JPS58212727A - 光崩壊性農業用結束資材 - Google Patents

光崩壊性農業用結束資材

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JPS58212727A
JPS58212727A JP9399582A JP9399582A JPS58212727A JP S58212727 A JPS58212727 A JP S58212727A JP 9399582 A JP9399582 A JP 9399582A JP 9399582 A JP9399582 A JP 9399582A JP S58212727 A JPS58212727 A JP S58212727A
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
polybutadiene
present
binding material
Prior art date
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Pending
Application number
JP9399582A
Other languages
English (en)
Inventor
時田 満
善夫 酒井
貫井 良彦
亀甲 昌之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Supports For Plants (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光崩壊性農業用結束資材に関し、さらに詳しく
は、加工性および結束作業性の良好で、かつ光崩壊性を
調節し得る農業用結束資材に関するものである。
農業用結束資材は、露地、温室内等において、野菜、果
樹、化身等の植物(例えばトマト、ナ入キュウリ、ブド
ー)を栽培する際、これらを支持するひも、ワイヤーお
よび棚に該、植物の茎やつるを固定させるもので、通常
はテープ状または紐状のものを対象圧している。従来、
この種の資材は、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂をテ
ープ状または紐状に成形または加工して製造されている
が、従来品ではその加工性および結束作業性など物理性
能には特に問題はないものの、収穫後の残留資材の回収
処理に問題があり、野菜、果樹の収穫時に植物が支柱か
ら容易に脱離せず、また刃物等により切断した場合には
使用済結束資材が自然光により容易に分解せず、回収し
て焼却処理する必要があり、また焼却した場合には塩酸
ガス等の有害ガスが発生するため、その対策が必要にな
るなどの欠点がある。
本発明の目的は、野菜、果樹等の収穫時において自然光
により適度に劣化し、植物の支柱からの離脱を容易にし
、かつ結束資材の残留物を特に回収しなくても、自然光
により完全に崩壊し、王道化すると共に、回収物として
焼却処理した場合にも塩酸ガスのような有害ガスを発生
しない農業用結束資材を提供することにある。
本発明は、1.2−ポリブタジェン(1,2−結合含有
量が70−以上、結晶化度5〜50%)40ないし70
重量部、熱可塑性樹脂60ないし30重量部、および充
てん剤を基本成分とすることを特徴とする。
本発明の農業用結束資材の主成分の一つである1、2ポ
リブタジエンは1.2−結合含有量が70−以上、結晶
化度5〜50チのものであるが、その極限粘度はトルエ
ン中30℃測定で0.7以上のも′のが好ましい。1.
2−結合構造および結晶化度が上記範囲を外れた場合に
は本発明の目的とする結束資材が得られず、また1、2
−ポリブタジェンの使用量が40重量部より以下では破
断伸びが小さすぎ、70重量部より以上では破断伸びが
大きすぎ、作業性が却って悪化する。
本発明に用いる熱可塑性樹脂としてはエチレン−酢酸ビ
ニルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコホリマー、
エチレン−酢酸ビニルコポリマーに塩化ビニルをグラフ
ト重合させて得られた三元重合体等が好ましく用いられ
る。
上記熱可塑性樹脂は60〜30重量部の範囲で用いられ
るが、該熱可塑性樹脂が30.l置部より以下ではポリ
ブタジェンの含有量が相対的に大きくなり破断伸びの増
大を引きおこし、また機械的強度も減少するので農業用
結束資材としては不充分なものになる。熱可塑性樹脂を
60重級部より以上含有する場合は、光崩壊性を付与す
る1、2−ポリブタジェンの含量が相対的に小さくなり
、農業用資材として適度な光崩壊性が得られなくなる。
本発明に用いる充てん剤は、例えば緩酸カルシウム、重
質炭酸カルシウム、クレー等の無機充てん材であり、そ
の添加量は1.2−ポリブタジェン40〜70重量部と
熱可塑性樹脂60〜30重量部の合計100重量部に対
して50〜150重量部の範囲が好ましい。充てん装置
が少なすぎると充分な光崩壊性が得られず、また多すぎ
ると、農業用結束資材として適当な物理的性質が得られ
なくなる。
本発明においては、1.2−ポリブタジェンの添加によ
り農業用結束資材に光崩壊性を与え、かつ熱可塑性樹脂
と無機充てん材の配合量を考慮することにより植物の収
穫時に合わせた光崩壊性を与えることができる。また1
、2−ポリブタジェンは結束資材に弾性(伸長性)を付
与するのでその作業性を向上させると共に、−刀先崩壊
後は土壌中において植物に好影響を与え、将来有益な土
壌を形成する。熱可塑性樹脂は農業用結束資材に必要な
物理的性質、すなわち結束作業を円滑に行なうために適
当な引っ張り強さ、伸び、引き裂き強さ、およびステッ
チ強さ等を与える。また植物の成育に合わせて結束部も
適当に伸長することが重要であり、1.2−ポリブタジ
ェンと併用することKより該結束材として好適な伸張性
を付与する。さらに本発明に用いられる充てん剤は、資
材の光崩壊性および物理的性質を調整するために用いら
れる他、炭酸カルシウムのようなアルカリ土類金属塩を
用いることにより光崩壊後土壌化した場合に土壌の酸性
化を防止し、土壌を改良する効果も得られる。
本発明に用いられる農業用結束資材の耐候性の調整は1
.2−ポリブタジェンの増減、熱可塑性樹脂および充て
ん剤の種類と量を変化させることにより任意に行なうこ
とができるが、特に充てん剤の種類1例えば重質炭酸カ
ルシウム、クレーの使用量を変化させることにより、一
定範囲内で光崩壊性を任意に調整することができるので
極めて便利である。
本発明においては、上記必須成分以外に、本発明の目的
を達成する以内で適当な安定剤、滑剤、着色剤、紫外線
吸収剤その他の添加剤を使用することができる。また本
発明の樹脂組成物を用いて農業用結束資材を製造するに
は、例えばこれらの樹脂組成物のコンパウンドを熱ロー
ルからなる圧延装置(カレンダー装置)に供給してフィ
ルムまたはシート状に作成したのち適当な幅に切断する
違法、その他公知の方法に従えばよい。
以上、本発明によれば、野菜、果樹等の収穫時において
自然光により適度に劣化し植物の支柱からの離脱を容易
にし、かつ離脱後の結束資材またはその残留物を回収し
なくても自然光により完全に崩壊して土壌化し、また回
収物として焼却処理した場合でも塩酸ガス等の有害ガス
を発生しない光」壊性農業用結束資材が提供される。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例 1.2−ポリブタジェン(日本合成ゴム■製JSR−R
B−830,1,2−結合含有量93チ、結晶化度29
チ、極限粘度トルエン中30℃測定で1.23)゛45
重量部、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(東洋曹達工
業■製、EVA−UE−540) 40重量部、塩化ビ
ニル−酢酸ビニルコポリマー(鐘淵化学工業■製、−R
B−410) 15重量部、重質炭酸カルシウム55重
量部、クレー30重量部、安定剤、滑剤および着色剤を
適量添加したのち、バンバリーミキサ−に供給し、温度
90℃で5分間混練して、本発明の樹脂組成物からなる
コンパランドを形成し、さらにこれを圧延カレンダー装
置(ミキシングロール、ストレーナ温度135℃)に供
給し、カレンダ一温度140℃で厚さ0.1龍のフィル
ムを圧延成形し、これを幅11mのテープ状にカットし
て巻きとった。
この実施例において、目的とする物理的性質は初期引張
り強さ1ookgf7cd以上、初期破断伸び150〜
300%であり、この場合の引張り強さはフィルムを輪
に接合し、輪を引き延ばして破断させるのに要する荷重
であり、またステッチ強さとは、輪に接合したものを再
び一本のフィルム体に切りなおし、接合部をはさんで上
下に引っ張ったときの破断強さである。なお測定条件は
いずれも引張り速度300*寓/ rm 、’温度23
±2℃、湿度65チRI(である。
本実施例における光崩壊性試験は、ウェザ−メーターに
よる耐候促進性試験により評価した。試験機はサンシャ
インカーボンアーク焼式CWEL−8UN−DC型)を
用い、水噴霧時開12分、水噴霧なし48分のサイクル
で、ブラックパネル度63±3℃で行なった。また耐候
試験としては上記ウェザ−メーターによる試験とは別に
、屋外およびハウス温度内で曝露試験を行・ない、実際
の使用上の評価を行ない、ウェザ−メーターテストの試
験結果の参考にした。なお、農業用結束資材の実際の使
用面では、結束資材としての有効性能を6〜10ケ月間
維持できればそれ以後はなるべく早く崩壊した方が好ま
しいと考えられる。屋外屋内曝露試験の結果をふまえて
、ウェザ−メーター試験による耐候性促進試験は、試験
時間100時間後の伸び率残率により評価した。この評
価で伸び率残率が20〜40チの範囲であれば実用試験
から判断して目的の性能を備え得ると判断した。
以上の測定結果を第1表に示したが、本発明の農業用結
束資材は、この分野の使用に好適な物理的性質を有する
とともに、ウェザ−メーター試験においても適度の光崩
壊性を示すことが明らかである。
第   1   表 実施例2 第1表(実施例2)に示す配合割合の樹脂組成物を用い
、実施例1と同様にしてフィルムを成形し、その物理的
性質および耐候性を測定した。その結果を第1表に示し
たが、実施例1と比較して1.2−ポリブタジェンおよ
び重質炭酸カルシウムの配合量を相対的に増加させたこ
とにより、光崩壊性が促進され、これらの量の調整によ
り、光崩壊性をコントロールできることが分る。
代叩人 弁理士 川 北 武 長

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 1.2−ポリブタジェン(1,2−結合含有量
    が70チ以上、結晶化度5〜50%)40ないし70重
    量部、熱可塑性樹脂60ないし30重量部、および充て
    ん剤を基原成分とする光崩壊性農業用結束資材。 (乃特許請求の範囲第1項において、熱可塑性樹脂がエ
    チレン−酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニ
    ルコポリマー、およびこれらの誘導体から選ばれた少く
    とも一種の樹脂であり、また充てん剤が炭酸カルシウム
    である光崩壊性農業用結束資材。
JP9399582A 1982-06-03 1982-06-03 光崩壊性農業用結束資材 Pending JPS58212727A (ja)

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JP9399582A JPS58212727A (ja) 1982-06-03 1982-06-03 光崩壊性農業用結束資材

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JPS58212727A true JPS58212727A (ja) 1983-12-10

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JP9399582A Pending JPS58212727A (ja) 1982-06-03 1982-06-03 光崩壊性農業用結束資材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6195047A (ja) * 1984-09-25 1986-05-13 Mitsubishi Monsanto Chem Co 光崩壊性テ−プ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6195047A (ja) * 1984-09-25 1986-05-13 Mitsubishi Monsanto Chem Co 光崩壊性テ−プ
JPH0370745B2 (ja) * 1984-09-25 1991-11-08 Mitsubishi Kasei Vinyl

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