JPS5821218B2 - 窒素酸化物濃度測定機の校正用ゼロガス発生装置 - Google Patents
窒素酸化物濃度測定機の校正用ゼロガス発生装置Info
- Publication number
- JPS5821218B2 JPS5821218B2 JP4875176A JP4875176A JPS5821218B2 JP S5821218 B2 JPS5821218 B2 JP S5821218B2 JP 4875176 A JP4875176 A JP 4875176A JP 4875176 A JP4875176 A JP 4875176A JP S5821218 B2 JPS5821218 B2 JP S5821218B2
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- Japan
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- air
- nitrogen oxide
- oxide concentration
- zero gas
- gas generator
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
大気中の窒素酸化物(NOx)濃度測定機の校正方式と
しては、標準濃度のNO,NO2ガスを用いる動的校正
が測定値の精度を向上させる上で有利である。
しては、標準濃度のNO,NO2ガスを用いる動的校正
が測定値の精度を向上させる上で有利である。
この場合、ゼロガスの安定供給のために高圧ガスボンベ
を用いるときには、ボンベ中にNOが数ppb程度残り
ゼロガスとしては不適当であり、また使用量が多いため
高価なボンベガスを使用することは不経済であるなどの
問題がある。
を用いるときには、ボンベ中にNOが数ppb程度残り
ゼロガスとしては不適当であり、また使用量が多いため
高価なボンベガスを使用することは不経済であるなどの
問題がある。
この問題を解決するために、大気中のNO。NO2を完
全に除去してゼロガスとして供給することが望まれる。
全に除去してゼロガスとして供給することが望まれる。
典型的な先行技術は、大気を三酸化クロム紙層に通過さ
せて大気中のNOをNO2に酸化し、その後N02をソ
ーダライムに吸着することによって、ゼロガスを発生す
るものである。
せて大気中のNOをNO2に酸化し、その後N02をソ
ーダライムに吸着することによって、ゼロガスを発生す
るものである。
ゼロガス中のNOの残存を防ぐために、三酸化クロム紙
層を流過する大気は低速且小流量に制限せざるを得なか
った。
層を流過する大気は低速且小流量に制限せざるを得なか
った。
それゆえに本発明の主目的は、窒素酸化物濃度測定機の
校正のために大容量のゼロガスを発生することができる
装置を提供することである。
校正のために大容量のゼロガスを発生することができる
装置を提供することである。
第1図は本発明の一実施例の系統図である。
空気を吸入するためのポンプ1はダイアフラム形であり
、一定圧の空気を安定して供給する。
、一定圧の空気を安定して供給する。
ポンプ1からの空気はドレントラップ2を経てオ・ノン
発生器3へ至る。
発生器3へ至る。
オシ゛/′発生器3は、たとえば外縦9(11771、
長さ50CrrL程度の紫外線を通し難い耐熱ガラス製
円筒4内に、たとえば放電電極間が30CrrLの石英
ガラス製冷陰極水銀灯5が円筒4と同心状に配設される
。
長さ50CrrL程度の紫外線を通し難い耐熱ガラス製
円筒4内に、たとえば放電電極間が30CrrLの石英
ガラス製冷陰極水銀灯5が円筒4と同心状に配設される
。
空気が円筒4の上部から下部へ流過するとき、主として
2537人の紫外線によって、空気中のNOはNO2に
変化される。
2537人の紫外線によって、空気中のNOはNO2に
変化される。
オゾン発生器3における反応式は次式(1)に示される
。
。
NO+03→NO2+02 ・・・・・・・・・ (
1)反応速度式は次式(2)に示される。
1)反応速度式は次式(2)に示される。
dχ
一=K・〔03〕・〔NO〕 ・・・・・・ (2)旧
X:反応式(1)で生成したNO2の濃度に:反応定数
に= 1071iter/(mol−sec)〔03〕
二O0の濃度 mol/1 (NO):NOの濃度 mol/l ここで、〔03〕はO0の一定連続的な供給によって一
定である。
に= 1071iter/(mol−sec)〔03〕
二O0の濃度 mol/1 (NO):NOの濃度 mol/l ここで、〔03〕はO0の一定連続的な供給によって一
定である。
本件発明者の実験では、毎分空気11をオゾン発生器3
中に流過させたとき〔03〕が8 ppm/Aとなるよ
うに紫外線照射領域などが選ばれた。
中に流過させたとき〔03〕が8 ppm/Aとなるよ
うに紫外線照射領域などが選ばれた。
したがって空気を10/m i n 。の割合で導ひく
と、〔03〕はO08ppm (−3,6x 10−”
mo l/l)となる。
と、〔03〕はO08ppm (−3,6x 10−”
mo l/l)となる。
また、〔NO)はNOの初期濃度をCIとすると次式(
3)で示される。
3)で示される。
(NO)=C1−X ・・・・・・・・・・・・
(3)これから、第(2)式を書き換えると、 X −==io7X3.6X10”−8(C1−X)t 1 e”+ 11 n −= 0.36 t−・・・(4)
(’1−X 第(4)式に、x=ci・1/2を代入して半減規tを
求めると、t=1.9秒となる。
(3)これから、第(2)式を書き換えると、 X −==io7X3.6X10”−8(C1−X)t 1 e”+ 11 n −= 0.36 t−・・・(4)
(’1−X 第(4)式に、x=ci・1/2を代入して半減規tを
求めると、t=1.9秒となる。
空気が円筒4の上部から下部へ至るまでの時間すなわち
オゾン発生器3内の空気の滞留時間を、たとえば30秒
となるようにすれば、NOがNO2に変換される効率は
30 11.9 (−) =99.998係 となる。
オゾン発生器3内の空気の滞留時間を、たとえば30秒
となるようにすれば、NOがNO2に変換される効率は
30 11.9 (−) =99.998係 となる。
したがって、空気に0.5ppmのNOが含まれている
とき、そのNO除去率は99.998%であるので、残
るNO量は0.01 ppb となり、除去は完全に行
なわれる。
とき、そのNO除去率は99.998%であるので、残
るNO量は0.01 ppb となり、除去は完全に行
なわれる。
実際には、5〜6ppmのNOを瞬間的に吸引すること
もあり、この程度の除去率は必要である。
もあり、この程度の除去率は必要である。
オゾン発生器3を経た空気はガス吸着筒6の下部に至る
。
。
この筒6には、下から上へ順にグラスウール7、活性炭
8、ソーダライム9、シリカゲル10が層状に充填され
る。
8、ソーダライム9、シリカゲル10が層状に充填され
る。
グラスウール7を空気が通るとき、その経路が長くなり
、03は0□に変化する。
、03は0□に変化する。
活性炭8およびソーダライム9はN02を吸着し、その
ほかSO2などをも吸着する。
ほかSO2などをも吸着する。
シリカゲル10は、校正されるべき窒素酸化物濃度測定
機に至るゼロガスの除湿を行なうためのものであり、測
定機の最適なゼロ点調整が達成されるように、シリカゲ
ル10の分量が選ばれる。
機に至るゼロガスの除湿を行なうためのものであり、測
定機の最適なゼロ点調整が達成されるように、シリカゲ
ル10の分量が選ばれる。
湿度が高い地域で本件装置を使用するときには、ポンプ
1の上流側に空気の除湿器または乾燥器を設けてもよい
。
1の上流側に空気の除湿器または乾燥器を設けてもよい
。
第2図は水銀灯5の正面図である。
長手筒状水銀灯5の両端には相対的に大きな円筒形放電
電極11.12が配置され、これらの放電電極11゜1
2間の放電領域は相対的に小径に形成される。
電極11.12が配置され、これらの放電電極11゜1
2間の放電領域は相対的に小径に形成される。
放電電極lL12を大きくすることによって放熱効果が
向上されるとともに、単位面積当りの電子放出量が小さ
くてすむので長寿命となる。
向上されるとともに、単位面積当りの電子放出量が小さ
くてすむので長寿命となる。
気体が水銀灯5の最長距離を通過することになるので、
空気が紫外線を受ける量は太きい。
空気が紫外線を受ける量は太きい。
しかも、紫外線照射量の大きい割合には、全体の形状を
小形にすることが可能となる。
小形にすることが可能となる。
以上のように本発明によれば、たとえば101/rn
I nものきわめて大容量のゼロガスを安定して発生す
ることが可能となり、その装置は比較的小形であり、運
搬に適するようにボークフルタイプにすることができ、
NOx濃度の測定ステーション毎の定期校正にもきわめ
て簡単に用いることができ、ゼロガス中のNO’は完全
に除去されていて、しかもゼロガスを多量安価に供給す
ることができるなど、卓越した効果が発揮される。
I nものきわめて大容量のゼロガスを安定して発生す
ることが可能となり、その装置は比較的小形であり、運
搬に適するようにボークフルタイプにすることができ、
NOx濃度の測定ステーション毎の定期校正にもきわめ
て簡単に用いることができ、ゼロガス中のNO’は完全
に除去されていて、しかもゼロガスを多量安価に供給す
ることができるなど、卓越した効果が発揮される。
第1図は本発明の一実施例の系統図、第2図は水銀灯5
の正面図である。 1・・・ポンプ、2・・・ドレントラップ、3・・・オ
ゾン発生器、4・・・円筒、5・・・水銀灯、6・・・
吸着筒、7・・・グラスウール、8・・・活性炭、9・
・・ソーダライム、10・・・シリカゲル。
の正面図である。 1・・・ポンプ、2・・・ドレントラップ、3・・・オ
ゾン発生器、4・・・円筒、5・・・水銀灯、6・・・
吸着筒、7・・・グラスウール、8・・・活性炭、9・
・・ソーダライム、10・・・シリカゲル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空気を吸入するポンプと、 紫外線を発生するための水銀灯を有し、前記ポンプをら
導ひかれる空気によりオゾンを発生してその空気中のN
OをNO2に変え、反応式NO+03→NO2±0□を
達成するオゾン発生器と、前記NO2を吸着するための
薬剤が充填された吸着筒と、 前記空気の径路の途中に介挿され、校正されるべき窒素
酸化物濃度測定機を最適なゼロ点に設定し得るように前
記空気の除湿を行なうための手段とを備え、 前記反応式における反応速度式に基づき、NOが全てN
O2に変換されるように前記オゾン発生器中のオゾン発
生量を考慮して空気の蒲留持間が長くなるように前記水
銀灯の紫外線発生領域を長く選んだことを特徴とする窒
素酸化物濃度測定機の校正用七七ガス発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4875176A JPS5821218B2 (ja) | 1976-04-27 | 1976-04-27 | 窒素酸化物濃度測定機の校正用ゼロガス発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4875176A JPS5821218B2 (ja) | 1976-04-27 | 1976-04-27 | 窒素酸化物濃度測定機の校正用ゼロガス発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52130691A JPS52130691A (en) | 1977-11-02 |
JPS5821218B2 true JPS5821218B2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=12811978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4875176A Expired JPS5821218B2 (ja) | 1976-04-27 | 1976-04-27 | 窒素酸化物濃度測定機の校正用ゼロガス発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821218B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0144019Y2 (ja) * | 1983-05-13 | 1989-12-20 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2520874B2 (ja) * | 1986-01-25 | 1996-07-31 | 松下電工株式会社 | ガスセンサの製法 |
-
1976
- 1976-04-27 JP JP4875176A patent/JPS5821218B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0144019Y2 (ja) * | 1983-05-13 | 1989-12-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52130691A (en) | 1977-11-02 |
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