JPS582217B2 - デカンジカルボン酸−(1,10)の製法 - Google Patents
デカンジカルボン酸−(1,10)の製法Info
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- JPS582217B2 JPS582217B2 JP50049859A JP4985975A JPS582217B2 JP S582217 B2 JPS582217 B2 JP S582217B2 JP 50049859 A JP50049859 A JP 50049859A JP 4985975 A JP4985975 A JP 4985975A JP S582217 B2 JPS582217 B2 JP S582217B2
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- crude
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C51/487—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L63/00—Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蒸留によりデカンジカルボン酸−(1・10)
を製造する方法に関する。
を製造する方法に関する。
デカンジカルボン酸一(1・10)はポリアミド及びポ
リエステルの如き重合体の製造のための価値ある出発生
成物である。
リエステルの如き重合体の製造のための価値ある出発生
成物である。
文献によればデカンジカルボン酸=(1 ・10)を製
造するための若干の方法が知られている。
造するための若干の方法が知られている。
通例、シクロドデカノン及び/またはシクロドデカノー
ルは、一般に例えば銅塩及びバナジウム塩の如き酸化触
媒の存在下に硝酸による酸化により酸化されてジカルボ
ン酸となる。
ルは、一般に例えば銅塩及びバナジウム塩の如き酸化触
媒の存在下に硝酸による酸化により酸化されてジカルボ
ン酸となる。
デカンジカルボン酸−(1・10)を、例えばポリアミ
ド−またはポリエステル成分として使用する際に必要で
ある如き純度に於て、簡単な方法で得ることは従来非常
に困難であった。
ド−またはポリエステル成分として使用する際に必要で
ある如き純度に於て、簡単な方法で得ることは従来非常
に困難であった。
極めて小さい色指数を有する。
すなわち、いわゆる繊維品質〔 Faserqua l
itat〕に於けるデカンジカルボン酸−(1・10)
を得ることは殊に困難であった。
itat〕に於けるデカンジカルボン酸−(1・10)
を得ることは殊に困難であった。
ドイツ特許第73691号によれば、長鎖状α・ω−ジ
カルボン酸を蒸留により精製することは実際には実施で
きないと考えられている。
カルボン酸を蒸留により精製することは実際には実施で
きないと考えられている。
更にフランス特許第1393569号に於ては、シクロ
アルカノール及びシクロアルカノンを硝酸で酸化してα
・ω−ジカルボン酸となす際にN−含有化合物が生成す
ること、及びこれら副生成物は熱安定性を劣化させるこ
とが記載されている。
アルカノール及びシクロアルカノンを硝酸で酸化してα
・ω−ジカルボン酸となす際にN−含有化合物が生成す
ること、及びこれら副生成物は熱安定性を劣化させるこ
とが記載されている。
上記の特許明細書には、有機溶剤から再結晶することに
よりジカルボン酸が充分純粋な形で得られることが記載
されている。
よりジカルボン酸が充分純粋な形で得られることが記載
されている。
更に、再結晶、熔融再結晶または類似の方法により極め
て純粋なデカンジカルボン酸−(1・10)を得る方法
が試みられている多くの印刷物が知られている。
て純粋なデカンジカルボン酸−(1・10)を得る方法
が試みられている多くの印刷物が知られている。
(例えばフランス特許第1393568号、米国特許第
3413138号、ドイツ特許出願公開第144381
1号、ドイツ特許第1903571号及びドイツ特許出
願公開第2101942号参照)。
3413138号、ドイツ特許出願公開第144381
1号、ドイツ特許第1903571号及びドイツ特許出
願公開第2101942号参照)。
従って従来デカンジカルボン酸−(1・10)を高い純
度で得るためには無駄の多い、しかも費用のかかる方法
を使用せねばならなかった。
度で得るためには無駄の多い、しかも費用のかかる方法
を使用せねばならなかった。
本発明は、有機的に結合せる窒素含有率0.05重量%
又はそれ以下及び硝酸含有率0.1重量%以上を有しそ
してシクロドデカノール、シクロドデカノン又は両方を
硝酸で低温に於て及び温和な条件下酸化して製造されそ
してこの様に製造された粗酸を酸化条件−これは粗酸の
有機的に結合せる窒素含有率0.05重量%又はそれ以
下に低減させる−下酸化温度以上の温度で熱処理に付す
ことにより得られた粗結晶酸を、例えばポリエステル−
またはポリアミド成分として直接使用することができる
限りに於て簡単な方法で精製するという課題がその基礎
となっている。
又はそれ以下及び硝酸含有率0.1重量%以上を有しそ
してシクロドデカノール、シクロドデカノン又は両方を
硝酸で低温に於て及び温和な条件下酸化して製造されそ
してこの様に製造された粗酸を酸化条件−これは粗酸の
有機的に結合せる窒素含有率0.05重量%又はそれ以
下に低減させる−下酸化温度以上の温度で熱処理に付す
ことにより得られた粗結晶酸を、例えばポリエステル−
またはポリアミド成分として直接使用することができる
限りに於て簡単な方法で精製するという課題がその基礎
となっている。
この課題は、事実上(a)粗酸を水で洗浄しそして洗浄
酸を真空下ニトローゼガスを粗酸から放出する温度及び
出発粗結晶酸を製造するために用いられる酸化及び熱処
理温度以上で熱処理に付すことにより出発結晶粗酸の硝
酸含有率を0.02重量%又はそれ以下に低減させ、(
b)この様に予精製した1・10−デカンジカルボン酸
を215−225℃の塔底温度及び0.5−2トルの圧
力で蒸留しそして(c)留出物としての1・10−デカ
ンジカルボン酸を回収することにより解決される。
酸を真空下ニトローゼガスを粗酸から放出する温度及び
出発粗結晶酸を製造するために用いられる酸化及び熱処
理温度以上で熱処理に付すことにより出発結晶粗酸の硝
酸含有率を0.02重量%又はそれ以下に低減させ、(
b)この様に予精製した1・10−デカンジカルボン酸
を215−225℃の塔底温度及び0.5−2トルの圧
力で蒸留しそして(c)留出物としての1・10−デカ
ンジカルボン酸を回収することにより解決される。
本発明による蒸留に先き立ち、有機的に結合せる窒素の
含有率を0.05重量%及びそれ以下、特に0.02重
量%及びそれ以下に引き下げることが、是非とも必要で
ある。
含有率を0.05重量%及びそれ以下、特に0.02重
量%及びそれ以下に引き下げることが、是非とも必要で
ある。
温和な酸化条件下−その際温和な条件下とは、とりわけ
20乃至60℃、特に30乃至50℃の如き低温の使用
を意味する−で製造されたデカンジカルボン酸の場合、
上記の窒素含有率の低減は酸化条件下に於ける処理によ
り可能である。
20乃至60℃、特に30乃至50℃の如き低温の使用
を意味する−で製造されたデカンジカルボン酸の場合、
上記の窒素含有率の低減は酸化条件下に於ける処理によ
り可能である。
そのためには生成する粗製の酸を例えば過マンガン酸塩
、クロム酸塩または次亜塩素酸塩の如き強力な酸化剤を
用いて−一般にアルカリ媒質中で−処理することができ
る。
、クロム酸塩または次亜塩素酸塩の如き強力な酸化剤を
用いて−一般にアルカリ媒質中で−処理することができ
る。
有機的に結合せる窒素の含有率を、尚酸化剤を含有する
、生成しつつある酸化生成物を直接熱処理に付すること
により低減せしめるのが有利であることが判った。
、生成しつつある酸化生成物を直接熱処理に付すること
により低減せしめるのが有利であることが判った。
通例このためには70乃至90℃の温度で十分である。
有機的に結合せる窒素含有率は必要とされる値以下に低
減させることはできないので、続いて行なわれる蒸留に
於ては、色の品質〔 Farbpualitat 〕に
関して満足できない値を有する生成物しか得られない。
減させることはできないので、続いて行なわれる蒸留に
於ては、色の品質〔 Farbpualitat 〕に
関して満足できない値を有する生成物しか得られない。
また、蒸留の際に望ましからざる多量の残渣が生ずる。
有機的に結合せる窒素の含有率はケルダールー測定法に
より測定される。
より測定される。
更に本発明によれば遊離の硝酸の含有率を0.02重量
%及びそれ以下に低減せしめなければならない。
%及びそれ以下に低減せしめなければならない。
次にあげる表には、本発明方法に於ける種々の硝酸含有
率が蒸留液の色の品質及び蒸留の際の残渣の生成にいか
なる影響を及ぼすかが示されている。
率が蒸留液の色の品質及び蒸留の際の残渣の生成にいか
なる影響を及ぼすかが示されている。
現今技術水準による方法の場合には一般に約700AP
HAの色指数が得られる。
HAの色指数が得られる。
0.02重量%以上の硝酸含有率では、十分でない色の
品質を有する(APHA中に記載された色指数はデオキ
ソ−窒素ふん囲気下に150℃で測定して再び熔融物の
色彩を与える(ASTM−D1209))蒸留液が得ら
れる。
品質を有する(APHA中に記載された色指数はデオキ
ソ−窒素ふん囲気下に150℃で測定して再び熔融物の
色彩を与える(ASTM−D1209))蒸留液が得ら
れる。
遊離の硝酸の含有率は酸価により決定される(修正され
たASTM−D664)。
たASTM−D664)。
硝酸含有率が高い場合には残渣が増加し、この増加しつ
つある残渣が工程の経済的実施をさまたげる。
つある残渣が工程の経済的実施をさまたげる。
特に、遊離の硝酸の含有率を0.01重量%及びそれ以
下に低減せしめるのが好ましい。
下に低減せしめるのが好ましい。
0.01重量%より著しく低い含有率はこれを得んと欲
しても無駄なことに過ぎず、且つそれ故に工程の経済的
実施がさまたげられる。
しても無駄なことに過ぎず、且つそれ故に工程の経済的
実施がさまたげられる。
本発明により硝酸含有率をコントロールするために粗製
の酸を特に2乃至500トルの圧力及び150乃至20
0℃の温度に於て、窒素ガスの発生が実際に終了するま
で加熱する。
の酸を特に2乃至500トルの圧力及び150乃至20
0℃の温度に於て、窒素ガスの発生が実際に終了するま
で加熱する。
その際普通は、粗製の酸を150℃に加熱し、次いで圧
力を緩徐に低下させるように実施する。
力を緩徐に低下させるように実施する。
約500トルに於て窒素ガスの発生が開始し、次いで圧
力を再び緩徐に低下させ、且つ同時に約200℃及び約
2トルに於て窒素ガスの発生が終了するまで緩徐に温度
を上昇させる。
力を再び緩徐に低下させ、且つ同時に約200℃及び約
2トルに於て窒素ガスの発生が終了するまで緩徐に温度
を上昇させる。
通例、粗製のデカンジカルボン酸を上記の如く熱処理す
る際に、水分含有率も同じく本発明による含有率に低減
せしめられる。
る際に、水分含有率も同じく本発明による含有率に低減
せしめられる。
遊離の硝酸の含有率の本発明による上記のコントロール
方法に於ては、母液を先ず例えばロ過、遠心分離または
消尽により除去し、次いで尚粗製の酸に付着せる母液を
水により主として1回噴射洗滌することにより除去する
のがよい。
方法に於ては、母液を先ず例えばロ過、遠心分離または
消尽により除去し、次いで尚粗製の酸に付着せる母液を
水により主として1回噴射洗滌することにより除去する
のがよい。
一般に遊離の硝酸の含有率を水による洗出により本発明
による値に低減せしめることを特に選択すべきであり、
その際追加の水の出発生成物中への浸入は甘受される。
による値に低減せしめることを特に選択すべきであり、
その際追加の水の出発生成物中への浸入は甘受される。
本発明によれば、フィッシャーにより測定される(AS
TM−D1744)仕込み生成物の水分含有率は0.1
重量%及びそれ以下に低減せしめられなければならない
。
TM−D1744)仕込み生成物の水分含有率は0.1
重量%及びそれ以下に低減せしめられなければならない
。
0.1重量%以上では、本発明による蒸留方法に必要な
低圧を得ることができないかまたは、必要な低圧に調節
するためには時間の必要性が余りに大きく、従って蒸留
の際に生成物を極めて高温または長時間加熱しなければ
ならない。
低圧を得ることができないかまたは、必要な低圧に調節
するためには時間の必要性が余りに大きく、従って蒸留
の際に生成物を極めて高温または長時間加熱しなければ
ならない。
水を除去するためには、仕込み生成物を蒸留に先立って
760乃至500トルの圧力にて150乃至180℃に
加熱すれば一般には十分である。
760乃至500トルの圧力にて150乃至180℃に
加熱すれば一般には十分である。
脱水期間は仕込み生成物の水分含有率に依存する。
水分含有率を0.1重量%よりも著しく低くすることは
無駄である。
無駄である。
0.3重量%なる水分含有率が得られたならば、−特に
連続的処理法に於て−前塔中の水を少量の前留出物と一
緒に除去することにより約0.1重量%にまで低下せし
めることもできる。
連続的処理法に於て−前塔中の水を少量の前留出物と一
緒に除去することにより約0.1重量%にまで低下せし
めることもできる。
次いで上記前塔の塔底部溜り物を本発明により蒸留する
。
。
公開明細書(ドイツ特許出願公開第1919228号、
ドイツ特許出願公開第2001182号及びドイツ特許
出願公開第2217003号)により得られたデカンジ
カルボン酸−(1・10)を使用すると、有機的に結合
せる窒素の含有率を非常に小さくすることができるので
、更に硝酸含有率及び水分含有率のみが、低減せしめら
れる筈である。
ドイツ特許出願公開第2001182号及びドイツ特許
出願公開第2217003号)により得られたデカンジ
カルボン酸−(1・10)を使用すると、有機的に結合
せる窒素の含有率を非常に小さくすることができるので
、更に硝酸含有率及び水分含有率のみが、低減せしめら
れる筈である。
有機的に結合せる窒素、遊離の硝酸及び水の含有率を必
要な値に定めれば、デカンジカルボン酸−(1・10)
は本発明により蒸留によって精製される。
要な値に定めれば、デカンジカルボン酸−(1・10)
は本発明により蒸留によって精製される。
逆行現象は事実上完全に阻止されなければならない。
そのためには塔の一部に蒸気を通して加熱するのがよい
。
。
蒸留中に於けるデカンジカルボン酸−(1・10)の熱
的負担を少くするためには、本発明により215乃至2
25℃の塔底温度にて蒸留する。
的負担を少くするためには、本発明により215乃至2
25℃の塔底温度にて蒸留する。
225℃以上では既に熱分解が起る可能性があり、一方
215℃以下では生成物は急速には十分蒸発しない。
215℃以下では生成物は急速には十分蒸発しない。
本発明による蒸留は0.5乃至2トルの圧力下で実施さ
れる。
れる。
2トル以上では、生成物を沸騰させるために生成物を余
りにも高温に加熱しなければならず、また、0.5トル
以下の圧力を得ることは望ましいことではあるにしても
工業的にはコスト高になる。
りにも高温に加熱しなければならず、また、0.5トル
以下の圧力を得ることは望ましいことではあるにしても
工業的にはコスト高になる。
また蒸留に当っては、蒸留装置中の圧力差、例えば蒸留
塔の塔底部と塔頂部との間の圧力差を最小にしておくよ
うに注意しなければならない。
塔の塔底部と塔頂部との間の圧力差を最小にしておくよ
うに注意しなければならない。
なんとなれば、もしそうしなければ生成物が例えば塔底
部に於て、蒸留中余りに強く加熱されることになるから
である。
部に於て、蒸留中余りに強く加熱されることになるから
である。
蒸留塔としては、最高半分の高さまでラーシツヒリング
を充てんせる中空の管または塔を使用するのが有利であ
る。
を充てんせる中空の管または塔を使用するのが有利であ
る。
上記の塔を用いてデカンジカルボン酸−(1・10)の
蒸留はできるだけ注意深く実施されるが蒸発面上での滞
留時間を短縮するには薄層から蒸発を行うのが有利であ
る。
蒸留はできるだけ注意深く実施されるが蒸発面上での滞
留時間を短縮するには薄層から蒸発を行うのが有利であ
る。
更に、生成物をできるだけ広い表面から蒸発させるのが
有利である。
有利である。
その際、現今技術では慣用の薄層蒸発装置を使用するこ
とができる。
とができる。
上記の場合、目的により降下薄層蒸発器として作られた
強制循環蒸発器または急速流通式蒸発器( S chn
e l ldurchl aufverda mpf
er )を使用するのがよい。
強制循環蒸発器または急速流通式蒸発器( S chn
e l ldurchl aufverda mpf
er )を使用するのがよい。
この種の蒸発器に於ては、個々の沸騰管には、生成物を
できるだけ一様な一場合によっては凝集せる一薄膜とし
て蒸発器内部を流下させるに適当な装置(例えばノズル
)が取り付けられている。
できるだけ一様な一場合によっては凝集せる一薄膜とし
て蒸発器内部を流下させるに適当な装置(例えばノズル
)が取り付けられている。
タービンに当る液体量はその際、いずれの場合にも加熱
面全体が液体薄膜で湿潤しているように定められている
。
面全体が液体薄膜で湿潤しているように定められている
。
本発明方法は連続的にも不連続的にも行うことができる
。
。
本発明方法により得られるデカンジカルボン酸−(1・
10)は一般に98乃至99.5重量%の純度及び50
乃至80APHAの色指数を有する。
10)は一般に98乃至99.5重量%の純度及び50
乃至80APHAの色指数を有する。
上記デカンジカルボン酸−(1・10)は高純度である
ため、ポリアミド及びポリエステルの構成成分として極
めて良好である。
ため、ポリアミド及びポリエステルの構成成分として極
めて良好である。
またこれは色の品質が良好であるために繊維成分として
極めて良好に使用することができる。
極めて良好に使用することができる。
本発明方法により、驚くべきことに、デカンジカルボン
酸−(1・10)を簡単な方法で、後処理損失を少くし
て、しかも同時に、極めて良好な色指数を有する高い純
度に於て得ることが可能である。
酸−(1・10)を簡単な方法で、後処理損失を少くし
て、しかも同時に、極めて良好な色指数を有する高い純
度に於て得ることが可能である。
本発明方法を下記の例により説明する。
例1
一段階蒸留:
仕込み生成物:
ドイツ特許出願公開第1919228号により40℃の
酸化温度に於て製造された粗製−デカンジカルボン酸−
(1・10)を遠心分離により反応生成物より分離する
。
酸化温度に於て製造された粗製−デカンジカルボン酸−
(1・10)を遠心分離により反応生成物より分離する
。
分離された結晶性デカンジカルボン酸−(1・10)を
、これに付着せる硝酸を除去するために水を用いて遠心
分離器にて洗滌し、次いで100乃至110℃の温度及
び100トルの圧力に於て格子囲い式乾燥箱( Hur
dentrockenschrank)で乾燥する。
、これに付着せる硝酸を除去するために水を用いて遠心
分離器にて洗滌し、次いで100乃至110℃の温度及
び100トルの圧力に於て格子囲い式乾燥箱( Hur
dentrockenschrank)で乾燥する。
乾燥後酸の水分含有率は0.1重量%に達した。
かくして得られた粗製−デカンジカルボン酸−(1・1
0)は下記の特徴を有する: 凝固点 127.4 ℃熔融色
指数(150℃、直後)400APHA熔融色指数(1
50℃、2 900APHA時間) N−含有率(有機的に結合 0.016重量%せる
もの) 遊離のHNO3 0.01 重量%灰
分 200■/k9 重金属 25mg/kg 分析的組成: デカンジカルボン酸 98.5 重量%ノナ
ンジカルボン酸 1.0 重量%セバシ
ン酸 0.18重量%アゼライン
酸 0.04重量%低沸点物質
0.28重量%蒸留装置: 充てん材を有せず、h=6m、d=0.35m、塔底部
= 2. 3m3の容積なる塔。
0)は下記の特徴を有する: 凝固点 127.4 ℃熔融色
指数(150℃、直後)400APHA熔融色指数(1
50℃、2 900APHA時間) N−含有率(有機的に結合 0.016重量%せる
もの) 遊離のHNO3 0.01 重量%灰
分 200■/k9 重金属 25mg/kg 分析的組成: デカンジカルボン酸 98.5 重量%ノナ
ンジカルボン酸 1.0 重量%セバシ
ン酸 0.18重量%アゼライン
酸 0.04重量%低沸点物質
0.28重量%蒸留装置: 充てん材を有せず、h=6m、d=0.35m、塔底部
= 2. 3m3の容積なる塔。
必要な熱は降下薄膜式蒸発器(3m3)にて系の中に導
入される。
入される。
加熱媒体として適当な加熱装置中で蒸発される熱伝導性
油が使用される。
油が使用される。
塔底部及び塔は高圧蒸気で加熱される。
塔は真空装置(蒸気噴射用装置)を備えていて、これに
より塔頂部の圧力0.5トルが得られる。
より塔頂部の圧力0.5トルが得られる。
塔と蒸気噴射用装置との間には結晶分別一系が、装着さ
れている。
れている。
乾燥せる粗製一デカンジカルボン酸(水分含有率’:o
.i重量%)は熔融物容器中で熔融され(選択により、
水分により湿潤せるデカンジカルボン酸を熔融し、且つ
その際同時に脱水することもできる一例2参照)次いで
連続的に降下薄膜式蒸発器に供給される。
.i重量%)は熔融物容器中で熔融され(選択により、
水分により湿潤せるデカンジカルボン酸を熔融し、且つ
その際同時に脱水することもできる一例2参照)次いで
連続的に降下薄膜式蒸発器に供給される。
塔底部内容物は循環ポンプにより絶えず降下薄膜式蒸発
器上を循環させる。
器上を循環させる。
蒸留受器にデオキソ−N2を噴射する。
蒸留条件:
温度:
熔融物容器 155℃
塔底部 215℃
塔−中央部 210℃
塔−頂部 190℃
圧力:
塔−頂部 0.5トルP
25−35mmWS供給量
153kg/h 残渣 供給量に対し1. 5 − 2%蒸留
器: 凝固点 128 % 熔融色指数(150℃、50APHA 直後) 熔融色指数(150℃、 70APHA2時間) N−含有率(有機的に結 0.005重量%合せる
もの) 遊離のHNO3 検知できず灰分
10 mg/kg 重金属 検知できず 分析的組成: デカンジカルボン酸−(l・98.74重量%10) ノナンジカルボン酸 0.97重量%セバシン
酸 0.15重量%アゼライン酸
0.03重量%低級酸類
0,11重量%蒸留により精製された、上記の性質
を有するデカンジカルボン酸は−工業的使用が示す如く
一一ポリアミド及びポリエステルの製造に適している。
25−35mmWS供給量
153kg/h 残渣 供給量に対し1. 5 − 2%蒸留
器: 凝固点 128 % 熔融色指数(150℃、50APHA 直後) 熔融色指数(150℃、 70APHA2時間) N−含有率(有機的に結 0.005重量%合せる
もの) 遊離のHNO3 検知できず灰分
10 mg/kg 重金属 検知できず 分析的組成: デカンジカルボン酸−(l・98.74重量%10) ノナンジカルボン酸 0.97重量%セバシン
酸 0.15重量%アゼライン酸
0.03重量%低級酸類
0,11重量%蒸留により精製された、上記の性質
を有するデカンジカルボン酸は−工業的使用が示す如く
一一ポリアミド及びポリエステルの製造に適している。
例2
二段階蒸留:
仕込み生成物:
例1に於けると同じ粗製の酸を使用する。
(分析的組成に関しては上記を参照)例1とは異なり酸
をあらかじめ乾燥しない。
をあらかじめ乾燥しない。
蒸留装置:
流下式冷却器を有する、電気的に加熱される2l−熔融
物攪拌器。
物攪拌器。
前溜出物−塔:h=500mm、d=30mm、塔の高
さの半分までラーシツヒリングを充てんせる電気的付帯
加熱装置。
さの半分までラーシツヒリングを充てんせる電気的付帯
加熱装置。
蒸溜器:2l、電気的に加熱される。
主溜出物−塔:h=500mm、d=30mm、電気的
に加熱する。
に加熱する。
蒸溜器:2l、電気に加熱される。
真空装置:油−スライドバルブ式ポンプ塔融物容器:容
融物容器: 水分含有率25%重量%を有する湿潤な粗製−デカンジ
カルボン酸を150乃至160℃の温度に於て熔融させ
、そしてその際60分以内に760トルに於て流下式冷
却器上に水を供給する。
融物容器: 水分含有率25%重量%を有する湿潤な粗製−デカンジ
カルボン酸を150乃至160℃の温度に於て熔融させ
、そしてその際60分以内に760トルに於て流下式冷
却器上に水を供給する。
この容器の底部より連続的に取り出され且つこの後段に
接続された(前溜出物一)塔の塔底部より搬入される熔
融物は0.20乃至0. 3 0重量%の残留湿度を有
する。
接続された(前溜出物一)塔の塔底部より搬入される熔
融物は0.20乃至0. 3 0重量%の残留湿度を有
する。
前留出物塔:
温度:
塔頂部 205乃至215℃塔底部
220乃至2 3 0 ℃塔頂部圧力:0
.7乃至1.0トル 還流比 1:3 混入物 1kg/h (水を含まない
熔融物) 前留出物: 前留出物の分析的組成: デカンジカルボン酸 88.20重量%ノナンジ
カルボン酸 4.90重量%セバシン酸
1.11重量%アゼライン酸
0.33重量%低沸点物質 5.
46重量%上記前留出物塔の塔底部泥状物(水分含有率
=0.05重量%)を連続的に主溜出物塔に送入する,
主溜出物塔: 温度: 塔頂部 192 ℃ 塔底部. 217 ℃ 塔頂部圧力: 0.5}ル蒸留液=
930 グ/h凝固点
.128.5 ℃熔融色指数(150℃、
40APHA直後) 熔融色指数(150℃、 60APHA2時間) N一含有率(有機的に結合 0.003重量%せるも
の) 遊離のHN03 検知できず灰分
゛<5聖/k9 重金属 検知できず分析的組成: デカンジカルボン酸 99.62重量%ノナンジ
カルボン酸 0.26重量%セバシン酸
0.06重量%アゼライン酸
0.01重量%低沸点物質 0.
05重量%残渣: 上記の代りに0.1重量%より犬なる遊離のHNO3含
有率を有する粗製−DDSを使用すると、蒸留条件下に
於て(中空の管及び/または允てん材を允てんした塔)
、強力な真空変動が生ずるという結果を伴う分解が常に
認められ、従って蒸留を維持するために高い塔底部−及
び塔頂部温度が保持されなければならない。
220乃至2 3 0 ℃塔頂部圧力:0
.7乃至1.0トル 還流比 1:3 混入物 1kg/h (水を含まない
熔融物) 前留出物: 前留出物の分析的組成: デカンジカルボン酸 88.20重量%ノナンジ
カルボン酸 4.90重量%セバシン酸
1.11重量%アゼライン酸
0.33重量%低沸点物質 5.
46重量%上記前留出物塔の塔底部泥状物(水分含有率
=0.05重量%)を連続的に主溜出物塔に送入する,
主溜出物塔: 温度: 塔頂部 192 ℃ 塔底部. 217 ℃ 塔頂部圧力: 0.5}ル蒸留液=
930 グ/h凝固点
.128.5 ℃熔融色指数(150℃、
40APHA直後) 熔融色指数(150℃、 60APHA2時間) N一含有率(有機的に結合 0.003重量%せるも
の) 遊離のHN03 検知できず灰分
゛<5聖/k9 重金属 検知できず分析的組成: デカンジカルボン酸 99.62重量%ノナンジ
カルボン酸 0.26重量%セバシン酸
0.06重量%アゼライン酸
0.01重量%低沸点物質 0.
05重量%残渣: 上記の代りに0.1重量%より犬なる遊離のHNO3含
有率を有する粗製−DDSを使用すると、蒸留条件下に
於て(中空の管及び/または允てん材を允てんした塔)
、強力な真空変動が生ずるという結果を伴う分解が常に
認められ、従って蒸留を維持するために高い塔底部−及
び塔頂部温度が保持されなければならない。
蒸留液は変色する、(>500乃至1000APHA)
。
。
残渣の量は仕込み量に対して15乃至20重量%である
。
。
例3
シクロドデカノールのバナジン酸アンモニウム−触媒の
存在下に於ける硝酸による酸化を35℃に於て実施する
。
存在下に於ける硝酸による酸化を35℃に於て実施する
。
粗製−デカンジカルボン酸中の有機的に結合せる窒素の
含有率は約1000ppmになる。
含有率は約1000ppmになる。
酸化生成物を直接85℃に於て熱後処理に付し、これに
より粗製−デカンジカルボン酸中有機的に結合せる窒素
の含有率が実際に100ppmに低下する。
より粗製−デカンジカルボン酸中有機的に結合せる窒素
の含有率が実際に100ppmに低下する。
遊離の硝酸及び水の含有率の低減は例lの如くに行なわ
れる。
れる。
仕込み生成物は下記の特性を有する。
凝固点 127.5 ℃熔融色
指数(150、直後)350APHA熔融色指数(15
0℃、2800APHA時間) N−含有率(有機的に結合 0.010重量%せる
もの) 遊離のHNO3 0.009重量%灰
分 170 mg/kg 重金属 21 mg/kg分
析的組成: デカンジカルボン酸 98.8重量%ノナンジカ
ルボン酸 0.8 重量%セバシン酸
0.16重量%アゼライン酸
0.03重量%低沸点物質 0.2
1重量%蒸溜は例1に於ける如く実施される。
指数(150、直後)350APHA熔融色指数(15
0℃、2800APHA時間) N−含有率(有機的に結合 0.010重量%せる
もの) 遊離のHNO3 0.009重量%灰
分 170 mg/kg 重金属 21 mg/kg分
析的組成: デカンジカルボン酸 98.8重量%ノナンジカ
ルボン酸 0.8 重量%セバシン酸
0.16重量%アゼライン酸
0.03重量%低沸点物質 0.2
1重量%蒸溜は例1に於ける如く実施される。
蒸溜液:
凝固点 128.2 ℃熔融色指
数(150℃、 50APHA直後) 熔融色指数(150℃、 70APHA2時間) N−含有率(有機的に結 0.004重量%合せる
もの) 遊離のHNO3 検知できず灰分
<10■/kg 重金属 検知できず分析的組成: デカンジカルボン酸 98.95重量%ノナンジ
カルボン酸 0.70重量%セバシン酸
0.14重量%アゼライン酸
0.03重量%低沸点物質 0.
18重量%例4 シクロドデカノール/シクロドデカノンのバナジウム−
触媒の存在下に於ける硝酸による酸化を50℃の温度に
於て実施する。
数(150℃、 50APHA直後) 熔融色指数(150℃、 70APHA2時間) N−含有率(有機的に結 0.004重量%合せる
もの) 遊離のHNO3 検知できず灰分
<10■/kg 重金属 検知できず分析的組成: デカンジカルボン酸 98.95重量%ノナンジ
カルボン酸 0.70重量%セバシン酸
0.14重量%アゼライン酸
0.03重量%低沸点物質 0.
18重量%例4 シクロドデカノール/シクロドデカノンのバナジウム−
触媒の存在下に於ける硝酸による酸化を50℃の温度に
於て実施する。
生成するジカルボン酸中の有機窒素化合物の含有率は1
200ppmに達する。
200ppmに達する。
次いで酸化生成物を85℃に於て直接後処理した後有機
的に結合せる窒素の含有率は約300ppmに低下した
。
的に結合せる窒素の含有率は約300ppmに低下した
。
溜り、物から口過することにより結晶性粗製−デカンジ
カルボン酸を分離する。
カルボン酸を分離する。
結晶に付着せる母液は水を噴出することによって洗い流
す。
す。
遊離の硝酸に於ける粗製の酸の含有率はその後0.03
5重量%に達する。
5重量%に達する。
次いで粗製の酸を、圧力を緩徐に低減しつつ150乃至
186℃に加熱する。
186℃に加熱する。
約500トルに於て窒素ガスの発生が始まる。
気体発生が減退した後温度を180゜Cに保ち、且つ圧
力を2トルに低減する。
力を2トルに低減する。
この処理を行った後遊離の硝酸の含有率は<0.001
重量%に、水分含有率はく0.1重量%に達した。
重量%に、水分含有率はく0.1重量%に達した。
以下に記載する蒸留を例1に記載の茹く実施する。
すなわち得1られたデカンジカルボン酸−(1・10)
の分析的データは例1に記載されたデータと事実上一致
させる。
の分析的データは例1に記載されたデータと事実上一致
させる。
流入物に関する残渣の量はこの場合2.5重量%に達す
る。
る。
APHAによる色指数は蒸留直後、デオキソー窒素雰囲
気下150℃(ASTM−D1209)に於て測定して
70の値を有する。
気下150℃(ASTM−D1209)に於て測定して
70の値を有する。
本発明は特許請求の範囲に記載の方法を要旨とするが、
尚実施の態様として下記を包含する。
尚実施の態様として下記を包含する。
(1)特許請求の範囲に記載の方法に於て、生成するデ
カンジカルボン酸一(1・10)を直接70乃至90℃
の温度に於ける処理に付し、有機的窒素の含有率を低減
せしめる方法。
カンジカルボン酸一(1・10)を直接70乃至90℃
の温度に於ける処理に付し、有機的窒素の含有率を低減
せしめる方法。
(2)特許請求の範囲に記載の方法に於て、2乃至50
0トルに於て150乃至200℃に加熱することにより
遊離の硝酸の含有率を低減せしめる方法。
0トルに於て150乃至200℃に加熱することにより
遊離の硝酸の含有率を低減せしめる方法。
(3)特許請求の範囲に記載の方法に於て、水洗浄によ
り遊離の硝酸の含有率を低減せしめる方法。
り遊離の硝酸の含有率を低減せしめる方法。
(4)特許請求の範囲並びに前項(1)及び(3)に記
載の方法に於て、500乃至760トルに於て150乃
至180℃に加熱することにより水分含有率を低減せし
める方法。
載の方法に於て、500乃至760トルに於て150乃
至180℃に加熱することにより水分含有率を低減せし
める方法。
(5)特許請求の範囲に記載の方法に於て、蒸留に際し
、デカンジカルボン酸−(l・10)を薄膜から蒸発さ
せる方法。
、デカンジカルボン酸−(l・10)を薄膜から蒸発さ
せる方法。
(6)特許請求の範囲並びに前項(5)に記載の方法に
於て、蒸溜に際し、蒸発のために降下薄膜式蒸発器を使
用する方法。
於て、蒸溜に際し、蒸発のために降下薄膜式蒸発器を使
用する方法。
(7)特許請求の範囲並びに前項(1)乃至(6)に記
載の方法に於て、公開明細書、ドイツ特許出願公開第1
919228、ドイツ特許出願公開第2001182号
及びドイツ特許出願公開第2217003号により製造
されたデカンジカルボン酸−(1・10)を使用する方
法。
載の方法に於て、公開明細書、ドイツ特許出願公開第1
919228、ドイツ特許出願公開第2001182号
及びドイツ特許出願公開第2217003号により製造
されたデカンジカルボン酸−(1・10)を使用する方
法。
(8)特許請求の範囲並びに前項(1)乃至(7)に記
載の方法により製造されたデカンジカルボン酸−(1・
10)のポリエステル及びポリアミドの原料としての使
用。
載の方法により製造されたデカンジカルボン酸−(1・
10)のポリエステル及びポリアミドの原料としての使
用。
Claims (1)
- 1 有機的に結合せる窒素含有率0.05重量%又はそ
れ以下及び硝酸含有率0.1重量%以下を有しそしてシ
クロドデカノール、シクロドデカノン又は両方を硝酸で
低温に於て及び温和な条件下酸化して製造されそしてこ
の様に製造された粗酸を酸化条件−これは粗酸の有機的
に結合せる窒素含有率0.05重量%又はそれ以下に低
減させる−下酸化温度以上の温度で熱処理に付すことに
より得られた粗結晶酸から低熔融色指数を有する1・1
0−デカンジカルボン酸を製造する方法に於て、事実上
(a)粗酸を水で洗浄しそして洗浄酸を真空下ニトロー
ゼガスを粗酸から放出する温度及び出発粗結晶酸を製造
するために用いられる酸化及び熱処理温度以上で熱処理
に付すことにより出発結晶粗酸の硝酸含有率を0.02
重量%又はそれ以下に低減させ、(b)この様に予精製
した1・10−デカンジカルボン酸を215−225℃
の塔底温度及び0.5−2トルの圧力で蒸留しそして(
e)留出物としての1・10−デカンジカルボン酸を回
収することを特徴とする上記方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE2420765A DE2420765C3 (de) | 1974-04-29 | 1974-04-29 | Verfahren zur Reinigung von Decandicarbonsäure- (l,lo) |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50149616A JPS50149616A (ja) | 1975-11-29 |
JPS582217B2 true JPS582217B2 (ja) | 1983-01-14 |
Family
ID=5914274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50049859A Expired JPS582217B2 (ja) | 1974-04-29 | 1975-04-25 | デカンジカルボン酸−(1,10)の製法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4067779A (ja) |
JP (1) | JPS582217B2 (ja) |
BE (1) | BE828508A (ja) |
CA (1) | CA1051025A (ja) |
DD (1) | DD119410A5 (ja) |
DE (1) | DE2420765C3 (ja) |
FR (1) | FR2268781B1 (ja) |
GB (1) | GB1501997A (ja) |
IT (1) | IT1035434B (ja) |
NL (1) | NL7505111A (ja) |
SU (1) | SU623516A3 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3128204A1 (de) * | 1980-07-17 | 1982-04-22 | E.I. du Pont de Nemours and Co., 19898 Wilmington, Del. | Behandlung von dibasischen estern mit alkalimetallborhydriden, -permanganaten oder -methylaten |
EP3919543A3 (en) * | 2005-04-22 | 2022-03-16 | Mitsubishi Chemical Corporation | Biomass-resource-derived polyester and production process thereof |
CN101525287B (zh) * | 2008-03-04 | 2012-02-08 | 上海芝东商务咨询有限公司 | 一种癸二酸的精制方法 |
JP2011515411A (ja) * | 2008-03-19 | 2011-05-19 | インビスタ テクノロジーズ エス エイ アール エル | シクロドデカトリエンの製造方法およびラウロラクトンの製造方法 |
CN103391898B (zh) * | 2010-12-14 | 2015-09-30 | 水技术国际公司 | 用逆流降膜蒸发器使脱油的水再循环的方法 |
US12017182B2 (en) | 2019-12-24 | 2024-06-25 | Cathay Biotech Inc. | Method and system for refining long chain dicarboxylic acid |
CN119504415A (zh) | 2019-12-24 | 2025-02-25 | 上海凯赛生物技术股份有限公司 | 一种长链二元酸的精制工艺及系统 |
CN113307532B (zh) * | 2021-06-15 | 2022-04-22 | 西南石油大学 | 一种低温固井用控制水泥水化热的微胶囊的制备方法 |
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---|---|---|---|---|
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US2791551A (en) * | 1952-05-01 | 1957-05-07 | Wyandotte Chemicals Corp | Removal of hno3 from carboxymethyl diethers of ethylene glycols |
US2791598A (en) * | 1953-08-26 | 1957-05-07 | Gulf Research Development Co | Nitric acid oxidation of hydrocarbons |
US2771482A (en) * | 1953-08-26 | 1956-11-20 | Gulf Research Development Co | Nitric acid oxidation of hydrocarbons |
US2878276A (en) * | 1955-05-03 | 1959-03-17 | Gulf Research Development Co | Process for producing dibasic carboxylic acids |
NL289024A (ja) * | 1962-02-19 | |||
US3402108A (en) * | 1966-07-07 | 1968-09-17 | Emery Industries Inc | Process for the production of a purified grade of azelaic acid by treatment with ozone during purification |
US3637832A (en) * | 1968-03-12 | 1972-01-25 | Du Pont | Preparation of straight chain dicarboxylic acids |
DE1919228C3 (de) * | 1969-04-16 | 1984-04-12 | Chemische Werke Hüls AG, 4370 Marl | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von gesättigten aliphatischen Dicarbonsäuren |
JPS4834578A (ja) * | 1971-09-07 | 1973-05-19 | ||
DE2217003C2 (de) * | 1972-04-08 | 1983-12-15 | Chemische Werke Hüls AG, 4370 Marl | Verfahren und Vorrichtung zur kontinuierlichen Herstellung von gesättigten aliphatischen Dicarbonsäuren |
US3903152A (en) * | 1972-07-04 | 1975-09-02 | Toa Gosei Chem Ind | Process for producing highly pure 1,12-dodecanedioic acid |
US3979450A (en) * | 1973-02-08 | 1976-09-07 | Jury Leonidovich Moskovich | Method for preparing dicarboxylic acids |
-
1974
- 1974-04-29 DE DE2420765A patent/DE2420765C3/de not_active Expired
-
1975
- 1975-04-17 FR FR7511934A patent/FR2268781B1/fr not_active Expired
- 1975-04-23 IT IT49257/75A patent/IT1035434B/it active
- 1975-04-25 JP JP50049859A patent/JPS582217B2/ja not_active Expired
- 1975-04-25 SU SU752127953A patent/SU623516A3/ru active
- 1975-04-28 BE BE155883A patent/BE828508A/xx unknown
- 1975-04-28 DD DD185738A patent/DD119410A5/xx unknown
- 1975-04-28 CA CA225,645A patent/CA1051025A/en not_active Expired
- 1975-04-28 GB GB17484/75A patent/GB1501997A/en not_active Expired
- 1975-04-29 NL NL7505111A patent/NL7505111A/xx not_active Application Discontinuation
- 1975-04-29 US US05/572,857 patent/US4067779A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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NL7505111A (nl) | 1975-10-31 |
CA1051025A (en) | 1979-03-20 |
FR2268781B1 (ja) | 1979-08-24 |
SU623516A3 (ru) | 1978-09-05 |
BE828508A (fr) | 1975-08-18 |
FR2268781A1 (ja) | 1975-11-21 |
DE2420765C3 (de) | 1981-02-12 |
GB1501997A (en) | 1978-02-22 |
DE2420765A1 (de) | 1975-10-30 |
US4067779A (en) | 1978-01-10 |
IT1035434B (it) | 1979-10-20 |
DD119410A5 (ja) | 1976-04-20 |
DE2420765B2 (de) | 1980-05-29 |
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