JPS58220845A - 衝撃吸収ベルトを製造する方法 - Google Patents

衝撃吸収ベルトを製造する方法

Info

Publication number
JPS58220845A
JPS58220845A JP57103635A JP10363582A JPS58220845A JP S58220845 A JPS58220845 A JP S58220845A JP 57103635 A JP57103635 A JP 57103635A JP 10363582 A JP10363582 A JP 10363582A JP S58220845 A JPS58220845 A JP S58220845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
warp
weaving
weft
shock absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP57103635A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0260352B2 (ja
Inventor
信孝 藤井
正 藤井
玉田 譲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujii Denko Co Ltd filed Critical Fujii Denko Co Ltd
Priority to JP57103635A priority Critical patent/JPS58220845A/ja
Publication of JPS58220845A publication Critical patent/JPS58220845A/ja
Publication of JPH0260352B2 publication Critical patent/JPH0260352B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/04Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion incorporating energy absorbing means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高所作業者が墜落防止に使用する安全帯とか安
全器具、又は自動車、航空機、落下傘の乗物用安全ベル
トなどに用いる衝撃吸収用のベルトに関する発明である
従来、この種のものとして第11図に示すように、合成
繊維で織ったベルト〈イ)の中間部を折り返して重合し
、その重合部を多条に縫着(ロ)し、該ベルト(イ)の
両端部にフック、ロープ、リング、バックルとか取付金
具などを取付けて、その両端部を互に引き裂くと、縫糸
(ロ)が−側から順次引き裂かれて切断し、衝撃エネル
ギーをこの縫糸切断力に転換して衝撃を吸収緩和してい
た。
これら従来品は、ショックアブソーバとしての一応の目
的は達成していたのであるが、それらを生産する場合、
−品毎に縫着作業をする為に、ミシン・ベルトとか作業
者の特性、縫製条件、縫製パターンなどによって品質が
一定にならず、悪条件が重なると高荷重となることもあ
り、墜落防止用ロープと結合して鉄塔などで使用中に作
業者が落下してそれを引き止めた場合、作業者に傷害を
与えたり、ロープがエツジにからんでいた場合などはそ
のロープが切断する危険性もあった。それ故に生産に当
っても慎重にならざるを得ず、非能率的でボスト高にな
っていた。
本発明は斯様な従来品の欠点を除去し改善して、  ′
緩衝機構を備えたベルトを安価に提供することをその目
的とするものである。
本発明の態様を添付図面に示す一実施例について詳記す
る。
本実施例は図示する如く、ナイロンとかポリエステルな
どの合成繊維を用い、経糸11,21ぼ緯糸12.22
を2本おきにアップ・ダウンして、各経糸11.21は
各々4本を1サイクルとして、順次その位相をずらして
平綾織の上ベルト1と下ベルト2とを同時に製織し、そ
の製織途中において複数のからみ経糸3によって上ベル
ト1の緯糸12と下ベルト2の緯糸22とを製織して所
定長さの重合部4を形成し、それに続いて前記からみ経
糸3を退避させた状態で前記上下ベルト1,2を各々製
織して上ベルト1と下ベルト2とを分離した所定長さの
分離部5を形成し、前記重合部4と分離部5とを交互に
連続して構成することを特徴とするもので、からみ経糸
3は前記上下ベルト1.2の経糸it、21、および緯
糸12.22よりも細い糸を用いて、第4図の(3−A
)〜(3−G)に示す2本のからみ経糸3.3の相対パ
ターンを1組として前記上ベルト1および下ベルト2の
各経糸11.21の間へ挿入し、上下ベルト1.2の両
緯糸12.22間をアップ・ダウンして製織する。
第4図に示すからみ経糸3の相対製織パターンについて
は、(3−A)は1アツプ1ダウンの相対パターンであ
る。(3−8)は1アツプ3ダウンの相対パターンで、
3ダウンした時に自己のベルトの緯糸内で1アツプ1ダ
ウンをした変則になっている。(3−C)は2アツプ2
ダウンの相対パターンである。(3−D)は1アツプ2
ダウンの相対パターンである。(3−E)は2アツプ3
ダウンの相対パターンで、前記(3−8)と同じく3ダ
ウンした時に自己のベルトの緯糸内をアップダウンした
変則になっている。(3−F)は2アツプ3ダウンの相
対パターンである。(3−G)は1アツプ3ダウンの相
対パターンである。その外に多種のパターンが考えられ
る。
本発明の経糸11,21、緯糸12.22およびからみ
経糸3の配列状態の一例を第3図に示しているが、5の
部分は分離部を示し、4の部分は重合部を示している。
この重合部6の部分において、各経糸it、21の間に
、各からみ経糸3の対を入れており、一応(3−A)〜
(3−G)の全部の相対バ・ターンを配しているが、(
3−A)〜(3−G)の内、一種類又は二種類以上の組
み合せによるからみ経糸3の相対パターンを順次各経糸
11.11問および経糸21.21間に配して製織する
ものとし、一実施例として(3−A)の1対と(3−8
)の2対とを1組としたサイクルで順次各経糸11.1
1の問および経糸21.21間に配し、(3−8)につ
いては1対単位で位相を1つ乃至2つずらして製織する
このからみ経糸3の位相をずらすことは、上ベルト1と
下ベルト2との同じ位置にある緯糸12.22にからみ
経糸3の同じからみがベルトの幅方向に重ならないよう
にして、各緯糸12.22に対するからみ経糸3のから
み条件を平均化するためである。
11、 本発明のベルトを使用するには、例えば第5図に示すよ
うな惨落防止用のショックアブソーバとして使用する場
合、先ず分一部5で退避しているからみ経糸3を、織り
際でカットした後、分離部5の所定の部分又は重合部分
4の中央部と分離部5の中央部分とを逐次切断し、一端
側を遊端とし、又は上ベルト1の端部と下ベルト2の端
部とを互に接合6し、他端側(第5図では上方)におい
ては、上ベルト1と下ベルト2とは各々に折り返し重合
縫着して環部7,8を設【ノる。この環部7,8にロー
プ9とかフック10を結合する。ベルトの重合部4は折
り畳んで熱収縮性チューブとかパッケージ(図示せず)
内に収める。ロー19の先端部を鉄塔などのIII造物
に結合し、フック10を作業者が着用している安全帯(
図示せず)に結合して高所作業を行なうのであるが、使
用中に作業者が墜落してロープ9などで引き止めた時、
両環部7,8に矢印で示す引き裂き方向の急激な衝撃荷
重が加わる。この衝撃荷重によって、からみ経糸3で製
織した重合部4は一方から引き裂かれ、そのからみ経糸
3が一方から順次切断され、前記衝撃荷重をからみ経糸
3の切断力によって吸収緩和して作業者を安全に引き止
める。労働省の安全帯の規格では、通常人体に匹敵する
75kQの砂の□うを落下してロープなどで引き止めた
時の衝撃?tJ重を9゛00kof以下に押えるように
安全帯などを設□計するように規定されている。本発明
めベルトを前記□のショックアブソーバとして使用した
場合のオシ′ログラフでは第81M゛のA(7)′よう
な波形となり2分の1以下の(400$tof前後)の
−撃荷重に□押えることができる。このへの波形ム絢じ
第8図の8の波□ 形(第11図に示す従来品によ□る波形)よりもフラッ
トに近い波形を示している。これは製織したベルトの重
合部4を加工せずにそのままの状態で使用しているので
、従来品のように縫製加工したものと異なり、品質が一
定していることを示している。        □ 第7図は、墜落防止用緩衝@置の他の使用例を示すもの
で、ベルトの各重合部4の中央部を切断し、両型合部4
.4の中間に位置する分離部5の上ベルト1と下ベルト
2とを上下に振り分けて、その各上下ベルト1.2の中
央部を折り返した状態にしてそこに環部1.8を設けて
、前記第5図のものと同様に使用するものである。
第9図゛は本発明のベルトを墜落防止□用安全帯として
使んする場合′6二例を示したもので、分離部5の部分
における上ベルト1と下ベルト2との切断1箇所を少し
□ずら尤て切断し、右端に位置する分離部5においては
上ベルト1をそのままの状態で長く残し、下ベルト2を
短くしてそhにリング11を取付け、左端に位置する分
離部5においては、長い方の下゛ベルト2にバック/L
、17t−通しそ折り返して上ベルト1の遊−と重i合
せて縫着することによりバックル11を取付ける。この
リング16にロープなどを結合した安全帯を作業者の身
体に装着して使用するのであるが、安全帯を身体に廻し
て右端の上ベルト1の道端を左端部に□取付けたバック
ル17へ挿通して縫着する。
この安全帯を使用中に惨落した場合、前記と同じ一ロー
プなどで引き止められ−のであるが、この場合はロープ
によってリング16が急激に引張られ、そのリングを取
付けている下ベルト2が同じく引張られて重合部4はリ
ング16側から引き裂かれて順次からみ経糸3が切断し
、前記ショックアブソーバと同じように衝撃荷重を吸収
緩和する。
第10図は前記のショックアブソーバとして使用した例
以外の安全帯の一例を示すもので、分離部5における上
ベルト1又は下ベルト2にリング16とか工具差しく図
示せず)を挿通保持して使用するものである。この場合
は前記のように緩衝作用はないが、リング1Gとかペン
チ差しなどのベルトに挿通した部品を自在に啓動するこ
とができる。
本発明のベルトを製織するに当って、重合部4による緩
衝作用を調整するには、からみ経糸3の太さ、本数、製
織パターンとか織り長さなどを変えることによって最適
の織り方を選定することができる。     C 例えば、衝撃荷重を低く押えるには、からみ経糸3を細
くするか本数を減らして重合部4を長くし、衝撃荷重の
受は止め時の上ベルト1と下ベルト2どの引き裂き距離
(時間)を長くすることによって可能である。しかしこ
の場合、落下距離が長くなるので、その間に他の物体に
激突覆る可能性もあることから、予想される衝撃荷重の
約2分の1〜3分の1程度に低くできるように前記の織
り方などを調整する。
本発明は斜上の如く構成したもので、平綾織の上ベルト
1と下ベルト2とを同時に製織しながら、途中において
複数のからみ経糸3で上ベルト1の緯糸12と下ベルト
2の緯糸22とをかがって製織することにより所定長さ
の重合部4を形成し、その後前びからみ経糸3を退避さ
せて上下ベルト1,2を分離した所定長さの分離部5を
形成し、それら重合部4と分離部5とを交互に連続して
構成し、それを所定の部分から切断してショックアブソ
ーバとか安全帯など1ニ惰用するもので、織機で製織し
たベルトを切断して、そのままの状態で使用°するので
、緩衝部(重合部4)は従来のように縫製する必要がな
いので、生産能率が大幅に向上すると共に、製織工程に
おいてからみ経糸3の製織方法、太さ、本数、製織パタ
ーン、配置などを考えて優れた緩衝効果が得られるよう
に製織することができる。また同じ条件で製織したもの
は、どの部分を使用しても同じ緩衝作用が得られ安定し
た品質で安全性の高いショックアブソーバを提供するこ
とができる。また製織したままのベルトを使用するので
柔軟性に富み、カプセルに収納しても嵩張らず、こじん
まりとして携帯にも便利である。
また本発明のベルトを使用すると衝撃荷重を所定の2分
の1以下の大幅に低減することができるので、作業者又
は使用者に傷害を与えることなく安全に引き止めること
ができる等々の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のベルトの側面図、第2図はその長手方
向織構造の説明図、第3図はベルトの一部の織構造を示
す模式的平面図、第4図はからみ経糸の長手方向織構造
の例を示づ説明図、第5図および第6図は使用の一例を
示す説明図、第7図は第2の使用例を示す説明図、第8
図は本発明と従来品との使用例における緩衝作用を示す
オシロ測定機の測定波形図、第9図は本発明の第3使用
例を示す説明図、第10図は第4使用例を示す説明図、
第11図は従来品を示1説明図である。 図中の符号1は上ベルト、2は下ベルト、3はからみ経
糸、4は重合部、5は分離部、11は上ベルトの経糸、
12は同じく緯糸、21は下ベルトの経糸、22は同じ
く緯糸である。 以上 ? 第1図 第2図 長さ方向 12°22       第3図 第4図 第5図     第6図 第7図     第11図 ll1iII     第8図 ]7 f″?rr::、q− 第9図 tIh10図 手続補正書(自発) 昭和57年 9月30日 特許庁長官  若 杉 和 夫  殿 1、事件の表示  昭和57年特許願第103635号
2、発明の名称 ショウゲキキュウシュウ    セイショクホウホウ衝
 撃 吸 収 ベルトおよびその 製 織 方 法3、
補正をする者 事件との関係     特許出願人 〒679−02  置  滝野(079548)336
0力 トウグンタキノチョウシモタキノ 兵庫県加東郡滝野町下滝野1220の17ジイ デンコ
ウ 5、補正の内容 別紙の通り明細書を全文補正する。 (ただし、図面の簡単な説明の欄は内容に変更なし。)
明  細  書 (補 正) 1、発明の名称 衝撃吸収ベル143よぴその製織方法 2、特許請求の範囲 1) 上ベルト1と下ベルト2とを複数のからみ経糸3
によって製織した重合部4と、上ベルl−1と下ベルト
2とを分離した分離部5とを交互に連続して製織した5
J仁E休18良に111郁−に方−雌部5又はその両方
の任意部を切断して構 したことを特徴とする衝撃吸収
ベルト。 2) 上ベルト1および下ベルト2は綾織にしたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の衝撃吸収ベル
ト。 4) 上ベルト1ヤよび下ベルト2は同じ製@t<9−
ンにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
項又は第3項に記載の衝撃吸収ベル呈と 重合部4を構
成づ゛るからみ経糸3は、上ベルト1の緯糸12および
下ベルト2の緯糸22に・対し、1アツプ1ダウン・1
アップ変則3ダウン・1アツプ3ダウン・2アツプ2ダ
ウン・1アツプ2ダウン・2アップ変則3ダウン・2ア
ツプ3ダウンなどの相対織パターンとし、それらパター
ンの一種類又は二種類以上を組み合せて製織したことを
特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又は
第4項に記載のIlj撃吸収ベルト。 6)  からみ経糸3は、上ベルト1および下ベルト2
の経糸11.21および緯糸12.22よりも細い糸を
使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
5項に記載の衝撃吸収ベルト。 7)  上ベルト1の経糸11、緯糸12および下ベル
ト2の経糸21、緯糸22ならびにからみ経糸3は、ナ
イロン・ポリエステル・ビニロンなどの合成繊維を用い
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第
3項、第4項、第5項又は第6項に記載の衝撃吸収ベル
ト。 9) 上ベルト1および下ベルト2を構成する繊維とか
らみ経糸3とは異質の合成繊維を用いることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項又はmV旦に記載の衝撃吸収ベ
ルト。 10) 上ベルト1と下ベルト2とを同時に製織しなが
ら、途中において複数のからみ経糸3で上ベルト1の緯
糸12と下ベルト2の緯糸22とをかがって@織するこ
とにより所定の長さの重合部4を製織し、その後頁びか
らみ経糸3を退避させて、上下ベルト1.2を分離した
状態で所定長さの分離部5を製織し、それら重合部4と
分離部5とを交互に連続して製織することを特徴とする
衝撃吸収ベルトの製織方法。 11) 上ベルト1および ベルト2は、口じ製r゛パ
方法。 一1A」−からみ経糸3は、上ベルト1および ベルト
製織方法。 15項に記載の 撃吸収ベルトの製織方法。 3、発明の詳細な説明 本発明は高所作業者が墜落防止に使用1゛る安全帯とか
安全器具、又は自動車、航空機、落下傘の乗物用安全ベ
ルトなどに用いる衝撃吸収用のベルトに関する発明であ
る。        。 従来、この種のものとして第11図に示すように、合成
繊維で織ったベルト(イ)の中間部を折り返して重合し
、その重合部を多条に縫着(ロ)し、該ベルト(イ)の
両端部にフック、ロープ、リング、バックルとか取付金
具などを取付番ノて、その両端部を互に引き裂くと、縫
糸(ロ)が−側から順次引き裂かれて切断し、衝撃エネ
ルギーをこの縫糸切断力に転換して衝撃を吸収緩和して
いた。 これら従来品は、ショックアブソーバとしての一応の目
的は達成していたのであるが、それらを生産する場合、
−品毎に縫着作業をする為に、ミシン・ベルトとか作業
者の特性、縫製条件、縫製パターンなどによって品質が
一定にならず、悪条件が重なると高荷重となることもあ
り、墜落防止用ロープと結合して鉄塔などで使用中に作
業者が落下してそれを引き止めた場合、作業者に傷害を
与えたり、ロープがエツジにからんでいた場合などはそ
のロープが切断する危険性もあった。それ故に生産に当
っても慎重にならざ4るを得ず、非能率的でコスト高に
なっていた。 本発明は斯様な従来品の欠点を除去し改善して、緩衝機
構を備えたベルトを安価に提供することをその目的とり
るものである。 本発明の態様を添付図面に示す一実施例について詳記す
る。 本実施例は図示する如く、ナイロンとかポリエステルな
どの合成繊維を用い、経糸11.21は緯糸12.22
を2本おきにアップ・ダウンして、各経糸it、21は
各々4本を1サイクルとして、順次その位相をずらして
平織又は綾織の上ベルト1と下ベルト2とを同時に製織
し、その製織途中において複数のからみ経糸3によって
上ベル1−1の緯糸12と下ベルト2の緯糸22とをか
らみ製織して所定長さの重合部4を形成し、それに続い
て前記からみ経糸3を一時退避させた状態で前記上下ベ
ルト1.2を各々製織して上ペルー−1と下ベルト2と
を分離した所定長さの分離部5を形成し、前記重合部4
と分離部5とを交互に連続して製織することにより衝撃
吸収ベルトを構成することを特徴とするもので、からみ
経糸3は前記上下ベルト1.2の経糸11.21および
緯糸12.22よりも細い糸を用いて、第4図の(3−
A)〜(3−G)に示す2本のからみ経糸3.3の相対
的な織り構造を1組として前記上ベルト1および下ベル
ト2の各経糸11.21の各々の間へ挿入し、上下ベル
ト1.2の両緯糸12゜22間をアップ・ダウンして製
織する。 第4図に示すからみ経糸3の相対的な織りIs造につい
ては、(3−A)は1アツプ1ダウンの相対パターンで
ある。(3−8)は1アツプ3ダウン□1【 の相対パターンで、3ダウンした時に自己のベル1) トの緯糸内で17ツプ1ダウンをした変則になっている
。(3−C)は2アツプ2ダウンの相対パターンである
。(3−D)は1アツプ2ダウンの相対パターンである
。(3−E)は2アツプ3ダウンの相対パターンで、前
記(3−8>と同じく3ダウンした時に自己のベルトの
緯糸内をアップダウンした変則になっている。(3−F
)は2アツプ3ダウンの相対パターンである。<3−G
)は1アツプ3ダウンの相対パターンである。その外に
多種のパターンが考えられる。 本発明の経糸11,21、緯糸12.22およびからみ
経糸3の配列状態の一例を第3図に示しているが、50
部分は分離部を示し、4の部分は重合部を示している。 この重合部4の部分において、各経糸11.21の各々
の間に、各からみ経糸3の対を入れており、一応(3−
A)〜(3−G)の全部の相対的な織り構造を配してい
るが、(3−A)〜(3−G)の内、一種類又は二種類
以上の組み合せによるからみ経糸3ア相対的な織り構造
を順次各経糸11.11問および麟糸21,21間に配
して製織するものとし、一実施例として(3−A>の1
対と(3−8)の2対とを1組としたリイクルで順次各
経糸11.11の間および経糸21.21間に配し、(
3−8)については1対単位で位相を1つ乃至2つずら
して製織する。このからみ経糸3の位相をずらすことは
、上ベルト1と下ベルト2との同“  じ位置にある緯
糸12.22にからみ経糸3の同じからみがベルトの幅
方向に重ならないようにして、各緯糸12.22に対す
るからみ経糸3のからみ条件を平均化するためである。 本発明のベルトを使用するには、例えば第5図に示すよ
うな墜落防止用のショックアブソーバとして使用する場
合、先ず分離部5で退避して0るからみ経糸3(図示せ
ず)を、織り際でカッ1〜した後、分離部5の所定の部
分又は重合部分4の中央部と分離部5の中央部分とを逐
次切断し′、一端側を遊端とい又は上ベルト1の端部と
下ベルト2の端部とを互に接合6し、他端側(第5図で
は上方)においては、上ベルト1と下ベルト2とは各々
に折り返し重合縫着して環部7,8を設ける。 この環部7,8にロープ9とかフック10を結合する。 ベルトの重合部4は折り畳んで熱収縮性チューブとかパ
ッケージ(図示せず)内に収める。ロー19の先端部を
鉄塔などの構造物に結合し、フック10を作業者が着用
している安全帯(図示せず)に結合して高所作業を行な
うのであるが、使用中に作業者が墜落してロープ9など
で引き止めた時、両環部1.8に矢印で示す引き裂き方
向の急激な衝撃荷重が加わる。(第6図)この衝撃荷重
によって、からみ経糸3で製織した重合部4は一方から
引き裂かれ、そのからみ経糸3が一方から順次切断され
、前記衝撃荷重をからみ経糸3の切断力によって吸収緩
和して作業者を安全に引き止める。 労働省の安全帯の規格では、通常人体に匹敵する75k
Oの砂のうを落下してロープなどで引き止めた時の**
荷重を900 kof以下に押えるように安全帯などを
設計するように規定されている。本発明のベルトを前記
のショックアブソーバとして使用した場合のオシログラ
フでは第8図のAのような波形となり2分の1以下の(
400kof前後)の衝撃荷重に押えることができる。 このAの波形は同じ第8図のBの波形(第11図に示す
従来品による波形)よりもフラットに近い波形を示して
いる。これは製織したベルトの重合部4を加工せずにそ
のままの状態で使用しているので、従来品のように縫製
加工したものと異なり、品質が一定していることを示し
ている。 第7図は、墜落防止用緩衝@置の他の使用例を示すもの
で、ベル1−の各重合部4の中央部を切断し、両型合部
4.4の中間に位置する分離部5の上ベルト1と下ベル
ト2とを上下に振り分けて、その各上下ベルl−1,2
の中央部を折り返した状態にしてそこに環部−7,8を
設けて、前記第5図のものと同様に使用するものである
。 第9図は本発明のベルトを墜落防止用安全帯として使用
する場合の一例を示したもので、分離部5の部分におけ
る上ベルト1と下ベルト2どの切断箇所を少しずらして
切断し、右端に位置する分離部5においては上ベルト1
をそのままの状態で長く残し、下ベルト2を短くしてそ
れにリング11を取付け、左端に位置する分離部5にお
いては、長い方の下ベルト2にバックル11を通して折
り返して上ベルト1の遊端と重ね合せて縫着することに
よりバックル17を取付ける。このリング1Gにロープ
などを結合した安全帯を作業者の身体に装着して使用す
るのであるが、安全帯を身体に廻して右端の上ベルト1
の道端を左端部に取付けたバックル11へ挿通して締着
する。 この安全帯を使用中に墜落した場合、前記と同じくロー
プなどで引き止められるのであるが、この場合はロープ
によってリング16が急激に引張られ、そのリングを取
付けている下ベルト2が同じく引張られて重合部4はリ
ング16側から引き裂かれて順次からみ経糸3が切断し
、前記ショックアブソーバと同じように衝撃荷重を吸収
緩和する。 第10図は前記のショックアブソーバとして使用した例
以外の安全帯の一例を示ずもので、分離部5における上
ベルト1又は下ベルト2にリング16とか工具差しく図
示せず)を挿通保持して使用するものである。この場合
は前記のように緩衝作用はないが、リング16とかペン
チ差しなどのベルトに挿通した部品を自在に移動するこ
とができる。 本発明のベルトを製織するに当って、重合部4による緩
衝作用を調整するには、からみ経糸3の太さ、本数、製
織パターンとか織り長さなどを変えることによって最適
の織り方を選定することができる。 例えば、衝撃荷重を低く押えるには、からみ経糸3を細
くするか本数を減らして重合部4を良くし、衝撃荷重の
受は止め時の上ベルト1と下ベルト2どの引き裂き距離
(時間)を長くすることによって可能である。しかしこ
の場合、落下距離が長くなるので、その間に他の物体に
激突する可能性もあることから、予想される衝撃荷重の
約2分の1〜3分の1程度に低くできるように前記の織
り方などを調整する。 本発明は軟土の如く構成したもので、平織又は綾織の上
ベルト1と下ベルト2とを同時に製織しながら、途中に
おいて複数のからみ経糸3で上ベル1−1の緯糸12と
下ベルト2の緯糸22とをかがって製織することにより
所定長さの重合部4を形成し、その後前びからみ経糸3
を退避させて上下ベルト1.2を分離した所定長さの分
離部5を形成し、それら重合部4と分離部5とを交互に
連続して構成し、それを所定の部分から切断してショッ
クアブソーバとか安全帯などに使用するもので、織機で
製織したベルトを切断して、そのままの状態で使用する
ので、緩衝部(重合部4)は従来のように縫製する必要
がないので、生産能率が大幅に向上すると共に、製織工
程においてからみ経糸3の製織方法、太さ、本数、製織
パターン、配置などを考えて優れた緩衝効果が得られる
ように製織することができる。また同じ条件で製織した
ものは、どの部分を使用しても同じ緩衝作用が得られ再
現性があって安定した品質で衣食性の高いショックアブ
ソーバを提供することができる。また製織したままのベ
ルトを使用するので柔軟性に富み、カプセルに収納して
も嵩張らず、こしんまりとして携帯にも便利である。ま
た本発明のベルトを使用すると衝撃荷重を所定の2分の
1以下の大幅に低減することができるので、作業者又は
使用者に傷害を与えることなく安全に引き止めることが
できる等々の顕著な効果がある。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明のベルトの側面図、第2図はその長手方
向織構造の説明図、第3図はベルトの一部の織構造を示
す模式的平面図、第4図はからみ経糸の長手方向織構造
の例を示す説明図、第5図および第6図は使用の一例を
示す説明図、第7図は第2の使用例を示す説明図、第8
図は本発明と従来品との使用例におけ、る緩衝作用を示
すオシロ測定機の測定波形図、耐9図は本発明の第3使
用例を示す説明図、第10図は第4使用例を示″IJ’
ii!明図、第11図は従来品を示す説明図である。 図中の符号1は上ベルト、2は下ベルト、3はからみ経
糸、4は重合部、5は分離部、11は上ベルトの経糸、
12は同じく緯糸、21は下ベルトの経糸、22は同じ
く緯糸である。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) 上ベルト1と下ベルト2と番複数のからみ経糸3
    によって製織した重合部4と、上ベルト1と下ベルト2
    とを分離した分離部5とを交互に連続して製織したこと
    を特徴とする衝撃吸収ベルト。 2) 上ベルト1および下ベルト2は綾織にしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の衝撃吸収ベル
    ト。 3) 上ベルト1および下ベルト2は同じ製織パターン
    の綾織にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の衝撃吸収ベルト。 4)  1合部4を構成するからみ経糸3は、上ベルト
    1の緯糸12および下ベルト2の一系22に対し、1ア
    ツプ1ダウン・1アップ弯則3ダウン・1アツテ3ダウ
    ン・2アツプ2ダウン・1アツプ2ダウン・2.アップ
    変則3ダウン・2アツプ3ダウンなどの相対織パターン
    とし、それらパターンの一槓類又は二種類以上を組み合
    せて製織したことを特徴とする特許請求の範囲第1項・
    第2項又は第3項に記載の衝撃吸収ベルト。 5) からみ経糸3は、上ベルト1および下ベルト2の
    経糸it、21および緯糸12.22よりも細い糸を使
    用することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第4
    1に記載の衝撃吸収ベルト。 6) 上ベルト1の経糸11、緯糸12および下ベルト
    2の経糸21、緯糸22ならびにからみ経糸3は、ナイ
    ロン・・ポリエステル・ビニロンなどの合成繊維を用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3−1第4項又は第5項に記載の衝撃吸収ベルト。 ′7) 上ベルト1および下ベルト2を構成する繊維と
    からみ経糸3とは異質の合成繊維を用いることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項又は第6項に記載の衝撃吸収
    ベルト。 8) 平綾織の上ベルト1と下ベルト2とを同時に製織
    しながら、途中において複数のからみ経糸3で上ベルト
    1の緯糸12と下ベルト2の緯糸22とをかがって製織
    することにより所定の長さの重合部4を製織し、その後
    再びからみ経糸3を退避させて、上下ベルト1.2を分
    離した状態で所定長さの分離部5を製織し、それら重合
    部4と分離部5とを交互に連続して製織することを特徴
    とするii*吸収ベルトの製織方法。
JP57103635A 1982-06-15 1982-06-15 衝撃吸収ベルトを製造する方法 Granted JPS58220845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57103635A JPS58220845A (ja) 1982-06-15 1982-06-15 衝撃吸収ベルトを製造する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57103635A JPS58220845A (ja) 1982-06-15 1982-06-15 衝撃吸収ベルトを製造する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58220845A true JPS58220845A (ja) 1983-12-22
JPH0260352B2 JPH0260352B2 (ja) 1990-12-17

Family

ID=14359225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57103635A Granted JPS58220845A (ja) 1982-06-15 1982-06-15 衝撃吸収ベルトを製造する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58220845A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592350U (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 藤井電工株式会社 緩衝帯を備えた安全帯
JPH03185150A (ja) * 1989-12-14 1991-08-13 Spanset Inter Ag 引裂テープ
JP2010168687A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Kikuchi Kogyo Kk エネルギー吸収ベルト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592350U (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 藤井電工株式会社 緩衝帯を備えた安全帯
JPH03185150A (ja) * 1989-12-14 1991-08-13 Spanset Inter Ag 引裂テープ
JP2010168687A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Kikuchi Kogyo Kk エネルギー吸収ベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0260352B2 (ja) 1990-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5091348B2 (ja) 衝撃吸収繊維構造体
US6085802A (en) Shock absorbing woven webbing
US3978894A (en) Energy absorbing tear-webbing
KR101510537B1 (ko) 고소작업용 안전벨트에 사용되는 안전벨트원단 및 그의 제조방법
JPS58220845A (ja) 衝撃吸収ベルトを製造する方法
JPS5917362A (ja) 衝撃吸収ベルト
US20040115390A1 (en) Fall arrester
JP7008972B2 (ja) 織物
JPS6041983Y2 (ja) 墜落防止用緩衝帯
JP6925679B1 (ja) ショックアブソーバ
NO162180B (no) Innretning for demping av stoetbelastninger.
JP3613796B2 (ja) 高所作業用の安全帯
JP2722335B2 (ja) エネルギー吸収ユニット
JPH03200Y2 (ja)
JP6377866B1 (ja) 伸縮自在織物構造体
KR20160061949A (ko) 고소작업용 안전벨트에 사용되는 안전벨트원단
JP2557379Y2 (ja) 緩衝ベルト
JPH03202Y2 (ja)
KR20160023031A (ko) 고소작업용 안전벨트에 사용되는 안전벨트원단
JPH0515333Y2 (ja)
JP2566443Y2 (ja) 緩衝用ベルト
KR102537382B1 (ko) 포이엘라 튜브밴드를 구비한 충격흡수죔줄
JP7487915B2 (ja) エネルギー吸収ランヤード
KR20180000411U (ko) 고소작업용 안전벨트
SU860565A1 (ru) Ткана лента дл гашени ударной нагрузки и способ ее изготовлени