JPS58215908A - ケ−ブル耐火防護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明け、通信用等のケーブルが建築物等の火災の影
響を受けたと鎗、燃えないようＫするとともに、火災中
でもケーブルの機能を維持できるようにしたケーブル耐
火防護装置ｊ（関するものである。

従来のこの種装置は第１図（ａ）Ｋ示すように電線１を
収容した電線管２にシート状の発泡性断熱材３を直接巻
付け、地下街等の構造物４に締付金物５で取付けたもの
であった。シート状の発泡性断熱材（以下単に断熱シー
トという）３としては、例えば、基布の上に発泡性フン
バウンド層を形成し、さらにその上に保護層を設けた構
成とする。

そして、発泡性コンパワンド層の組成としては、発泡性
の防火組成物、炭化層形成剤１発泡剤からなる。防火組
成物は脱水炭化触媒とシシ・・情酸７ンモンニウム、ト
リ燐酸アンモンニワム、　燐酸クアニジン等が用いられ
る。炭化層形成剤としては澱粉、ペソタエリスリトール
等炭水化物が用いられろ。発泡剤としてはメラミン、ジ
ンアンシマミドが用いられる。

このような従来のものけ第１図（ｂ）の太線矢印のよう
に加熱されると細線矢印のように外方へ発泡して第１図
（ｃ）のようになる。火災時の炎および消火の放水等が
、断熱シート３０発泡部分および発泡後形成される炭化
物６に直接あたろγこめ、発泡作用を阻止したり、炭化
物６をけがし落下させたりするため、断熱効果を長時間
維持することが困難である欠点があった。

この発明け、これらの欠点を除去するため、断熱シート
の発泡面側にある一定の空間を形成し発泡作用および発
泡後の炭化物の生成をこの空間で行わせるようにしたこ
とを特徴とし、その目的は従来のケーブル耐火防護装置
における耐火性能の向上および架空ケーブルの耐火防護
に断熱シートの利用を可能とすることにある。以下、こ
の発明を図面により詳細に説明する。

第２図（ａ）、（ｂ）はこの発明の第１実施例を示す斜
視図、およびＡ−Ａ断面図であり、＃！３図は要部を分
解破断した斜視図である。電線１を収容した電線管２に
直接断熱シート３を巻付けたところは第１図に示す従来
のものと同一である。そし【、この後石綿を主成分とし
リング状の一部に切目を設けたスペーサＴを断熱シート
３０周りに一定の間隔で取付け、これを介在にして、さ
らに薄鉄板の防護管８を順次取付ける。防護管８相互の
接続は防護管８の一部分を相互に重ね、重ね合せ部分８
Ａｆ、締付金物９を用いてポル）１０Ａとナツト１０Ｂ
により締付ける。この締付金物９け本装置を地下街等の
構造物４へ取付ける取付金物を兼用することもできる。

このような構造になっているため、スペーサＴを介在Ｋ
ｌ−Ｃ断熱シート３と防護管８との間に空間１０を形成
することができる。しだがつ【、火災発生時に断熱シー
ト３０発泡がこの空間１０で確実に行われる。

第４図（ａ）、（ｂ）はこの発明の第２実施例を示す斜
視図、およびＢ−Ｂ線による断面図である。スペーサＴ
を電線１を収容した電線管２０周りに一定の間隔で取付
け、これを介在にして断熱シート３を巻付け、さらに防
護管８を順次取付ける。防護管８相互の接続および地下
街等の構造物４への本装置の取付けについては第２図に
示すものと同一である。

このような構成になっているため、スペーサＴを介在に
して断熱シート３と電線管２との間に空間１０を形成す
ることができる。

第５図（ａ）　、　（ｂ）、　（ｃ’）はこの発明の第
３実施例を示す斜視図、Ｃ−Ｃ線による断面図、および
締付合物の斜視図である。断熱シート３をケーブル１１
に直接巻付け、その後スペーサＴを断熱シート３０周り
に一定の間隔で取付け、これを介在にして防護管８を順
次取付ける。防護管８相互の接続は第２図の実施例と同
じである。この締付金物９け第５図（ｃ）のようにフッ
ク１０Ｃを有し、ここを本装置を支持する吊線１２へ引
掛け、ポル）１０Ｄとナツト１０Ｅで締付けることによ
り構造物４等への取付金物を兼用することもできる。な
お、１３け電柱を示す。

このような構成になっているため、スペーサＴを介在に
して断熱シート３と防護管８との間に空間１０を形成す
ることができる。

第６図（ａ　）、（ｂ）　、（ｃ）はこの発明の第４実
施例を示す斜視図、Ｄ−Ｄ線による断面図、およびステ
ンレスバンドの斜視図である。断熱シート３をケーブル
１１で巻付け、スペーサ７を取付けろところは第５図の
実施例と同一である。そして、この後吊線１２を防護管
８の内側に接しなから防護管８を順次取付けろ。防護管
８相互の接続は防護管８の一部分を相互に重ね、その重
ね合せ部分８Ａの上からステンレスバンド１４により締
付ける。

このような構成になっているため、断熱シート３と防護
管８との間に空間１ｏを形成することができる。なお、
この実施例では第６図（ｂ）のように吊線１２けスペー
サ７の切目間を通るのでスペーサＴが邪魔になることは
ない。

第７図（ａ）、　（ｂ）はこの発明の第５実施例を示す
斜視図、およびＥ−ｇ線による断面図である。スペーサ
Ｔをケーブル１１０周りに一定の間隔で取付け、これを
介在にして断熱シート３を巻付け、さらに防護管８を順
次取付ける。防護管８相互の接続および本装置の吊［１
２への取付けは第５図の実施例と同一である。

このような構成になっているため、断熱シート３とケー
ブル１１との間に空間１ｏを形成することができる。

第８図（ａ）、（ｂ）はこの発明の第６実施例を示す斜
視図、およびＦ−Ｆ線による断面図である。スペーサＴ
をケーブル１１の周りＶＣＣ材付、断熱シート３を巻付
けるところは第７図の実施例と同一である。そして、こ
の後吊線１２を防護管８の内側に接しながら防護管８を
取付けること、防護管８相互の接続および締付けること
は第６図の実施例と同一である。

このような構成になっているため、断熱シート３とケー
ブル１１との間に空間１０を形成することができる。

この発明は以上のような構成であるから、火災時の炎が
防護管８にあたり加熱されると、断熱シート３にその熱
が伝導する。これにより断熱シート３がその発泡面側に
形成さｔまた空間１０内で発泡し、その後炭化物を生成
することができる。

なお、第８図の第６実施例について実験を行った結果は
、下記第１表の通りである。裏声に供した試料は、ケー
ブル１１の外径を４５ｍｍφ、防護管８の外径を１１０
　ｍｍφ、ステンレスバンド１４０間隔を６００　ｍｍ
　、全長１０００ｍｍのものを用いた。

なお、この発明はケーブル個々に対する耐火防護装置で
あるが、何条もの電線管２またはケーブル１１を同時に
、がん形に囲う耐火防護装置にも適用可能であることは
いうまでもない。

第１表 以上説明したようにこの発明は、建築物の火災時の炎ま
たは消防の放水が防護管圧あたり、断熱シート圧は直接
あたらず、また、断熱シートの発泡面側に空間を形成し
ていることにより、発泡作用が阻止されたり発泡後の炭
化物がけがれ落下したりしないので、断熱効果を長時間
維持できろ。

さらに、防護管により断熱シートを覆うことにより、雨
水等に断熱シートが影響されないので、屋外の架空ケー
ブル等圧も断熱シートを使用できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）　、（ｃ）は従来のシート状の発
泡性断熱材を使用した耐火防護装置の斜視図とその作用
を説明するための図、第２図（ａ）、（ｂ）はこの発明
の第１実施例を示す斜視図およびＡ−Ａ線による断面図
、第３図は第２図（ａ）の実施例の各部を分解して示し
た斜視図、第４図（ａ）、（ｂ）はこの発明の第２実施
例を示す斜視図およびＢ−Ｂ線による断面図、第５図（
ａ）ｌ（ｂ）、（ｅ）はこの発明の第３実施例を示す斜
視図、Ｃ−Ｃ線による断面図、お１１〕 面図、およびステンレスバンドの斜視図、第７図（ａＬ
（ｂ）は同じく第５実施例を示す斜視図およびＥ−Ｅ線
による断面図、第８図（ａ）、（ｂ）は同じく第６実施
例を示す斜視図およびＦ−Ｆ線による断面図である。 図中、１け［線、２け電線管、３け断熱シート、４け構
造物、５け締付金物、６は炭化物、Ｔけスベーザ、８け
防護管、８人は重ね合せ部分、９け締付金物、１０け空
間、１０Ａけポルト、１０Ｂけナツト、１０Ｃけフック
、１０Ｄけボルト、１０Ｅけナソ）、１１けケーブル、
１２け吊線、１３け電柱、１４けステンレスバンドであ
る。 ！￥１図 第　３１ 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電力用１通信用ケーブルを収容した電線管または電力用
   、通信用ケーブルも・シート状の発泡性断熱材で包み、
   さらに全体を防護管内に収容するとともに、前記シート
   状の発泡性断熱材の発泡面側に加熱時に発泡するための
   空間を形成したことを特徴とするケーブル耐火防護装置
   。