JPS58212729A - 小動物飼育装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラットあるいはマウス等の小動物用の洗浄装
置つき飼育装置に関する。

一般に、マウス等の小動物を飼育する場合には、小動物
用の飼育スペースを上下方向に複数段重ねて形成される
飼育装置本体を用い、飼育作業の省力化および空間の有
効利用を図ることが行なわれている。そして、この糧の
飼育装置においては、各飼育スペースの床面の清掃を容
易にするため、その床面を飼育装置本体の前後方向に傾
斜させるのが通例である。

ところで、従来この種の飼育装置を清掃する手段として
は、一端が水道源に接続されたホースの他端を作業員が
把持して各飼育スペース床面を水洗し、傾斜する床面を
利用して汚物を外部に排出する方法を採っている。

しかしながら、この種の方法では、洗浄に多大々労力と
時間とを要し、特に飼育スペースが横方向に長い場合に
は洗浄が容易でない。また、ホースを用いる水洗方法で
は水圧が低い場合や、多量の汚物がある場合にはこれを
水圧で押し流すことができず箒や掻出具を用いて排出す
る必要がある。

本発明はかかる現況に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、人手を要せず、確実かつ自動的に汚物除
去および洗浄を行なうことを可能にする小動物飼育装置
を提供するにある。

本発明によれば、飼育スペースにそれぞれ対応する位置
にあって飼育スペースの床の上面へ洗浄水を噴射する複
数の洗浄水ノズルを有するノズルユニットを、飼育装置
本体の一側に沿って水平方向に往復動自在に設け、ノズ
ルユニットには、飼育スペースの床の上面に沿って前後
方向に延びる薄帯板状汚物掻取部材の基端を各洗浄水ノ
ズルの直下の位置で取付け、これによって、洗浄水ノズ
ルからの洗浄水が、汚物掻取部材の飼育スペースの床の
面上の汚物掻取りと同時に汚物掻取部材に沿って流れて
汚物を流し去るようにされている。

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図および第２図において、２は小動物飼育装置本体
を示す。この装置２本体は枠体３を有し、この枠体３に
よって飼育スペース４が上下方向に複数段設けられてい
る。各飼育スペース４は、それを横切る方向、すなわち
前後方向に傾斜した床４ａを有している。第１図におい
て手前側、また、第２図においては左側が飼育装置本体
２の前側であって、床４ａは前側が高くなるように傾斜
している。各飼育スペースの床４ａ上には、後述のよう
に小動物の汚物が落下し、しかもそれを流すための洗浄
水が供給されるので、それらが外部に散逸しないように
、床４ａの周縁には立上り壁５゜６などが設けられてい
る。各床４ａおよびその立上り壁５．６は板金、プラス
チック等がらなり、枠体３に固定されている。各床４ａ
は、その最も低い部分に、汚物や洗浄水の流出用開口部
７を有しており、流出用開口部７からの流出物は、それ
より下方にある床４ａの同様な開口部７からの流出物と
一緒になって最下段の汚物溜め９内へ流下する。

各飼育スペース４内には飼育ケージｌＯが収容される。

飼育ケージ１０は第１図に示すように、通常各スペース
４について数個ずつ収容される。飼育ケージＩＯは飼育
スペース４の床４ａ上に直接載置されるのではなく、第
１図に示すように枠体３の後側から前側へ向って各飼育
スペース４内へ水平に突出するケージ支持部材１２上に
載置される。これによって、各飼育スペース４の床４ａ
の上面と各飼育ケージｌＯの底との間には空間が形成さ
れる。

したがって、飼育ケージ１０内の小動物から排泄される
汚物は、ケージＩＯの底を通り抜けて床４ａ上に落下し
てそこに堆積する。このように堆積した汚物は定期的に
掻き取って洗Ｉ＾流す必要がある。

本発明では、それは次のような手段によって行なわれる
。

枠体３の頂部には、その長手方向に沿て動力により往復
動自在のキャリッジ１３が支持されている。

このキャリッジ１３はモータを内蔵し、車輪１４によっ
て枠体３上で走行する。

キャリッジ１３には、外部の水供給源に連なる可撓ホー
ス１５が支持されており、その下流端は、キャリッジ１
３のブラケット１７に上端が支持された洗浄水供給ノズ
ルユニツ）１８の主管１８ａの上端に連通している。主
管１８ａの下端は閉じられ、その途中部分には、それぞ
れの飼育スペース４０床４ａの高さに対応する位置に洗
浄水ノズル加が突設されており、各ノズル加の上部にお
いて主管１８に弁２１が設けられている。図示の実施例
では、ノズル加は、第３図に示すように主管１８ｍに突
設された短管２０ａの先に設けられている。各ノズル（
イ）は対応する床４＆の上方へ幾分突出している。

田は汚物掻取装置で、薄帯板状の汚物掻取部材２３ｍを
有している。この掻取部材２３８は第３図および第４図
から明らかなように、床４ａの長手方向に直交する方向
、すなわち前後方向に設けられており、図示の例では、
その先端側が細く々つている。その基端は蝶番冴によっ
て介在部材５の端縁に枢着されており、介在部材５の他
端縁は、蝶番ｒによって汚物掻取部材の一部をなす基板
路の先端に枢着されている。基板路の上面には短筒体Ｉ
が附設されており、この短筒体に止ねじ３１が設けられ
ている。

汚物掻取部材Ｚ３ｍは、その短筒体′２１）をノズル加
の外周にはめ、止ねじ３１を締めること罠よってノズル
ユニツ）　１８に固定され、第３図および第４図の状態
になる。当然のことながら基板路は床４ａの立上り壁５
より上方にある。

よって、キャリッジ１３を枠体３に沿って往復動させる
と、それにつれてノズルユニット１８および汚物掻取部
材２３ａも往復動する。この時、汚物掻取部材Ｚ３ｍは
、床４ａの上面に摺接しつつ第４図の矢印ＡまたはＡ′
の方向に移動する。これにより、第５図に示すように、
掻取部材Ｚ３ｍが床４ａ上の汚物を掻取り、汚物は３３
で示すように掻取部材Ｚ’３　ａの上面に移動する。一
方、このような掻取部材２３ｍの往復動と同時に、ホー
ス１５を経て主管＋８ａ内に水が供給され、それがノズ
ル加から掻取部材Ｚ３　ａ上に第４図の矢印Ｂの方向に
噴射される。

これにより、掻取部材Ｚ３ａ上の汚物は洗い流され、流
出用開口部７を経て汚物溜め９内へ流下する。

よって、汚物の掻取りと洗い流しが同時に自動的になさ
れる。

床４ａの傾斜および高さは、製品によって差異がある。

このような差異に適応できるように、前述の介在部材５
が設けられている。第６図に実線および鎖線で示すよう
に介在部材δに適当な角度をとらせることにより、異な
る床４ａに汚物掻取部材Ｚ３ａを適応させることができ
る。

第２図に示す弁２１は、ノズル加から均等量の水が噴射
されるように適宜調節される。この弁２１の調節がない
とすると、最下端のノズル加から最も多量の水が噴射さ
れてしまう。

以上に実施例につ←て述べたように、本発明では、飼育
スペースの床上を摺動する汚物掻取部材によって床上の
汚物を掻きとりつつ掻取部材の上面に沿って洗浄水を流
すので、掻取りと洗い流しが人手を要せずに同時になさ
れる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の小動物飼育装置の斜視図、第２図は同
一部を破断して示す側面図、第３図は同要部の斜視図、
第４図は同平面図、第５図は第４図の■−ｖ線断面図、
第６図は汚物掻取装置を示す一部破断側面図である。 ２・・・飼育装置本体、３・・・枠体、４・・−飼育ス
ペース、４ａ・・・飼育スペースの床、５．６・・・立
上り壁、ｌＯ・・・ケージ、１３・・・往復動機構（キ
ャリッジ）、１５・・・ホース、１８・・・洗浄水供給
ノズルユニツ）、１８ｍ・・・主管、加・・・洗淡水ノ
ズル、２３ａ・・・汚物掻取部材、５・・・介在部材、
ｕ、２７・・・蝶番、路・・・基板。 出願人代理人　　猪　　股　　　　清 筋１瑣 隼２目 第３゛囚 躬４硝 促“ 躬５繍 第６菌 ス１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、床面が前後方向に傾斜する小動物用の飼育スペース
   を上下方向に複数段配置して形成した飼育装置本体と、
   飼育スペースの床の高さにそれぞれ対応しかつ対応する
   飼育スペースの床の面上へ・その高い側から洗浄水を噴
   射するように飼育装置本体の一側に設けられた複数の洗
   浄水ノズルを有するノズルユニットと、このノズルユニ
   ットを飼育装置本体の一側に沿って水平方向に往復動さ
   せる往復動機構と、各飼育スペースの床の上面に沿って
   前後方向に延びる薄帯板形状をなし、基端が前記各洗ｍ
   ズルの直下でノズルユニットに支持されて洗浄水ノズル
   からの洗浄水がその上面を流下するようにされ、かつノ
   ズルユニットと共に飼育スペースの床に摺接しつつ往復
   動する汚物掻取部材とを具備する小動物飼育装置。 ２、汚物掻取部材の基端が、ノズルユニットに一端縁が
   枢着された介在部材の他端縁に枢着されている特許請求
   の範囲第１項記載の飼育装置。