JPS5821210Y2 - 高周波集積回路装置 - Google Patents

高周波集積回路装置

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JPS5821210Y2
JPS5821210Y2 JP1976134376U JP13437676U JPS5821210Y2 JP S5821210 Y2 JPS5821210 Y2 JP S5821210Y2 JP 1976134376 U JP1976134376 U JP 1976134376U JP 13437676 U JP13437676 U JP 13437676U JP S5821210 Y2 JPS5821210 Y2 JP S5821210Y2
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JP
Japan
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input terminal
circuit
high frequency
parasitic capacitance
integrated circuit
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JP1976134376U
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JPS5351150U (ja
Inventor
北村勉
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は互いに逆位相の信号が加わる第1、第2の入力
端子を有し出力端子より増幅された信号を出力する集積
回路化された高周波回路装置に関するものである。
一般に集積回路(以下ICと称する)は第1図に示すよ
うな構造をしている。
第1図において、2はIC化されたチップ、3は入力信
号をチップ2に導いたりチップ2からの出力信号を外部
端子に取出すためのリードフレームである。
これらのリードフレーム3は銅、コバル等の金属にて形
成されているため、ICでは各リードフレーム3間に互
いに静電容量をもち、迷結合が生じるのは避けられない
形状の大きなICでは、これらの迷結合容量は2PF<
らいになることがある。
このような構造をとるところのICにおいて、−例とし
て音声中間周波増幅回路(以下SIF回路と称する。
)をIC化した場合を考える。今、リードフレーム3の
A、Cは互いに異なる極性であるところの入力端子への
リードフレーム、Bは出力端子へのリードフレームとし
て、SIF回路をIC1の周辺部品も含めてのブロック
図で示すと第2図のようになる。
第2図において、1はIC化されたSIF回路、5〜1
0はその周辺部品、2はICのチップ、3はリードフレ
ーム群、4はリードフレーム群3のうちのリードフレー
ムAとリードフレームBとで形成される寄生容量を示す
また11.12は入力端子、13は振幅制限・増幅回路
、14は出力端子である。
このような構成にあって、SIF信号はコンデンサ7と
コイル6との共振回路で選択分離され、IC1の入力端
子11.12に供給される。
この時、入力端子11.12には互いに逆位相の信号が
加わることになるが、入力端子12はコンデンサ6によ
りバイアスされているため、入力端子11に現われた信
号は上記振幅制限・増幅回路13で増幅され、出力端子
14に出力される。
一方、前記振幅制限・増幅回路13は入力端子11゜1
2に加わる信号が同相のときには増幅しない性質をもつ
この時、出力端子14に出力される信号は、リードフレ
ーム3間B間に生じている寄生容量4のため帰還がかか
つており、このために第3図のaに示すように、すその
広いダラダラとした選択度曲線をもつ出力特性となる。
ここに第3図の特性曲線すは、リードフレームA、Bに
よる寄生容量4がない場合であり、これは第2図の共振
回路6,7による選択度曲線に一致する。
以上述べたように従来のIC化された回路では、ICを
構成する上で必然的に発生するところの寄生容量4によ
り帰還がかかり、その特性が悪化するという欠点があっ
た。
本考案は、前述したようなIC1の構造上、不可避な寄
生容量4による特性の悪化を振幅制限・増幅回路13の
もつ性質を利用して防止し、共振回路6,7本来の特性
を与えることを目的とする。
第4図に本考案の一実施例を示す。
第4図において第2図と同一の番号は同一素子を示し、
リードフレームA、Bによる不可避な寄生容量4が生じ
ているのも同様である。
そこで本実施例は入力端子11と12には互いに逆位相
の信号が加わることに鑑み、一方の入力端子12を抵抗
15とコンデンサ5の直列回路によりバイパスし、さら
に出力端子14とこの入力端子12との間にコンデンサ
16を接嘩し、寄生容量4により他方の入力端子11に
帰還される信号と同相の信号を強制的にもう一方の入力
端子12に帰還させる。
すなわち、このときもう一方の入力端子11にはICの
リードフレームによる不可避な寄生容量4により帰還が
生じているため、上記コンデンサ16による端子12へ
の帰還と上記寄生容量4による端子11への帰還とが等
しくなるように抵抗15を加減すれば、互いの帰還は打
消され、前述したような寄生容量4による特性の悪化を
防止することができる。
以上説明したように本考案によれば、高周波増幅回路の
もつ性質を利用して寄生容量が生じている入力端子では
ないもう一方の入力端子にコンデンサにより強制的に同
じ出力信号を帰還させることにより、IC化されたため
に生じていた寄生容量による帰還を中和し、良好なる特
性を得ることができる。
またこのために抵抗、コンデンサとして値を厳密に設定
する必要がなく、広帯域にわたって安定に動作させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は集積回路およびその周辺の構造を示す図、第2
図は集積回路化された音声中間周波増幅回路のブロック
図、第3図は第2図の出力特性を示す図、第4図は本考
案の一実施例における高周波集積回路装置のブロック図
である。 1・・・・・・IC,4・・・・・・寄生容量、5・・
・・・・コンデンサ、11,12・・・・・・入力端子
、13・・・・・・振幅制限・増幅回路、14・・・・
・・出力端子、15・・・・・・抵抗、16・・・・・
・コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに逆位相の信号が加わる第1、第2の入力端子を有
    し出力端子より増幅された信号を出力する集積回路化さ
    れた高周波増幅回路を備え、この高周波増幅回路の第1
    の入力端子をコンデンサと抵抗の直列回路によりバイパ
    スし、かつ前記高周波増幅回路の出力端子をコンデンサ
    を介して前記直列回路を接続した第1の入力端子に接続
    することにより、前記出力端子と前記第2の入力端子と
    の間に生じる寄生容量による帰還信号と同相の信号を前
    記第1の入力端子に帰還せしめて、前記寄生容量による
    帰還信号を中和してなる高周波集積回路装置。
JP1976134376U 1976-10-05 1976-10-05 高周波集積回路装置 Expired JPS5821210Y2 (ja)

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JPS5351150U JPS5351150U (ja) 1978-05-01
JPS5821210Y2 true JPS5821210Y2 (ja) 1983-05-06

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