JPS58218342A - 鋳物砂用粘結剤 - Google Patents
鋳物砂用粘結剤Info
- Publication number
- JPS58218342A JPS58218342A JP9934582A JP9934582A JPS58218342A JP S58218342 A JPS58218342 A JP S58218342A JP 9934582 A JP9934582 A JP 9934582A JP 9934582 A JP9934582 A JP 9934582A JP S58218342 A JPS58218342 A JP S58218342A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zinc
- binder
- sand
- casting
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
- B22C1/22—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
- B22C1/2233—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B22C1/2266—Polyesters; Polycarbonates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鋳造用鋳型、特に中子を形成する際に用いる
鋳物砂を固め怠ための粘結剤に関するものである。 □ 通常鋳物“鋳造用鋳型は、鋳物砂を熱硬化性樹脂、多く
はフェノール樹脂を主成分とする粘結剤で固めて成形し
ている。このような鋳型は鋳鉄鋳物を製造する場合には
良好な性能を示してはいるが、アルミニウム鋳物のよう
に比較的低温度(650’〜750°C)で鋳込む場合
には、特に中子において崩壊性が悪いため、注湯後40
0’〜500 ’Cで4〜6時間鋳物ごと加熱(砂焼き
処理)して、砂粒粘結剤であるフェノール樹脂の燃焼分
解を行なって崩壊性を向上させているのが現状である。
鋳物砂を固め怠ための粘結剤に関するものである。 □ 通常鋳物“鋳造用鋳型は、鋳物砂を熱硬化性樹脂、多く
はフェノール樹脂を主成分とする粘結剤で固めて成形し
ている。このような鋳型は鋳鉄鋳物を製造する場合には
良好な性能を示してはいるが、アルミニウム鋳物のよう
に比較的低温度(650’〜750°C)で鋳込む場合
には、特に中子において崩壊性が悪いため、注湯後40
0’〜500 ’Cで4〜6時間鋳物ごと加熱(砂焼き
処理)して、砂粒粘結剤であるフェノール樹脂の燃焼分
解を行なって崩壊性を向上させているのが現状である。
かかる現況下で鋳型のうち外型は外部から機械的な力を
加えて容易に破壊し得るので崩壊性はさほど問題がない
。しかし中子の場合は、外力で破壊することはむずかし
いため、崩解性が悪いことは大きな欠陥であり、前述の
如く、長時間の鋳物とをの「砂焼き処理」は省資源、省
エネルギの立場より大きな問題と言わざるを得ない。
加えて容易に破壊し得るので崩壊性はさほど問題がない
。しかし中子の場合は、外力で破壊することはむずかし
いため、崩解性が悪いことは大きな欠陥であり、前述の
如く、長時間の鋳物とをの「砂焼き処理」は省資源、省
エネルギの立場より大きな問題と言わざるを得ない。
本発明者等は、鋳物砂の粘結剤について種々研究を行い
、鋳型特に中子を作製するための:粘結剤として結晶性
不飽和ポリエステル樹脂を主成分とした樹脂組成物ある
いは樹脂被覆砂を開発し、「砂焼き処理」の短縮、省略
に関する提案を行っている。結晶性不飽和ポリエステル
樹脂を主成分とした樹脂被覆砂は、従来のフェノール樹
脂被覆砂の場合に較べてバインダ中のインゼン環が極め
て少なくなった事及び線状分子中にエステル結合が多数
存在すること及び線状分子中にエステル結合が多数存在
することによる結合強度の弱い部分が・多数存在するこ
とのために、熱分解特性が優れているため、崩壊性が向
上したものである。し炒為しながら、フェノール樹脂被
覆砂の「砂焼き処理」を施こしたものよりは崩壊性が悪
いため、「砂焼き処理」を全く省略するには至゛らなが
った。
、鋳型特に中子を作製するための:粘結剤として結晶性
不飽和ポリエステル樹脂を主成分とした樹脂組成物ある
いは樹脂被覆砂を開発し、「砂焼き処理」の短縮、省略
に関する提案を行っている。結晶性不飽和ポリエステル
樹脂を主成分とした樹脂被覆砂は、従来のフェノール樹
脂被覆砂の場合に較べてバインダ中のインゼン環が極め
て少なくなった事及び線状分子中にエステル結合が多数
存在すること及び線状分子中にエステル結合が多数存在
することによる結合強度の弱い部分が・多数存在するこ
とのために、熱分解特性が優れているため、崩壊性が向
上したものである。し炒為しながら、フェノール樹脂被
覆砂の「砂焼き処理」を施こしたものよりは崩壊性が悪
いため、「砂焼き処理」を全く省略するには至゛らなが
った。
このため結晶性不飽和ポリエステル樹脂を主成分とした
樹脂砂覆砂の崩壊性を促進するために、種々の崩壊助剤
について研究を行なった。崩壊助剤として具備すべき条
件としては、 1 鋳型あるいは中子を形成する際の妨害要因と東 崩
壊後の廃砂が有害な物章を含まないこと、& 鋳込時ま
たは鋳込直後の!度が高い状態で発生す、ガフ、ヵ1、
作業者。不門感、人体へ。影響等作業環境面で問題とな
らないこと、 などが考えられる。このよう今、条件を満足するものと
しては、特開111f454−16.・17’、!32
w号公報に記載されている熱硬化性樹脂に炭酸亜鉛を
添加した鋳物砂用粘結剤がある。この粘結剤に使用され
ている炭酸亜鉛は別名塩基性炭酸亜鉛と言われているが
、その化学式は2 Zn0OB ・8 zn (OH)
2 ・H2Oであり、140°Cから分解が始まり、8
00°Cで分解圧が760snHpに達し、酸化亜鉛に
変る。即ち低い温度で分解発生するH、0 、00.が
硬化樹脂層を分解圧で内部より破壊するために鋳造後の
崩壊性が著しく改良されることに特徴があるものである
。しかしながら鋳造後の崩壊性が著しく改良されたとい
うことは、鋳造時に溶湯から受ける熱によるバインダで
ある樹脂の分解が、崩壊補助剤の分解発生ガスで促進さ
れることであり、このために従来の崩壊補助剤を使用し
ないときに較べて、鋳造時発生ガスが増大し、この結果
「吹かれ」と称する鋳造欠陥の(発生が増大する欠点も
併せもたらすことになった。特に砂粒バインダに結晶性
不飽和ポリエステル、・1.!脂を使用した場合、この
鋳造時発生ガスによる1゛1鋳造欠陥の発生増大の傾向
が有り、鋳造方法を1lllWだ総合的な解決策を見出
す必要に迫られていた。゛ 本発明者等は、更にかかる欠点を解決すべく、崩壊補助
剤自体の分解ガス量は少なくて、バインダ樹脂の崩壊を
促進するような化合物について鋭意研究を行なった。先
ず一般の炭酸亜鉛は前述のように塩基性炭酸亜鉛と呼ば
れ水酸化亜鉛と炭酸亜鉛で構成されていることに着目し
、各々につきその崩壊性について検討を打衣った。この
結果炭酸亜鉛(ZnO0g )は熱分析の結果、280
’C付近より徐々に分解が始まり、800°Cで急激
に分解し、800℃ではほぼ酸化亜鉛(ZnO)になる
こと、そして炭酸亜鉛を結晶性不飽和ポリエステル樹脂
の、崩壊補助剤として用いた場合には、樹脂100重量
部に対して0.5〜20重量部の添加で充分砂焼きを廃
止できるほどの崩壊性を与えることを確かめた。−力水
酸化亜鉛は熱分析を行なった結果120℃付近より分解
が起り始め、150’C,1: D急激な分解となり、
180°C付近で分解は終了し、酸化亜鉛になることが
判明した。この水酸化亜鉛を結晶性不飽和ポリエステル
樹脂の崩壊補助剤として使用したところ、結晶坤不飽和
ポリエステル樹脂100重量部に対して0.5〜10重
量部の添加によって鋳造後の崩壊性は著しく改良され、
砂焼きを廃止することができることを確かめた。通常シ
ェルモールド法による鋳型蒸び中子の成形は200〜2
50℃の金型温度で焼成成形されるが、前述の如く、水
酸化亜鉛を網層補助剤として添加した結晶性不飽和ポリ
エステル樹脂をバインダにしたシェルモールド法で中子
を成′形した場合、崩壊補助剤である水酸化亜鉛の大部
分は中子成形時において既に分解し酸化亜鉛に変ってお
り、鋳造時には、結晶性不飽和ポリエステル樹脂の硬化
層を破壊するよう、なガスを発生することなく、樹脂硬
化層の分解を促進するということがここに明らかになり
、前記特開昭54−162622号公報に記載されてい
る崩、壊補助剤とは全く異なった機構で、しかも鋳造時
の崩壊補助剤自身のガス発生なしに鋳造後の中子の崩壊
性が著しく改善され、かつこのために鋳造欠陥の発生も
大幅に低下することとなった。
樹脂砂覆砂の崩壊性を促進するために、種々の崩壊助剤
について研究を行なった。崩壊助剤として具備すべき条
件としては、 1 鋳型あるいは中子を形成する際の妨害要因と東 崩
壊後の廃砂が有害な物章を含まないこと、& 鋳込時ま
たは鋳込直後の!度が高い状態で発生す、ガフ、ヵ1、
作業者。不門感、人体へ。影響等作業環境面で問題とな
らないこと、 などが考えられる。このよう今、条件を満足するものと
しては、特開111f454−16.・17’、!32
w号公報に記載されている熱硬化性樹脂に炭酸亜鉛を
添加した鋳物砂用粘結剤がある。この粘結剤に使用され
ている炭酸亜鉛は別名塩基性炭酸亜鉛と言われているが
、その化学式は2 Zn0OB ・8 zn (OH)
2 ・H2Oであり、140°Cから分解が始まり、8
00°Cで分解圧が760snHpに達し、酸化亜鉛に
変る。即ち低い温度で分解発生するH、0 、00.が
硬化樹脂層を分解圧で内部より破壊するために鋳造後の
崩壊性が著しく改良されることに特徴があるものである
。しかしながら鋳造後の崩壊性が著しく改良されたとい
うことは、鋳造時に溶湯から受ける熱によるバインダで
ある樹脂の分解が、崩壊補助剤の分解発生ガスで促進さ
れることであり、このために従来の崩壊補助剤を使用し
ないときに較べて、鋳造時発生ガスが増大し、この結果
「吹かれ」と称する鋳造欠陥の(発生が増大する欠点も
併せもたらすことになった。特に砂粒バインダに結晶性
不飽和ポリエステル、・1.!脂を使用した場合、この
鋳造時発生ガスによる1゛1鋳造欠陥の発生増大の傾向
が有り、鋳造方法を1lllWだ総合的な解決策を見出
す必要に迫られていた。゛ 本発明者等は、更にかかる欠点を解決すべく、崩壊補助
剤自体の分解ガス量は少なくて、バインダ樹脂の崩壊を
促進するような化合物について鋭意研究を行なった。先
ず一般の炭酸亜鉛は前述のように塩基性炭酸亜鉛と呼ば
れ水酸化亜鉛と炭酸亜鉛で構成されていることに着目し
、各々につきその崩壊性について検討を打衣った。この
結果炭酸亜鉛(ZnO0g )は熱分析の結果、280
’C付近より徐々に分解が始まり、800°Cで急激
に分解し、800℃ではほぼ酸化亜鉛(ZnO)になる
こと、そして炭酸亜鉛を結晶性不飽和ポリエステル樹脂
の、崩壊補助剤として用いた場合には、樹脂100重量
部に対して0.5〜20重量部の添加で充分砂焼きを廃
止できるほどの崩壊性を与えることを確かめた。−力水
酸化亜鉛は熱分析を行なった結果120℃付近より分解
が起り始め、150’C,1: D急激な分解となり、
180°C付近で分解は終了し、酸化亜鉛になることが
判明した。この水酸化亜鉛を結晶性不飽和ポリエステル
樹脂の崩壊補助剤として使用したところ、結晶坤不飽和
ポリエステル樹脂100重量部に対して0.5〜10重
量部の添加によって鋳造後の崩壊性は著しく改良され、
砂焼きを廃止することができることを確かめた。通常シ
ェルモールド法による鋳型蒸び中子の成形は200〜2
50℃の金型温度で焼成成形されるが、前述の如く、水
酸化亜鉛を網層補助剤として添加した結晶性不飽和ポリ
エステル樹脂をバインダにしたシェルモールド法で中子
を成′形した場合、崩壊補助剤である水酸化亜鉛の大部
分は中子成形時において既に分解し酸化亜鉛に変ってお
り、鋳造時には、結晶性不飽和ポリエステル樹脂の硬化
層を破壊するよう、なガスを発生することなく、樹脂硬
化層の分解を促進するということがここに明らかになり
、前記特開昭54−162622号公報に記載されてい
る崩、壊補助剤とは全く異なった機構で、しかも鋳造時
の崩壊補助剤自身のガス発生なしに鋳造後の中子の崩壊
性が著しく改善され、かつこのために鋳造欠陥の発生も
大幅に低下することとなった。
この水酸化亜鉛による崩壊性の向上の原因については、
本発明者等の研究によると水酸化亜鉛が分解して生じた
酸化亜鉛は、鋳型あるいは中子の焼成成形時に、結晶性
不飽和ポリエステル樹脂の末端に存・在するカルボキシ
ル基と反応して、いわゆる金属架橋を生じ、このため無
添加の場合に較べて硬化樹脂層の強度を高めること、さ
らに鋳造時においては、この金属架橋部分が元の酸化亜
鉛に戻るために硬化樹脂層が破壊され、分解が助長され
ることによるものである仁とが判明した。このような酸
化亜鉛の機能については、結晶性不飽和ポリエステル樹
脂に直接酸化亜鉛を添加して実験的に確かめたものであ
り、酢酸亜鉛についても水酸化亜鉛と同様に鋳型および
中子の焼成成形温度以下で酸化亜鉛に変化し、次いで結
晶性不飽和ポリエステルと金属架橋を生じ、鋳造時にガ
スを発生することなく鋳型および中子の崩壊性を著しく
高めることが可能であるこ、とを見出し本発明を、′・
、(・・ 達成するに至った。 ″ 即ち本発明は結晶性不飽和・、Fリー・チル樹脂をバイ
ンダとするシェルモールド法による鋳型および中子の成
形に用いる鋳物砂を固める粘結剤に関するものであり、
仁の粘結剤は結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量
部に、酸化亜鉛、水酸化亜鉛および酢酸亜鉛から成る群
から選ばれた1種の亜鉛化合物0.5〜10重量部を加
えて成ることを特徴とする。
本発明者等の研究によると水酸化亜鉛が分解して生じた
酸化亜鉛は、鋳型あるいは中子の焼成成形時に、結晶性
不飽和ポリエステル樹脂の末端に存・在するカルボキシ
ル基と反応して、いわゆる金属架橋を生じ、このため無
添加の場合に較べて硬化樹脂層の強度を高めること、さ
らに鋳造時においては、この金属架橋部分が元の酸化亜
鉛に戻るために硬化樹脂層が破壊され、分解が助長され
ることによるものである仁とが判明した。このような酸
化亜鉛の機能については、結晶性不飽和ポリエステル樹
脂に直接酸化亜鉛を添加して実験的に確かめたものであ
り、酢酸亜鉛についても水酸化亜鉛と同様に鋳型および
中子の焼成成形温度以下で酸化亜鉛に変化し、次いで結
晶性不飽和ポリエステルと金属架橋を生じ、鋳造時にガ
スを発生することなく鋳型および中子の崩壊性を著しく
高めることが可能であるこ、とを見出し本発明を、′・
、(・・ 達成するに至った。 ″ 即ち本発明は結晶性不飽和・、Fリー・チル樹脂をバイ
ンダとするシェルモールド法による鋳型および中子の成
形に用いる鋳物砂を固める粘結剤に関するものであり、
仁の粘結剤は結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量
部に、酸化亜鉛、水酸化亜鉛および酢酸亜鉛から成る群
から選ばれた1種の亜鉛化合物0.5〜10重量部を加
えて成ることを特徴とする。
本発明における結晶性ポリエステルとは、常温において
固体状であり、かつ軟化点以上で500ボイス以下の粘
性を示す結晶性不飽和ポリエステルで、かかるポリエス
テルに関しては例えば特開昭54−54−8O号および
特開昭55−165211号に詳細に記載されている。
固体状であり、かつ軟化点以上で500ボイス以下の粘
性を示す結晶性不飽和ポリエステルで、かかるポリエス
テルに関しては例えば特開昭54−54−8O号および
特開昭55−165211号に詳細に記載されている。
本発明の粘結剤を用いて樹脂被覆砂(コ5.−テッドサ
ンド)を形成する一例の方法では、結晶性不飽和ポリエ
ステル樹脂とあらかじめ予熱(120゜〜200℃)し
た通常のけい砂(96重t%Sing純度)または高一
度けい砂(98重量%以上のSin8M度)をミ、、に
サーに投入し、次いで触媒・ジアリルフタレー′・誉モ
ノマー等の架橋剤を配合し・た重合触媒液を添加し、最
後に流動性向上のためワックス類、例えばステアリン酸
カルシウム等ヲ加え砂粒を分離させてコーテツドサンド
を作製する。このコーテツドサンドを用いて鋳型を作成
するには、鋳型の寸法形状および粘結剤の主剤である熱
硬化性樹脂の種類により、あらかじめ200〜250℃
に予熱した金型コーテツドサンドを入れ、10〜180
秒保持焼成す・る。
ンド)を形成する一例の方法では、結晶性不飽和ポリエ
ステル樹脂とあらかじめ予熱(120゜〜200℃)し
た通常のけい砂(96重t%Sing純度)または高一
度けい砂(98重量%以上のSin8M度)をミ、、に
サーに投入し、次いで触媒・ジアリルフタレー′・誉モ
ノマー等の架橋剤を配合し・た重合触媒液を添加し、最
後に流動性向上のためワックス類、例えばステアリン酸
カルシウム等ヲ加え砂粒を分離させてコーテツドサンド
を作製する。このコーテツドサンドを用いて鋳型を作成
するには、鋳型の寸法形状および粘結剤の主剤である熱
硬化性樹脂の種類により、あらかじめ200〜250℃
に予熱した金型コーテツドサンドを入れ、10〜180
秒保持焼成す・る。
以上のように本発明の粘結剤は特定の亜鉛化合物を崩壊
補助剤として用いたことにより、結晶性不飽和ポリエス
テル樹脂をバインタとするシェルモールド法による鋳型
および中子の成形において鋳造時に崩壊補助剤自身でガ
スを発生することが少なくても鋳型および中子の崩壊性
を著しく高めることができたものであり、従来の粘結剤
を用いた場合の「砂焼き処理」を省略することを可能に
した。もので極めて有用なものである。
補助剤として用いたことにより、結晶性不飽和ポリエス
テル樹脂をバインタとするシェルモールド法による鋳型
および中子の成形において鋳造時に崩壊補助剤自身でガ
スを発生することが少なくても鋳型および中子の崩壊性
を著しく高めることができたものであり、従来の粘結剤
を用いた場合の「砂焼き処理」を省略することを可能に
した。もので極めて有用なものである。
次に本発明を実施例、比較例および試験例につき説明す
る。
る。
実施例1
あらかじめ200°Cに加熱した日光けい砂4&9をミ
キサーに投入し、攪拌しながら市販の結晶性不飽和ポリ
エステル樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名ニスター
N 2000 )909を投入し、さらに攪拌を続けな
がら樹脂が完全に溶融し、砂粒に゛被覆した場合に、あ
らかじめジクミルパーオキサイド2gを、ジアリル7タ
レートモノマー10pとエチルアルコール20りの混合
溶液に溶解しておいた重合触媒液を添加し、更に80秒
後に酸化亜鉛0.99 (結晶性不飽和ポリエステル樹
脂100重量部に対して1重量部に相当)を添加し、更
に攪拌を行ない、鋳砂を投入した時より8分攪拌した時
点でステアリン酸カルシウムを49投入し、鋳砂が□は
ぐれ、乾燥状態になるまで攪拌しミその後ミキサーより
取り出して樹脂被覆砂を得た。
キサーに投入し、攪拌しながら市販の結晶性不飽和ポリ
エステル樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名ニスター
N 2000 )909を投入し、さらに攪拌を続けな
がら樹脂が完全に溶融し、砂粒に゛被覆した場合に、あ
らかじめジクミルパーオキサイド2gを、ジアリル7タ
レートモノマー10pとエチルアルコール20りの混合
溶液に溶解しておいた重合触媒液を添加し、更に80秒
後に酸化亜鉛0.99 (結晶性不飽和ポリエステル樹
脂100重量部に対して1重量部に相当)を添加し、更
に攪拌を行ない、鋳砂を投入した時より8分攪拌した時
点でステアリン酸カルシウムを49投入し、鋳砂が□は
ぐれ、乾燥状態になるまで攪拌しミその後ミキサーより
取り出して樹脂被覆砂を得た。
以下同様の手法を繰返し、酸化亜鉛の添加量i、s g
(2重量部ン、4.59 (5重量部)、9ノ(10
重量部)の8種類の樹脂被稜砂を作製した!但し括弧内
は結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量部部に対す
る数量を示す。以下同じ。
(2重量部ン、4.59 (5重量部)、9ノ(10
重量部)の8種類の樹脂被稜砂を作製した!但し括弧内
は結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量部部に対す
る数量を示す。以下同じ。
比較例1“
実施例1に示したと同様の手法で、酸化亜鉛の添加量を
0.18.59 (15重量部)、189 ”(20重
量部)とした8種類の樹脂被覆砂を作製した。
0.18.59 (15重量部)、189 ”(20重
量部)とした8種類の樹脂被覆砂を作製した。
試験例1
実施例1および比較例1で作製した樹脂被覆砂につき、
それぞれディタート社°製のシェル砂高温引張試験機に
より、280°Cで60秒焼成後直ちに引張試験を行な
い、酸化亜鉛の強度への影響を調べた。次いで、各樹脂
被覆砂を190℃に加熱した金型に流し込み、280℃
で5分間保持後パリを削って50X50X2Qmxの試
験片にした。
それぞれディタート社°製のシェル砂高温引張試験機に
より、280°Cで60秒焼成後直ちに引張試験を行な
い、酸化亜鉛の強度への影響を調べた。次いで、各樹脂
被覆砂を190℃に加熱した金型に流し込み、280℃
で5分間保持後パリを削って50X50X2Qmxの試
験片にした。
この試験片をアルにラム箔で包み、500℃に保持して
いる電気炉に入れ20分間加熱後取り出して冷却した。
いる電気炉に入れ20分間加熱後取り出して冷却した。
この加熱処理は樹脂被覆砂で中子を作製し、これを使用
して鋳造した場合の一番崩壊性の悪い状態に相当するも
+4で、通常の金型重力鋳造で肉厚80關の中子の中心
が受ける加熱条件にtt it一致している。この遣う
に加熱した試験片はアルミニウム箔をとり、4メツシユ
の篩に入れ、ロータツブ試験機を用いて、試験時間と砂
落ち量の関係を測定し、崩壊性を求めた。以上の強度試
験の結果を第1表に、崩壊性試験の結果を第1図に示す
。第1表より酸化亜鉛は1重量部より10重量部の範囲
で結晶性不飽和ポリエステルの硬化を阻害してはいなく
、15重量部以上では硬化の妨害となっていることがわ
かる。従って第1図より判るように酸化亜鉛の添加量を
増すに従って崩壊性が良くなるが、15重量部以上で崩
壊性がよいのは元々樹脂が硬化しなかった事によるため
であり、好ましくないのである。
して鋳造した場合の一番崩壊性の悪い状態に相当するも
+4で、通常の金型重力鋳造で肉厚80關の中子の中心
が受ける加熱条件にtt it一致している。この遣う
に加熱した試験片はアルミニウム箔をとり、4メツシユ
の篩に入れ、ロータツブ試験機を用いて、試験時間と砂
落ち量の関係を測定し、崩壊性を求めた。以上の強度試
験の結果を第1表に、崩壊性試験の結果を第1図に示す
。第1表より酸化亜鉛は1重量部より10重量部の範囲
で結晶性不飽和ポリエステルの硬化を阻害してはいなく
、15重量部以上では硬化の妨害となっていることがわ
かる。従って第1図より判るように酸化亜鉛の添加量を
増すに従って崩壊性が良くなるが、15重量部以上で崩
壊性がよいのは元々樹脂が硬化しなかった事によるため
であり、好ましくないのである。
向第1図において曲線1,2,3.4.5.6および7
は゛それぞれ酸化亜鉛が0.1.2,5,10,15お
よび20重量部の場合の崩壊性を示す。
は゛それぞれ酸化亜鉛が0.1.2,5,10,15お
よび20重量部の場合の崩壊性を示す。
実施例2
実施例1に示した手法で、酸化亜鉛の代りに水酸化亜鉛
を結晶性゛不飽和ポリエステル樹脂100゜重量部に対
してJl、2.5および10重量部にな・−。
を結晶性゛不飽和ポリエステル樹脂100゜重量部に対
してJl、2.5および10重量部にな・−。
るようにして樹脂被覆砂4種類を作製した。
比較例2
実施例1に示した手法で水酸化亜鉛の添加量を結晶性不
飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して15および
20重量部になるようにして樹脂被覆砂2種類を作製し
た。
飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して15および
20重量部になるようにして樹脂被覆砂2種類を作製し
た。
実施例8
実施例1に示した手法で、酸化亜鉛の代りに酢酸亜鉛を
結晶、性不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して
1,2,5および°10重量部になるようにして樹脂被
覆砂4種類を作製した。
結晶、性不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して
1,2,5および°10重量部になるようにして樹脂被
覆砂4種類を作製した。
比較例8 。
実施例8において酢酸亜鉛の添加量を結晶性不飽和ポリ
エステル樹脂i o o、重量部に対して15および2
0重量部になるようにした以外は同様にして2種類の樹
脂被覆砂を作製した。
エステル樹脂i o o、重量部に対して15および2
0重量部になるようにした以外は同様にして2種類の樹
脂被覆砂を作製した。
試験例2
実施例2およびδ、比較例2および8の合計12種−の
樹脂被覆砂について試験例1に示す手法で引張強度およ
び崩壊性を測定し、引張強度を第1表に示し、水酸化亜
鉛を用2いた場合の崩壊性を第2図に、酢酸亜鉛を用い
た場合の崩壊性を第8図にそれぞれ示す。同第2図およ
び第8図において曲線1,2.8,4.5および6はそ
れぞれ亜鉛化合物が1.2.5,10.15および20
重社部の場合の崩壊性を示す。これ等の結果から水酸化
亜鉛および酢酸亜鉛の場1合についても酸化亜鉛と同様
の傾向であることがわかった。
樹脂被覆砂について試験例1に示す手法で引張強度およ
び崩壊性を測定し、引張強度を第1表に示し、水酸化亜
鉛を用2いた場合の崩壊性を第2図に、酢酸亜鉛を用い
た場合の崩壊性を第8図にそれぞれ示す。同第2図およ
び第8図において曲線1,2.8,4.5および6はそ
れぞれ亜鉛化合物が1.2.5,10.15および20
重社部の場合の崩壊性を示す。これ等の結果から水酸化
亜鉛および酢酸亜鉛の場1合についても酸化亜鉛と同様
の傾向であることがわかった。
間第1図中崩壊性は次の式に従って算出した。
以上実施例および比較例で示したように、亜鉛化合物の
添加は結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対
して0.5〜lO重量部の範囲で樹脂被覆砂の強度を阻
害することなく、崩壊性を向上させている。そして亜鉛
化合物の適当な量の結晶性不飽和ポリエステル樹脂への
添加は、金属架橋を生じるために強度へ悪影響を及ぼさ
ず、ま、1゜た鋳造時に受ける熱ではこの金属架橋が破
壊されるので崩壊性が向上する3ものと考えられる。
添加は結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対
して0.5〜lO重量部の範囲で樹脂被覆砂の強度を阻
害することなく、崩壊性を向上させている。そして亜鉛
化合物の適当な量の結晶性不飽和ポリエステル樹脂への
添加は、金属架橋を生じるために強度へ悪影響を及ぼさ
ず、ま、1゜た鋳造時に受ける熱ではこの金属架橋が破
壊されるので崩壊性が向上する3ものと考えられる。
第1図、第2図および第8図は酸化亜鉛、水酸化亜鉛お
よび酢酸亜鉛を用いた実施例および比1較例に示す樹脂
被覆砂の崩壊性を示す曲轡図である。
よび酢酸亜鉛を用いた実施例および比1較例に示す樹脂
被覆砂の崩壊性を示す曲轡図である。
Claims (1)
- 1 結晶性不飽和ポリエステル樹脂100重量部に、酸
化亜鉛、水酸化亜鉛および酢酸亜鉛から成る群から選ば
れた1種の亜鉛化合物0.5〜10*量部を加えて成る
ことを特徴とする鋳物砂用粘結剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9934582A JPS58218342A (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | 鋳物砂用粘結剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9934582A JPS58218342A (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | 鋳物砂用粘結剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58218342A true JPS58218342A (ja) | 1983-12-19 |
Family
ID=14245018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9934582A Pending JPS58218342A (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | 鋳物砂用粘結剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58218342A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107876691A (zh) * | 2017-10-12 | 2018-04-06 | 东风精密铸造安徽有限公司 | 一种熔模铸件用型芯材料及其制备方法 |
-
1982
- 1982-06-11 JP JP9934582A patent/JPS58218342A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107876691A (zh) * | 2017-10-12 | 2018-04-06 | 东风精密铸造安徽有限公司 | 一种熔模铸件用型芯材料及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5143665A (en) | Method of producing molds that can be washed away with water and use of such molds | |
US4246165A (en) | Preparation of coated casting sand using unsaturated polyester resin as binder | |
JPS58218342A (ja) | 鋳物砂用粘結剤 | |
JPS60227944A (ja) | 鋳物砂用粘結剤 | |
JPS58202943A (ja) | 鋳物用樹脂被覆砂 | |
JP2660186B2 (ja) | 鋳物砂用粘結剤 | |
JP3043812B2 (ja) | 熱硬化鋳型用結合剤及びそれらの用途 | |
JPS5945054A (ja) | 軽合金鋳造用中子の製造方法 | |
JPH05353A (ja) | 軽合金鋳造用鋳型の崩壊剤、コーテツドサンド組成物及び鋳型 | |
JPS5973143A (ja) | シエルモ−ルド用樹脂被覆砂粒 | |
JP2002263787A (ja) | シェルモールド用レジンコーテッドサンドの製造方法 | |
JPS59197339A (ja) | 鋳物砂用結合剤 | |
SU1252014A1 (ru) | Смесь дл изготовлени литейных стержней | |
RU2152841C1 (ru) | Суспензия для изготовления литейных керамических форм и стержней | |
JPS61245937A (ja) | 鋳型材料組成物 | |
JPS60108138A (ja) | 鋳造用鋳型組成物 | |
JP3145548B2 (ja) | シェルモールド用鋳型材料 | |
JPH06312239A (ja) | 鋳物砂用粘結剤 | |
SU906640A1 (ru) | Самотвердеюща смесь дл изготовлени литейных форм и стержней при литье химически активных металлов | |
JPH0763800B2 (ja) | 鋳物用発熱材の成形法 | |
JP2024518029A (ja) | 耐火性物品及び組成物 | |
SU660771A1 (ru) | Смесь дл изготовлени литейных оболочковых форм и стержней по нагреваемой модельно-стержневой оснастке | |
JPH0763799B2 (ja) | 発熱性ネックダウンコア―の製造方法 | |
JPS60145239A (ja) | 鋳物砂用粘結剤 | |
JP3131640B2 (ja) | 鋳型製造用粘結剤組成物及び鋳型の製造方法 |