JPS58224282A - ケミカルヒ−トポンプ式冷暖房給湯装置 - Google Patents

ケミカルヒ−トポンプ式冷暖房給湯装置

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JPS58224282A
JPS58224282A JP10790982A JP10790982A JPS58224282A JP S58224282 A JPS58224282 A JP S58224282A JP 10790982 A JP10790982 A JP 10790982A JP 10790982 A JP10790982 A JP 10790982A JP S58224282 A JPS58224282 A JP S58224282A
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Japan
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gas
temperature side
reactor
inorganic salt
low
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JP10790982A
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English (en)
Inventor
浩二 松永
山本 「あ」市
嘉浩 松尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二種類の無機塩と気体との可逆反応のそれぞ
れにおける高温状態と低温状態との間の温度せイクルの
組合せによるケミカルヒートポンプを利用し、手間蓄熱
を可能にした冷暖房給湯装置に関するものである。さら
に詳しくは、二柚類の可逆反応のそれぞれについて、高
温状態に対応する無機塩から気体を分解吸熱反応する場
所と低温状態に対応する無機塩へ気体を吸収発熱反応さ
せる場所とを分離し、その両者の反応場所において無機
塩を移動、循環させ、かつ、゛その途中において無機塩
の貯蔵容器を備えることにより手間蓄熱を=J’能にし
たケミカルヒートポンプ式の冷暖房給湯装置に関するも
のである。。
エネルギ資源の急速な消費を抑制するために太陽エネル
ギなどの間欠的な自然エネルギの有効利用がさけばれて
いる中で、顕熱利用あるいは潜熱利用の蓄熱方法が利用
されてきている。しかし、第1図に示すようにだとえは
太陽エネルギの場合では、夏と冬とでは集熱可能な量は
大いに異なっており、−年を通じて同程度のエネルギを
利用することは、顕熱や潜熱利用の蓄熱方法では極めて
困難である。ところが化学反応を用いた蓄熱方法では装
置を断熱することなく長期間蓄熱することが可能である
。そこで、可逆的な化学反応を用い/こ蓄熱方法により
、夏場には冷房を行ないながら余剰のエネルギを蓄熱し
、冬場には不足分のエネルギを夏場に蓄熱していた分で
おぎないながら暖房することを可能にしたことが、本発
明の主な特徴である。
まだ、本発明は原理的にはケミカルヒートポンプを利用
したものであるが、従来から使用されている吸収式冷凍
機に代表されるケミカルヒートポンプと異なる点は、固
体の吸収剤を用いていることにある。そして、固体の吸
収剤を気体分解反応器と気体吸収反応器との間を循環さ
せかつ気体を高温側容器と低温側容器との間を循環させ
る方式をとっており、この方式は本発明の特徴の一つで
ある。以下、本発明の一実施例につき図面に沿って説明
する。
1.2けすでに気体を吸収している無機塩を加熱分解し
て気体を発生させ、発生した気体と分解した無機塩とを
分離させる機能をもつ気体分解反応器であり、11は高
温側の、14は低温側の気体分解反応器である。すなわ
ち、1は太陽熱あるいは廃熱などの高温熱エネルギを加
熱分解の熱源として用いるが、一方、2では冷房しよう
とする室内空気などの低温熱エネルギを加熱分解の熱源
として用いる点において異なるものである。3゜4は運
ばれてきた無機塩と気体とを反応させ、気体を吸収した
無機塩にして送シ出す機能をもつ気体吸収反応器であり
、3は高温側の、4は低温側の気体吸収反応器である。
すなわち、3では無機塩が気体を吸収した時に発生する
。高温熱エネルギを暖房あるいは給湯などに利用するが
、4では無機塩が気体を吸収する時に発生する低温熱エ
ネルギは外気、地下水などの自然冷体に廃棄される点に
おいて異なる。つぎに気体分解反応器1と気体吸収反応
器3とは無機塩移動装置5により無機塩の貯蔵容器6を
通じて気体分解反応器1から気体吸収反応器3へ無機塩
を移動させ、気体吸収無機塩移動装置7により気体吸収
反応器3から気体分解反応器1へ気体を吸収した無機塩
を移動させるだめの連結パイプ8により互いに連結され
ている。
連結パイプ8は分岐パイプ9をもっており、バルブ10
.11の切シ換えによ多流路を変えられる。
ここで、無機塩移動装置6および気体吸収無機4   
   塩移動装置7のいずれか一方は、重力による自然
落下を利用することも可能である。まだ同様に気体吸収
反応器4と気体分解反応器2とは気体吸収無機塩移動装
置12により気体吸収無機塩貯蔵容器13を通じて気体
吸収反応器4から気体分解反応器2へ気体を吸収した無
機塩を移動させ、無機塩移動装置14により気体分解反
応器2から気体吸収反応器4へ無機塩を移動させるだめ
の、連結パイプ15により互に連結されている。連結パ
イプ15は分岐パイプ16をもっておシ、バルブ17゜
18の切シ換えによす流路を変えられる。
ここで、無機塩移動装置12および無機塩移動装置14
のいずれか一方は重力による自然落下を利用することも
可能である。つぎに気体分解反応器1と気体吸収反応器
4とは基本的には気体分解反応器1から気体吸収反応器
4へ気体を輸送する連結パイプ19によ多連結されてい
る。しかし、効率よく気体輸送するためにキャリヤガス
(気体との反応性がない)を用い、第2図に示すように
気体分解反応器1から気体吸収反応器4へ気体を含むキ
ャリヤガスを輸送する連結パイプと気体吸収反応器4か
も気体分解反応器1ヘキヤリヤガスをもどすだめの連結
パイプとの一対の連結パイプ19により気体吸収反応器
4から気体分解反応器1とが連結されている。ここでキ
ャリヤガスを気体分解反応器1と気体吸収反応器4との
間を循環させるために気体輸送装置20゛を、用いるが
、この気体輸送装置20は上記一対の連結パイプ19の
いずれか一方に取付ける。iだ、同様に気体吸収反応器
3と気体分解反応器2とは基本的には気体分解反応器2
から気体吸収反応器3へ気体を輸送する連結パイプ21
によ多連結されている。しかし、効率よく気体輸送する
だめにキャリヤガス(気体との反応がない)を用い、第
2図に示すように、第2図に示すように気体分解反応器
2から気体吸収反応器3へ気体を含むキャリヤガスを輸
送するだめの連結パイプと気体吸収反応器3から気体分
解反応器2ヘキヤリヤガスをもどすだめの連結パイプと
の一対の連結パイプ21によシス体吸収反応器3と気体
分解反応器2とが連結されている。ここでキャリヤガス
を気体吸収反応器3と気体分解反応器2との間を循環さ
せるために気体輸送装置22を用いるが、この気体輸送
装置22は上記一対の連結パイプ21のいずれか一方の
パイプにとりつける。つぎに無機塩の貯蔵容器6および
気体吸収無機塩貯蔵容器13であり、集熱器23からの
エネルギ供給量に応じて、バルブの−J換えにより貯蔵
した無機塩を供給することができるOそして、集熱器2
3は太陽熱などの自然熱エネルギ、工場、家庭などの廃
熱などを捕集する機能をもち、気体分解反応器1への熱
供給源として働くo24は気体分解反応器1と集熱器2
3との間の熱交換器、25は気体吸収反応器3で得られ
た熱エネルギを暖房・給湯に利用するだめの熱交換器、
26は気体吸収反応器4と外気、地下水などの自然冷体
との間の熱交換器、27は気体外lvr反応器2と冷房
しようとする室内空気(ただし、冷房不要の場合は地下
水、外気)との熱交換器である、 つぎに動作について説明する。第2図の一実施例では次
の二種類の可逆反応を組合せて用いる。
過程D(兄熱り ここて、M−X(s)およびN−X(s)は気体を吸収
した無機塩であり、M (s)およびN (s)・は無
機塩であり、X (q)は気体である。上記二種類の可
逆反応において用いるそれぞれの気体は必ず同一のX 
(q)を用いるがそれぞれの無機塩の種類はM (s)
とN (s)とで異なる。し/こがって、それぞれの反
応温度は異なる。
ここでは、可逆反応1の反応温度は可逆反応2の反応温
度より高いものとする。即ち、(1)が高温側反応、(
it)が低重側反応とする。
本実施例における運転動作は過程A(高温気体分解)、
過程B(高温気体吸収)、過程C(低温気体分解)、過
程D(低温気体吸収)の一連の過程のザイクルからなる
過程Aでは、高温側の気体分解反応器11に運ばれてき
だMX(s)が集熱器23により熱エネルギ4    
  の供給を受けて高ン晶の気体X (ci)を分解発
生する。
発生した高温の気体X (q)は、キャリヤガスを循環
きせている連結パイプ19を通して低温側の気体吸収反
応器13に輸送される。同時に気体分解反応器1におい
てX (q)の一部あるいは全部を分解した後の高温側
の無機塩M (s)が、無機塩移動装置6の作動によシ
連結パイプ8を通って高温側の気体吸収反応器3へ送り
込まれる。
過程Bでは、低温側の気体吸収反応器4に運ばれてきた
無機塩N (S) (低温側の気体分解反応器2より連
結パイプ15全通して)と高温の気体X (q)(気体
分解反応器1より連結バイブ19を通して)とが発熱反
応する。すなわち、気体吸収反応器4においてN (s
)がX Cq)を吸収する過程である。この時放出され
る熱は熱交換器26全通して地下水、外気などの自然冷
体に廃棄される。気体を吸収した無機塩N−X(s)は
連結パイプ15全通して、気体を吸収した無機塩移動装
置14の作動により低温側の気体分解反応器2へ送り込
まれる。
過程Cでは低温側の気体分解反応器2に運ばれてきだN
−X(s)が熱交換器27により冷房しようとする室内
空気のもつ熱エネルギの供給をうけて低温の気体X (
cy)を分解発生する。発生した低温の気体X (q)
は気体輸送装置22の作動によりギヤ1ツヤガスを循環
させている連結ノ2イブ21を通って高(!71、側の
気体吸収反応器3に送り込まれる。同時に気体分解反応
器2においてX ’(cr)の一部あるいは全部を分子
W、 t、だ後の低温側の無機塩N(s)は、無機塩移
動装置M12の作動により連結ノ;イブ15全通して低
Ex IIIの気体吸収反応器4に送り込1れる。
過程りでは、高温側の一気体吸収反応器3に運ばれてき
た高温側の無機塩M(s)が低温側の気体分解反応器2
より連結バイブ19を通して高温側の気体吸収反応器?
に輸送されてきた低温の気体X (C1)を吸収反応し
、高温側の気体を吸収した無機塩M・X (s)を形成
する。この吸収反応において発生した高iAAの熱エネ
ルギが熱交換器25全通して暖房および給湯に利用され
る。生成したM−X(s)は気体を吸収した気体吸収無
機塩移動装置7の作動により、連結パイプ8を通して高
温側の気体分解反応2:)1に再び送り込1れる。
以上の過程A、B、C,Dを連続的に繰り返すことによ
り、特に過程Cで起きている低温側の気体分解反応器2
内での熱エネルギの吸収ヲ耐房に用い、過程りで起きて
いる高温側の気体吸収反応器3内での熱エネルギの放出
を暖房あるいは給湯に用いることができる。
さらに、手間蓄熱について説明する。
(1)夏期:冷房運転時には、低温側の気体分解反応器
2と高温側の気体吸収反応器3にそれぞれ無機塩を供給
しなければならないので、バルブの切換えにより貯蔵容
器を通らず、直接無機塩を気体分解反応器2と気体吸収
反応器3へそれぞれ送り込む。冷房運転休止時にはバル
ブを切換え貯蔵容器め方へ無機塩が流れるようにし、高
温側の気体分解反応器1で生成した無機塩を無機塩の貯
蔵容器6へ、低温側の気体吸収反応器4で生成した気体
吸収無機塩を気体吸収無機塩貯蔵容器13へ貯蔵する。
?)冬期:第1図に示したように、冬期に集熱可能な量
は夏期のそれの約半分しかない。そこで、集熱器23か
らのエネルギ量が減少し、高温側の気体分解反応器1で
の分解反応の効率が落るだめ、これ金おき′なっために
、夏期に無機塩の貯蔵容器6に貯蔵しておいだ無機塩を
高温側の気体吸収反応8(3へ送り、反応を行なわせ放
出したエネルギを主として暖房に用いる。また1、高温
側の気体分解反応器1での分解反応がゆるやかになれば
、−低當ル側の気体吸収反応器4へ送られる気体の量が
減少し、吸収反応がゆるやかになる。そこで、気体吸収
無機塩貯蔵容器13に貯蔵しておいだ気体吸収無機塩全
低温側の気体分解反応器2におくり、分解反応を行なわ
せしめ、発生した気体を高温側の気体吸収反応器2に送
り無機塩との吸収反応を1工なわせる。
このように、夏の1m41は冷房しながらエネルギを蓄
積し、冬にその蓄積されたエネルギを用いながら暖房を
行なうことができる。さらに、蓄積容器には断熱を必要
としない長所を有している。
つぎに実施例を挙げて説明する。
4   。1−4〜1.。
高温側の無機塩として市販の塩化ニッケル(NiRh)
を、低温側の無機塩として市販の塩化カル/ラム(Ca
C12)を、共通の気体として市販のアンモニアガス(
NH3)’eそれぞれ用意し、つぎの二種類の可逆反応
(i) 、 (ii)の組合せを選んだ、。
2 N H5(s) + 4 N H3((J)・・・
・・・・・・・・・・・・・・・(i)Ca(712・
4NH3(ll)−1−4NH5(q)−・・(ff)
N icl 2 ・2NH5NH5系の可逆反応1およ
びGaG12−4NHs−NHs系の可逆反応2のそれ
ぞれの平衡蒸気圧一温度曲線を第2図に示す。高fAv
 ’f1111のアンモニアガスの平衡蒸気圧として1
気圧を選んだ。この時の可逆反応(1)における平衡温
度は168℃であり、可逆反応(11)における平衡温
度は31℃である。一方、低温側のアンモニアガスの平
衡蒸気圧として0.14気圧を選んだ。この時の可逆反
応(1)における平衡温度は122°Cであり、可逆反
応(ii)における平衡温度は0℃である。また、無機
塩の貯蔵容器の大きさは冬期(11,12,1,2月)
の平」り集熱量(kcal iJ ・month  )
 f 30 、000(kca//rn’・month
)程度にするのに必要なM(NiCd2・2NH3:6
20 kg、  CaC/2.・4 N H3: 90
01<=jたたし集熱面積は4m2とする)を収容でき
るだけの太きさとした。
過程A(気体分解過程)における高温側の気体分解反応
器1内のN i (312・6 N H3(s)の分解
反応温度Q170’Cに選んだ。この時発生するアンモ
ニア蒸気の分圧は1・05気圧である。一般には高温側
の分解反応の動作黒人は平衡温度168°C1平衡蒸気
圧1気圧よりも高ければよい。過程人の高温側の分解反
応に要する集熱器23から供給されるべき熱エネルギは
69.1kcaβ/moleである。
つ−まり、夏期に集熱器23からの熱エネルギ供給によ
り、分解反応を行なわせ、分解生成物であるNiCβ2
・2NH5(s)を無機塩貯蔵容器6に貯蔵し、冬期に
は、集熱器23からのエネルギが不足するので、無機塩
貯蔵容器6から夏期に貯蔵した無機塩を高温側の気体吸
収反応器3へ供給する。
過程B(気体吸収過程)における低温側の気体吸収反応
器4内のCaC42・aNH5が高温のアンモニアガス
を吸収する反株温度?:30℃に選んだ。
この時のアンモニア蒸気の分圧は0.9気圧である。
一般には、低温側の吸収反応の動作点Bは平衡温度31
°C1平衡蒸気圧1気圧よりも低ければよい3、過程B
において、CaCβ2・4NJ(s)がアンモニアガス
を吸収してCaCl2・8 N H5(s)を形成する
のに要する熱交換器43全通して外部にくみ出されるべ
き熱エネルギは40.7 kca l /moβeであ
る。そして、気体吸収無機塩CaCβ2・a N H3
(s) iJ:、気体吸収無機塩貯蔵容器13に送り適
寸れる。
過程C(気体分解過程)では低温側の気体分解反応器2
に送られてきたCaCl2・5NH3(s)は気体分解
反応器2内が設定された平衡蒸気圧0.14気圧、平衡
温度0℃よりもわずかに高い動作点C(蒸気圧0.2気
圧、温度5℃)にあるだめ4NH5((J)を分解放出
してCaCβ2・4NHs(s)となる。この時の分解
反応に要する吸熱量は約40.9 kcaβ/I′T′
IOβeであシ、この熱エネルギは冷房しようとする室
内の熱エネルギをもって熱交換器27全通して供給され
る。冷房の限界lhA度は設定された動作点Cの温度で
ある。つまり夏期には、冷房として用いられるが、冷房
不用時には、外気との熱交換により分解反応に要する熱
エネルギが供給される。また、この過程での分解反応は
、冷房時にはもちろんのこと、暖房時にも分解生成物の
N Hs (g)を高温側の気体吸収反応器3へ供給し
なければならないので、年間通じて安定していなければ
ならない。つまり、気体吸収無機塩貯蔵容器13に貯蔵
された気体吸収無機塩は、冬期に予想される気体吸収無
機塩の生成量の減少をおぎなうだめのものである。
過程D(気体吸収過程)では高温側の気体吸収反応器3
内のNiCl2・2NHs(s)に過程Cで生じたアン
モニアの低温蒸気を吸収させるために、その吸収反応温
度(動作点りの温度)を平衡温度122°C以下に保持
する必要がある。すなわち、吸収反り       応
により放出される熱量E59.3 kcal/H1ol
eを、熱交換器25を通して高温側の気体吸収反応器3
の外に速やかに取り出°すことが必要であるnこの放出
された熱エネルギを暖房あるいは給湯に利用する。ただ
し、これらの到達限界温度は設定された動作点りの温度
である。冬期の暖房時には、高温側の気体分解反応器1
から供給される無機塩の量は減少するので、無機塩の貯
蔵容器6に貯蔵された無機塩でおぎないながら暖房を行
なう。
なお、第2図に示すように高温側の気体分解反応器1と
低温側の気体吸収反応器との間を一対の連結パイプ19
と気体輸送装置2oとを用いてキャリヤガス(窒素ガス
)を高速循環させると、その循環速度を高める程、動作
点AおよびBはそれぞれ平衡温度に近ずくことかわかっ
た。また、同様に低温側の気体分解反応器2と高温側の
気体吸収反応器3との間を一対の連結パイプ21と気体
輸送装置22とを用いてキャリヤガス(窒素ガス)を高
速循環させると、その循環速度を高める程、動作点Cお
よびDはそれぞれの平衡温度に近ずくことかわかった。
このように、NHJ2・2NH3−NH,系の高温側の
可逆反応およびCaCl2・4NH3−NH3系の低温
側の可逆反応を組合せた過程A、B、C,Dの連続的な
繰り返しにより、アンモニア蒸気がほぼ1気圧以下の低
圧力で連続的に冷房および暖房あるいは給湯を行なうこ
とができた。・ 以上説明したように、本発明によれば従来の顕熱あるい
は潜熱蓄熱では極めて困難であっだ手間蓄熱(例えば、
夏期に蓄熱しながら冷房を行ない、冬期に蓄熱した熱で
暖房1行なう。)?]能にできる。
また従来の液体の吸収剤を用いた連続式ケミカルヒート
ポンン°(例H2O−NH3系)では動作蒸気の蒸気圧
が高くなるとともに吸収剤の蒸気圧も無視できないなど
の欠点があったが、本発明によればキャリヤガスをも含
めた動作蒸気圧は高々数気圧であり、はぼ蒸気圧下での
速用が可能であり、また吸収剤の蒸気圧はほとんど無視
できるなどの大きな利点を有するものであり、実用的価
値の高いケミカルヒートポンプ式冷暖房給湯装置を提供
するものである。
・4、図面の簡単な説明 第1図は日射量および月当りの集熱器を示す特性図、第
2図は本発明の一実施例におけるケミカルヒートポンプ
式冷暖房給湯装置の概要図、第3図はNiG12・2N
H3−NH5系およびGaCl2・4NH3−NHs系
の平衡蒸気圧一温度曲線図である。
1・・・・・・高温側の気体分解反応器、2・・・・・
・低1xrt 11111の気体分解反応器、3・・・
・・・高温側の気体吸収反応器、4・・・・・・低温側
の気体吸収反応器、6,14・・・・・無機塩移動装置
、6・・・・・・無機塩の貯蔵容器、7゜12・・・・
・・気体吸収無機塩移動装置、8,16゜21.19・
・・・・・連結パイプ、9,16・・・・・・分岐バイ
ブ、10,11,1了、18・旧・・バルン゛、13・
・・・・・気体吸収無機塩貯蔵容器、20.22・・・
・・・気体輸送装置、23・・・・・・集熱器、24.
25 、)6 。
27・・・・・・熱交換器。
代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名第2
m 第3図 1亙(0C)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機塩への気体の吸収反応(発熱)および無機塩
    からの気体の分解反応(吸熱)が可逆的であり、かつ反
    応温度は互いに異なるが、同一の気体を使用する二種類
    の可逆反応を利用したケミカルヒートポンプを形成し、
    高温度側の気体吸反応器、気体分解反応器、無機塩を貯
    蔵する容器、無機塩を移動させる無機塩移動装置、気体
    を吸収した無機塩を移動させる気体吸収無機塩移動装置
    、集熱器を、および低温度側の気体吸収反応器、気体分
    解反応器、無機塩を貯蔵する容器、無機塩を移動させる
    無機塩移動装置、気体を吸収した無機塩を移動させる気
    体吸収無機塩移動装置を具備し、かつ、高温側の無機塩
    移動装置により高温側の気体分解反応器と高温側の気体
    吸収反応器との間を循環させる連結パイプを具備し、低
    温側の無機塩移動装置により低温側の無機塩を低温側の
    気体吸収反応器と低温側の気体分解反応器との間を循環
    させる連結パイプを具備し、高温側の気体分解反応器で
    発生する高温の気体を低温側の気体吸収反応器に輸送さ
    せる連結パイプおよび低温側の気体分解反応器で発生す
    る低温の気体を高温側の気体吸収反応器に輸送させる連
    結パイプおよび集熱器と高温側の気体分解反応器との間
    で熱媒体を循環させる連結パイプをそれぞれ具備したケ
    ミカルヒートポンプ式冷暖房給湯装置。
  2. (2)高温側の気体分解反応器で発生する高温の気体を
    低温側の気体吸収反応器へ輸送させる場合、その気体に
    対して化学的に不活性なキャリヤガスを用い、高温気体
    を含むキャリヤガスを高温側の気体分解反応器から低温
    側の気体吸収反応器へ輸送させる連結パイプおよび高温
    気体の全部あるいはその一部を失なったキャリヤガスを
    低温側の気体吸収反応器から高温側の気体分解反応器へ
    輸送させる連結パイプを具備し、かつ高温側の気体分解
    反応器と低温側の気体吸収反応益との間にキャリヤガス
    を循環させる装置を具備した特許請求の範囲第1項記載
    のケミカルヒートポンプ式冷暖房給湯装置。
  3. (3)低温側の気体分解反応器で発生する低温の気体を
    高−画側の気体吸収反応器へ輸送させる場合、−に記気
    体に対して化学的に反応不活性なキャリヤガスを用い、
    低温気体を含むキャリヤガスを低温側の気体分解反応器
    から高温側の気体吸収反応器へ輸送させる連結パ“イブ
    および低温気体の全部あるいはその一部を失ったキャリ
    ヤガスを高温側の気体吸収反応器から低温側の気体分解
    反応器へ輸送させる連結パイプを具備し、かつ低温側の
    気体分解反応器と高温側の気体吸収反応器との間にキャ
    リヤガスを循環させる装置を具備した特許請求の範囲第
    1項記載ケミカルヒートポンプ式冷暖房給湯装置。
  4. (4)高温側の気体分解反応器と高温側の気体吸収4 
        、ワ41.2.□、4□2.イ711、ヤ、ゆ
    ゎヮ8や。 iiJ後に分岐点を有し、かつ分岐点には流路切換えバ
    ルブを設け、バルブの切換えによシ、無機塩の流路を変
    えることを可能にした特許請求の範囲第1項記載のケミ
    カルヒートポンプ式冷暖房給湯装置。 軽)低温側の気体吸収反応器と低温側の気体分解反応器
    を結ぶ連結パイプは気体吸収無機塩貯蔵容器の前後に分
    岐点を有し、かつ分岐点には流路切換えバルブを設け、
    バルブの切換えにより無機塩の流路を変えることを可能
    にした特許請求の範囲第1項記載のケミカルヒートポン
    プ式%式%
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