JPS58215315A - 複合材料成形物の成形方法 - Google Patents

複合材料成形物の成形方法

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JPS58215315A
JPS58215315A JP57098496A JP9849682A JPS58215315A JP S58215315 A JPS58215315 A JP S58215315A JP 57098496 A JP57098496 A JP 57098496A JP 9849682 A JP9849682 A JP 9849682A JP S58215315 A JPS58215315 A JP S58215315A
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JP
Japan
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laminate
matrix resin
composite material
molding
electromagnetic energy
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Pending
Application number
JP57098496A
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English (en)
Inventor
Masamichi Ishida
石田 正道
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複合材料成形物の新規な成形方法に関する。
従来より複合材料成形物は航空機、車輌、X線関連機材
、音響関連機材のほかスポーツ・レジャー用品例えば釣
りざお、ゴルイシャフト、テニスラケット等に用いられ
ており、今後さらに用途が拡大すると期待されている。
この複合材料に用いられる補強用繊維としては、ガラス
繊維に加えて最近芳香族ポリアミド繊維、ボロン繊維、
炭素繊維などが開発され、さらに複合材料に極限の性能
を付与するため、幅広い研究が行われている。
しかし複合材料の成形加工については極めて前近代的な
手法が採用されているにすぎない4゜ス成形法及びオー
トクレーブ成形法が用いられている。前者は比較的簡単
な形状でしかも比較的肉厚の薄いもの、例えば板状成形
物の成形に用いられるが、ホットプレスの上下面の平行
度及び平面性に問題があり、また面中央と端部では熱の
伝導性が異なるため形状の小さいものにしか適用できな
い。このため形状の大きい成形物を製造する場合はオー
トクレーブ成形法が用いられる。このオートクレーブ成
形法には加熱不活性カスを用いる方法と蒸気で加熱する
方法があるが、いずれもオートクレーブ全体を加熱源 することになるので、昇戸温速度が極めて遅く、成形サ
イクルが著しく長(なり、生産性及び熱効率が劣るため
、成形加工コストが大幅に高くなるという欠点がある。
本発明は、これらの欠点を改良したもので、補強用繊維
及びマトリックス樹脂よりなる複合材料積層体の少な(
とも一部に炭素繊維を用い、かつ成形に際して該積層体
に電磁気的エネルギーを供給することを特徴とする、複
合材料成形物の成形方法である。
補強用繊維としては、無機繊維、有機繊維のいずれでも
よいが、炭素繊維、ガラス繊維、芳香族ナイロン繊維、
ボロン繊維、アルミナ繊維が好ましい。長繊維、短繊維
のいずれを用いてもよく、また2種以上の繊維を併用す
ることもできる。
マトリックス樹脂としては、熱硬化性樹脂例えばフェノ
ール系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂等、
熱可塑性樹脂例えばナイロン6、ナイロン66、PET
、 PBT、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ
アセタール、ABS等が用(・られる。
本発明においては、積層体の少な(とも一部に炭素繊維
を用いることが不可欠である。これは炭素繊維に電磁気
的エネルギーを供給するこ炭素繊維の形状としては、一
方向引揃え、クロス状、紙状、フェルト状等が好ましい
。この炭素繊維の体積抵抗値は101〜10−5Ω・側
、特に10−2〜10−4Ω・αが好ましい。体積抵抗
値が101Ω・σを越えると電磁気的エネルギーの利用
効率が大幅に低下し、一方1O−5Q−口に満たないも
のは工業的に製造することが困難である。
本発明を実施するに際しては、補強用繊維とマトリック
ス樹脂よ−りなる複合材料積層体を製造する。積層体は
補強用繊維にマトリックス樹脂を含浸させたマット状物
又は補強用繊維とマトリックス樹脂フィルムを所定の形
状の金型に積層することにより得られる。この積層体は
補強用繊維としての炭素繊維とマ) IJラックス脂と
からなるものでもよく、また補強用繊維としての他種繊
維と炭素繊維が同一層内もしくは異なる層内に存在し、
これらとマトリックス樹脂とよりなるも3のでもよい。
こうして得られた積層体に電磁気的エネルギーを供給し
て処理すると、複合材料成形物が得られも。電磁気的エ
ネルキーを供給する方法としては、直流又は交流電流を
積層体に供給する方法、コイル内に積層体を挿入したの
ちコイルに高周波を供給する方法、積層体にマイクロ波
を照射する方法等が用いられる。工業的にはマイクロ波
照射法を用いることが好ましい。マイクロ波とは周波数
I MHzないしI GHzの電磁波を意味する。
電磁気的エネルギーを供給する場合には、積層体が金型
どおりの形状になっていることが必要である。このため
金型上の積層体をフィルム状物質で被覆したのち、フィ
ルム間のシールを十分に行い、真空脱気し、必要に応じ
1〜2゜kg/crn2の窒素又は空気で加圧すること
が好ましい。
金型は電磁気的エネルギーの吸収が少な(、かつ耐熱性
の物質、例えばガラス、陶磁器、弗素樹脂、ポリイミド
などが好ましい。フィルム状物質としては、耐熱性で双
極子モーメントの小さい物質、例えばポリエステル、弗
素系ポリマー、ポリイミドなどのフイールムが好ましい
積層体の昇温プログラムは、電磁気的エネルギーの大き
さく出力)、例えば電圧、電流、電力とその供給時間で
調節することができる。
本発明方法によれば、積層体の昇温時間が大幅に短縮さ
れ、しかもオートクレーブ法のように系全体の温度が下
がるのを待たずに成形物を直ちに系外に搬出し、次の積
層体を充填することができるので、成形サイクル数が増
加し、加工コストが著しく低下する。また積層体のみが
加熱されるので、エネルキー使用量が著しく減少する。
更に電磁気的エネルギーはきわめて制御しゃすく、任意
に積層体の温度を調節できるので、工業上きわめて有利
である。
実施例1 引張強度300 kg7mm2、弾性率24 ton/
+++m2及び体積抵抗3.0 X I D−3Ω・儂
の炭素繊維を一方向に引−揃え、これにエポキシ樹脂を
含浸し、半硬化状態としたプリプレグシートを、第1図
に示すようなガラス製金型の上に最終製品の厚みが15
罷となるように0°、90±450に積tjる。これを
ポリエステルフィルムで被覆し、シールを十分に行った
のち、真空ポンプで系内を真空脱気し、マイクロ波発生
装置を組み込んだ容器内に挿入する。マイクロ波の周波
数は2゜45、C−Hz1500”、V、 1.5に!
−15K”、、の3段切換が可能な装置を用い、第2図
に示す温度プログラムで行った。温度は積層体の表面で
検出し、マイクロ波ノ出方、照射時間及び電源のオン−
オフで制御した。
その結果、全硬化時間は55分間で、装置からの成形物
の取出し及び次の積層体の仕込みに5分間を要したので
、成形サイクル時間は60分間であった。従来のオート
クレーブでは3〜4時間であることがら、サイクルの大
幅な短縮となった。また得られた成形物は欠陥がなく、
良好な形状であった。
実施例2 体積抵抗1.5 X I Q−2Ω・口、繊維長1/2
インも チの炭素繊維をペーパー状にすき上げへマット(目付3
097m2)及びナイロン6の250μのフィルムを、
1500X1500mm  のポリテトラフロロエチレ
ン製平板金型上に最終製品の厚みが20mmとなるよう
に交互に積層し、ポリテトラフロロエチレンフィルムで
被覆して真空脱気する。これを実施例1と同様のマイク
ロ波処理容器に入れ、10 kg/m2の加圧下に第6
図の温度プログラムにしたがって処理した。得られた成
形物は欠陥がなく良好であった。また成形サイクルは1
0分間できわめて生産性の高いことが知られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は積層体を硬化成形する際に用いられる金型の側
面図及び平面図、第2図及び第6図はそれぞれ実施例1
及び2における積層体を硬化する際の温度プログラムを
示すグラフである。 出願人 三菱レイヨン株式会社 代理人 弁理士 小  林 正  雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 補強用繊維及びマトリックス樹脂よりなる複合材
    料積層体の少なくとも一部に炭素繊維を用い、かつ成形
    に際して該積層体に電磁気的エネルギーを供給すること
    を特徴とする、複合材料成形物の成形方法。 2、 積層体に電磁気的エネルギーを供給するに際し、
    該積層体をフィルム状物で被覆したのち、該フィルム系
    内を減圧にすることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 ろ、 電磁気的エネルギーとしてマイクロ波を用いるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP57098496A 1982-06-10 1982-06-10 複合材料成形物の成形方法 Pending JPS58215315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524831A (ja) * 2008-06-18 2011-09-08 ゲーカーエン エアロスペース サービシズ リミテッド マイクロ波重合を使用して繊維強化複合材料からなる構造部分を製造する方法
JP2016113495A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 国立研究開発法人産業技術総合研究所 繊維強化硬化樹脂の製造方法

Cited By (3)

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US8916016B2 (en) 2008-06-18 2014-12-23 Gkn Aerospace Services Limited Manufacturing method for components made of fiber-reinforced composite materials by using microwaves
JP2016113495A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 国立研究開発法人産業技術総合研究所 繊維強化硬化樹脂の製造方法

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