JP3636551B2 - 洗浄機構付高床式小動物収容装置 - Google Patents
洗浄機構付高床式小動物収容装置 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、飼い主のいない廃犬などの小動物を収容する高床式小動物収容装置に係り、特に、犬の色盲などの性質を利用して排便の位置を特定し、かつ、収容室内を衛生に保つことができる洗浄機構付高床式小動物収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、保健所等の小動物管理施設では、廃犬等の小動物をあらかじめ決められた一定の拘留期間中は収容室で収容し、その収容期間が過ぎると収容室から追い出して屠殺したのち焼却処分にしているのが現状である。そして、収容している小動物を虐待せずに収容室から焼却処分にする一連の作業を能率良く、かつ、衛生的にできるようにすることが望ましく、これらの作業ができるように従来種々の装置が提案されている。
【0003】
例えば、床部と、その床部の左右の両端部に立設した側部と、その側部の上部に沿って敷設したレールと、前記床部の後側端部に立設し追込通路に隣接する追出フェンスと、前記レール上を走行可能な移動フェンスとからなり、前記移動フェンスは、小動物を出入りさせる前扉を有し、前記床部は高床部分を備えている装置がある。
前記装置は、移動フェンスを高床部分まで移動でき、内部にいる小動物を追い上げて追込通路側に追い立てることができるものである。
【0004】
なお、上記の装置では、移動フェンスが高床部分までしか移動できないため、高床位置から追込通路側に完全に自動的に小動物を誘導できなかった。そのため、従来、高床部分に到達した移動フェンスを高さ方向にさらに移動できる構成とし、高床部分から追込通路側に完全に自動的に小動物を移動させることができる構成の高床式収容装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の小動物の高床式収容装置では、以下に述べるような問題点があった。
【0006】
▲1▼ 低床側の運動床面では、便などが行われるが、収容されている犬によって勝手な場所にしている。そのため、移動フェンスを移動させて犬を高床側に移動させ、低床の清掃作業を作業者が行うことになるが、低床のあちらこちらに散らばっている便などの清掃が大変であった。
【0007】
▲2▼ 低床側の運動床面では、便される位置が決まっていないと、便が散乱している場所で犬がじゃれあったり駆け回ったりして運動するため、犬の体に便が付着して不衛生となり、収容している犬が病気に係り易い状態となり、収容環境として不適切であった。
【0008】
この発明は、上記の問題点に鑑み創案されたものであり、清掃作業が簡単にでき、かつ、衛生的な収容環境を与える洗浄機構付高床式小動物収容装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、安眠休息用の高床と運動用の低床とをそれぞれ設けた段差のある床部と、その床部の左右両端部に立設した側部と、その側部の上部に沿って敷設したレールと、前記床部の後側端部に立設し追込通路に隣接する追出フェンスと、前記レール上に沿って移動可能な移動フェンスとからなり、前記追出フェンスは、追込通路に連通する開閉自在な後扉を有し、前記移動フェンスは、前記レールを走行する走行車輪を有すると共に、左右にガイド部を垂下し、上記のガイド部にその両側が昇降自在に嵌合され小動物出入用の前扉を有し、小動物追出時に床部の段差に対応して前扉を上昇させるようにした高床式小動物収容装置であって、前記高床と低床の段差部分の位置に低床側に洗浄用の流体を噴射するノズルを設けると共に、前記低床側の所定位置に犬が識別できる色彩を付した色彩区域を設け、その色彩区域に排泄用の側溝を設けた洗浄機構付高床式小動物収容装置。
【0010】
また、前記低床側に形成した色彩区域は、前記移動フェンスの一方の移動端近傍および側部近傍のいずれかに設け、前記低床は、前記色彩区域に向かって所定角度で傾斜している前記洗浄機構付高床式小動物収容装置として構成した。
【0011】
さらに、その噴射ノズルが両側部の少なくとも一方に設けられることや、前記洗浄機構は、その噴射ノズルが移動自在に形成されている構成として構わない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、収容装置の全体を示す一部切り欠いた斜視図、図2(a)(b)は収容装置の要部を示す簡略化した平面図および一部断面図、図3(a)(b)は、収容装置の清掃手順を示す側面図、図4(a)(b)(c)は、洗浄機構の応用例を示す原理図である。
【0013】
図1で示すように、収容装置Aは、床部1と、左右の側部2、2と、後部3と、正面側の移動フェンスBとで囲まれる収容室Cを構成し、前記収容室Cの後部側に追込通路Dが隣接するように構成されている。そして前記追込通路Dの一端側には、自動追込装置Gが設けられ、他端側には、炭酸ガス処理装置Hが設けられている。
【0014】
図1および図2で示すように、前記床部1は、高床1aと、低床1bとに段差を設けて形成され、前記高床1aは、低床1bより30cm程度高く形成されている。そして、前記高床1aは、合成樹脂または、ベニヤ板あるいは木材で形成する構成としている。さらに、前記高床1aの段差部分に洗浄機構としての洗浄装置Eが形成され、また、前記低床1bの位置で移動フェンスBの一方の移動端近傍に排便用の色彩区域Fが形成されている。なお、前記床部1を高床1aと低床1bに分けることで、犬などの小動物の性質上、高床1aでは安眠をするようになり、低床1aでは運動あるいは排便をするようになる。
【0015】
図1で示すように、前記洗浄装置Eは、高床1aの段差部分に複数の噴射ノズル4aが設置されている。そして、前記噴射ノズル4aの基端側には親パイプ4bが所定長さで配管されており、前記親パイプ4bの所定位置には水源から洗浄用の水を供給する供給パイプ4cが接続されている。なお、図1では、洗浄装置Eは、高床1aの段差部分に設けられているが、側部2、2のどちらか一方あるいは両方に設ける構成としても構わない。
【0016】
図1および図2で示すように、前記色彩区域Fは、低床1aとは色分けされており、収容される小動物の種類により異なり、特に、小動物が犬の場合は、その犬の色盲にしたがって施した緑色か、暗灰色に着色されている。そして、この色彩区域Fには、収容室の幅方向に沿って設けた側溝5aと、この側溝5aを覆うグレーチング枠体5bとから構成されている。そして、前記側溝5aおよびグレーチング枠体5bは、色彩区域Fの着色に倣って緑色あるいは暗灰色に着色すると都合が良い。前記色彩区域Fを緑色あるいは暗灰色に着色すると、犬の習性によりその着色された色彩区域F内で、排便ができるようになる。なお、所定時間毎に側溝5a内に水を流すように構成すると都合が良く、そのための給水タンクや、その給水タンクから所定量の水流を供給する供給機構などを設ける構成としても良い。
【0017】
図1で示すように、前記左右の側部2、2は、その上部側にレール6、6が設けられている。そして、このレール6、6に沿って、前記移動フェンスBが往復移動できる構成としている。移動フェンスBは、前記レール6、6に沿って走行する走行車輪11を有する縦枠12と横枠13からなる枠状の支持部10と、この支持部10に支持されている前扉15と、この前扉15を上下動させる昇降装置16などを有している。
【0018】
図1で示すように、前記前扉15は、出入口ドア15aと、給水給餌専用の小ドア15bと、この小ドア15bの上側に設けた必要事項を記入する表示部15cおよび作動スイッチ15dとから構成されている。そして、前記前扉15は昇降するときにスムーズに昇降できるように、その前扉15の外枠側をガイドするガイド部14が設置されている。
【0019】
また、図1で示すように、前記昇降装置16は、ギアドモータ16aによって駆動する駆動軸16bと、その駆動軸16bの軸受16cと、前記駆動軸16bに設けたチェーンホイール16dとから構成されている。そして、前記チェーンホイール16dのチェーン17は、その一端を前記前扉15の外枠部分の上端側に取付部18を介して取り付けている。なお、前記前扉15は、その上端側の外枠部分から上方に突出する突出部を形成し、前記突出部をガイドする突出部ガイド19、19を前記支持部10に設けている。
【0020】
図1で示すように、前記後部3は、追込通路D側に開閉自在に設けた追出口8と、この追出口8を開閉させる駆動機構7を備えている。前記駆動機構7は、回転モータ7aと、この回転モータ7aの駆動を伝達ギヤを介して伝達する回転軸7bと、この回転軸7bを回動自在に支持する軸支持部7c,7cなどから構成されている。そして、前記追出口8の上端側に巻取チェーン7dの一端を取り付け、その巻取チェーン7dの他端を前記回転軸7bに巻取りドラム7eを介して巻き取る構成としている。
【0021】
つぎに、収容装置Aの作用に付いて説明する。
はじめに、図1および図3(a)で示すように、収容室C内に収容している犬などの小動物が低床1b側から高床1a側に移動するように、移動フェンスBを移動させて、高床1aの手前で停止させ、噴射ノズル4aの邪魔にならないように昇降機構16を作動させ、所定高さまで移動フェンスを上昇させる。
【0022】
つぎに、図3(b)で示すように、移動フェンスBを移動させ終えると、操作スイッチなどの作動により噴射ノズル4aから水を噴射させ、低床1b上に排出物などがある場合は、その噴射ノズル4aからの流水により、その排出物を側溝5a内に流し込む。
【0023】
なお、側溝5aには、排出物があるが、低床から流れ込む流水と、側溝5a内の排出物を押し流す流水が使用できる場合は、その両者により側溝5aから押し流されて外部側に排出される。また、必要があれば、作業者がデッキブラシなどで低床1bおよびグレーチング枠体5b部分や、汚れていると思われる位置を掃除するようにする。作業者が掃除するときは、すでに流水によりある程度低床1bを清掃しているため、清掃作業が簡単にできる。また、収容された犬は、その排出物も、そのほとんどが、習性により色彩区域Fの位置でするため、清掃作業が簡単に終わる。
【0024】
なお、低床1bを側溝5a側に向かって傾斜さる構成とすると、噴射ノズル4aから噴射された水が自然に流れ込み、清掃終了後に水たまりを作らないため都合がよい。なお、低床1bの傾斜に加え、噴射ノズル4aの取付位置を変えることや、噴射ノズル4aの噴射の角度が手動あるいは自動で調整できる構成とすると、その噴射される流水が、低床1bの汚れの状態により、適切に低床1bを清掃することが可能となる。
【0025】
すなわち、図4(a)で示すように、前記噴射ノズルの設置位置を低床1bの床面に沿って設置する構成とすると、低床1b面にある小動物の排出物が、高床1a側に近い位置であっても適切に側溝5a側に押し流すことができる。
【0026】
さらに、図4(b)で示すように、噴射ノズル4aの設置位置を低床1bの床面に沿う位置と、高床1aの中段位置に設ける構成とすることで、中段位置に設けた噴射ノズル4aが、噴射ノズル4aから遠くの位置にある小動物の排出物に対応でき、低床1bに沿って設けた噴射ノズルが、高床1a近くの排出物に適切に対応して、低床1bの排出物を側溝5a内に押し流すことが可能となる。
【0027】
そして、図4(c)で示すように、噴射ノズル4aの設置角度を所定角度の範囲で移動自在にする構成にすると都合が良い。すなわち、前記親パイプ4bの所定位置にピニオンギヤ4eを設け、そのピニオンギヤ4eをラック4fで所定角度回動させる構成とすることで、親パイプ4bを所定角度回動させ噴射ノズル4aの設置角度を調整する構成としている。このとき、供給パイプ4cと、親パイプ4bは、フレキシブルな接続パイプ4dにより接続されることで、親パイプ4bの所定角度の回動を可能としている。
【0028】
したがって、噴射ノズル4aを所定角度で回動させ、上方に傾斜させると、高床1aから遠い側の清掃が適切にでき、また、下方に傾斜させることで、高床1aの近傍の清掃が適切にでき、低床1bの清掃が短時間で適切にできる。また、噴射ノズル4aから水の噴射を行わない場合は、シャッター機構を設け、噴射ノズル4a側の高床1aの段差部分に設けた開口を塞ぐようにすると都合が良い。
【0029】
なお、前記噴射口4aを側部2のどちらか一方または両方に所定間隔で設ける構成としても構わない。すなわち、前記側部2の側部面に噴射ノズル4aの先端が、所定間隔で低床1bから10センチから15センチの位置に設ける構成としている。
【0030】
さらに、側部2の低床1bから高い位置に噴射口4aを設ける構成としても良い。すなわち、その側部2の低床1bから50cm以上はなれた高い位置に噴射ノズル4aを設ける構成とし、その噴射口4aが所定角度で床面を向くように設置する構成としても構わない。
【0031】
さらに、低床1bの構成は、側部2の一方側が高く側溝5aが低くなる構成や、両側部2、2側が低く、低床1bの中央側が高く、高床1a側から側溝5a側に傾斜している構成としても良い。また、両側部2、2が高く、低床1bの中央側が低く、高床1a側から側溝5aに傾斜している構成とするなどしても構わない。
【0032】
なお、収容されている小動物が猫の場合は、猫の習性に応じた配色で色彩区域を着色する構成とすると都合が良い。
【0033】
【発明の効果】
以上に述べたようにこの発明は次の優れた効果を発揮する。
(1) 洗浄機構を備える小動物収容装置は、前記低床の所定位置に色彩区域を設けているため、収容されている小動物が犬である場合は、犬の色盲および性質を利用してその色彩区域に排便させることができるため、低床の汚れを最小限に抑えることができ、衛生的である。また、移動フェンスを移動させることで、小動物を高床上に移動させ、低床にある糞尿と、側溝およびその周辺にある糞尿を、高床の段差部分に設けた噴射口から水を噴射することで、低床から側溝内に流れ込ませて清掃するこができ作業者の清掃作業を最小限あるいは無くすことが可能となる。また、側溝内に入った糞尿は、その側溝に沿って下水溝などに排出され衛生的な管理が可能となる。
【0034】
(2) 洗浄機構を備える小動物収容装置は、色彩区域に向かって所定角度で傾斜して低床を形成する構成とすることで、噴射口から水を噴射して流水により低床の糞尿を側溝内に流れやすくすることができると共に、低床の水の切れが良く手入れが容易である。
【0035】
(3) 洗浄機構を備える小動物収容装置は、噴射ノズルを所定角度で上下に移動する構成とすると、低床の清掃が的確にでき、もし、排便がある場合は、的確に側溝に流し込むことが可能となる。また、低床を傾斜させることでさらに、容易に小動物の排便を側溝内に流し込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の収容装置の全体を示す一部切り欠いた状態の斜視図である。
【図2】(a)は、この発明の収容装置の要部を示す一部を簡略化した状態の平面図、(b)は、この発明の収容装置の要部を示す一部を簡略化した状態の断面図である。
【図3】(a)(b)は、この発明の収容装置の前扉の作動を示す側面図である。
【図4】(a)(b)(c)は、この発明の収容装置の洗浄機構を示す原理図である。
【符号の説明】
A 収容装置
B 移動フェンス
C 収容室
D 追込通路
E 洗浄装置(洗浄機構)
F 色彩区域
G 自動追込装置
H 炭酸ガス処理装置
1 床部
1a 高床
1b 低床
2 側部
3 後部
4a 噴射ノズル
4b 親パイプ
4c 供給パイプ
4d 接続パイプ
5a 側溝
5b グレーチング枠体
6 レール
7 駆動機構
10 支持部
11 走行車輪
12 縦枠
13 横枠
14 ガイド部
15 前扉
16 昇降装置
17 チェーン
【発明の属する技術分野】
この発明は、飼い主のいない廃犬などの小動物を収容する高床式小動物収容装置に係り、特に、犬の色盲などの性質を利用して排便の位置を特定し、かつ、収容室内を衛生に保つことができる洗浄機構付高床式小動物収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、保健所等の小動物管理施設では、廃犬等の小動物をあらかじめ決められた一定の拘留期間中は収容室で収容し、その収容期間が過ぎると収容室から追い出して屠殺したのち焼却処分にしているのが現状である。そして、収容している小動物を虐待せずに収容室から焼却処分にする一連の作業を能率良く、かつ、衛生的にできるようにすることが望ましく、これらの作業ができるように従来種々の装置が提案されている。
【0003】
例えば、床部と、その床部の左右の両端部に立設した側部と、その側部の上部に沿って敷設したレールと、前記床部の後側端部に立設し追込通路に隣接する追出フェンスと、前記レール上を走行可能な移動フェンスとからなり、前記移動フェンスは、小動物を出入りさせる前扉を有し、前記床部は高床部分を備えている装置がある。
前記装置は、移動フェンスを高床部分まで移動でき、内部にいる小動物を追い上げて追込通路側に追い立てることができるものである。
【0004】
なお、上記の装置では、移動フェンスが高床部分までしか移動できないため、高床位置から追込通路側に完全に自動的に小動物を誘導できなかった。そのため、従来、高床部分に到達した移動フェンスを高さ方向にさらに移動できる構成とし、高床部分から追込通路側に完全に自動的に小動物を移動させることができる構成の高床式収容装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の小動物の高床式収容装置では、以下に述べるような問題点があった。
【0006】
▲1▼ 低床側の運動床面では、便などが行われるが、収容されている犬によって勝手な場所にしている。そのため、移動フェンスを移動させて犬を高床側に移動させ、低床の清掃作業を作業者が行うことになるが、低床のあちらこちらに散らばっている便などの清掃が大変であった。
【0007】
▲2▼ 低床側の運動床面では、便される位置が決まっていないと、便が散乱している場所で犬がじゃれあったり駆け回ったりして運動するため、犬の体に便が付着して不衛生となり、収容している犬が病気に係り易い状態となり、収容環境として不適切であった。
【0008】
この発明は、上記の問題点に鑑み創案されたものであり、清掃作業が簡単にでき、かつ、衛生的な収容環境を与える洗浄機構付高床式小動物収容装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、安眠休息用の高床と運動用の低床とをそれぞれ設けた段差のある床部と、その床部の左右両端部に立設した側部と、その側部の上部に沿って敷設したレールと、前記床部の後側端部に立設し追込通路に隣接する追出フェンスと、前記レール上に沿って移動可能な移動フェンスとからなり、前記追出フェンスは、追込通路に連通する開閉自在な後扉を有し、前記移動フェンスは、前記レールを走行する走行車輪を有すると共に、左右にガイド部を垂下し、上記のガイド部にその両側が昇降自在に嵌合され小動物出入用の前扉を有し、小動物追出時に床部の段差に対応して前扉を上昇させるようにした高床式小動物収容装置であって、前記高床と低床の段差部分の位置に低床側に洗浄用の流体を噴射するノズルを設けると共に、前記低床側の所定位置に犬が識別できる色彩を付した色彩区域を設け、その色彩区域に排泄用の側溝を設けた洗浄機構付高床式小動物収容装置。
【0010】
また、前記低床側に形成した色彩区域は、前記移動フェンスの一方の移動端近傍および側部近傍のいずれかに設け、前記低床は、前記色彩区域に向かって所定角度で傾斜している前記洗浄機構付高床式小動物収容装置として構成した。
【0011】
さらに、その噴射ノズルが両側部の少なくとも一方に設けられることや、前記洗浄機構は、その噴射ノズルが移動自在に形成されている構成として構わない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、収容装置の全体を示す一部切り欠いた斜視図、図2(a)(b)は収容装置の要部を示す簡略化した平面図および一部断面図、図3(a)(b)は、収容装置の清掃手順を示す側面図、図4(a)(b)(c)は、洗浄機構の応用例を示す原理図である。
【0013】
図1で示すように、収容装置Aは、床部1と、左右の側部2、2と、後部3と、正面側の移動フェンスBとで囲まれる収容室Cを構成し、前記収容室Cの後部側に追込通路Dが隣接するように構成されている。そして前記追込通路Dの一端側には、自動追込装置Gが設けられ、他端側には、炭酸ガス処理装置Hが設けられている。
【0014】
図1および図2で示すように、前記床部1は、高床1aと、低床1bとに段差を設けて形成され、前記高床1aは、低床1bより30cm程度高く形成されている。そして、前記高床1aは、合成樹脂または、ベニヤ板あるいは木材で形成する構成としている。さらに、前記高床1aの段差部分に洗浄機構としての洗浄装置Eが形成され、また、前記低床1bの位置で移動フェンスBの一方の移動端近傍に排便用の色彩区域Fが形成されている。なお、前記床部1を高床1aと低床1bに分けることで、犬などの小動物の性質上、高床1aでは安眠をするようになり、低床1aでは運動あるいは排便をするようになる。
【0015】
図1で示すように、前記洗浄装置Eは、高床1aの段差部分に複数の噴射ノズル4aが設置されている。そして、前記噴射ノズル4aの基端側には親パイプ4bが所定長さで配管されており、前記親パイプ4bの所定位置には水源から洗浄用の水を供給する供給パイプ4cが接続されている。なお、図1では、洗浄装置Eは、高床1aの段差部分に設けられているが、側部2、2のどちらか一方あるいは両方に設ける構成としても構わない。
【0016】
図1および図2で示すように、前記色彩区域Fは、低床1aとは色分けされており、収容される小動物の種類により異なり、特に、小動物が犬の場合は、その犬の色盲にしたがって施した緑色か、暗灰色に着色されている。そして、この色彩区域Fには、収容室の幅方向に沿って設けた側溝5aと、この側溝5aを覆うグレーチング枠体5bとから構成されている。そして、前記側溝5aおよびグレーチング枠体5bは、色彩区域Fの着色に倣って緑色あるいは暗灰色に着色すると都合が良い。前記色彩区域Fを緑色あるいは暗灰色に着色すると、犬の習性によりその着色された色彩区域F内で、排便ができるようになる。なお、所定時間毎に側溝5a内に水を流すように構成すると都合が良く、そのための給水タンクや、その給水タンクから所定量の水流を供給する供給機構などを設ける構成としても良い。
【0017】
図1で示すように、前記左右の側部2、2は、その上部側にレール6、6が設けられている。そして、このレール6、6に沿って、前記移動フェンスBが往復移動できる構成としている。移動フェンスBは、前記レール6、6に沿って走行する走行車輪11を有する縦枠12と横枠13からなる枠状の支持部10と、この支持部10に支持されている前扉15と、この前扉15を上下動させる昇降装置16などを有している。
【0018】
図1で示すように、前記前扉15は、出入口ドア15aと、給水給餌専用の小ドア15bと、この小ドア15bの上側に設けた必要事項を記入する表示部15cおよび作動スイッチ15dとから構成されている。そして、前記前扉15は昇降するときにスムーズに昇降できるように、その前扉15の外枠側をガイドするガイド部14が設置されている。
【0019】
また、図1で示すように、前記昇降装置16は、ギアドモータ16aによって駆動する駆動軸16bと、その駆動軸16bの軸受16cと、前記駆動軸16bに設けたチェーンホイール16dとから構成されている。そして、前記チェーンホイール16dのチェーン17は、その一端を前記前扉15の外枠部分の上端側に取付部18を介して取り付けている。なお、前記前扉15は、その上端側の外枠部分から上方に突出する突出部を形成し、前記突出部をガイドする突出部ガイド19、19を前記支持部10に設けている。
【0020】
図1で示すように、前記後部3は、追込通路D側に開閉自在に設けた追出口8と、この追出口8を開閉させる駆動機構7を備えている。前記駆動機構7は、回転モータ7aと、この回転モータ7aの駆動を伝達ギヤを介して伝達する回転軸7bと、この回転軸7bを回動自在に支持する軸支持部7c,7cなどから構成されている。そして、前記追出口8の上端側に巻取チェーン7dの一端を取り付け、その巻取チェーン7dの他端を前記回転軸7bに巻取りドラム7eを介して巻き取る構成としている。
【0021】
つぎに、収容装置Aの作用に付いて説明する。
はじめに、図1および図3(a)で示すように、収容室C内に収容している犬などの小動物が低床1b側から高床1a側に移動するように、移動フェンスBを移動させて、高床1aの手前で停止させ、噴射ノズル4aの邪魔にならないように昇降機構16を作動させ、所定高さまで移動フェンスを上昇させる。
【0022】
つぎに、図3(b)で示すように、移動フェンスBを移動させ終えると、操作スイッチなどの作動により噴射ノズル4aから水を噴射させ、低床1b上に排出物などがある場合は、その噴射ノズル4aからの流水により、その排出物を側溝5a内に流し込む。
【0023】
なお、側溝5aには、排出物があるが、低床から流れ込む流水と、側溝5a内の排出物を押し流す流水が使用できる場合は、その両者により側溝5aから押し流されて外部側に排出される。また、必要があれば、作業者がデッキブラシなどで低床1bおよびグレーチング枠体5b部分や、汚れていると思われる位置を掃除するようにする。作業者が掃除するときは、すでに流水によりある程度低床1bを清掃しているため、清掃作業が簡単にできる。また、収容された犬は、その排出物も、そのほとんどが、習性により色彩区域Fの位置でするため、清掃作業が簡単に終わる。
【0024】
なお、低床1bを側溝5a側に向かって傾斜さる構成とすると、噴射ノズル4aから噴射された水が自然に流れ込み、清掃終了後に水たまりを作らないため都合がよい。なお、低床1bの傾斜に加え、噴射ノズル4aの取付位置を変えることや、噴射ノズル4aの噴射の角度が手動あるいは自動で調整できる構成とすると、その噴射される流水が、低床1bの汚れの状態により、適切に低床1bを清掃することが可能となる。
【0025】
すなわち、図4(a)で示すように、前記噴射ノズルの設置位置を低床1bの床面に沿って設置する構成とすると、低床1b面にある小動物の排出物が、高床1a側に近い位置であっても適切に側溝5a側に押し流すことができる。
【0026】
さらに、図4(b)で示すように、噴射ノズル4aの設置位置を低床1bの床面に沿う位置と、高床1aの中段位置に設ける構成とすることで、中段位置に設けた噴射ノズル4aが、噴射ノズル4aから遠くの位置にある小動物の排出物に対応でき、低床1bに沿って設けた噴射ノズルが、高床1a近くの排出物に適切に対応して、低床1bの排出物を側溝5a内に押し流すことが可能となる。
【0027】
そして、図4(c)で示すように、噴射ノズル4aの設置角度を所定角度の範囲で移動自在にする構成にすると都合が良い。すなわち、前記親パイプ4bの所定位置にピニオンギヤ4eを設け、そのピニオンギヤ4eをラック4fで所定角度回動させる構成とすることで、親パイプ4bを所定角度回動させ噴射ノズル4aの設置角度を調整する構成としている。このとき、供給パイプ4cと、親パイプ4bは、フレキシブルな接続パイプ4dにより接続されることで、親パイプ4bの所定角度の回動を可能としている。
【0028】
したがって、噴射ノズル4aを所定角度で回動させ、上方に傾斜させると、高床1aから遠い側の清掃が適切にでき、また、下方に傾斜させることで、高床1aの近傍の清掃が適切にでき、低床1bの清掃が短時間で適切にできる。また、噴射ノズル4aから水の噴射を行わない場合は、シャッター機構を設け、噴射ノズル4a側の高床1aの段差部分に設けた開口を塞ぐようにすると都合が良い。
【0029】
なお、前記噴射口4aを側部2のどちらか一方または両方に所定間隔で設ける構成としても構わない。すなわち、前記側部2の側部面に噴射ノズル4aの先端が、所定間隔で低床1bから10センチから15センチの位置に設ける構成としている。
【0030】
さらに、側部2の低床1bから高い位置に噴射口4aを設ける構成としても良い。すなわち、その側部2の低床1bから50cm以上はなれた高い位置に噴射ノズル4aを設ける構成とし、その噴射口4aが所定角度で床面を向くように設置する構成としても構わない。
【0031】
さらに、低床1bの構成は、側部2の一方側が高く側溝5aが低くなる構成や、両側部2、2側が低く、低床1bの中央側が高く、高床1a側から側溝5a側に傾斜している構成としても良い。また、両側部2、2が高く、低床1bの中央側が低く、高床1a側から側溝5aに傾斜している構成とするなどしても構わない。
【0032】
なお、収容されている小動物が猫の場合は、猫の習性に応じた配色で色彩区域を着色する構成とすると都合が良い。
【0033】
【発明の効果】
以上に述べたようにこの発明は次の優れた効果を発揮する。
(1) 洗浄機構を備える小動物収容装置は、前記低床の所定位置に色彩区域を設けているため、収容されている小動物が犬である場合は、犬の色盲および性質を利用してその色彩区域に排便させることができるため、低床の汚れを最小限に抑えることができ、衛生的である。また、移動フェンスを移動させることで、小動物を高床上に移動させ、低床にある糞尿と、側溝およびその周辺にある糞尿を、高床の段差部分に設けた噴射口から水を噴射することで、低床から側溝内に流れ込ませて清掃するこができ作業者の清掃作業を最小限あるいは無くすことが可能となる。また、側溝内に入った糞尿は、その側溝に沿って下水溝などに排出され衛生的な管理が可能となる。
【0034】
(2) 洗浄機構を備える小動物収容装置は、色彩区域に向かって所定角度で傾斜して低床を形成する構成とすることで、噴射口から水を噴射して流水により低床の糞尿を側溝内に流れやすくすることができると共に、低床の水の切れが良く手入れが容易である。
【0035】
(3) 洗浄機構を備える小動物収容装置は、噴射ノズルを所定角度で上下に移動する構成とすると、低床の清掃が的確にでき、もし、排便がある場合は、的確に側溝に流し込むことが可能となる。また、低床を傾斜させることでさらに、容易に小動物の排便を側溝内に流し込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の収容装置の全体を示す一部切り欠いた状態の斜視図である。
【図2】(a)は、この発明の収容装置の要部を示す一部を簡略化した状態の平面図、(b)は、この発明の収容装置の要部を示す一部を簡略化した状態の断面図である。
【図3】(a)(b)は、この発明の収容装置の前扉の作動を示す側面図である。
【図4】(a)(b)(c)は、この発明の収容装置の洗浄機構を示す原理図である。
【符号の説明】
A 収容装置
B 移動フェンス
C 収容室
D 追込通路
E 洗浄装置(洗浄機構)
F 色彩区域
G 自動追込装置
H 炭酸ガス処理装置
1 床部
1a 高床
1b 低床
2 側部
3 後部
4a 噴射ノズル
4b 親パイプ
4c 供給パイプ
4d 接続パイプ
5a 側溝
5b グレーチング枠体
6 レール
7 駆動機構
10 支持部
11 走行車輪
12 縦枠
13 横枠
14 ガイド部
15 前扉
16 昇降装置
17 チェーン
Claims (3)
- 安眠休息用の高床と運動用の低床とをそれぞれ設けた段差のある床部と、その床部の左右両端部に立設した側部と、その側部の上部に沿って敷設したレールと、前記床部の後側端部に立設し追込通路に隣接する追出フェンスと、前記レールに沿って移動可能な移動フェンスとからなり、
前記追出フェンスは、追込通路に連通する開閉自在な後扉を有し、前記移動フェンスは、前記レールを走行する走行車輪を有すると共に、左右にガイド部を垂下し、上記のガイド部にその両側が昇降自在に嵌合され小動物出入用の前扉を有し、小動物追出時に床部の段差に対応して前扉を上昇させるようにした高床式小動物収容装置であって、
前記高床と低床の段差部分の位置に低床側に洗浄用の流体を噴射するノズルを設けると共に、前記低床側の所定位置に犬が識別できる色彩を付した色彩区域を設け、その色彩区域に排泄用の側溝を設けたことを特徴とする洗浄機構付高床式小動物収容装置。 - 前記低床側に形成した色彩区域は、前記移動フェンスの一方の移動端近傍および側部近傍のいずれかに設け、前記低床は、前記色彩区域に向かって所定角度で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の洗浄機構付高床式小動物収容装置。
- 前記洗浄機構は、その噴射ノズルが流体を噴射する噴射角度を移動機構を介して移動自在に形成されている請求項1または2に記載の洗浄機構付小動物高床式収容装置。
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