JPS58213615A - 編地状の繊維状活性炭布「はく」 - Google Patents

編地状の繊維状活性炭布「はく」

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JPS58213615A
JPS58213615A JP57097375A JP9737582A JPS58213615A JP S58213615 A JPS58213615 A JP S58213615A JP 57097375 A JP57097375 A JP 57097375A JP 9737582 A JP9737582 A JP 9737582A JP S58213615 A JPS58213615 A JP S58213615A
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Takeshi Mitomi
三戸見 健
Eiji Yoshimura
英二 吉村
Hideki Komagata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炭化可能な原料有機繊維の布帛状集合体を炭
化及び賦活処理することによって得られる繊維状活性炭
の布帛状集合体であって、柔軟性に富み曲面形成性を有
し、圧縮力のかかる積層加工などの加工性と耐引張り、
引裂、折り曲げKすぐれ、取扱い性が良好で、シワや亀
裂のない均一な表面形態をもち、かつ通気性1通液性及
び被吸着物賀の浸透拡散性が良好な編地状布帛に関する
ものである。
従来、炭化可能な原料有機繊維に高温下で炭素の含有率
を高める炭化処理と炭素と反応する活性な雰囲気中で処
理し小さい細孔を高度に発達させて種々の物賀を吸着す
る能力を賦与する賦活処理とを施すことによって、繊維
状活性炭を得ることが提案されている。゛また、繊維状
活性炭が布帛状に集合した集合体を得る方法としては、
原料有機繊維をフェルトなどの不織布状あるいは織物の
如き布帛状の集合体とし、これを炭化及び賦活処理する
方法や原料有機繊維を炭化及び賦活して繊維状活性炭を
得1次にこれをフェルトなどの不織布状に−Jる方法が
挙げられる。しかし、これらの場合いずれも細孔が高度
に発達した繊維状活性炭自体が、原料有機繊維や、細孔
が発達していない炭素繊維などとくらべて、強伸度が低
く、屈曲や摩擦に弱いという細孔が発達しているがため
の本質的な物性を有するに加えて、炭化及び賦活処理に
際して非常に大きい収縮をおこすことを考慮することな
く、繊維状活性炭の布帛の構造さらにはこれを得るため
の原料有機繊維の布帛の構造が不適当に設計されていた
ために1大小のシワや亀裂の入った繊維状活性炭の布帛
ができてしまったり。
取扱いや他の材料との積層などの加工時に、布帛に対し
て引張力、圧縮力、折り曲げ力、引裂力などがかかると
、繊維状活性炭が折れたり、切れたりして、粉化し布帛
から脱落して使用に耐えないものになる。あるいは剛直
で柔軟性に劣り曲面成形性に劣るとか1通気性通液性や
被吸着物質の浸透拡散性に劣るものしか得られないなど
の欠点を有していた。特に薄い布帛の時には致命的な場
合があった。即ち、フェルトなどの不織布状の形態の集
合体の場合には、取扱いや加工時に僅かな引張力、圧縮
力、折り曲げ力、引裂力などが加わると繊維が容易に切
断し、粉化脱落するという欠点を有していた。検討の結
果、不織布にあっては。
細くかつ上述した如き物性的に劣る繊維状活性炭の単繊
維が相互に極めてルーズに絡まった構造になっているた
めと判明した。また原料有機繊維が織物状あるいは伸度
が低かったり細密度が高すぎるなど不適当に設計された
編物状の繊維状活性炭の布帛の場合には、これらを鋭角
的に折りたたむと亀裂を生じやすく、また他の材料と積
層加工などを行う際引張力や圧縮力がかかると特定の個
所に応力集中を生じ亀裂や破れが生じやすいという欠点
があう九。このため実用上は、使用する糸を1000デ
ニール以上の太い糸を使って布帛をつくり強度などの絶
対値を高くすることによって耐久性、加工安定性を保た
ざるを得す、従って布帛は重量が重く柔軟性を欠き剛直
、かつ被吸着物の浸透拡散が劣るものとなる。また曲面
形状への成形や曲面をもった部分への適用は困難といっ
た欠点があった。さらに原料有機繊維を炭化及び賦活処
理して活性炭化する際には、著しい体積収縮をおこすの
が常であり、布帛の場合は著しい面積収縮となってあら
れれる。原料有機繊維の種類や炭化及び賦活処理の温度
によって異なるが、縦及び横方向に15%以上の収縮を
生ずる。このためと考えられるが、原料有機繊維の集合
体が織物状あるいは細密度の高すぎる編物の場合得られ
る繊維状活性炭の布帛には、縦及び横方向にシワや亀裂
が生じ平面状態の均一な布帛が得られない。この種のシ
ワは、その後とり去るのが困難なため品質上劣った布帛
しか得られないという問題があった。
検討の結果、これらの欠点は構成糸自体及び布帛全体と
しての自由度が低いために発生することが判明した。
さらに詳細な検討の結果、v7&維状活性炭の各単繊維
が集束した形態からなる糸で構成された繊維状活性炭の
編み構造物であって、その見掛は密度が0.3r10A
以下、かつ縦及び横方向に5%以上の切断伸度を有する
ものが、上記した欠点を全て解消するうえで非常に有利
であることを見い出した。さらに、このような特性値を
有し、かつ炭化及び賦活処理に際してシワや亀裂の入ら
ない布帛をつくる好ましい方法として、原料有機繊維の
単繊維を撚り合わせた紡績糸あるいはマルチフイラメン
ト糸すなわち各繊維が適度に集束した糸を使用し、集合
体として見掛は布帛密度が0.3:l/d以下で、かつ
縦及び横方向切断伸度が30%以上の編物とし、これを
炭化及び賦活処理を行って活性炭化する際の最高到達温
度を1000℃以下にすることにより達成しうろことを
見い出し本発明に到ったのである。
なお、原料有機繊維をあらかじめ炭化及び賦活して繊維
状活性炭とし、これを使って編物状にする方法は、前記
したように繊維状活性炭が物性的に劣るため、加工中に
繊維の切断等が多発して問題が多かった。また、原料有
機繊維をあらかじめ炭化し、これを使って編物状とし、
次にこれを賦活する方法は、実現可能ではあるが、二回
の高温下での加熱処理を行う必要があるため経済的では
なかった。
このようKMi孔が発達しているために本質的に強伸度
及び耐屈曲性が低ぐ、かつ活性炭化に際して著しい収縮
を生ずるような繊維状活性炭でありながら、柔軟性に富
み曲面形成性を有し、加工性と取扱い性に優れ、シワや
亀裂がない均一な表面形状をもち、かつ通気性通液性及
び被吸着物質の浸透拡散性が良好な布帛を得るに゛は、
単繊維が集束した形態の糸で構成され、その糸相互の拘
束性は小さく、布帛としての伸びが大きく多孔性の大き
な構造であることが必要であり、そのためには。
原料有機繊維の集合体が繊維状活性炭の布帛よりもはる
かに大きい自由度と多孔性をもっことが必要であり、ま
た糸が形態としてループ状に絡まり。
糸相互の拘束性が小さい上記範囲の特性値を有する編物
が好適であった・糸相互の拘束性と布帛全体としての柔
軟性及び多孔性を表現するパラメーターとしては、布帛
の見掛は密度と切断伸度を使用、評価するのが有効であ
る。
即ち、上記の如き構成と特性値を有する繊維状活性炭の
編物では、糸が構成する編目の単位長さに対するループ
長は著しく長く、三次元的に屈曲しており、しかも編目
を形成する糸同志の拘束がルーズであるので、4i目の
変形及び糸間のすべりが自由におこる。なおかつ単繊維
は集束して糸となっている。このため布帛は柔軟であり
、引張り。
折り曲げ、引裂き、圧縮などの局所的な歪をうけても、
その歪を均一化しやすく、取扱い時や加工時に単繊維が
容易に折れたシ切れたりして粉化脱落し難い。また通気
性、通液性が高く被吸着物質の浸透拡散釦優れた布帛と
なるのである。見掛は密度が0.3f/CIAをこえた
り、5%未満の切断伸度しかない繊維状活性炭の編物、
及び織物では。
上記した特徴の全てを満足するということはできないの
である。またフェルトなどの不織布の場合には、見掛は
密度や伸度が上記範囲内であっても。
単繊維が集束した糸の構成になっていないので、やti
り上記し次欠点を有するのである。
例えば、圧縮加工性の評1価として、種々の繊維状活性
炭の布帛について、直径5αの円板上のサンプルを作り
、これに1001v/−の荷重をのせて1分間圧縮し1
次に荷重をとりさり、布帛サンプルK1m/(8)の速
度で5分間空気を流して、粉化した繊維状活性炭をとり
除いた。そして粉化脱落した繊維状活性炭の量の試験に
供した量に対する重量百分率を求めた。
その結果、フェルト状、織物状、あるいけ編物状であっ
ても上記した特性値をはずれるものにあっては、粉化脱
落した繊維状活性炭は上記した特性値を満足する編物に
くらべて著しく装置であった。また、くり返し折り曲げ
性の評価として、種々の繊維状活性炭の布帛について、
まずこの布帛の上下両面に12Of/m’のナイロント
リコット地を、不織布状のホットメルト接着剤C15f
/WI)により積層し、これをJIS  L−1096
のスコツト法もみ試験を行った。押圧荷重1ktf、往
復摩擦距離46n、速度120±2回/分。50回摩擦
後、布帛サンプルに3 m / secの速度で空気を
流して、粉化した繊維状活性炭をとり除いた。
評価の結果、上記した構成と特性値を有する編物状の繊
維状活性炭は、優れた耐もみ性を示した。
さらに、上記した特性を有する編物状の繊維状活性炭に
、ポリプロピレン繊維よりなる不織布シートと連続気泡
のポリウレタンフォームを積層したものKつき半球上の
金型で加圧成形したところ。
繊維状活性炭編地に破れやシワを生ずることなく成形材
が得られた。
一方、織物状の繊維状活性炭を使った場合には破れが生
じた。
さらに、上記した特性値を有し、かつ炭化及び賦活処理
に際して、シワや亀裂の入らない繊維状活性炭の布帛を
得るKは、原料有機繊維からなる上記特性値を有する編
物を原料とすることが好ましい。即ち、炭化及び賦活に
おける布帛の収縮は糸の収iKよるもの゛であるが、糸
自体が収縮をおこしても局所的な収縮歪をおこすことな
く布帛全体として均一な収縮を行うことが必要であり、
このためKも編目の変形、糸間のすべりが自由におこる
ことが重要なのである。種々の原料有機lII維を用い
見掛は密度と切断伸度を種々かえて作った織物や編物を
、炭化及び賦活処理して得られた繊維状活性炭の布帛の
見掛は密度や切断伸度、布帛の表面形状の検討を行った
結果、原料有機繊維の布帛を布帛の見掛は密度が0.3
3f/ffl以下で、縦及び横方向VC30%以上の切
断伸度を有する絹地にすることが好ましいことが分った
さらに、炭化及び賦活処理、すなわち活性炭化を行う際
の最高到達温度を1000℃以上にすると、異常な収縮
をおこしシワの発生を伴うことがあった。したがって最
高到達温度は1000℃以下であることが好ましい。以
上の方法は3002/d以下の薄い繊維状活性炭の布帛
をつくるときに特に好ましい。
本発明で使用する原料有機繊維としては、炭化可能なも
のであればよいが、特に、得られる繊維状活性炭の強伸
度や吸着性の点から、セルロース系、アクリル系、フェ
ノール系、石油及び石炭ピツチ糸があげられる。これら
の単繊維としては。
細いもの程表面積が大きくなり1強度の点でも有利であ
って、0.5d〜15dのものが特に好ましい。次にこ
れらの単繊維を集束して糸とするのであるが、紡績糸ま
たはマルチフィラメント糸の状暢が好適である。糸とし
ての太さは太すぎると得られた繊維状活性炭布帛におい
て、被吸着物質の単繊維への拡散が困難となるので、1
000d以下が好ましい。次にこの糸を使って見掛は密
度0.33 f/−以下、切断伸度30%以上の編物を
作る。
使用する編地としては、一般的にけ九絹地の方が高い伸
度が得られ好ましいが、経編地でも比較的単純な二枚筬
のダブルデンビー(第1図)、ダブルコード、ハーフ、
バックハーフ等の組織であれば充分伸度が高く使用忙適
するものが得られる。
しかし、第2図の如く鎖編みや挿入糸を含む組織は好ま
しくない。九編地では、平編地(第3図)が最も薄く軽
量であり、伸度も高いものが得られるが、形態安定性が
悪いため加工中の幅や長さの管理が面倒であり、耳まく
れが生じ易い。リプ編地は耳まくれは生じKくいが、伸
度が高すぎる傾向があり、やや工程管理面で注意を要す
る。最も扱い易いのは厚みはやや増加する傾向ではある
がインターロック(第4図)やその他のジャガード組織
の両面編地であり、形態安定性も比較的良好で適度な伸
度が得られる。但し、モツクローディの如きウェルトを
含む組織(第5図)やタックを含む組織は好ましくない
このような布帛見掛は密度0.3:l/CIA以下、切
断伸度30%以上の絹地に必要に応じて適当な耐炎化剤
を含有させたの5400℃以下の温度で耐炎化処理をお
こない1次いで500℃以上1000℃以下の温度で不
活性雰囲気中で炭化し、ついで同温度範囲で炭素と反応
する水蒸気、酸素、二酸化炭素などを含む活性な雰囲気
で賦活し、活性炭化する。場合によっては、炭化と賦活
を雰囲気を制御して同時に行うこともできる。これKよ
り。
比表面積が500〜2500イ/fである繊維状活性炭
の編物状物が得られる。
このようKして得られる繊維状活性炭の編物は単独ある
いは他の材料との複合により、マスクや脱臭パッド、脱
臭シーツなどのメディカル用品。
毒物から守る防護服、各種の空気清浄機、あるいは液相
で使う各種の脱色エレメント、電気化学反応場例えば各
種の電池の電極や電解槽用の電極などに使用される。
以下1本発明の実施例を示すが本発明はこれら実施例の
記載によって限定されるものでない。
なお、各特性値の測定法は次のとおりである。
布帛の見掛密度にりいては1w、料有機繊維からなる布
帛の場合は、全てJIS  L1018−1977に準
拠し、繊維状活性炭からなる布帛の場合は、標準状態の
質量として、JIS  K1474−1975に準拠し
た乾燥を行った乾燥質量を採用した以外は、全てJIS
  L1018−1−977に準拠した。繊維状活性炭
からなる布帛の目付は、単位布帛面積当りのこの乾燥質
量で示した。布帛の切断伸度、剛軟度、通気度は、JI
S  L1018−19771c準拠し。
台形引驚強度は、JIS  L1096のC法に、また
比表面積は、JIS  K1474−1975に準拠し
た。
実施例1゜ 単糸2.Od、40’S/1の再生セルロース繊維より
成る紡績糸を使って、24ゲ一ジ両面九編機により両面
編地を編成した。この編地は目付125t/rye、布
帛の見掛は密度0.19f/crA、切断伸度はタテ8
5%、ヨコ140%に設定した。生機厚さは0.65 
mm 、  通気度は、9750 cr、/crA/#
Rであり、切断強度はタテ2.81f/Crn、ヨコ1
.8kp/αであった。
この編地を精練処理後、第二リン酸アンモンの水溶液に
浸漬乾燥することKより、耐炎化剤としての第二リン酸
アンモンを10重量%含浸させ、これを乾燥後280℃
の不活性雰囲気中で30分間加熱することKより、炭素
含有量が68%の耐炎化繊維とした。次にこの耐炎化繊
維より成る絹地を280℃から880℃まで90分間で
不活性雰囲気中で加熱し炭化を進行させ1次に水蒸気2
0容量チ含有する雰囲・気中で880℃の温度で2時間
加熱賦活した。得られた編物状の繊維状活性炭布はタテ
方向に231ヨコ方向に28%の収縮を生じたが、布帛
中の糸の形態的自由度が充分に高いため、焼成時の収縮
に際して、布帛はシワや歪を生じることなく平滑でしな
やかなものが得られた。また焼成中の引き取り張力の布
帛のTD方向の斑に対しても伸度が高いため張力が分散
し均一化する傾向があり1局所的な亀裂ややぶ得られた
編物状の繊維状活性炭は布帛の見掛は密度0.11r/
、−′fA、目付511/1.比表面積1400tpf
/f 、厚さ0.471111.  通気度13000
cc/ crA / m 、切断強度タテ310 f 
/’cm、ヨコ150f/cm、切断伸度タテ58%、
ヨコ108%、台形引裂強度タテ0.15kg、ヨコ0
.11 kf 、 剛軟度は:TIS  L1018の
スライド法によるとタテ、ヨコ共に0.3f−m以下の
極めて柔軟なものであった。該編物状の繊維状活性炭布
帛を210dナイロンタフタと50dナイロンフィラメ
ント使い二枚筬トリコット地の間にアミド糸樹脂より成
る不織布状ホットメルト接着材を介して積層加工した。
加工時、活性炭布帛にはm幅当り1okfの引き取り張
力が加えられたが1局所的応力集中することがなく加工
中の亀裂や切断等のトラブルは皆無であまた。
実施例2゜ 単糸2.Od、40’8/1の再生セルロース繊維より
成る紡績糸を使って24ゲ一ジトリコツト機により、フ
ロント1−0/1−2.パック1−2/1−0の二枚筬
ダブルデンビー組織の経編地を編成した。該絹地の切断
強度はタテ4.1kf/ffi。
ヨコ2.7kg/傭、切断伸度タテ39%、ヨコ58チ
、目付160f/ゴ、厚さ0.52 m、布帛かさ密度
0.30 f/crA 、通気度8900 a−/cf
A/mであつ之0 該編地を実施例1と同じ条件で耐炎化処理後、同一条件
での炭化賦活を行なって経編地状の繊維状活性炭布帛を
得友。得られた活性炭布帛はタテ方向に23チ、ヨコ方
向に26%の収縮を生じたが、シワや亀裂等の欠点のな
いものであって目付62t/ゴ、布帛の見掛は密度0.
16f/d、比表面積1400イ/1%厚さ0.38閣
1通気度12500cc / crA / ym h切
断強度タテQ、41kp/m、ミコ0.33 kg/−
h切断伸度タテ19チ、ヨコ26%、台形引裂タテ0.
18kf、  ヨコ0.’12にハ剛軟度はタテ0.5
8$’−cln、 ヨコ0.47f10nであった。
該絹地は他の布帛との積層加工等においても亀裂ややぶ
れを生じKくい良好な性質を有していた。
比較例・1゜ 単繊維2.Od 、 40’8/ 1の再生セルロース
繊維より成る紡績糸を使って、打込み蜜度経80本/イ
ンチ、緯76本の平織物を製織した。この織物は、見掛
は密度0.36r/cfA、切断強度タテ8.2kf/
cW1、ヨコ7、(3kg / an 、切断伸度タテ
14チ。
ヨコ9%、厚さ0.341111.通気度2900 c
c /ctA/m。
目付122f/#であったが、該織物を実施例1と同一
の条件で耐炎化姓理、炭化賦活した。
得られた織物状の繊維状活性炭布帛は、タテ24%、ミ
コ27%の収縮を生じていたが、織物を構成する糸に形
態的な自由度が乏しいため、焼成時の収縮を吸収しえず
結果として織物表面にはタテ、ヨコ方向に多数の大小の
シワやさざ波状の歪が生じた。また焼成中、布帛を搬送
するための引取り張力を加えたが、布帛伸度が乏しいた
め局所的に応力集中が生じ易く、多数の亀裂ややぶれが
生じた゛。比較的平滑な部分を選んでサンプリングし、
物性を測定したが、データの)(′フツキは大きかった
。しかし、平均値としては、布帛の見掛け密度0.2’
/?/eTA、切断強度タテ90r/crnsヨコ65
f/crn、切断伸度タテ1.1チ、ヨコ1.2%、目
付57 t7111.厚さ0.21閣1通気度3800
工/ ctA / m 、台形引裂強度タテ302.ヨ
コ222、剛軟度タテ1.21・国、ヨコ1.1v−の
であった。
該活性炭布帛は元々亀裂や破れが多かったが、その後の
取扱い中にも亀裂が生じ易く、しかもそれら亀裂や破れ
は極わずかの力を加えても容易に伝播して切断につなが
ったため全く製品化不可能であった。
比較例2゜ 150デニール36フイラメントのアクリル糸マルチフ
ィラメント糸に仮撚捲縮加工を施し次系を用いて、打込
み密度タテ82本/インチ、ヨコ80本/インチの平織
物を製織した。得られた織物は、見掛は密度0.34f
/CtA、切断強度タテ7.7聯/(7)、ヨコ7.2
ky/の、切断伸度タテ31チ。
ヨコ30%、厚さ0.44 m、通気度2600cc/
d/i、目付150f/mであった。該織物を空気中1
50℃より30℃/ Hrの昇温速度で290℃までも
たらし耐炎繊維を得た。この耐炎繊維を窒素気流中で室
温より400℃/Hrの昇温速度で850℃までもたら
し、15容量チの水蒸気を含有する窒素気流に切替え2
時間処理し、窒素気流中で冷却後、多孔質炭素繊維を得
た。
得られた織物状の繊維状活性炭布帛はタテ21チ、ヨコ
23′−の収縮を生じており、結果的に比較例1の場合
よりは、′やや良好ではあるが、やはり布帛を構成する
糸の形態的自由度が不足で、焼成時の収縮を充分吸収し
えず、織物表面にはさざ波状の歪やシワが生じた。また
、焼成中、布帛搬送の為の引取り張力が原因で亀裂やや
ぶれも生じた。但し、その個数は比較例1よりもかなり
少なかった。比較的平滑な部分をとって物性測定したが
、布帛の見掛は密度0.27f/CIA、切断強度タテ
108f/crn、ヨコ889/m、切断伸度タテ3.
1チ、ヨコ2.7チ、目付791/lel、厚さ0.3
0閣、通気度3800 cc / d / m、であっ
た〇比較例3 単糸2.Od 、 30’8/ 1の再生セルロース繊
維より成る紡績糸を使って24ゲ一ジ両面編機によりモ
ツクローデイ組織を編成した。この絹地は、目付28!
M、#、生機厚さ0.68 m 、布帛の見掛は密度は
0.42 f/crA 、切断伸度はタテ41%、ヨコ
38%、切断強度はタテ3.8 kf/ anh ヨコ
2.1kf/Il+であった。
この編地を精練後、実施例1に記載した条件により耐炎
化処理及び炭化賦活処理を施し、繊維状活性炭布帛を得
た。得られた活性炭布帛はタテ方向VC25%、ヨコ方
向[27%の収縮を生じたが布帛中の糸の形態的自由度
がやや不足のため布帛表面にさざ波状の歪を生じた。活
性炭布帛の目付は140 t/nr、厚み0.45m、
布帛の見掛は密度0.31 r/ffl 、切断伸度タ
テ7.0チ、ヨコ5.5チであり切断強度タテ270r
/CM、ヨコ165f/傭であり、見掛は密度が稍高く
糸の自由度が低いためM D方向への亀裂及び亀裂の伝
播が比較的生じ易かった。
比較例4゜ 単糸1.5 d 、 60’S/ 1の再生セルロース
繊維より成る紡績糸を用いて28ゲ一ジ2枚筬トリコッ
ト機によりフロント1−0/2−3%パック1−2/1
−0のバックハーフ組織を編成した。この編地は目付1
2Bf/Ift、生機厚さ0.511m。
布帛の見掛は密度は0.255’/CIA、切断伸度タ
テ28%& ヨ:+25%、切断強度タテ4.1kg 
/ cm 。
ヨコ5.2kf/(−Fllであった。この絹地を精練
後、実施例1に記載した条件により耐炎化処理及び炭化
賦活処理を施し、繊維状活性炭布帛を得た。得られた活
性炭布帛はタテ241ヨコ26%の収縮を生じたが、布
帛中の糸の形態的自由度が不足のため布帛表面にさざ波
状の歪と同時に主にタテ方向に大シワが2〜3本生じて
いた。
活性炭布帛の目付は591/111.厚み0.34罷、
布帛の見掛は密度0.17f/6A、切断伸度タテ2.
8チ、ヨコ2.5%であり、切断強度タテ220f/σ
、ヨコ250f/7F+でありMD力方向の亀裂の伝播
も生じ易かった。
比較例5゜ 単糸1.5d、60’S/1の再生セルロース繊維ヨl
l+成る紡績糸を用いて24ゲ一ジ3枚筬ラッセル機に
よりフロント1 010− is  ミ)’ル0−0/
3−3、パック3−4/1−0の組織を各筬フルセット
で編成した。この編地は目付2421/コ、厚み0.6
1閣、布帛の見掛は密度0.40り/I:rA%切断伸
度タデ19%、ヨコ22チ、切断強度タテ5.2kf/
c1n、ヨコ6.2kf/ffiであった。この絹地を
精練後、実施例IK記載した条件で耐炎化処理及び炭化
賦活処理を施し繊維状活性炭布帛を得た。得られた活性
炭布帛はタテ25%、ヨコ27チの収縮を生じたが、布
帛中の糸の形態的自由度が不足のため、タテ、ヨコに大
小のシワを多数生じた。活性炭布帛の目付け1’24f
/d、厚み0.39 fi 、布帛の見掛は密度0.3
2f/cIA、切断伸度タテ1.0%、ヨコ1.5%で
あり、−切断強度も見掛は上低くタテ180 f 10
n、ヨコ190F/備で、ありMD方向への亀裂及び亀
裂の伝播が生じ易く、鋭角的な折りたたみに対しても弱
いものであった。
次に、実施例1,2と比較例1,2.3,4゜5でそれ
ぞれ得られた繊維状活性炭布帛について、前述した方法
により圧縮加工性、くり返し折り曲げ性の評価実験を行
い、いずれも試験に供した繊維状活性炭のうち脱落した
ものの重量%を求めた。
さらに、次に述べる方法で曲面成形性を評価した。
これらの性能評価の結果を、それぞれの繊維状活性炭布
帛の性状とともに第1表に示した。
即ち、各繊維状活性炭布帛をポリプロピレン繊維よりな
る厚さ0.91111の不織布シートと融点115℃、
目付20f/m’の不織布状ポリエステル不接管材を介
して加熱、加圧接着した。
次いで、ポリプロピレンよりなる不織布シートと積層し
た逆の活性炭布帛の面に厚さ2m1Iの連続気泡のポリ
ウレタンフォームを7レームラミネートにより接着積層
した。このようにして得られた積層材をウレタン°フオ
ームが金型に当るようにして加熱温度180℃、加圧1
kf/CIA条件で直径12crnの半球の成形試験を
行い、活性炭布帛に破れやシワが生ずるか否かを評価し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は絹地を構成する編み構造組織を例示
するものである〇 特許出願人 東洋紡績株式会社 第1区 $31!1 第2図 第4(!l

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維状活性炭の単繊維が複数本集束した活性炭糸
    からなり、見掛密度が0.9f/ctA以下、縦及び横
    方向の切断伸度が5%以上であることを特徴とする編地
    状の繊維状活性炭布帛。
  2. (2)炭化可能な原料有機物からなる紡績糸あるいはフ
    ィラメント糸よりなり、見掛密度0.33 f/−以下
    、縦及び横方向の切断伸度が30チ以上の編地を炭化及
    び賦活することによって得られる特許請求の範囲第(1
    )記載の編地状の繊維状活性炭布帛0
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