの断面図、
第2図および第3図は本考案の変形例を示す部分断面図
、第4図は座屈現象の説明図、第5図は別な実施例によ
る金属リングの形状を示す部分断面図である。 1・・・・・・ゴム製管体、2・・・・・・接続金具、
3・・・・・・補強布層、4・・・・・・金属リング、
5・・・・・・金属リングの内周面、6・・・・・・同
外周面、7・・・・・・陥没部、8・・・・・・ワイヤ
ー9・・・・・・固定用突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部に接続金具を備えたゴム製管体の内周面側のゴム
    弾性体内に該管体の長手方向へ適当間隔を置いて複数の
    金属リングを埋設して成るゴム製ホースにおいて、各金
    属リングは軸線方向の一方向に向けてテーパーのついた
    内周面と凹溝状外周面とを有し、前記内周面を前記ゴム
    製管体の内周面上に突出させていると共に、前記ゴム製
    管体の外周面は各金属リングの埋設位置において径方向
    内方へ陥没して形成されていることを特徴とする浚渫用
    スリーブホース。
JP11681078U 1978-08-25 1978-08-25 浚渫用スリ−ブホ−ス Expired JPS5822468Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11681078U JPS5822468Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 浚渫用スリ−ブホ−ス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11681078U JPS5822468Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 浚渫用スリ−ブホ−ス

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Publication Number Publication Date
JPS5534076U JPS5534076U (ja) 1980-03-05
JPS5822468Y2 true JPS5822468Y2 (ja) 1983-05-13

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ID=29069683

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JP11681078U Expired JPS5822468Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 浚渫用スリ−ブホ−ス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58161284U (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 住友ゴム工業株式会社 浚渫作業用ゴム管

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5534076U (ja) 1980-03-05

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