JPS58224140A - 点火栓電極用ニツケル合金 - Google Patents
点火栓電極用ニツケル合金Info
- Publication number
- JPS58224140A JPS58224140A JP10753582A JP10753582A JPS58224140A JP S58224140 A JPS58224140 A JP S58224140A JP 10753582 A JP10753582 A JP 10753582A JP 10753582 A JP10753582 A JP 10753582A JP S58224140 A JPS58224140 A JP S58224140A
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- JP
- Japan
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- corrosion
- weight
- electrode
- alloy
- manganese
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は内燃機関に用いられる点火栓の電極用ニッケル
合金に関する。
合金に関する。
(発明の技術的背景〕
自動車用エンジンの点火栓の電極材料としては、従来よ
り、ニッケルに2.5〜3.5重量%のマンガンと2.
0〜3.0重量%のシリコンと1.0〜3.0重量%の
クロムとを含有させた合金(例えばNi −3Mn−2
Sl−2Cr合金)が実用されている。
り、ニッケルに2.5〜3.5重量%のマンガンと2.
0〜3.0重量%のシリコンと1.0〜3.0重量%の
クロムとを含有させた合金(例えばNi −3Mn−2
Sl−2Cr合金)が実用されている。
これらの合金は、ガソリン燃焼雰囲気下での耐食性に1
よ優れるが、アークによる消耗力を比較的大きく、最近
の長寿命化の要求には満足のゆくものではなかった。
よ優れるが、アークによる消耗力を比較的大きく、最近
の長寿命化の要求には満足のゆくものではなかった。
このためアークによる消耗の少ない材料の検討が行なわ
れ、例えば、純ニッケルや少量のマンガンと残部ニッケ
ルから成る合金(例えばNl −1,4Mn合金)ある
いは少量のシリコンと残部ニッケルから成る合金(例え
ばNl −1,681合金)等力を開発されたが、これ
らの合金から成る点火栓は、実機での電極の消耗および
腐食をシュミレートした試験ではアーク消耗量も腐食量
も小さく、良好な結果が得られるが、実機試験ではアー
ク消耗量は小さいが電極の脱落につながる粒界茗二沿っ
た異常腐食を生じ、実用に供することができな力・つた
。
れ、例えば、純ニッケルや少量のマンガンと残部ニッケ
ルから成る合金(例えばNl −1,4Mn合金)ある
いは少量のシリコンと残部ニッケルから成る合金(例え
ばNl −1,681合金)等力を開発されたが、これ
らの合金から成る点火栓は、実機での電極の消耗および
腐食をシュミレートした試験ではアーク消耗量も腐食量
も小さく、良好な結果が得られるが、実機試験ではアー
ク消耗量は小さいが電極の脱落につながる粒界茗二沿っ
た異常腐食を生じ、実用に供することができな力・つた
。
本発明者はこの異常腐食に対して有効なニッケルへの合
金元素について研究した結果、無鉛ガソリン使用の場合
はマンガン、シリコン、加鉛ノfソリン使用の場合には
クロム、マンガン、シリコンの複合添加により、異常腐
食を生じなくなることを見出した。またニッケル中への
固溶元素量が多くなり、熱伝導性が悪くなるほど、アー
ク消耗量が大きくなることもあわせて見い出した。
金元素について研究した結果、無鉛ガソリン使用の場合
はマンガン、シリコン、加鉛ノfソリン使用の場合には
クロム、マンガン、シリコンの複合添加により、異常腐
食を生じなくなることを見出した。またニッケル中への
固溶元素量が多くなり、熱伝導性が悪くなるほど、アー
ク消耗量が大きくなることもあわせて見い出した。
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので実機にお
いてアーク消耗量が小さく、しがも上記異常腐食を生じ
ない、長寿命化および高信頼性の要求に答えることので
きる点火栓電極用合金を提供することを目的とする。
いてアーク消耗量が小さく、しがも上記異常腐食を生じ
ない、長寿命化および高信頼性の要求に答えることので
きる点火栓電極用合金を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、0.5〜2.0重量%好ましくは0
.5〜1.5重責%のマンガンと、0.5〜2.0重量
%好ましくは0.5〜1.5重量%のシリコンと、残部
実質的にニッケルから成る合金および0.5〜2.0重
量%好ましくは0.5〜1.5重量%のマンガンと、0
.5〜2.0重量%好ましくは0.5〜1.5重4z%
のシリコンと、1.0〜3.0:重置%のクロムと、残
部実質的にニッケルとから成る合金に関するものである
。
.5〜1.5重責%のマンガンと、0.5〜2.0重量
%好ましくは0.5〜1.5重量%のシリコンと、残部
実質的にニッケルから成る合金および0.5〜2.0重
量%好ましくは0.5〜1.5重量%のマンガンと、0
.5〜2.0重量%好ましくは0.5〜1.5重4z%
のシリコンと、1.0〜3.0:重置%のクロムと、残
部実質的にニッケルとから成る合金に関するものである
。
本発明の合金成分の量を上記のように限定した理由は、
マンガンとシリコンが0.5重量%未満では、腐食が粒
界に沿った酸化および硫化によって内部に進行し、電極
の脱落のおそれが生じ、マンガンとシリコンが2.0重
量%を越える場合には、熱伝導性が悪くなってアークに
よる消耗量が大きくなるためである。
マンガンとシリコンが0.5重量%未満では、腐食が粒
界に沿った酸化および硫化によって内部に進行し、電極
の脱落のおそれが生じ、マンガンとシリコンが2.0重
量%を越える場合には、熱伝導性が悪くなってアークに
よる消耗量が大きくなるためである。
またクロム成分°は、加鉛ガソリン使用の場合に必要な
ものであり、この竜が1.0重量%未満の場合には、鉛
の侵入を伴なった粒界に沿った酸化および硫化によって
腐1食が進行し、3.0重量%を越えると熱伝導性が悪
くなってアークによる消耗量が大きくなるためである。
ものであり、この竜が1.0重量%未満の場合には、鉛
の侵入を伴なった粒界に沿った酸化および硫化によって
腐1食が進行し、3.0重量%を越えると熱伝導性が悪
くなってアークによる消耗量が大きくなるためである。
本発明のように合金成分の量を上述の範囲にすることに
より、腐食の形態が粒界腐食型から全面腐食型となって
電極脱落の危険がなくなり、また合金策を必要最小限と
することにより、アークによる消耗を最小にすることが
できる。
より、腐食の形態が粒界腐食型から全面腐食型となって
電極脱落の危険がなくなり、また合金策を必要最小限と
することにより、アークによる消耗を最小にすることが
できる。
次に本発明の実施例について説明する。
次表に示す各成分の合金で電極を構成して点火栓を製造
した。(中心電極1.owny6、接地電極厚さ1.4
朋、初期ギャップ(電極間距離)0.75i1ti)こ
れをエンジンに装着して実機試験を行なった。
した。(中心電極1.owny6、接地電極厚さ1.4
朋、初期ギャップ(電極間距離)0.75i1ti)こ
れをエンジンに装着して実機試験を行なった。
結果は表の通りであった。またシュミレーション試験に
よる結果を参考に示した。
よる結果を参考に示した。
以下余白
(注1)点火栓を実車に装着し、2万細走行後のギャッ
プの増加を測定。
プの増加を測定。
(注2)点火栓をエンジンに装着し負荷をかけた状態で
5000〜6000 rpm X 100時間運転。運
転後腐食を受けやすい接地電 極の表面から、電極の脱落につながる 粒界に沿った腐食を生じた場合を×、 その様な危険がない全面腐食の場合を ○で示した。
5000〜6000 rpm X 100時間運転。運
転後腐食を受けやすい接地電 極の表面から、電極の脱落につながる 粒界に沿った腐食を生じた場合を×、 その様な危険がない全面腐食の場合を ○で示した。
(注3)供試材を燃焼生成物と同組成の粉末に埋めこみ
、SOO℃に2時間保持後の腐食減量を測定。腐食減量
が10−以 下を○、10〜100−を△、 1001以上を×で表
わした。
、SOO℃に2時間保持後の腐食減量を測定。腐食減量
が10−以 下を○、10〜100−を△、 1001以上を×で表
わした。
表からも明らかなように、本発明合金による点火栓は従
来品(比較例1)に比べて実機試験による耐食性は同等
(ただしクロム成分のないものは無鉛ガソリンに使用し
た場合)であるが、アーク消耗量が大巾に小さくなって
いる。
来品(比較例1)に比べて実機試験による耐食性は同等
(ただしクロム成分のないものは無鉛ガソリンに使用し
た場合)であるが、アーク消耗量が大巾に小さくなって
いる。
またアーク消耗量の小さい比較例2〜5ではシュミレー
ション試験では耐食性が良であるが、実機試験ではいず
れも不良である。
ション試験では耐食性が良であるが、実機試験ではいず
れも不良である。
以上の実施例からも明らかなように、本発明合金を使用
した点火栓はアーク消耗量が従来品より大巾に小さくな
り、寿命を30%以上アップさせることができる。
した点火栓はアーク消耗量が従来品より大巾に小さくな
り、寿命を30%以上アップさせることができる。
(7317) 代理人弁理士 則 近 憲 佑(ほか1
名)
名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 0.5〜2.0重量%のマンガンと、0.5〜2
.0重量%のシリコンと、なら゛びに残部実質的にニッ
ケルから成る点火栓電極用ニッケル合金。 2、 0.5〜2.0重量%のマンガンと、0.5〜2
.0重量%のシリコンと、1.0〜3.0重量%のクロ
ムと、ならびに残部実質的にニッケルから成る点火栓電
極用ニッケル合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10753582A JPS58224140A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | 点火栓電極用ニツケル合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10753582A JPS58224140A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | 点火栓電極用ニツケル合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58224140A true JPS58224140A (ja) | 1983-12-26 |
JPH0242890B2 JPH0242890B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=14461646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10753582A Granted JPS58224140A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | 点火栓電極用ニツケル合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58224140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6240190A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-21 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
EP0637113A1 (en) * | 1993-07-26 | 1995-02-01 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | A spark plug |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239141A (en) * | 1975-09-22 | 1977-03-26 | Mitsubishi Electric Corp | Non-interrupted powe source |
-
1982
- 1982-06-24 JP JP10753582A patent/JPS58224140A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239141A (en) * | 1975-09-22 | 1977-03-26 | Mitsubishi Electric Corp | Non-interrupted powe source |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6240190A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-21 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
JPH0548599B2 (ja) * | 1985-08-16 | 1993-07-21 | Ngk Spark Plug Co | |
EP0637113A1 (en) * | 1993-07-26 | 1995-02-01 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | A spark plug |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242890B2 (ja) | 1990-09-26 |
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