JPS58216195A - 〔(ヘプタフルオロプロポキシ)パ−フルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシラン及びその製法 - Google Patents

〔(ヘプタフルオロプロポキシ)パ−フルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシラン及びその製法

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JPS58216195A
JPS58216195A JP57098545A JP9854582A JPS58216195A JP S58216195 A JPS58216195 A JP S58216195A JP 57098545 A JP57098545 A JP 57098545A JP 9854582 A JP9854582 A JP 9854582A JP S58216195 A JPS58216195 A JP S58216195A
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heptafluoropropoxy
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (但しRiアルキル基である)で示される〔(ヘプタフ
ルオロプロポキシ)ノや−フルオロエチル力ル?ニルオ
キシ〕プロピルトリアルコキシシラン及びその製法を提
供するものである。
従来Y −A −512,(Zはハロゲン原子又はアル
コキシ基、Yは官n〔基、Aは直鎖またけ分枝状のアル
キレン基などを表わす)で示される官能性アルキルシラ
ン化合物、例えば3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、2−シアノエチルトリクロロシラン、ニーメトキシ
カルがニルトリメトキシシランなどは公知の化合物で繊
維表面などへの撥水処理剤、防蛸剤等に使用され得るこ
とが知られている。さらに含フツ素系シラン化合物とし
てr、r、r−)リフルオログロビルトリアルコキシシ
ランも公知の化合物であり、繊維処理剤等に使用されて
いる。
本発明省は長年有用な釉々の官能性有機珪素化合物の合
成研究を続けて来た。その結果、新規で且つ有用な化合
物である、一般式 %式% (iLt L R[アルキル基である)で示される〔(
ヘプタフルオロプロポキシ)パーフルオロエチルカルボ
ニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシランを合成し、
その構造及び用途全確認、本発明を冗成し提供するに至
った。
本発明の新規化合物である〔(ヘプタフルオロプロポキ
シ)ノ母−フルオロエチル力ルがニルオキシ〕プロピル
トリアルコキシシランは一般式%式% (但しRにアルキル基である)で示される化合物である
。上記式中でRとしては公知の有機珪素化金物と同様に
アルキル基が特に限定されず使用さ    ゛れるが工
業的にげ一般にメチル基、エチル基、n−プロピル基な
どの炭紫原子数/〜bの飽オ[1又は不飽和の重鎖状も
しくは分枝状低級アルキル基が好適(で使用される。
本発明の〔(ヘプタフルオロ70ロア1?キシ)パーフ
ルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリアルコキ
シシランは一般に次の(イ)〜に)のような手段で上記
一般式の各化合物であることを確認することが出来る。
(イ)赤外吸収スペクトル(ir) k:測定すること
により、2 g ’l O〜309 Q ont ’付
近KCHi合に基づく吸収、17g0ωr1付近にニス
デル基のカルブニル結合に基づく吸収、91O〜/ 3
 g Q 0III’に強いCF  結合およびSiO
舶合に基づく吸収が現われる。
(o)  j3c−核磁気共鳴スペクトル(”C−nm
r )を副ボすることにより、該シラン分子中の炭素原
子の個数、炭素鎖の配列様式、炭素原子の結合様式を知
ることが出来る。珂」ち”C−nmr(テトラメチル7
ラン基準)に於いて、上記一般式中の珪素原子に置換す
るアルコキシ基の釉耕にかかわらず、91rIS1の%
南なピークか観察さrL、一般的にそtぞれのピークの
化学シフト値(δ+ ppm )は以下の様に#籾する
ことが出来る。
〔S−3〕〔71〕0〔lO/〕〔107〕1 [//9] また、19F−核磁気共鳴スペクトル(19F−nmr
 )を測定することにより、炭素原子とフッ素原子との
結合様式を詳細に決定することが出来る。
卯ち19F −nmr (フルオロトリクロロメタン基
準)に於いて、上記一般式中の珪素原子にtβ挨するア
ルコキシ基の検知にかかわらす、S種類の炭糸−フッ素
結合に基づく特有なピークが観察さ扛、しかもそrLぞ
γ1.のピークの化学シフト値(δ+ ppm)はアル
コキシ基の種類にかかわらすほぼ−だ値を示し、以下の
様に帰属することが出来る。
o   [t3/]     [/、29.5〕11 CF3C33,3〕Cg2’3 〔g3〕 (但し、上記>cFo −CF2−の〔ど3.S″II
)pmtJ四重糾の平均仙で示した。) (ハ) 狛量スイクトル(ms)  を測がし、観察さ
れる各ど−り(一般にはイオンの分子量m會荷電数eで
割ったm/eで表わされる質搦費)に相当する組成式を
算出することによシ、測定に供した試料の結合様式さら
に終局的にはその分子量會推足することが出来る。部ち
測定に供した試別ケ一般式 %式% で表わした場合、一般に分子イオンビーク(Me) カ
ラROカ脱lrm LiM113− ROcy)質−y
一 数に相当するピークの他に、M   5i(OR)5、
(RO)5SiCH2CH2CH2”’、(RO)35
1eOヒ’ −フカ現われる。ざらにフッ素を含むイオ
ンピークとしてm / e / A 9 (C3F7■
に相補)、m / el19(02E5■に相当)、m
/e69 (CF3■に相当)等の諸ピークをM察する
ことが出来る。
に)元素分析によって炭素、水紫、フッ素、珪素の各1
−%を求め、さらに認知さ牡た各元素の重量%の和を1
00から減じることにより、酸素の重量%全算出するこ
とが出来、従って該試料の糾成式紮決足することか出来
る。
本発明の〔(ヘグタフルオロプロポキシ)パーフルオロ
エチルカル?ニルオキシ〕フロピルトリアルコキシシラ
ンに前記一般式中ORの種類によってその性状が多少異
なるが例えばRが低級アルキル基のときは一般に常温常
圧に於ては高沸点を有する無色無臭の透明液体状のもの
が多い。具体的には後述する実施例に示すが、上記液体
は一般の有機化合物と同じように分子量が大きくなる程
沸点が高くなシ、また粘度も増す11:i同がある。本
発明の〔(ヘゾタフルオロプロポキシ)ノクーノルオロ
エチル力ルポニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシラ
ンはベンゼン、エーテル、アルコール、クロロホルム、
四塩化戻累、アセトニトリル、N。
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
の一般有機溶媒に良く溶ける。また、水には不溶であっ
て混ざり合わす、下部に沈む軸向にある。水との混合物
を長期間攪拌しながら室温で放置すると徐々にでtゴあ
るがアルコール全放出しながら自車1]的に加水分解を
始める。該加水分解反応は酸又汀塩基の存在、さらには
加温することによって着しく促進され、終局的には加水
分解縮合反応によって〔(ヘプタフルオログロポキシ)
ノ々−フルオロエチルカル?ニルオキシ〕グロビルポリ
シルセスキオキザンに変化する性質會有する。
本発明の〔(ヘグタフルオロノロポキシ)パーフルオロ
エチルカルがニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシラ
ンの製造方法は特に限定されず如何なる方法によっても
良い。一般に好適に採用される代表的な製造方法をり下
に説明する。ν1」ち下記式で示される(ヘグタフルオ
ロプロボキシ)ツク°−フルオロプロピオン酸アリルと
一般弐HS l (OR) 。
(但しRはアルキル基である)で示さ扛るシラン化合物
とを触媒の存在下又は不存在下に反L17、させること
によって好収率で目的とする〔(ヘプタフルオロプロポ
ギシ)ツクーフルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピ
ルトリアルコキシシランをイnることが出来る。上記反
応を化学式で示せば下記の辿りでを)る。
1 (RO)、5ICH2CH2CH20CCFOCF2C
F2CF。
CF。
上記式で示される(ヘゾタフルオロプロポキシ)パーフ
ルオロプロピオン酸アリルは、その製法に限定されず、
如何なる方法を採用してもよい。一般に好適に採用さt
する方法は、ヘキサフルオログロピレンオキシドの二童
化によって得らV、る(ヘブタフルオロノロボキシ) 
/41−フルオロプロピオン酸フルオリドとアリルアル
コールとヲにン媒の存在下又は不存在下に反応させるこ
とによってイnる方法である。
またM mシ一般式H3l (OR) 、  で示さ肛
るトリアルコキシシランも公知の化合物であり、その製
法に限定されず使用出来る。また該反応な速やかに行な
うためには触媒を用いることが望ましい。該触媒として
汀、いわゆるヒドロシリル化反応に一般的に用いら扛る
触媒であ′nは翁に限足さnす使用することが出来る。
夕11えは、一般杵は塩化白金酸等の白金化合物が少量
でしかも効果的である場合が多いので好適でを、る。本
発明に於ける上記(ヘプタフルオロプロポキシ)パーフ
ルオロプロピオン酸アリルとトリハロゲノシランあるい
はトリアルコキシシランとの孜応の代表例は後記する実
施例で詳述する。該反応は一般に無浴媒に於いても実施
することが出来るが、通常溶媒の存在下に実施するのが
一般的である。該溶媒としては、原料酸いは触媒と反応
し7.rい溶媒々らば特に限定されず用いることが出来
、一般にはベンゼン、トルエン、ヘキサン等の炭化水素
糸浴媒;クロロホルム、四れl化埃素等のハロゲン化炭
化水巣系浴媒:ソメチルエーテル、ジエチルエーテル等
のエーテル系溶媒等が好適に使用される。
市だ前記反応朱件は特に限定さ扛るものではないが、原
料のfilj類、触媒のa!類、浴碗の有無又は坤類等
によって異なる場合があるので予め好適な条件を逃足し
て実施するのが好ましい。一般には一ノ0〜//)0℃
の洗^度下に、数lメツ分〜qO時間の範囲で選べは十
分である。また反応圧力は人動圧下に十分に進行するの
で通常は常圧で夾施す′!′しはよく、必要に応じて加
圧下或いは減圧下で実施することも出来る。
さらに〔(ヘプタフルオロプロポキシ)パーフルオロエ
チルカルボニルオキシ〕プロピル) IJアルコキシシ
ランは前記反応式に従い(ヘプタフルオロプロポキシ)
ノや−フルオロプロピオン酸アリルとトリアルコキシシ
ランとwh応させることに   ゛よって得ら扛る他に
、次の様な方法によって侍ることも出来る。汐11えば
、(ヘプタルオロプロポギシ)ノ9−フルオロプロピオ
ン酸アリルと一般式H3IX、 (但し、Xはハロゲン
原子である)で示されるシラン化合物とを触媒例えば塩
化白金酸などの存在下に反応させることによシ下記一般
式で示される〔(ヘプタフルオロプロポキシ)ツヤーフ
ルオロエチルカル?ニルオキシ〕フロピルトリハロrノ
シランとする方法が好適である。次いで一般式 %式% (但しXはハロゲン原子である)で示される〔(ヘプタ
フルオロプロポキシ)ノや−フルオロエチルカル?ニル
オキシ〕ソロビルトリハロダノシランと一般式ROH(
但しRはアルキル基である)で示されるアルコールとを
反応させることによって得ることが出来る。該反応の代
表例は後述する実施例で詳述する。該反応は一般に無溶
媒に於いても実施することが出来、その様な場合に於い
てid[(ヘプタフルオロプロポキシ)ノ母−フルオロ
エチルカルポニルオキシ〕プロビルトリノへロダノシラ
ン/当量に対し、該反応試剤であるアルコールを3倍当
量以上、好ましくはS〜700倍当量以上使用すること
により、平滑に反応を進行させることが出来る。該反応
に溶媒を用いる場合、該溶媒としては原料と反応しない
溶媒であれば特に限定されず用いることが出来、一般に
はベンゼン、トルエン、ヘキサン等の炭化水素系溶媒;
ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶媒等が好適に使用される。
捷た、該反応条件は特に限定されるものではないが、原
料の種類、溶媒の有無又は種類によって異なる場合があ
るので予め好適な条件を選定して実施するのが好ましい
。一般には一70〜/ろ0℃、好ましくは一30〜/3
0℃の温度下に、数10分〜tO時間の範囲で選べば十
分である。また、反応圧力は大気下に於いて十分に進行
するので通常は常圧で実施すれば良く、必要に応じて加
圧下或いは減圧下で実施することも出来る。また該反応
は通常〔(ヘプタフルオロプロポキシ) ノ? −フル
オロエチルカルボニルオキシ〕プロビルトリハログノシ
ラン或いはその溶液に、アルコール或イはアルコールを
前記溶媒の一種又は二種以上と混合した浴液を攪拌下に
加乏ることにより行なうのが好ましい。該反応に於いて
はアルコールの添加に従い、ハロダン化水素が生成する
。該反応tこより生成1−るハロダン化水素は反応条件
によっては目的とする生成物である〔(ヘプタフルオロ
プロポキシ)バーフルオロエチルカルがニルオキシ〕プ
ロピルトリアルコキシシラン或いはその前駆体と反応す
ることにより、種々の望寸しくない副反応生成物を与え
る場合が多いため、反応系に9素ガス、ヘリウムガス等
の不活性ガスを導入することにより、該ハロク゛9ン化
水素を反応系外に逸散させることが望ましい。゛また反
応系に有機塩基(例えばトリエチルアミン、トリブチル
アミン、ピリジン等)又は無機塩基(例えば炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等)を該ハロダン化水素の捕捉剤と
して添加することも1斤極めて望捷しい態様である。
更に捷た前記した様に〔(ヘプタフルオロプロポキシ)
ツクーフル万ロエナル力ルポニルオキシ〕プロピルトリ
アルコキシシランに於いてはアルコキシ基が低級である
程高級アルコキシにlTh¥換され易い性質を有するの
で、このよう外性状を利用すれば低級アルコキシ基を含
む〔(ヘプタフルオロプロポキシ)ツヤーフルオロエチ
ルカル列?ニルオギシ〕ゾロピルトリアルコキシシラン
を該アルコキシ基よりも高級なアルコールと触媒の存在
下又す1丁不存在下に接触させ、1首換反応に」:り生
成する低級アルコールを連続的に分別蒸留等の手段で分
離することによって、目的のアルコキシ基を含む〔(ヘ
プタフルオロプロポキシ)ノや−フルオロエチルカルが
ニルオキシ〕プロビルトリアルコギシシランを得ること
が出来る。
前記した方法Vこより製造した〔(ヘプタフルオロプロ
ポキシ)ツヤーフルオロエチルカル?ニルオキシ〕プロ
ピルトリアルコキシシランは減圧蒸留又は真空蒸留等の
手段によりN ml)することが出来る。反応終了後の
反応系中に不直性の固体等が存在する場合には該蒸留を
行なう捷えに濾過等の操作毛・施すこと、捷か反応終了
後の反応系中Vこ溶媒等の低沸点化合物が存在する場合
には該蒸留を行なう捷えに常圧蒸留を行なうこと等も、
より高純度の目的とする〔(ヘプタフルオロプロポキシ
)ツク−フルオロエチルカルがニルオキシ〕フロピルト
リアルコキシシランを得る上で好オしい。
本発明の〔(ヘプタフルオロプロポキシ)パーフルオロ
エチルカルボニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシラ
ンは該分子中に多数のフッ素原子を含有し、さらに加水
分解によって脱水縮合しやすいトリアルコキシシリル基
を含有しているため、該〔(ヘプタフルオロプロポキシ
)パーフルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリ
アルコキシシランを単独、もしくは他の有機又は無機珪
素化合物と共に加水分解することにより、撥水性さらに
撥油性を賦与した?リシルセスキオキサン誘導体を得る
ことも出来る。この場合該〔(ヘプタフルオロプロポキ
シ)ツクーフルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピル
トリアルコキシシランは部分的に又は完全に加水分解さ
せることによって架橋した強固な被膜とすることも出来
るのでガラス、セメント、モルタル等の無機材料;紙、
木材、セルロース、ナイロン等の有機材料等についての
種種の形態の加工物の表面に伍布することVこより、該
加工物して撥水性を付与することが出う1モる。プらに
M〔(ヘプタフルオロプロ・?キシ)パーフルオロエチ
ルカルポニルオギシ〕フ0ロビルトリアルコキシシラン
は、優れブζjlil+癌活性?Mする〔(−Xブタフ
ルオロプロポキシ)ノ?−フルオロエチルカルボニルオ
キシ〕プロピル?リシルセスキオキサンの原料としても
利用することがLI3来る有用な化合物でもある。
本発明を更に具体的に説明するために以下に実施例及び
応用例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。尚実施例に於いて°’ Et
″′けエチル基を意味する。
実施例/ α−(n−へブタフルオロプロ、1?キシ)ノeフルオ
ロゾロピオン酸アリル(37゜01g、。
0 、 / Omole)と塩化白金酸乙水和物<20
mi)の混合物に新しく蒸留したトリエトキシシラン(
1g、0711.、θ、 / / mole)を加え、
氷水浴上で3時間撹材した後室温で一夜攪拌を続け、さ
らに油浴上でgθ℃に3時間加熱した。蒸留によシ低沸
点留分を該反応混合物から除いた後残漬を真空蒸留する
ことにより、沸点IO3〜7℃/7++lalHg  
の無色透明液体(4/ 、 / / L)を得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ29g0129’
IO1,29θθd1にCH結合に基づく吸収、77 
g Scm ’ Kエステル基のカルボニル結合に基づ
く強い吸収、/ 3 g O〜9 / Ocm−’にC
F結合およびSiO結合に基づく強い吸収を示した。そ
の元素分析値にC、? 、? 、 9 g係、Hll、
35%、Fグー、06ヂ、51 5.、lr’Z係であ
って組成式C15H2+05’11S”−ダ/I1.グ
ー)に対する計算値であるC311.75%、Hll、
、0gチ、F IlO,3ユ係、s+s、l12係によ
く一致した。また、質量スペクトルを測定したところ、
rry’e 37 /にCF。
20Kに(Eta) 3S IcH,、、CH2CH2
Oに対応するピーク、rry’e /乙9にC3F7■
に対応するピーク、プe/乙3に(EtO)、Sl■に
対応するピーク、m/e / / 9にCF2CF2O
に対応するピーク、r+1//e6qにCF2Oに対応
する各ピークを示した。さらに13C−核磁気共鳴スペ
クトル(δ* ppm ’テトラメチルシラン基準)お
よび F−核磁気共鳴スペクトルを測定したところ、そ
の解析結果は次の通りであった。
なお C−nmrは該化合物に含まれるフッ素原子の全
領域を一変に照射することにより、完全デカップル条件
下で測定した。
(1)  ” C−nmrの結果 C1g、/〕C乙、g〕C7/、0”J O[/α、5
]  腰、4]1 9 (II)   F−nmrの結果 OC/3/、/〕Cl27.5〕 1 CH2,g3 上記の結果から、単離生成物が3−〔α−(n−へブタ
フルオロプロポキシ)ツク−フルオロエチルカルがニル
オキシ〕プロピルトリエトキシシランであることが明ら
かとなった。収率は用いたα−(n−へブタフルオロプ
ロポキシ)パーフルオロプロピオン酸アリルに対し’7
9 、3 % (0,079mole)であった。
実施例コ 3−〔α−(n−へブタフルオロプロポキシ)パーフル
オロエチルカルがニルオキシ〕プロピルトリクロロシラ
ン(g、9S1..0.0/gmo1e)にヘキサンC
30y)を加え、混合物をドライアイスで冷却しながら
無水エタノール(/ !; 、 5 g、>を滴下し、
さらに9時間攪拌した。次いで氷水浴上で3時間攪拌し
ながら減圧下に低沸点揮発性成分に留去した。残漬を真
空蒸留することにより、実施例1で得たものと同一生成
物(実1例/と同様な分析で確認)である。3−〔α−
(n−へブタフルオロプロポキシ)ノ千−フルオロエチ
ルカルがニルオキシ〕プロピルトリエトキシシラン、s
 、 q ? p (収率乙3./%)’lr得た、実
施例3 3−〔α−(n−ヘゾタフルオロプロポキシ〕パーフル
オロエチルカルボニルオキシ〕フロビルトリクooシラ
ン(7,4乙9..0 、0 / 5 mole)、ベ
ンゼンC20mg)、ジエチルx −テA、 (20r
nt)の混合物を食塩/氷を用いた寒剤浴で冷却し、攪
拌しながら無水メタノール(//、0fl)を徐々に滴
下した。反応混合物は氷水浴上で3時間攪拌し生成した
白色沈殿を濾過によって除き、さらに低沸点留分を除い
た後残渣を真空蒸留することによシ、沸点92〜95 
℃/ 9 mmHgの無色透明液体C’1.0/l)を
得た。赤外吸収スペクトルを測定したところ2930.
 、:)、g ’l!;crrT’にCH結合に基づく
吸収、/7g0cm’にエステル基のカルボニル結合に
基づく強い吸収、/3gO〜9s。
cn+KcF結合および310結合に基づく強い吸収を
示した。その元素分析値Ir1G29 、711%、H
3、’lA%、FIIIl、、2STo、s+  l、
、3g%テあッテ組成弐〇、2)1,505F、、Sl
 (ll’7 /)、 33 )に対する計算値である
C30.2乙係、H3,/7チ、Fl13.ggチ、s
+s、qo係によく一致した。、また質量スペクトルを
測定したところ、m / e ’I A /に CF。
り、m/e/2/に(CH,O) 、S l■に対応す
るピーク、m / e乙9にCF5■に対応する各ピー
クを示した。 さらに実施例/と同様にして C−nm
rおよび”F−nmrを測定したところ、その化学シフ
ト値の解析結果は次の通りであった。
(1) ” C−nmr Cs、ll〕C7/、03 oc10/、s〕ClCf
7.’l〕1 (It) ” F−nmr QC/3/、/’3   [/:19.S〕1: 〔犯、7〕 上記の結果から、単離生成物が3−〔α−(n−へブタ
フルオロプロポキシ)パーフルオロエチル力ルポニルオ
ギシ〕プロピルトリメチルシランであることが明らかと
なった。収率に用いた3−〔α−(n−へブタフルオロ
プロポキシ)バーフルオロエチルカル?ニルオキシ) 
フo e k ) リクロロシランに対しS乙、 / 
’% (0、0011Q−mole)であった。
実施例t 3−〔α−(n−−\ブタフルオロプロポキシ)パーフ
ルオロエチルカルデニルオキシ〕プロピルトリクロロシ
ラン(5,7/1..0.0//mole>    ’
をドライアイス浴上で冷却しながら無水アリルアルコー
ル(2g 、 3 g、)を滴下し、さらにS時間攪拌
した。次いで室温で4時間攪拌しながら減圧下に低沸点
揮発成分を留去した。残漬を真空蒸留することにより、
沸点1113℃10./S配)1gの無色透明のやや粘
稠な液体(2、g g 9.)を得た。赤外吸収スペク
トルを測定したところ、30 g O〜2 g g 0
cnT’にCH結合に基づく吸収、/ 7 g S c
m ’にエステル基のカルボニル結合に基づ〈強い吸収
、/3り0〜q11.0crIV1にCF結合および5
10結合に基づく強い吸収を示した。その元素分析値は
03g、3g%、H3,’ll、%、F37.5/S%
SI5.二ユ係であって組成式0式% である03g、99%、H3,g2俤、F3り、70係
、sl s、oクチによく一致した。着た、該生成物の
15cmnmrおよび”F−nmrを測定したところ、
その化学シフト値の解析結果は次の通シであった。
(1) ” C−nmr 〔/3乙−7〕      〔7,7〕     〔η
9.q″i o[:10/、S]    [/(77、
グ]1 〔77g、q〕 (li) ” F−nmr OCl3.0’I   〔/29.7〕I: 〔/3/、3’J 上記の結果から、単離生成物が3−〔α−(n−へブタ
フルオロプロポキシ)バーフルオロエチルカルがニルオ
キシ〕プロピルトリアリルシランであることが明らかと
寿っだ。収率は用い7’j 3−〔α−(n−へブタフ
ルオロプロポキシ)パーフルオロエチルカルボニルオキ
シ〕プロピルトリクロロシランに対しダ6.0%(0,
005,2mole )であった。
実施例S 3−〔α−(n−へブタフルオロプロポキシ)/′e−
フルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリブロモ
シラン(10,0θg、、o、oi乙mo l e )
をドライアイス浴上で冷却しながら無水イソプロピルア
ルコール(!f;0.0&)を加えて5時間攪拌した後
、該混合物を30分間Sθ℃に加熱した。低沸点成分を
蒸留により除いf後真空蒸留することにより無色透明液
体(3,/乙g)を得た。この液体は実施例/と同様な
分析により3−〔α−(n−へブタフルオロプロポキシ
)ツヤーフルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルト
リイソゾロポキシシランであることを確認した。捷た収
率は用いfr3−〔α−(n−へブタフルオロプロポキ
シ)バーフルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルト
リブロモシランに対し35..2%(θ、θ03 /;
 mo16)であツタ。
実施例ろ 無水n−ペンタノール(/5Orrtl)に金属ナトリ
ウムCO,5O9)を加えて7時間加熱還流した後、実
施例3で得られた3−〔α−(n−へブタフルオロプロ
ポキシ)ノぐ−フルオロエチルカル?ニルオキシ〕グロ
ビルトリメトキシシラン(3,θ1..θ、θθ乙3m
ole)を加えた。該混合物を、20時間加熱還流した
後、生成したメタノールならびに過剰のn−ヘキサノー
ルを減圧留去した。残渣に無水ヘキサンCISCl5O
を加えた俵、乾燥塩化水素ガスを、もはや白色沈殿が生
成しなくなるまで通気した。反応液を一夜冷蔵庫に放置
した後白色沈殿を吸引濾過することによって除き、次い
で低沸点成分を減圧留去し、さらに残渣を真空乾燥(1
00℃10 、 / ommHg) L目的物(3,7
4g)を得た。このものは実施例/と同様な分析により
3−〔α−(n−へブタフルオロプロポキシ)ノ千−フ
ルオロエチルヵルボニルオキシ〕プロピルトリ(n  
dントキシ)シランであることを確認した。収率は用い
た3−〔α−(n−へブタフルオロプロポキシ)パーフ
ルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリメチルシ
ランに対しq2./係(0,003gmole)であっ
た。
応用例/ 3−[α−(n−へブタフルオロプロポキシ)パーフル
オロエチルカル?ニルオキシ〕7°0ビル   ”トリ
メチルシラン<i、og、>を濃塩酸ユ滴を含む10%
含水メタノールCl0ral)VC溶解することにより
/ Ow / v %の溶液を調整した。該溶液に予め
sOoCの乾燥器中で恒量になるまで乾燥したユ枚のナ
イロン製シー)(50mm角)のうちの7枚を浸して充
分該溶液接触させた後、該溶液から取り出して風乾した
。該試料片を再びsOoCの乾燥器中に保存して恒量に
なるまで乾燥した後、未処理試料片と共にユ3℃の純水
C100at)中VC211時間浸漬した。該試料片を
浸漬浴から取り出し、乾燥ガーゼで拭いた後置試験片の
重量を測定することにより、それぞれの試験片の吸水率
を求めた。その結果、3−〔α−(n−へブタフルオロ
プロポキシ)ノや一フルオロエチルカルがニルオキシフ
プロピルトリメトキシシラン溶液で処理した試験片の吸
水率は未処理試験片の1/15以下であった。
なお、上記調整溶液をスプレーによりF紙に塗布し数日
乾燥したところ、該戸紙に完全な撥水性を与えた。
応用例ユ 3−〔α−(n−へブタフルオロプロIキシ〕ノ臂−フ
ルオロエチルカル?ニルオキシ〕プロピルトリエトキシ
シランのベンゼン溶液を希塩酸で処理することにより3
−〔α−(n−へブタフルオロプロポキシ)バーフルオ
ロエチルカルがニルオキシ〕プロピルポリシルセスキオ
キサンを半透明白色シロップ状物として得た。#ポリシ
ルセスキオキサンを界面活性剤ツイーンgoを含む試料
溶液を作成し、エールリッヒ癌細胞を有するマウス(雄
、6匹)を用いて延命効果試験を行なったところ、投与
量100mg/Kyに於いて平均生存日数はSS、O日
であり、顕著な延命効果が認められた。
特許出願人 徳山曹達株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 0)一般式(RO)3SICH2CH2CH20CCF
    OCF2CF2CF3CF3 (但しRはアルキル基である)で示される〔(ヘプタフ
    ルオロプロポキシ)バーフルオロエチルカルボニルオキ
    シ〕プロピルトリアルコキシシラン。 +21  α−(n−へブタフルオロプロポキシ)、+
    −フルオロプロピオン酸アリルと一般式HS I (O
    R) 。 (但しRはアルキル基である)で示されるシラン化合物
    と反応させること全特徴とする一般式%式% で示される〔(ヘプタフルオロプロポキシ)パーフルオ
    ロエチルカル?ニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシ
    ランの製造方法。 (3)  一般式 %式% (但しXはハロダン原子)で示さnるトリハロゲノシラ
    ン化合物と一般式ROM (但しRはアルキル基である
    )で示されるアルコールとを反応CF。 で示さ扛る〔(ヘプタフルオロプロポキシ)ノ母−フル
    オロエチル力ルポニルオキシ〕クロピルトリアルコキシ
    シランの製造方法。
JP57098545A 1982-06-10 1982-06-10 〔(ヘプタフルオロプロポキシ)パ−フルオロエチルカルボニルオキシ〕プロピルトリアルコキシシラン及びその製法 Granted JPS58216195A (ja)

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