JPS58213881A - オ−ステナイト系ステンレス鋼の粒界腐食防止法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ＮａＣ１及びに成分を含む雰囲気にさらされ
るオーステナイト系ステンレス鋼の粒界腐食防止法に関
するものである。

５００　’Ｃ〜６００°Ｃで使用されているボイラ管材
としては、Ｓ　Ｕ　Ｓ　５２１　（１８Ｃｒ−８Ｎｉ）
等のオーステナイト系ステンレス鋼がある。しかし、こ
の材料は、、　　Ｍａｉｌ及びに成分を含むボイラ付着
灰中で激しい粒界腐食を発生する。従って、この現象が
顕著な場合、上記ボイラ管には管外面から管内面まで粒
界腐食が発生し、管の噴破が懸念される。

本発明は、上記欠点を解消するオーステナイトステンレ
ス鋼の粒界腐食防止法を提供するものである。

すなわち本発明は、オーステナイト系ステンレス鋼の表
面に炭酸塩を塗布することを特徴とするオーステナイト
系ステンレス鋼の粒界腐食防止法に関するものである。

本発明方法は、ゴミ焼却炉、回収ボイラ等の高温伝熱面
に適用することができる。

以下、添付図面等を参照して、本発明方法を詳細に説明
する。

第１図は本発明方法の一実施態様例を示す図で、オース
テナイト系ステンレス鋼からなる過熱器官２の表面にス
タッド１を取付けた後、該過熱器官２とスタッド１の表
面に炭酸塩３を塗布した状態の一部展開図である。。

第２図は第１図の■−■矢視断面図である。

第１．２図において、スタッド１は過熱器官２の外周面
に溶植されており、その大きさは通常径が１０順、長さ
が１０〜２５１＋ｌｆｆ１程度であれば充分であり、形
状は円柱状のほか、板片状、角柱状等が使用される。

マ／（、炭酸Ｊ２Ｋ　３　ｔま、Ｎａ２００３、Ｋ２Ｃ
Ｏ３、ＣａＣＯ３等を単独で若しく　ｋｌ：こ扛らを混
合して使用するか、又はＡ　１，２０３　、、　Ｓ　ｉ
、　０２噌どの混合物（混合物の場合、炭酸塩が３０　
’ＴＩ’ｉ叶％　Ｊソ、上含丑れるようにすることが好
１１７い）を使用１し、これらを水又は他の溶剤に溶か
して、口、け塗り又はスプレ一方式にて塗布される。こ
の塗イＩＩｊツさ３〜５膿程度が好ましい。

塗布された炭酸”ｋＡ　３　＆：Ｉ−，、装置の運転中
に黒色の剥離しにくい酸化スケールとなり、オーステナ
イト系ステンレス鋼１１１Ｍの過熱器官２の腐食及び粒
界腐食を防市する。そして、スタッド１が塗布された炭
酸塩ろ及び該炭酸塩６による酸化スケールの過熱器官２
からの剥離を防止する作用をなす。

次に、本発明方法の根拠と々る実験例をあげる。

実験例 スタッドを取イ・１け／Ｃオーステナイト系ステンレス
鋼を、Ｎａ２ＳＯ４４０％、Ｋ２８０４２０％、Ｍａｉ
１１０％、Ｎａ２００３３０％からなる粉末中に浸漬し
、これを電気炉中で５５０°Ｃ′ｉ！、で１０分間で昇
温し、６０分間保持し、常温まで２０分間で降温すると
いう熱ザイクルを１００回繰返した。

試験終了後、上記粉末はスタッドの影響でステンレス鋼
表面から容易に剥離しなかった。

この粉末を除去したところ、ステンレス鋼表面は、黒色
の剥離しにくい酸化スケールで覆われており、腐食液及
び粒界腐食も認められなかった。

この実験結果から、本来ならば粒界腐食を発生する付着
灰であるＮａ２８０４〜に２５０４−ＮａＣ！］成分系
でも、これにＮ　ａ２　Ｃ０３を添加することによりス
テンレス鋼表面に黒色の剥離しにくい酸化スケールが形
成され、ステンレス鋼の配食性が増し、また耐粒界腐食
性が増すことが明らかである。

従って、粒界腐食を発生する環境下で使用されるオース
テナイト系ステンレス鋼の表面に予め本発明方法により
炭酸塩を塗布しておけば、粒界腐食を防市することがで
き、前記した管の噴破といった事態の発生を防ぐことが
できるのである。） 捷た、オーステナイＩ・系ステンレス鋼の表面にスタッ
ドを溶接固着しておけば、塗布した炭酸塩の剥離をＵＪ
市することができ、炭酸塩による効果を一層向−１−さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明Ｊｊ法の一実施態様例を示す図、第２図
は第１図のＩＩ　−ＩＩ矢況断面図である。 復代理人　　内　１）　　明 後代理人　　萩　原　亮　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オーステナイト系ステンレス鋼の表面に炭酸塩を塗布す
   ることを特徴とするオーステナイト系ステンレス鋼の粒
   界腐食防止法。