JPS5821480B2 - スピ−カ−振動板 - Google Patents
スピ−カ−振動板Info
- Publication number
- JPS5821480B2 JPS5821480B2 JP53132109A JP13210978A JPS5821480B2 JP S5821480 B2 JPS5821480 B2 JP S5821480B2 JP 53132109 A JP53132109 A JP 53132109A JP 13210978 A JP13210978 A JP 13210978A JP S5821480 B2 JPS5821480 B2 JP S5821480B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker diaphragm
- speaker
- rubber layer
- diaphragm
- fiber material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R7/00—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
- H04R7/02—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
- H04R7/12—Non-planar diaphragms or cones
- H04R7/127—Non-planar diaphragms or cones dome-shaped
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスピーカー振動板に係り、経と緯の原糸数がほ
ぼ同じ繊維素材の少なくとも一面に、未加硫のゴム層を
形成し、このゴム層表面に未加硫。
ぼ同じ繊維素材の少なくとも一面に、未加硫のゴム層を
形成し、このゴム層表面に未加硫。
ゴムと融合するオイルを塗布することにより、第2高調
波歪及び第3高調波歪が少なくて音質に優れ、かつ製造
の容易なスピーカー振動板を提供することを目的とする
。
波歪及び第3高調波歪が少なくて音質に優れ、かつ製造
の容易なスピーカー振動板を提供することを目的とする
。
従来のドーム状スピーカー振動板は第1図に示。
す如く、フェノール樹脂を含浸させた繊維素材1の表面
に、加硫ゴム層2を形成したものであった。
に、加硫ゴム層2を形成したものであった。
このようなスピーカー振動板は、ポリエステルなどの繊
維素材をフェノール樹脂溶液中に入れてフェノール樹脂
を繊維素材中に含浸させ、これを金型に入れてドーム状
に成形したものをスピーカーに組み立てた後、繊維素材
の表面に加硫ゴム溶液を塗布し、さらに乾燥後、スピー
カー振動板の柔軟性を高める高子で何回吉なくゴムをも
み、再度仕上げとして加硫ゴム溶液を塗布していた。
維素材をフェノール樹脂溶液中に入れてフェノール樹脂
を繊維素材中に含浸させ、これを金型に入れてドーム状
に成形したものをスピーカーに組み立てた後、繊維素材
の表面に加硫ゴム溶液を塗布し、さらに乾燥後、スピー
カー振動板の柔軟性を高める高子で何回吉なくゴムをも
み、再度仕上げとして加硫ゴム溶液を塗布していた。
あるいは、フェノール樹脂を含浸した繊維素材表面に加
硫ゴム溶液を塗布した後、金型でドーム状に成形したも
のをスピーカーに組み立て、その後再度仕上げとして加
硫ゴム溶液を塗布していた。
硫ゴム溶液を塗布した後、金型でドーム状に成形したも
のをスピーカーに組み立て、その後再度仕上げとして加
硫ゴム溶液を塗布していた。
しかし、このような加硫ゴム層を繊維素材表面に形成し
たスピーカー振動板を用いたスピーカーは、振動板の振
動が悪い為第2高調波歪が大きく、又、金型成形時に生
じるピンホールの空気漏れによる第3高調波歪が大きい
こと等により音質が悪く、さらに加硫ゴムを用いるので
ピンホールをなくしたりゴム層の厚さを均一に形成する
のが困難である等の欠点があった。
たスピーカー振動板を用いたスピーカーは、振動板の振
動が悪い為第2高調波歪が大きく、又、金型成形時に生
じるピンホールの空気漏れによる第3高調波歪が大きい
こと等により音質が悪く、さらに加硫ゴムを用いるので
ピンホールをなくしたりゴム層の厚さを均一に形成する
のが困難である等の欠点があった。
本発明は上記欠点を除去したものであり、第2図以下と
共にその実施例について説明する。
共にその実施例について説明する。
本発明の例えばドーム状スピーカー振動板10を構成す
る繊維素材11として、例えば経と緯の原糸数がほぼ同
じものを用いる。
る繊維素材11として、例えば経と緯の原糸数がほぼ同
じものを用いる。
ここで、特に縦と横の原糸数がほぼ同じ繊維を選んだの
は、ドーム状スピーカー振動板の振動特性が、縦と横の
原糸数が異なる繊維を用いて作ったものよりも格段に優
れていたからによる。
は、ドーム状スピーカー振動板の振動特性が、縦と横の
原糸数が異なる繊維を用いて作ったものよりも格段に優
れていたからによる。
繊維としては、例えば腰の強い75デニールのポリエス
テル繊維等がある。
テル繊維等がある。
このポリエステル繊維をフェノール樹脂5〜10%溶液
(溶剤としてシンナー等)中に入れ、フェノール樹脂を
ポリエステル繊維中に含浸させる。
(溶剤としてシンナー等)中に入れ、フェノール樹脂を
ポリエステル繊維中に含浸させる。
このフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂をポリエステル繊
維中に含浸させるのは、繊維素材をドーム状に成形する
為である。
維中に含浸させるのは、繊維素材をドーム状に成形する
為である。
そして、未加硫の天然ゴム溶液(溶剤としてはりグロイ
ンあるいはトルエン等)をポリエステル繊維の表面もし
くは表裏両面にコーティングして未加硫のゴム層12を
ポリエステル繊維の表面もしくは両面に形成する。
ンあるいはトルエン等)をポリエステル繊維の表面もし
くは表裏両面にコーティングして未加硫のゴム層12を
ポリエステル繊維の表面もしくは両面に形成する。
次に、これをドーム状の金型成形器でドーム状に成形す
る(第2図参照)。
る(第2図参照)。
この金型の表面はテフロン加工されており、剥離性をよ
くしている。
くしている。
そして成形時の温度は約180℃、成形時間は約15秒
であった。
であった。
このようにしてできたドーム状スピーカー振動板を、従
来のスピーカーの組み立てと同様にしてスピーカーに取
り付ける。
来のスピーカーの組み立てと同様にしてスピーカーに取
り付ける。
この取り付けたスピーカーの断面説明図を第3図に示す
。
。
同図中、13はボイスコイル、14はフレーム、15は
トッププレート、16はマグネット、17はヨークプレ
ート、18は吸音材である。
トッププレート、16はマグネット、17はヨークプレ
ート、18は吸音材である。
最後に、未加硫ゴム層は表面が荒れ、かつ振動板の厚さ
が不均一なものになっているので、振動板の全体の厚さ
を均一になし、かつ全体的に柔軟シにする為未加硫ゴム
と融合するプロセスオイルを未加硫のゴム層表面に塗布
する。
が不均一なものになっているので、振動板の全体の厚さ
を均一になし、かつ全体的に柔軟シにする為未加硫ゴム
と融合するプロセスオイルを未加硫のゴム層表面に塗布
する。
次に、このようにしてできた本発明になるドーム状スピ
ーカー振動板を用いたスピーカーと、従来の加硫ゴムを
用いたスピーカー振動板のスピーゴカーの音圧及び歪の
周波数特性を測定したところ、それぞれ第4図と第5図
に示す通りであった。
ーカー振動板を用いたスピーカーと、従来の加硫ゴムを
用いたスピーカー振動板のスピーゴカーの音圧及び歪の
周波数特性を測定したところ、それぞれ第4図と第5図
に示す通りであった。
同グラフ中、実線は音圧、一点鎖線は第2高調波歪、点
線は第3高調波歪の特性を示す。
線は第3高調波歪の特性を示す。
これらの結果より、従来のものは第2高調波歪J及び第
3高調波歪が大きいのに対し、本発明のものは第2高調
波歪及び第3高調波歪が小さく、音質に優れていること
がわかる。
3高調波歪が大きいのに対し、本発明のものは第2高調
波歪及び第3高調波歪が小さく、音質に優れていること
がわかる。
これは、本発明のドーム状スピーカー振動板のゴム層が
未加硫のものなので、軟かく、かつドームが振動しやす
いことにより、振幅特性が良好でひずみが少なく、低域
での分離が良好となり、音質的に低音特性が良くなった
のである。
未加硫のものなので、軟かく、かつドームが振動しやす
いことにより、振幅特性が良好でひずみが少なく、低域
での分離が良好となり、音質的に低音特性が良くなった
のである。
又、未加硫のゴム層のピンホールは、プロセスオイルを
塗布することにより簡単になくすことができるので、ピ
ンホールの空気漏れにより生じる第3高調波歪も少なか
った。
塗布することにより簡単になくすことができるので、ピ
ンホールの空気漏れにより生じる第3高調波歪も少なか
った。
上述の如く、本発明になるスピーカー振動板は、;経と
緯の原糸数がほぼ同じ繊維素材の少なくとも一面に、未
加硫のゴム層を形成し、このゴム層表面に未加硫ゴムと
融合するオイルを塗布してなるので、繊維素材を損わず
に柔軟性に優れた腰のある振動板が得られ、かつ第2高
調波歪及び第3高調波歪が小さくスムースな周波数特性
の音質が得られる特長を有し、また繊維素材面に形成し
た未加硫ゴム層にプロセスオイルを塗布すれば、柔軟に
してピンホール等のない均一な厚さのスピーカー振動板
を簡単かつ低コストで作ることができる等の特長を有す
る。
緯の原糸数がほぼ同じ繊維素材の少なくとも一面に、未
加硫のゴム層を形成し、このゴム層表面に未加硫ゴムと
融合するオイルを塗布してなるので、繊維素材を損わず
に柔軟性に優れた腰のある振動板が得られ、かつ第2高
調波歪及び第3高調波歪が小さくスムースな周波数特性
の音質が得られる特長を有し、また繊維素材面に形成し
た未加硫ゴム層にプロセスオイルを塗布すれば、柔軟に
してピンホール等のない均一な厚さのスピーカー振動板
を簡単かつ低コストで作ることができる等の特長を有す
る。
第1図は従来のスピーカー振動板の断面説明図、第2図
は本発明になるスピーカー振動板の断面説明図、第3図
は本発明になるスピーカー振動板を取り付けたスピーカ
ーの断面説明図、第4図は本発明になるスピーカー振動
板を用いたスピーカーの周波数特性図、第5図は従来の
スピーカー振動板を用いたスピーカーの周波数特性図で
ある。 10・・・・・・スピーカー振動板、11・・・・・・
繊維素材、12・・・・・・未加硫のゴム層、13・・
・・・・ボイスコイル、14・・・・・・フレーム、1
5・・・・・・トッププレート、16・・・・・・マグ
ネット、1γ・・・・・・ヨークプレート、18・・・
・・・吸音材。
は本発明になるスピーカー振動板の断面説明図、第3図
は本発明になるスピーカー振動板を取り付けたスピーカ
ーの断面説明図、第4図は本発明になるスピーカー振動
板を用いたスピーカーの周波数特性図、第5図は従来の
スピーカー振動板を用いたスピーカーの周波数特性図で
ある。 10・・・・・・スピーカー振動板、11・・・・・・
繊維素材、12・・・・・・未加硫のゴム層、13・・
・・・・ボイスコイル、14・・・・・・フレーム、1
5・・・・・・トッププレート、16・・・・・・マグ
ネット、1γ・・・・・・ヨークプレート、18・・・
・・・吸音材。
Claims (1)
- 1 経と緯の原糸数がほぼ同じ繊維素材の少なくとも一
面に、未加硫のゴム層を形成し、このゴム層表面に未加
硫ゴムき融合するオイルを塗布してシなることを特徴と
するスピーカー振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53132109A JPS5821480B2 (ja) | 1978-10-28 | 1978-10-28 | スピ−カ−振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53132109A JPS5821480B2 (ja) | 1978-10-28 | 1978-10-28 | スピ−カ−振動板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5560398A JPS5560398A (en) | 1980-05-07 |
JPS5821480B2 true JPS5821480B2 (ja) | 1983-04-30 |
Family
ID=15073643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53132109A Expired JPS5821480B2 (ja) | 1978-10-28 | 1978-10-28 | スピ−カ−振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821480B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053348Y2 (ja) * | 1985-12-16 | 1993-01-27 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4845225A (ja) * | 1971-10-11 | 1973-06-28 | ||
JPS4979227A (ja) * | 1972-12-01 | 1974-07-31 | ||
JPS5127219A (ja) * | 1974-08-29 | 1976-03-06 | Mitsubishi Electric Corp | |
JPS5177219A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-05 | Pioneer Electronic Corp |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534714Y2 (ja) * | 1975-11-14 | 1980-08-16 |
-
1978
- 1978-10-28 JP JP53132109A patent/JPS5821480B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4845225A (ja) * | 1971-10-11 | 1973-06-28 | ||
JPS4979227A (ja) * | 1972-12-01 | 1974-07-31 | ||
JPS5127219A (ja) * | 1974-08-29 | 1976-03-06 | Mitsubishi Electric Corp | |
JPS5177219A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-05 | Pioneer Electronic Corp |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053348Y2 (ja) * | 1985-12-16 | 1993-01-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5560398A (en) | 1980-05-07 |
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