JPS58215952A

JPS58215952A - モ−タの逆転防止機構

Info

Publication number: JPS58215952A
Application number: JP58090848A
Authority: JP
Inventors: ヘルマン・ゲルバ−; ミツヘル・シユムツツ
Original assignee: Societe des Compteurs de Geneve SODECO
Current assignee: Societe des Compteurs de Geneve SODECO
Priority date: 1982-06-01
Filing date: 1983-05-25
Publication date: 1983-12-15
Also published as: EP0095572A1; DE3368156D1; CH661159A5; US4532444A; JPH0156625B2; EP0095572B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はモータの逆転防止機構に関し、特に同期モータ
回転子を所望の方向に回転させ回転子の回転軸上で継続
して弾性力に付勢された状態で摺動する摺動面を少なく
とも一面有するノ・プを備えた同期モータ回転子の逆転
防止機構に関する。

例えば、スイス特許５７００６４号公報に示されている
ように、この種の逆転防止機構が多く知られているが、
これらはみな多数の部品から構成されているため、製造
および組立てに比較的コストが高くつく。

従って、本発明の目的は、この種の逆転防止機構の構造
を簡単にすることにある。

以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。

第１図および第２図において符号１で示すものは逆転防
止部材であり、この逆転防止部材１は、モールド部品と
して一体に形成され、２つのスライド面を有したノ・プ
２と、それぞれ端部が固定点に支持された止め部材３．
４とからなっている。

この止め部材３．４は弾性アーム７．８を介してハブ２
と弾性的に連結されている。

ハブ２のスライド面は、径方向に互いに弾性力を持って
配置された同様な軸受５，６からなっており、この軸受
５，６から弾性アーム７．８が延び、その端部は、回転
止めとして働く、止め部材３．４の外方端９，１０のそ
れぞれに連結されている。

軸受５，６は同期モータの回転卒軸１１が弾性的にかつ
摺動自在に軸承する。このために両方の軸受５，６は互
いに接触するのではなく、その間にスリット１２が形成
される。このスリット１２は回転軸１１の芯と同一面上
を軸受５，６の両側に延びている。スリット１２の両側
の端部は回転軸１１に対して平行であり、そこで両方の
軸受５゜６が一体に連結されている。スリット１２を包
囲する材料は弾性力を有し、この弾性力により両方の軸
受５，６が押圧し合っている。後述するように回転軸１
１が回転する場合に逆転防止部相１全体を共に回転させ
ようとする軸受５，６間に作用する摩擦力はどく僅かで
しかない。

ハブ２の回転は、止め部材３，４の外側端部９゜１０に
伝達される。この止め部材３，４はその内側の端部１３
，１４がそれぞれ固定されたボルト１５．１６上の固定
点を中心に揺動できるように支持されている。この場合
ポル）１５．１６の軸は回転＋１１］１１に対して平行
に配置される。

本実施例において止め部材３，４を２個用いるかわりに
、止め部材を一つにすることもできるが、２個設け、各
ボルト１５．１６の軸と回転軸が同一の面になるように
配置することが負荷の理由から好ましい。

同期モータが回転し始めると回転軸１１上の軸受５，６
の摩擦によって、ノ・ブ２の全体は回転運動を行ない、
この回転運動は弾性アーム７．８を介して回転止めとし
て働く、止め部材３．４の回動運動となって現われる。

回転軸１１が一方の回転方向（図中時計方向に回転する
場合に）は、止め部材３．４は内側から外側に向って回
動し、同期モータの回転している突起１７の領域に入る
。

それにより回転軸は回転し続けることができなくなる。

その反対の回転方向では、止め部組３．４は弾性アーム
７．８を介して内側に回動し、突起拗１７によって抱束されることなく回転軸１１は回転する
。これにより、同期モータを回転軸の一方向の回転方向
にしか回転させないようにすることができる。

止め部材３，４は突起１１との当接位置に爪状の歯１８
．１９を有する。第１図において左方の止め部材４の歯
１９は右方の止め部材３と異なり外側の端部１０に設け
られており、一方これに対して止め部材３に設けられた
歯１８は突起１７間の距離のはソ半分だけ時計方向にず
れた所に設けられている。これにより、回転軸１１の逆
回転を防止するまでに回転する量を突起間の距離のはゾ
半分の距離に減少することができる。

従って、モータはその同期回転数により早く到達する。

さらにこの方法により、止め部材３．４を同様に構成し
た場合よりも同期モータ内の永久磁石の位置に関係した
位置で所望の回転方向の始動トルクに対して最も好まし
い制動位置を得ることができる。これにより、始動時の
保護が高められる。

第３図による実施例の場合、突起１７０代わりに例えば
プラスチックで結合された磁石微粒子からなり内側に突
起２１を有したロータ２０が設けられており、この内側
に逆転防止部材２２が係合する。逆転防止部材２２も同
様に孔２４が形成されたノーズ２３を有し、孔２４は回
転軸１１上でハブ２３が弾性的に摺動する面を形成して
いる。このために孔２４から径方向にスリット２５が延
びており、このスリット２５は孔２４とともに鍵形状を
しており、スリット２５の長さは回転軸１１の直径より
大きく選ばれる。このようにしてハブ２３は回転軸１１
上で弾性的に摺動するだめに必要な弾力性を得ている。

これにより、回転軸１１からハブ２３には継続的にはわ
ずかな回転トルクしか伝わらないようになる。そのため
に、スリット２５を包囲するハブ２３の部分は突出した
リプ２６となっており、このリプ２６によってハブ２３
の回転できる範囲が制限される。このだめＶＣ２個の当
り止め２７．２８が設けられ、リプ２６は回転方向に従
い当り止め２７．２８に当接する。

一体形成の逆転防止機構２２にはさらにかなり長いため
弾性を有し止め部材として機能するアーム２９がハブ２
３上に少なくとも１個形成されている。ハブ２３の形状
はこれに限るものではなく、第１図で説明したハブ２の
ような形状にすることもできる。アーム２９はその自由
端３１が固定されたカム３３に近接して配置されており
、回転軸１１ないしハブ２３が回転した場合にカム３３
に沿ってスライドし、回転方向が逆である場合には第３
図中で自由端３１が破線で示されているように突起２１
と係合する。そして自由端３１は突起２１とカム３３と
の間に挾持され、ロータ２０の回転を阻止し、一方、正
回転の場合にはロータ２０指の回転を抱束しない。第３図を参照して説明した１個の
アームしか有さない逆転防止機構並びに第１図、第２図
に示した逆転防止機構によって回転組立時に逆転防止部
材２２ないし１を回転軸上に設置する方法を選択するこ
とにより、回転できる方向が決定される。

アーム２９．３０を有する場合にはより良好に回転でき
る方向を予め選択することができる。その場合アーム２
９．３０は第１図のスリット１２ないし第３図のスリッ
ト２５の長軸に対して対称に配置される。少なくとも、
固定された当り止めの働きによりハブ２，２３０回転で
きる方向が制限され、回転方向が決まる。・第３図に示すように、逆転防止機構２２が停止する位置
においては右側の当り止め２７の方が左側の当り止め２
８よりもリプ２６に近接している。

その位置から回転軸１１が回転し、それによりノ・プ２
３が反時計方向に回転すると、リプ２６は当り止め２７
に当接し、自由端３２は突起２１に係合することができ
ない。−古時計方向の回転においてはリブ２６が回動す
る結果、ロータ２０は点線の位置に進入するアーム２９
の自由端３１によって停止される。このため回期モータ
は反時計方向にしか回転できない。

勤逆方向に回転するロータ２０を弾性的に制御して停止さ
せるには、第４図中の腕部３１に示すように自由端３１
．３２にスリット３４を形成するのが好ましい。

その場合スリットが形成された部分は、制御、バネとし
て働く。

両方の当り止め２７．２８を、互いの間の距離を一定に
保った状態で移動できるように構成すれば、簡単に回転
できる方向を予め選択できる。

上述の逆転防止機構の逆転防止部材は例えば熱可塑性プ
ラスチックの射出成形により一体に、安価なコストで製
作され、組立ての際は各部分の調整をすることなしにモ
ータ上に取り付けることができる。射出成形材料が滑ら
かであることおよび回転軸上をこする面が比較的大きい
ことにより、動作は長期間非常に安定しており、摩耗は
極めて少い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を説明するもので、固定子の
筐体カバーを取り除いた場合の逆転防止機構を示した平
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿った断面図、第３
図は本発明の池の実施例を説明する平面図、第４図は第
３図中の腕部の端部にスリットを形成した例の説明図で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】１）　同期モータ回転子の回転軸上で継続して弾性力に
付勢された状態で摺動する摺動面を少なくとも一面有す
るハブを備え、回転子を所望の方向に回転させる同期モ
ータ回転子の逆転防止機構において、前記ハブ（２：２
３）は一体の逆転防止部材（１；２２−）の一部として
構成され、その逆転防止部材（１；２２）には、少なく
とも一つの固定点（１５，１６；３３）上に支持されて
ハブ（２；２３）と弾性的に結合された止め部材（３，
４；２９，３．０）が設けられていることを特徴とする
モータの逆転防止機構。２）　ハブ（２；２３）は少なくとも一つの弾性アーム
（７，８）を介して止め部材（３，４）の外側の端部（
９，１０）に連結されており、その止め部材（３，４’
）の内側端部（１３，１４）は固定されたボルト（１５
，１６）上の固定点を中心に揺動自在に軸承されており
、その場合ボルト（１５，１６）の軸は回転軸（１１）
に対して平行であり、ノ・プ（２）の回転は弾性アーム
（７゜８）を介して止め部材（３，４）の回動として伝
達され、その結果回転軸（１１）が一方の方向に回転す
る場合に止め部材（３，４）が内側から外側に移動して
回転している同期モータの突起（１７）の領域に入って
回転軸（１１）がそれ以上回転するのを阻止し、一方他
の方向に回転する場合には、止め部材（３，４）は弾性
アーム（７，８）を介して内側に回動して回転拘軸の回転を抱束しないことを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載のモータの逆転防止機構。３）　止め部材としてノ・プ（２：２３）上に形成され
た少くとも一つの弾性的なアーム（２９，３０）が用い
られ、その自由端（３１，３２）は固定されたカム（３
３）に近接して配置され、回転軸（１１）が一方の方向
に回転する場合にカム（３３）に沿てスライドし、その
回転が逆方向の場合には、カム（３３）の近傍を通過す
るロータ（２０）の突起（２１）と係合してロータ（２
０）の回転を阻止し、一方回転が正方向の場合には自由
端（３１，３２）はロータ（２０）の回転°を抱束しな
いことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のモータ
の逆転防止機構。４）　逆転防止部材（１：２２）を回転軸（１１）上に
取り付ける方法を変えることにより回転できる方向を選
択して決めることを特徴とする特許請求の範囲第２項ま
たは第３項記載のモータの逆転防止機構。５）　ハブ（２）の摺動面は径方向に弾性を持つように
配置された同様な軸受（５，６）により形成され、軸受
（５，６）間にはスリット（１２）が形成されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のモータの
逆転防止機構。６）　ハブ（２３）が回転軸（１１）上を摺動する面が
孔（２４）により形成され、孔（２４）は錐状に径方向
に一つのスリット（２５）を有し、径方向の長さが回転
軸（１１）の直径よりも大きく、ハブ（２３）のスリッ
ト（２５）を包囲する部分には突出したリプ（２６）が
形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
に記載のモータの逆転防止機構。７）　２個の止め部材（３，４）がそれぞれボルト（１
５，１６）に軸承されており、その場合ボルト（１５゜
１６）の軸と回転軸は同一面に配置されていることを特
徴とする特許請求の範囲第２項に記載のモータの逆転防
止機構。８）　止め部材（３，４）は突起（１７）との当接位置
に爪状の歯（１８，１９）を有し、この歯（１８ないし
１９）の位置は各止め部材（３ないし４）によって異な
す、突起間（１７）の距離のはソ半分だけ互いにずれて
いることを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載のモ
ータの逆転防止機構。９）　前記アーム（２９，３０）はその自由端（３１゜
３２）が１個のカム（３３）に近接して配置され、スリ
ット（１２ないし２５）の長手方向の軸に対して対称的
に配置され、捷だ固定された少なくとも１個の当り止め
（２７，２８）が設けられ、それによりハブ（２゜１ｊ２３）の回転が制御されることを特徴とする特許請求の
範囲第３項、第５項、第６項のいずれか１項に記載のモ
ータの逆転防止機構。１０）ハブ（２，２３）のできる回転の角度を決定する
２個の当り止め（２７，２８）を移動可能にしたことを
特徴とする特許請求の範囲第９項に記載のモータの逆転
防止機構。